演奏会後、やっとゆっくりできました。
筋肉痛もかなり楽になりました。
演奏会のしあわせな余韻に浸りつつ、当日を振り返ってみます。
27日の朝、目が覚めたら雨の音。
・・・残念。
テンション低く起き上がり、身支度をして電車へ。
荷物が重いのに加えて長い傘が邪魔です・・・。
途中、メンバーと一緒になり、3人でしゃべりながら楽屋口へ向かいました。
集合時間前に着きましたが、既に半数ほどメンバーが集まっていました。
話題は、昨日の飲み会のこと。
前日練習の後、飲みに行ってるんですよ。余裕だな。
会場入りしてから、各自持ち場へ分散。
私は楽屋係なので、鍵を渡したり張り紙を張ったり。
第一生命ホールの楽屋はとてもきれいで、好きです。
楽屋からステージに向かう階段も、一段一段が低くて、ロングスカートでも上りやすい。
リハ開始までの空き時間に、コンチェルティーノのギターソロ部分を譜面に貼り付け。
こういうのはもっと早くやっておかないといけません。
いや、自然に入れるようにCDを聴き込んで準備したつもりでしたが、本番では何があるかわからないので、保険のために。
時間通りにリハ開始。
ホールでの演奏は練習会場とはだいぶ違います。
心地よい響きに包まれて、リハの時点で既にしあわせでした。
2部のリハは、少々時間が足りなかったか・・・
2時開演というのは結構慌しいものです。
昼食をとって着替え。
この頃にはだいぶそわそわしてきました。
昼食はアリスコレクションのデリバリー弁当。
カレーピラフ、ハンバーグ、コロッケ、から揚げ、卵焼き、スパゲティ、とボリュームたっぷりでした。
満腹になると頭がぼんやりしそうなので、泣く泣く残しました・・・。
衣装を着ると気合が入ります。
チューニングが終わり、あっという間に開演時間。
プレソは本番前の舞台袖も和やかなムードです。
ステージに出たら、友人の顔をいくつか発見しました。
温かい拍手の中、心地よい緊張感に包まれる特別な瞬間。
特に1曲目のタクトが下りる時、ぞくぞくします。
◆第一部◆
指揮 久保光司
交響的前奏曲 (U.ボッタキアリ)
静かに始まる出だし。
全員の音がとろけるところで鳥肌が。
大いに盛り上がり、最後はまた完璧なppp。
美しかった。
夏の庭(P.シルヴェストーリ)
どこもかしこもきれいでした。
今まで弾いた中で、一番好きな「夏の庭」です。
きれいに響くギターソロの確かな音色。
それを受けるマンドリンのソロ。
その後の大好きなドラのメロディー。
エピローグのドラのソロの美しいトレモロ、そしてギターのハーモニクス。
演奏しながらも観客の気分になり、しあわせでした。
間奏曲「蛍の舞曲」 (A.アマデイ)
一番練習期間の短かった曲です。
とてもかわいらしい小品で、お客様の反応もよかったように思います。
田園写景(S.ファルボ.G)
どの楽章も、色彩豊かな演奏ができました。
心地よいハーモニー。
3楽章の最後の爆発、一部の締めくくりにぴったりだったと思います。
休憩は15分。
10分にしようかという案も出ましたが、15分にして正解でした。
気持ちを切り替えて、再度ステージへ。
二部は配置が替わり、私は客席側です。
指揮台の前を通り過ぎるのはよくないかも、と思ってかなり遠回りをして席に着きました。不自然だったかな。
◆第二部◆
指揮 小穴雄一
歌劇「欺かれた陰謀」序曲 (D.N.チマローザ)
プレソとチマローザ、とても合っていると思います。
指揮者氏は本番は何かしっくりこないものがあったとの談でしたが、本番というのは想定外のことが起きるものですから。
それでも崩れることはなく、よくまとまったと思います。
組曲 第2番 (K.ヴェルキ)
ギターパートのアンサンブルが美しいこの曲。
本番でも聞き惚れました。
4楽章のソロ部分、リハで失敗したので、手堅く弾きました。
慎重になり過ぎて、自分の部分はつまらなかったんじゃないかと思う。
コンチェルティーノ (R.ニャタリ)
ギター独奏 尾尻 雅弘
男性ソリストの衣装で会場が沸くのは、尾尻さんくらいかも?
今回も個性的な(でも去年の比べたらシックな)衣装でした。
会場に響くギターの生音。
なんて素晴らしいんでしょう。さすが尾尻さん。
細かい音符もひとつひとつがくっきりと際立っていました。
心配していた各所のオケの入りも、本番は不安なくできました。
みんなの集中力も素晴らしい。
ただ私は1楽章の途中から、喉がイガイガして咳が出そうになったんです。
ソロの部分で咳き込んだらどうしよう、コンチェルトが台無しになってしまう・・・と考え始めたら、2楽章の頃には意識が遠のくくらい苦しくなりました。
この日に限らず、本番ではいつも咳との闘いです。
咳止めシロップを規定量以上摂取して、精神の安定を図っています。
さらに、咳止め飴も口に入れています。これは、薬剤師さんお勧めの「南天のど飴」に限ります。
だからだいじょうぶ、絶対出ない、絶対出ない、と自分に暗示をかけつつ、どうにか2楽章を乗り切りました。
楽章間に敢えて咳をしたら(すごく客席に響き渡ったらしい)、3楽章は収まりました。あぁよかった・・・
ショーロ(ニャタリ)
尾尻さんとのアンコール曲です。
これは出だしの独特のリズムの軽やかさに、練習開始当初は苦労しました。
そんなこともあったなぁ、と遠い記憶に思うほど、ある時期からいい感じに。
本番もいい演奏だったと思います。
シンプル・シンフォニー(B.ブリテン)
咳の心配もなくなり、集中して演奏できました。
これは今までのベストだと思います。
まったくどこもかしこも思い残すところがないです。
2楽章のピチカートの音色、よかったと思います。
4楽章は燃えました。
◆アンコール◆
しゃぼん玉
やさしく美しい音色が会場に浮かんでいました。
あぁ、しあわせでした。
筋肉痛もかなり楽になりました。
演奏会のしあわせな余韻に浸りつつ、当日を振り返ってみます。
27日の朝、目が覚めたら雨の音。
・・・残念。
テンション低く起き上がり、身支度をして電車へ。
荷物が重いのに加えて長い傘が邪魔です・・・。
途中、メンバーと一緒になり、3人でしゃべりながら楽屋口へ向かいました。
集合時間前に着きましたが、既に半数ほどメンバーが集まっていました。
話題は、昨日の飲み会のこと。
前日練習の後、飲みに行ってるんですよ。余裕だな。
会場入りしてから、各自持ち場へ分散。
私は楽屋係なので、鍵を渡したり張り紙を張ったり。
第一生命ホールの楽屋はとてもきれいで、好きです。
楽屋からステージに向かう階段も、一段一段が低くて、ロングスカートでも上りやすい。
リハ開始までの空き時間に、コンチェルティーノのギターソロ部分を譜面に貼り付け。
こういうのはもっと早くやっておかないといけません。
いや、自然に入れるようにCDを聴き込んで準備したつもりでしたが、本番では何があるかわからないので、保険のために。
時間通りにリハ開始。
ホールでの演奏は練習会場とはだいぶ違います。
心地よい響きに包まれて、リハの時点で既にしあわせでした。
2部のリハは、少々時間が足りなかったか・・・
2時開演というのは結構慌しいものです。
昼食をとって着替え。
この頃にはだいぶそわそわしてきました。
昼食はアリスコレクションのデリバリー弁当。
カレーピラフ、ハンバーグ、コロッケ、から揚げ、卵焼き、スパゲティ、とボリュームたっぷりでした。
満腹になると頭がぼんやりしそうなので、泣く泣く残しました・・・。
衣装を着ると気合が入ります。
チューニングが終わり、あっという間に開演時間。
プレソは本番前の舞台袖も和やかなムードです。
ステージに出たら、友人の顔をいくつか発見しました。
温かい拍手の中、心地よい緊張感に包まれる特別な瞬間。
特に1曲目のタクトが下りる時、ぞくぞくします。
◆第一部◆
指揮 久保光司
交響的前奏曲 (U.ボッタキアリ)
静かに始まる出だし。
全員の音がとろけるところで鳥肌が。
大いに盛り上がり、最後はまた完璧なppp。
美しかった。
夏の庭(P.シルヴェストーリ)
どこもかしこもきれいでした。
今まで弾いた中で、一番好きな「夏の庭」です。
きれいに響くギターソロの確かな音色。
それを受けるマンドリンのソロ。
その後の大好きなドラのメロディー。
エピローグのドラのソロの美しいトレモロ、そしてギターのハーモニクス。
演奏しながらも観客の気分になり、しあわせでした。
間奏曲「蛍の舞曲」 (A.アマデイ)
一番練習期間の短かった曲です。
とてもかわいらしい小品で、お客様の反応もよかったように思います。
田園写景(S.ファルボ.G)
どの楽章も、色彩豊かな演奏ができました。
心地よいハーモニー。
3楽章の最後の爆発、一部の締めくくりにぴったりだったと思います。
休憩は15分。
10分にしようかという案も出ましたが、15分にして正解でした。
気持ちを切り替えて、再度ステージへ。
二部は配置が替わり、私は客席側です。
指揮台の前を通り過ぎるのはよくないかも、と思ってかなり遠回りをして席に着きました。不自然だったかな。
◆第二部◆
指揮 小穴雄一
歌劇「欺かれた陰謀」序曲 (D.N.チマローザ)
プレソとチマローザ、とても合っていると思います。
指揮者氏は本番は何かしっくりこないものがあったとの談でしたが、本番というのは想定外のことが起きるものですから。
それでも崩れることはなく、よくまとまったと思います。
組曲 第2番 (K.ヴェルキ)
ギターパートのアンサンブルが美しいこの曲。
本番でも聞き惚れました。
4楽章のソロ部分、リハで失敗したので、手堅く弾きました。
慎重になり過ぎて、自分の部分はつまらなかったんじゃないかと思う。
コンチェルティーノ (R.ニャタリ)
ギター独奏 尾尻 雅弘
男性ソリストの衣装で会場が沸くのは、尾尻さんくらいかも?
今回も個性的な(でも去年の比べたらシックな)衣装でした。
会場に響くギターの生音。
なんて素晴らしいんでしょう。さすが尾尻さん。
細かい音符もひとつひとつがくっきりと際立っていました。
心配していた各所のオケの入りも、本番は不安なくできました。
みんなの集中力も素晴らしい。
ただ私は1楽章の途中から、喉がイガイガして咳が出そうになったんです。
ソロの部分で咳き込んだらどうしよう、コンチェルトが台無しになってしまう・・・と考え始めたら、2楽章の頃には意識が遠のくくらい苦しくなりました。
この日に限らず、本番ではいつも咳との闘いです。
咳止めシロップを規定量以上摂取して、精神の安定を図っています。
さらに、咳止め飴も口に入れています。これは、薬剤師さんお勧めの「南天のど飴」に限ります。
だからだいじょうぶ、絶対出ない、絶対出ない、と自分に暗示をかけつつ、どうにか2楽章を乗り切りました。
楽章間に敢えて咳をしたら(すごく客席に響き渡ったらしい)、3楽章は収まりました。あぁよかった・・・
ショーロ(ニャタリ)
尾尻さんとのアンコール曲です。
これは出だしの独特のリズムの軽やかさに、練習開始当初は苦労しました。
そんなこともあったなぁ、と遠い記憶に思うほど、ある時期からいい感じに。
本番もいい演奏だったと思います。
シンプル・シンフォニー(B.ブリテン)
咳の心配もなくなり、集中して演奏できました。
これは今までのベストだと思います。
まったくどこもかしこも思い残すところがないです。
2楽章のピチカートの音色、よかったと思います。
4楽章は燃えました。
◆アンコール◆
しゃぼん玉
やさしく美しい音色が会場に浮かんでいました。
あぁ、しあわせでした。