1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

雪がちらちら

2007年01月20日 | Weblog
ちょうど仕事に出かけるとき、雪が少し降っていました。
去年のこの土曜日も、大雪が降ったっけ。
アメデオの演奏会であり、センター試験でもありました。

テレビで不二家の元従業員等が、ずさんな衛生管理の証言をしているのを聞いて、姉のバイト話を思い出しました。

バイト先は、不二家ではなく、パン工場。
まぁまぁ名の知れた会社です。

大学生のときに、友人と旅行に行くために、4日間の短期集中アルバイトをしたときのこと。

パン工場の朝は早い。
まだ日も出てないくらいの時間に、送迎バスに乗って工場へ。
まず担当したのは、ベルトコンベアから流れてくるパンにチョコレートをコーティングする、という仕事。

パンを両手に持って、チョコレートソースの入っている容器に入れ、上半分にチョコレートをつけたら、また引っくり返してベルトコンベアに乗せる。

持つ、つける、戻す、持つ、つける、戻す・・・
延々この繰り返し。

慣れないと、もたもたしているうちに、パンがどんどん自分のところにだぶついて、ベルトから落ちてしまう。
慌てていると、ベテラン従業員が「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言いながら、床に落ちたパンを拾ってベルトへ乗せたので、本当に驚いたそうです。
というのも、そこで履いている靴が、外履きのままだから。
チョコレートソースにひたすときも、指(手袋ナシ)がソースに入ってしまっても、お構いなし。

初日は何を見てもびっくりしていたのに、延々と続く流れ作業をしていると、だんだんと感覚がマヒしてくるとか。
くたくたになってまた送迎バスに乗る頃には、あたりは真っ暗、そしてまた翌日の勤務・・・

姉が、ベルトコンベアの効果音や、従業員のおばちゃんの真似をしながら語ると、それはもう大爆笑なんですが、文章だとおもしろさ半減です。残念。

ま、とにかく過酷な労働だったそうです。
そのぶんバイト代は高かったけど、衛生面の問題や、イースト菌のにおいにやられて、しばらくパンは食べられなかったとか。
もちろんそれきり、そこのパンを買うことはありません。
コメント
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