1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ワークショップのこと

2006年07月24日 | Weblog
昨日は刺激が強すぎたのか、夜中の3時頃に目が覚めて寝付けなくなりました。

考えていたのは、主に自分の発言について。
発言に至るまでのことを少し書きます。

ワークショップは2時から、ということでしたが、1時に会場へ行って、練習を見学させてもらいました。
受付では、参加者のパート分け表があり、カヴァレリアの譜面をいただきました。

会場はホールで、舞台の上に見学者が並び、ポルタビアンカメンバーは、フロア(通常の客席にあたる部分)で演奏。
舞台の上はもう満席のようだったので、フロアの壁寄りに座りました。

曲目は鈴木静一の「シルクロード」。
初めて聴く曲でしたが、「失われた都」にどこか似ているような部分がありました。
とにかく音とアクションが大きいのと、弦を切る人が多いことに驚きました・・・。

1時間の合奏が終わって、ワークショップの準備。
ポルタメンバーの隣にワークショップ参加者が座るように、とのことでしたが、どの人がメンバーでどの人が参加者で、一般参加者とは別扱いの学生(中央大生・附属高生)なのかがわからないので、少々混乱。

しばらくしてどうにか席を確保したら、おかテリさん司会でワークショップ開始です。
参加者の自己紹介・・・。やっぱりこういう時間があるんですね。そうじゃなきゃどんな人が来たのかわからないですもんね。
たくさん人はいたけれど、学生さんは自己紹介しなかったので、学校の絡まない(ヘンな言い方?)参加者はさほど多くないのかも。数えてないのでわかりません。

シルクロードと同じ指揮者の指揮で、カヴァレリア・ルスティカーナを演奏しました。
その後、ワークショップ参加者の指揮が2人、確か次がポルタの先生の指揮、そして、中大OBの方の指揮が2人。

演奏が終わって、質疑応答。
質問は出ませんでした。かなり手を上げにくい雰囲気でしたし。
じゃ感想を、ということで挙手を促されるけれど、率先して語る人はいませんでした。
この前参加したEPOさんのワークショップでは、「自分が、自分が」と手をあげる人がたくさんいたんだけど、集まってる人のタイプが違うんでしょうねー。

で、「司会者から指名」という流れに。
学生時代を思い出します。
「おかテリ先生、どうか私を当てないで。帰ったらブログに書きますから、今日のところはご勘弁・・・」
という気持ちが逆に通じたのか、ばっちり指名される。とほほ。

で、夜中に悶々と反芻したわけです。

ああいう場ですから、何でもかんでも、思ったことをそのまま言うわけにはいきません。
もちろん嘘を言う必要はないんです。
ただ、自分が感じたことをまとめて、大勢の前に立って発言するというのは難しいことです。
そんなわけで、自分の気持ちがどれほど言えたんだかわかりません。
他の人はどうなのかな。

ワークショップという企画はとてもいいと思います。
Aという団体の常識は、Bでは非常識かもしれない。
じゃ、Aが優れていてBは劣っているのかというと、それはまた違う問題で。
AもBもCもある、あるってことを知るだけでもいいと思うんです。
演奏会本番を見る機会はあっても、普段どんな練習をしているのかを体験するチャンスはそうそう無いですから。

最後に、先生が「他団体との交流もしてみたい」とおっしゃっていました。
となると、たとえばどんな企画でしょう。
A、B両団体が同じ練習会場に集まり、双方交代で練習&見学し(同じ曲のほうがおもしろそう)、次に指揮者を入れ替え、最後に合同演奏。
こういうのかしらん。

この場合、両極端な組み合わせがおもしろそうですね。

たとえば、「隣の席の人と同じ表現をしない、自己アピール派」のポルタと、「トレモロの回数を決めて予定調和的」な団体。
「客席にわかりやすいアクション、大きな音、熱い演奏」のポルタと、「弱音の美しさにとことんこだわる」団体。

両者、朝まで生演奏、生討論とか。
楽しそうだなぁ。見学したいです。

団体名は特定してないです。たとえ話です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする