放送大学で宇宙のかたちを見た。宇宙は太陽のような恒星が多数あり、四方八方に飛び交いながら重力で集合していく。多くの星が集まり銀河を形成している。ダークマターという光を通さない物質が多い。暗黒星雲ができる。ブラックホールという光を吸い込む重力の強い星があり、すべてを吸い込んでしまう。銀河全体でも中心部に集中して渦を巻くように星が吸収されていく。銀河やブラックホールでは圧力の少ない垂直方向にジェット状に物質が放出される。銀河の多いところと少ない空間があり、全体としては多くの泡のように分布しているという。物理の法則にしたがって壮大な宇宙の動きがあるようだ。人類はどこまでいけるだろうか。宇宙人はいるようだがどこで会うことになるだろうか。宇宙戦争か平和な文化経済の交流か。
放送大学でアメリカの国民という意識がいつ生まれたか話していた。1776年にイギリスの植民地だったアメリカ東部の諸州が独立を宣言してアメリカが生まれた。北部は工業化して自由市民が多かったが、南部は綿花生産のために黒人奴隷を必要としていた。税金問題で南北が対立して南北戦争が起きた。1861年から1865年までの南北戦争で62万人が死亡した。北部が勝ちアメリカが統合された。アメリカ国旗に忠誠を誓い、アメリカ国民意識ができたという。日本の国旗は帝国主義のシンボルとなっていたので反発もあるようだ。
放送大学で東南アジア世界の形成の話を聴いた。地中海からインド洋、中国にいたる東南アジアを通るルートがあった。ラーマ王子の物語、ラーマーヤーナがインドから東南アジアの共通の物語になっている。東南アジアの人々は風通しのよい高床式住宅に住んでいる。カンボジアの仏教寺院アンコールワットの回廊にもラーマーヤナ物語が刻まれている。ラーマ王子がサルや動物の家来を連れて魔王と戦い、魔王を倒すという物語だ。東南アジアや日本の桃太郎の話の原型だという。東南アジアには共通の文化伝承があったようだ。