MA社会研究所情報

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企業買収M&Aが流行っている。ソニーやブリジストンも。

2009-06-24 02:03:24 | Weblog
放送大学でグローバル企業経営について話していた。
資本主義の企業の拡大方法として、一から起業して企業を成長させるのではなく、手っ取り早くすでに業績をあげている企業を買収するM&Aという経営手法が流行っている。
ソニーはコロンビア映画を38億ドルで買収し映画ソフトの権利を得た。
経営は現地のアメリカ人にまかせて成功した。
ブリジストンタイヤはファイアストーンタイヤを3276億円も出して買収した。競争相手にフランスのピレリーが出てきて値段がつりあがった。失敗だったという。
なお、当研究所はMA社会研究所と名乗っているが企業買収とは関係がない。
社会現象として興味を持っている。

資本主義はなぜ暴走するか。株主主義と利益重視の貪欲さが原因。

2009-06-24 01:43:36 | Weblog
「資本主義はなぜ暴走するか」という本をぱらぱらと読んだ。
アダムスミスは個人の自由な利己心が経済を成長させ市場で見えざる手が調整すると言ったが、現代の資本主義は貪欲で世界規模で利潤を求めてむさぼり、食い尽くして世界中を荒野にしてしまうイナゴの大群のようだ。
1980年代はLBOレバレッジバイアウトという株の買占めで会社を買収してのっとって利益を拡大しようとした。90年代はストックオプションで自社株を社員に与えて利益を拡大しようとした。社長以下重役の報酬は数億円で利益の大半を上位五人がとってしまった。
パパブッシュ大統領が対日貿易の赤字を解消しに来た時の代表団は皆200万ドルの報酬を受ける重役陣だった。日本の社長年収は2千万円で平社員は800万円ぐらいで給料差は少ないがアメリカは何億円ものとてつもない役員報酬にして喜んでいた、仲良し取締役会になっていたという。良識のない貪欲な重役陣がとんでもない経営判断をして世界経済を崩壊させてしまった。