MA社会研究所情報

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終の棲家がない。1500万円ぐらいの手ごろな値段の2DKの老人ホームが必要。

2009-06-17 13:54:46 | Weblog
テレビで人生の最後に住む場所がなくなった老人の話をしていた。
現在60~70才代の郊外の一戸建てに住む人が老化してきて、階段から落ちたり段差で転んだりする自宅に住みにくくなっている。都会の病院も遠くて通うのが大変で、老人ホームに引っ越そうとしているが手ごろなものがないという。
老人ホームは豪華なものは1億円もしてホテルのようでロビーがあり大浴場がありビリヤード室もある。安いものは1000万円で6帖一間とトイレで夫婦二人が住まねばならない。2DKぐらいのものが1500万円でできないだろうか。
神戸では1DK、2DKでバリアフリーで車椅子で生活できる高齢者向け住宅を作った。大浴場などはなくして経費節減した。中間層むけの老人ホームが必要になる。

福祉国家と福祉社会。市場では福祉を実現できない。病気で働けなくても生存権がある。

2009-06-17 13:38:01 | Weblog
放送大学で「福祉国家と福祉社会の行方」を聞いた。
市場経済では福祉を確保できない。資本主義の資本家と労働者の対立を温存する。政府は既得権益のある団体と癒着する。健康情報を増やして、健康を維持し、医療費を節約する。社会福祉は市場では達成できない。採算を超えた論理がいる。市場でない方法で費用を分担する。公平公正な福祉システムを求める。
市民的自由と政治的自由を持ち決定に参加する。ロールズは政治的自由の行使の保障が大事だという。働ける人は働いて、余裕があれば皆に提供する。けがや病気で働けなくなっても生活が保障される仕組みがいる。生存権がある。経済学のセンは潜在能力理論を示す。歩ける、話せる能力を基礎とする。市場で充足できないものがある。親戚や友人が支える。