今年も解禁されました!ボジョレー・ヌーヴォー!当日早くもコルクを開けて飲みましたとか。試飲会が開催されましたとか。僕の耳にも話が入ってきます。なんだかんだで僕も解禁日にボジョレー・ヌーヴォーを購入しましたが、飲む機会がありませんでした。でもやっと今日になっていただくことができました。今年一本目は「シャピトル・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2013」です。価格は1680円。お値打ちです。業務用のボジョレーということで流通が少ないものです。エチケットにフランスの国鳥であるニワトリが描かれています。(フランスの国鳥ってニワトリなんだ。)カラフルなデザインなのでエチケット買いをしてしまいました。こういうのもアリだと思いませんか?毎年の恒例行事になりつつあります。一口飲んで普段の赤ワインと比べると段違いに口当たりは爽やかでした。若いワインの味わいというのはこういうものです。ワインはヘヴィで余韻が長いものを上等だとする趣があります。それはそうでしょう。価格が高い物は乗じてその傾向があります。鮨でたとえるなら、しめ鯖か漬け鮪です。時間をかけて独特の旨味を引き出すように、長年熟成されたワインの味わいは何事にも代えられません。その指向性の真逆をいくのがヌーヴォーですね。鮨なら初鰹といったところでしょうか。なるべくならフレッシュなものを季節を先取りしていただきたい。そんなワインです。やっぱりボジョレー・ヌーヴォーは香りが良くなくてはいけませんねえ。フルーティで華やかなアロマが生命線ではないでしょうか。「シャピトル・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2013」のアロマは、甘酸っぱさを思わせる木の実のイメージがあります。酸味は若いだけあって個性的でしばらく余韻に残るので存在感があります。舌に載せると軽いので次の一口が早くなりますね。おでん、鶏の唐揚げ、とろろの天ぷら海苔巻き、カボチャの素揚げ、などと食べ合わせてみましたが、普通の食事と一緒に飲んだとしても十分いけます。ワインってちょっと敷居が高くて馴染めないお酒だと思っている人も多いと思うのですが、このボジョレー・ヌーヴォーなら肩肘張らずに飲めるのではないのでしょうか。はっきり言って深みも複雑さもそれほどないので余計なこと考えなくてもいいし、単純においしいお酒で済ませるワインです。毎年味も違いますが、去年のことなんて誰だって忘れていますよ。気楽に気楽に。
秋深し。風が冷たくなってきました。木枯らしをコートでさえぎって歩くのも当たり前のことになってきました。今日はそれでも割と暖かい日ですけどね。天気も良くて清々しい気がするくらいです。移動の途中に熱海に立ち寄りました。JR東海道線と新幹線の駅があり、駅前が温泉街という立地はそうそうあるものではありません。最近、訪れる度に感じるのは熱海は日に日に活気が出ているのではないかということです。温泉だけでなく住居目的のマンションも増えて、観光客向けの商業施設だけでなく生活支援を対象とした商業施設も充実してきたようです。時間の都合で昼過ぎに到着したので早速日帰りの温泉に入ってきました。平日のこの時間帯は空いていることが多いので狙い目なんです。そう思って目当ての温泉宿に向かうと僕の先を行って入館するお客を発見してしまったので、急遽別の温泉に入ることにしました。できれば行ったことのない場所がいいなあ。とか。海が見えたらいいなあ。とか。そう思って選んだのは旅館立花です。海が近かったことと、露天風呂があるのでちょっと期待していました。入泉料は1000円。熱海では安い方です。玄関に入ると親切に案内を受けて、バスタイルとハンドタオルの貸し出しを手にします。サービス良いです。今の時間は誰もいませんから露天も内湯も入ってくださいということでしたので、最初に露天に入ってみました。ビルの屋上に造られたお風呂は誰もいなくて貸切でした。予想通り。熱海港の近くではありますが、建物の邪魔などで開いた景観ではありませんでした。だけど、所々に海が見えました。今日は本当にいい天気で海が眺められただけでも嬉しかったですね。弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム塩化物温泉で無色透明。風にさらされているためにやや温めでした。誰もいないとくつろげます。つい長湯をしてしまいます。目隠しの植樹が黄に色付いていて秋の匂いを嗅ぎながら、葉が風に吹かれているのをぼんやり見ていました。場所を変えて内湯も入ってみました。熱海の湯は熱いのでわざわざ低温にした浴槽が用意されていたりして、もてなし上手な旅館ではないでしょうか。もちろん熱くて塩辛い熱海の湯そのものを使用した浴槽もあります。熱海の湯は温泉らしい湯ですね。行き当たりばったりで訪れたわけですが来て良かったです。風呂上がりに熱海港の海を見に行ってみました。ヨットやクルーザーが増えた気がします。ちょうど黄昏時。いい感じ。ヨットハーバー熱海ってイメージ持っている人少ないでしょ。

旅館 立花 公式サイト

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思い付きでつぶやく我妻。「航空ショーが見たい。」何でまた?と僕は思うのだけど、行きたいと口にするのだから行くことにしました。僕は自衛隊の行事には参加したことがありません。調べてみると各務原基地への入場は無料ですが、正規に駐車場を設けないために電車の利用を促しています。来場者数は10万人以上。相当な混雑が予想されます。朝から名鉄電車を利用しましたが、岐阜駅乗り換えでラッシュ状態。おまけに最寄り駅名鉄三柿野駅の降車が難しいとアナウンスされ、手前の六軒駅で降ろされました。各務ケ原基地の滑走路で行われる岐阜基地航空祭にブルーインパルスの展示飛行が同時に行われるため、カメラを持った見物客がブルーインパルスをお目当てに集まります。悪いことは言いません。かなりの人出があります。トイレの行列を見ると飲食はしないでショーに没頭するのが良いと思いますし、帰りの切符は購入しておいた方が得策です。本日は絶好のブルーインパルス日和になりました。秋の青空は高かったです。会場に着く前から響くFー2やFー4など攻撃型戦闘機の低空フライトの爆音は聞いたことがない人にはわからない凄まじさがあります。航行スピードの速さは圧倒的で、四発プロペラ機のCー130輸送機の優雅な飛行とは全く違います。空中給油の編隊飛行もよかったのですが、圧巻はブルーインパルスに尽きますね。本物を見るか否か。見てください。今回の飛行で使用した六機のインパルス機はKHI製のTー4が元機体です。F機とは違って訓練用のトレーニング機として設計されたので、小型で小回りを得意とするのではないかと勝手に思っています。戦後の日本は戦闘機を製作することはできなくなりました。アニメ「風立ちぬ」では零戦がテーマの一つだったこともあり、日本製の小型機でアクロバット飛行する技術に魅了されるのは僕だけでないことは調べるもまでもないことです。一眼レフカメラに望遠レンズを装着し、それでも腕のあるカメラマンでないと写し難い被写体であります。コンパクトデジカメでは、そこそこの写真が精一杯でした。居芸飛行や編隊飛行に歓喜を寄せながらも逆光の太陽の中、二機のスモークが描くハートマークを一生懸命撮影しました。素晴らしい。わずか数秒のできごと。防衛にコストがかかることは理解できます。平和にはお金がいるということです。ブルーインパルスのハートマークが毎年観られることは良いことではありませんか。

上の娘の誕生日会でイタリア料理を食べに出かけることが恒例となりました。家族全員揃う機会も互いにスケジュール調整をしなければならないようになってしまって、当日でなくても誕生日前後の休日のどこかでいいことになってます。お店も決まっていて、近所のトラットリアネロに行きます。メニューは豊富ですが、毎年訪れているのでどんなものがあるのか全員分かっています。黒板に書いてある本日のお勧めパスタとか気になって一通り眺めてチェックをして、定番メニューとの組み合わせに家族会議をすることが楽しみになりました。コースメニューを注文するとアンティパストが黒板のメニューから選べるので四人で合計六品をシェアできます。上の娘が大好物なのは、蟹のグラタンとサツマ芋のニョッキ。ニョッキはホワイトソースがお気に入りです。二品とも手間がかかる料理ですが、自分で作ってみたい気がする料理でもあります。これくらい美味しく作れたらいいですねえ。他にSPF豚ロースのやわらかグリル、アオリイカのオーブン焼き、カプレーゼ、鴨のグリルと人参サラダ。というチョイスになりました。飲み物はソフトドリンクの他にグラスワインがいただけるので、上の娘には赤ワインを勧めました。昨年同様ワインは苦手みたいでグラスが進みません。お子ちゃまでした。パスタは3品。ピッツァは1品注文しました。僕が今日食べたくなったのはジェノバ風のボンゴレ。ボンゴレは僕も得意とするメニューですし、ジェノバ風のパスタもよく作ります。この二つを組み合わせたパスタを作ったことないなと思ったので食べてみたくなりました。どれどれ。ジェノバ風ソースとは、バジルとオリーブオイルとパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを絡めたもの。ニンニクの風味も強いので入っていますね。ボンゴレに使うアサリの味がしっかりあるので、ジェノバ風のソースはやや控えめで少し絡ませたくらいのバランスです。ボンゴレの方は赤唐辛子を効かせて大人の味に仕上げていました。なるほどねえ。お互い個性の強いソースですが、ボンゴレは応用しやすいソースなんですね。組み合わせとしてはロッソ(赤)でトマトを合わせたことはあります。そう考えるとこっちの緑(ヴェルデ)もありですね。お店の名前「nero」はイタリア語で黒になりますが、由来は何でしょう?イカスミか。アサリとイカスミ・・・ボンゴレネロ・・・。いけるかも。
トラットリア ネロ 公式サイト
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新しいラーメン屋さんができると大抵はつけ麺の専門店だったりするので、日本全国つけ麺が大人気なんでしょう。以前からラーメン屋を生業としているお店ですら、つけ麺を新メニューで増やしているありさまです。文句があるわけではありませんが、つけ麺で良かったとなあと思えるメニューは限られていて、何もそこまでやらなくてもいいんじゃないのと思えるものもありますよね?ですから、時にはつけ麺もいいなと思って注文することはありますが、狙ってつけ麺屋へ行きたくなるのは「大勝軒」くらいです。そこへ、強烈な個性を持ったつけ麺専門店が小牧に登場しました。岐阜のすずまん2号店という噂だそうです。僕は、この味が忘れられなくて通うようになり今回で四回目の訪問になりました。場所は国道旧155号線沿いにあり、カウンターだけの小さなお店です。殺風景な店内は必要最低限のものだけ置いてあるというような印象でラーメン屋として綺麗です。評判は良いようで、昼時は店外に人が待つほど流行っています。何が個性的かというとスウプの味が二種類だけで「エビ辛」と「とり塩」です。もちろん両方食べました。そして両方好きになりました。醤油も味噌もトンコツもありません。もし、食する機会があるなら最初は「エビ辛」をお勧めします。どういう作り方をしているのかさっぱり分かりませんが、エビの旨味がギュッっと詰まっていてとても濃厚です。とろみもあってスウプというよりソースです。洋食のソースだと思っていただいても結構だと思います。そこに唐辛子の辛味。絶妙です。濃厚でクリーミーなのにお約束の喉に絡まないさっぱり感があって中毒性があります。太い麺はあつ盛りとひや盛りが選べることができます。寒かったので「エビ辛つけ麺」(850円)をあつ盛りにしました。メンマとチャーシューと海苔はいたってシンプルで控えめなものです。でも高水準で美味しい具です。舌が辛さに馴染んでくるとエビ味の輪郭がはっきりしてきます。このお店のメニューで嬉しいのは、ランチタイムではご飯が無料で付いてくることです。つけ麺のラーメンライスではありません。残ったスウプにご飯を混ぜると即席リゾットと呼ぶべき「おじや」が完成するのです。僕の意見では麺よりもこちらのご飯の方が合うのではないかと思っています。これに惚れたぁ。残ったスウプにご飯をかけるのは、はしたないですか?反対に茶碗のご飯に残ったスウプをかけると、わびしいですか?そう感じるなら、まず茶碗からご飯をスウプの中に移してかき混ぜて調理し、レンゲで茶碗に少しずつ茶碗に戻していただけばお上品です。


住所 愛知県小牧市三ツ渕1696-1
電話 0568-41-2018
場所


住所 愛知県小牧市三ツ渕1696-1
電話 0568-41-2018
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二十年に一度の式年遷宮が行われた伊勢神宮に参拝してきました。遷宮の儀式は数年に渡って続くため、今も全部終了しているわけではありません。先月、遷御が執り行われたために僕としては年内中に是非お参りしておきたいと思っていました。つい最近出雲大社へ行ったばかりなので、今年はダブルで式年遷宮直後の参拝です。JR名古屋駅とJR伊勢市駅の間には二ヶ月間の臨時急行列車が運行されています。全車指定席の上、シートは新幹線の払い下げなのでゆったり座れます。四枚綴りの割引回数券と合わせると二人なら料金も近鉄と競争力があると思ってJRで行くことにしました。電車は空いていたので知らない人も多いのかな。伊勢神宮の参拝は、初めてではありません。休日はきっと混むだろうと思って平日を選んでやって来ましたが、団体客が押し寄せやっぱり大勢人はいました。伊勢市駅から歩いて外宮の参拝から始めます。参道は観光客用の土産屋や休憩所がリニューアルされ、こちらも新築の店舗が増えていました。外宮の正宮は真新しく改築され、気持ちも新しくなったような気がしました。別宮の多賀宮、風宮、土宮なども参拝しバスで内宮に移動します。内宮では手水舎だけでなく、五十鈴川にも足を運んで手を清めました。本来は全身を清めるのが正式な作法なのだか。と口にすると、同行の妻が言うには、二見浦の海に入り禊(みそぎ)をするのが正式だとか。海や川に入れと言うなら、オープン・ウォーター・スイミングをすればいいのでは?と一人納得しながら、内宮も参拝しました。初詣の時は行列ができて階段を上がるのに相当時間がかかりましたが、そこまで人が詰めかけているわけではなく、無事に参拝することができました。こちらでは荒祭宮も拝んできました。これで何とか年内に六十年に一度の遷宮を済ませた出雲大社と二十年に一度の遷宮を済ませた伊勢神宮へ訪れることができました。身を清潔にして暮らすことは、病気にかかりにくくする古代人の知恵だと僕は思っていますが、このように建造物さえも新陳代謝させることが祓いになるという思想にも共感することができます。疫や厄を祓い落としてくるのが神社参拝の目的ではないかと思えるようになってきました。神様に手を合わせた後は、おかげ横丁でお腹を満たしました。伊勢牛で名高い「豚捨」(ぶたすて)で牛丼をいただきます。濃い味のタレとオニオンの旨味が強烈でした。お土産に牛コロッケも買いました。大好きなコロッケなんですよ。

晩飯を作ることになりました。自分の分だけでなくて二人の娘の分まで。妻は旅行に出かけてしまったし、上の娘は彼氏と温泉、下の娘は模擬試験で誰も家にいないのでゆっくりメニューを時間がありました。最近は三人分の料理も作らなっていました。久しぶりです。でも昨日、フレンチを作ったばかりなんだけどね。そのフレンチを自宅で作るのも面白いと思い始めています。ちょうど昨日余ったハーブのタイムがいっぱい手に入ったのでタイムを利用したメニューも考えてみました。タイムなら魚かなあ。昨日は肉だったし。食材も無いので買い出しまでしてチョイスしたのは「白身魚とエビの白ワイン蒸し バジリコソース」と「ベーコンと白インゲン豆のスウプ」。白身魚は北海道産のタラにしました。エビは冷蔵庫にあった冷凍のブラックタイガーです。エビは殻を剥いて背綿を取り去り、塩・コショーで下味を付けてから蒸し器を使い水と白ワインで蒸します。バジリコソースは、オニオンのみじん切りとバジルの葉をみじん切りにして水分を抜いたものをエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルで和えて、塩・コショーで味を調えたものです。付け合わせはジャガ芋の粉吹き。魚には相性が良いですからね。この組み合わせの料理は僕も手慣れてきました。もう一品のスウプは、まずブーケガルニを用意します。自宅で栽培しているローズマリー。セロリの葉。バジルの茎。タイム。ドライのレモングラスをタコ糸で縛ります。セロリは皮を剥いてみじん切りにして、オニオンのみじん切りと一緒に鍋でバターソテーしておき、白ワインでフランベしてから水を足してブーケガルニと一緒に煮込みます。煮込みながら軽くソテーしたベーコン、ニンジン、ブロッコリー、赤ピーマンを入れて火を通します。ちょっと味が薄いかなと思ったのでコンソメを少し足してやりました。このスウプは香味野菜とベーコンの旨味が滲み出してインパクトのあるコクが出ます。缶の白インゲン豆を足して最後に塩・コショーで味を調えたら完成です。一人で買い出しから仕込みから全部やると疲れました。自分で言うのも何ですが、最近フレンチも自信が出てきました。しかし、娘達も味に文句は無い様子なのですが特に喜ぶ様子もありません。これは一体どういうことだ?二人とももう大人になってしまってビックリしなくなったようです。もう作ってやらないぞぉ。(勝手に作ったのは自分でしょ。シチューがいいって言ったじゃん。)

今月のフランス料理教室は当り。何たって食材が仔羊背肉ですから。シェフ古田祐二氏の意気込みを感じるメニューは、「仔羊背肉のバター焼き リヨン風」と「赤インゲン豆のスウプ」の二品です。予算的に高い食材が使えないのですが、今回は少し参加人数が少なかったのでその分良い肉が手に入ったのでしょうか。ブロックの仔羊の肉は、あらかじめ骨を抜いてくれていたので調理は助かりました。手に入れにくい食材である仔羊肉のブロックを三つも用意してくれた古田シェフに感謝です。さて、その仔羊背肉ですが、ブロックのまま塩・コショーをして下味を付けてからフライパンで表面に色が付くまでオイルバターでソテーします。その後、オニオンとニンジンを乱切りにしてオイルソテーしたものをバットに敷いて、その上にソテーした仔羊背肉を載せ、タイムとローズマリーと一緒に200°Cのオーブンで二度焼きします。皿に盛り付ける直前にカットします。ソースは、デミグラスソースを作りその中に仔羊背肉を焼き上げた煮汁と赤ワインとシェリー酒を混ぜて煮込んだものです。ガロニはリヨン風にオニオンをくし形にカットしてオイルバターソテーしてその後チーズを載せてオーブンで焼き上げたものを用意しました。他にニンジンのグラッセ。カボチャとカブは一度塩茹でしてからバターソテーしたもの。さやインゲンは塩茹でしたものを添えました。見た目も豪華なレストランメニューの完成です。仔羊背肉の独特な香りがたまりません。肉も柔らかくて大好きな味です。「赤インゲン豆のスウプ」の赤インゲン豆は一晩塩水に浸けて寝かしたものを使用します。大鍋にビーフブイヨン水を沸騰させて、そこに赤インゲン豆を入れて柔らかくなるまで煮込みます。煮込んだら、オニオンを粗めのみじん切りしてバターソテーしたものとミルクを加えミキサーにかけて粉砕します。鍋に戻して生クリームを足したら沸騰寸前まで加熱してしばらく煮込み、今度は裏ごしします。もう一度鍋に移し塩・コショーで味を調えバターモンテで仕上げます。濃度が不足していたらブルマニエを加えます。赤インゲン豆だけのシンプルな味ですが、コクのあるしっかりしたポタージュスウプになりました。ちょっと気が早いけど、赤と緑の紙ナプキンを敷いてクリスマス風に飾ってみました。仔羊背肉は赤ワインと一緒にいだたくと更に味が広がるので、食べ応え十分な料理で満足です。赤インゲン豆のスウプはパンに合うので、ついお代わりまでしてしまいました。王道フレンチ万歳。

コンディションが悪いとゴルフってやりにくいですよね。それがプロであれアマチュアであれ。雨のゴルフなんて行かなきゃいいのですが、晴れだと思って予約は入れるものです。どういうわけか今週は今日だけ雨。秋は雨が降る度に寒くなると言いますが、冬を知らせるような暗い空模様でした。パインズゴルフクラブは、グリーンやフェアウエイの手入れが良いだけでなく、スタッフのサービスも良いので好きなゴルフ場だけに天候が良ければ気分良くラウンドできたでしょう。朝から雨は強く降っていました。秋深し。そろそろ紅葉の季節です。山間部はすでに色付いているようで、コース内の落葉樹の中には黄色や赤に染まっているものもあり目の保養になりました。だから紅葉に視線が奪われてボールを良く見ていなかったためにスコアが悪かったのではありません。スコアの善し悪しはもっと別の理由があるものです。今年は、クラブを振る機会が減りました。ゴルフをおろそかにしたいわけではありませんが、諸事情というものがあるのです。でも久しぶりにラウンドするとうまくいきませんねえ。それに雨に降られていると身体が冷たくなって嫌になるし、ボールとクラブフェイスが滑っているようで飛んでくれないし、ランも出ないし、ダフると上がらないし、それにそれに一番苦労するのはバンカーです。湿った砂は深く入らないのでボールが出づらくなります。深いバンカーは抜け出すか抜け出さないかの境が大きく変わってくるのです。(今日はたくさん練習しました。とほほ。)自然は厳しい。負け惜しみではなく、今日は楽にプレイしました。スコアメイクは考えずにとにかく自分なりに打ってみようと思って。どうせ何やってもミラクルが続くことはないのだから。結果は良くありませんが、どうやったら失敗なく打てるようになるか課題が見えてきました。一つだけではありませんが、一つ一つマスターすれば良いのだと考えることにしました。そうやっていけば何度もゴルフ場に足を運ぶ価値も生まれます。午後になると雨も止んで日差しが出てきました。そのうち何とかなるだろう。って古いフレーズだけど、何だか明るくなる言葉だと思いませんか?雨もいつか止むもの。
三島温泉ってどこにあるの?と思ったら三島カントリークラブの駐車場の一画にありました。なぜここにあるのかよくわかりませんが、クラブハウスとは別邸ですし、ゴルファーらしい人の利用者もいません。駐車場の混み具合から、ゴルフ場には人が押し掛けているようなのでプレイをした後の風呂は多分別にあるのでしょう。三島市郊外にある高台の上に建つ鉄筋コンクリート打ちっ放しの外観は、どこか贅沢な造りに見えます。中に入ると案外空いていました。今日は、急に寒くなり風が冷たかったです。寒気が入り真冬並の気温になったみたいです。まだ紅葉を楽しんでいないのにねえ。湯郷三島温泉は幾分標高が高いのでひんやりしていました。入泉料は700円。広い内湯と露天があります。食事ができてマッサージがあって休憩所も広かったです。お客が少ないので人気がないのかなあ。100%天然温泉ではありますが、消毒、加熱、循環をしているのでワイルドさはありません。アルカリ性単純温泉ということもあって温泉らしさを感じるのは湯触りくらいですが、それほど個性はありません。清潔感があって肌がすべすべになっていいなと思えば満足できるでしょう。ここの温泉で一番なのは眺めでしょうね。週替わりで「富士の湯」と「駿河の湯」が男女入れ替わります。富士山と駿河湾という山と海の眺めが良いのです。本日は男湯が「駿河の湯」でした。午後の富士山は雲に囲まれて中々拝めるものではありません。案の定姿は見えません。男湯の露天からは駿河湾がよく見えました。駿河湾の海岸線が弧となって左側には伊豆半島、右側には箱根山麓まで雄大な景色が望めます。これは最高の眺めです。ちょうど西日が反射して駿河湾に大きな閃光の塊を映し出し、眩しくて目を覆うほどでした。肌寒くなったところで温泉で身体を温め、夕日の駿河湾を一望する。温泉の醍醐味の一つです。静かでした。一人でぼおぉとすると脳みそが溶けていきそうです。いつものようにマッサージ椅子で筋肉をほぐし、休憩室で冷たい物を飲んで帰りました。駿河湾の眺めは本当に綺麗だったので写真に撮りたかったのですが、あいにく撮影はできませんでした。あきらめながらハンドルを握る帰り道、露天の眺めと変わらない開けた場所を見つけました。ちょうど日暮れです。思わず車を停めて素早く海に沈む前の太陽をつかまえました。間に合った!

湯郷三島温泉 公式サイト

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