久しぶりにブルーノート名古屋に行きました。今回は「インコグニート」です。以前から興味があって一度聴いてみたかったのでちょうどよいタイミングでした。感想は一言で言うと「衝撃」でした。最近古い(40年から50年あたり)を聴いていたので耳が慣れていなかったためなのか驚いてしまいました。アシッド、ファンクジャズ、R&Bなどと形容されていますが、実に多彩でジャンルの要素はかなり複合的でした。横一列に並んだメンバーが歌うスタイルなどトラブルファンクのGO-GOを思わせるのですが、ファンクをベースにしたフージョンにゴスペルやワールドミュージックが入り交じるような印象があります。書いていて何なのかわからなくなりますが。GOOD MUSICには違いありません。最初PAの調整がうまくいかなかったのか低音のビリつきが気になっていたのですが、演奏中にプレイヤーがいろいろとオペレーターに指示を出していてスペシャルゲストのカーリーン・アンダーソンが歌い出すとピリッとしました。そのカーリーン・アンダーソンですが超ド級のヴォーカリストです。全身からそれも指先からも精気が飛び出し、声は天使のように真上から舞い降りるように響き渡るのです。彼女が歌ったのはアンコールを含めた3曲だけでしたが、メンバーの調和は彼女が中心だったような気もします。ジャマイカ出身のベーシストだったり、コーラスにスコットランド出身がいたりと多様なサウンド構成には一人一人の個性を最大限に活かしているのではないかと感じます。演奏の終了はボブ・マーリーの「ONE LOVE」でしめてましたけどちょっと嬉しかったです。リーダーのブルーイとは引き上げる途中に僕は駆け寄り、素手でシェイクハンドして参りました。やったぁ。
ジャン・ポール・"ブルーイ"・モニック(vo,g)
メイザ・リーク(vo)
イマーニ(vo)
ゲイル・エバンズ(vo)
トニー・モムレル(vo)
トニー・レミー(g)
リチャード・ベイリー(ds)
マット・クーパー(key)
シドニー・ゴールド(tp)
ニコル・トムソン(tb)
アンディー・ロス(sax)
フランシス・ヒルトン(bs)
スペシャルゲスト
カーリーン・アンダーソン(vo)
ジャン・ポール・"ブルーイ"・モニック(vo,g)
メイザ・リーク(vo)
イマーニ(vo)
ゲイル・エバンズ(vo)
トニー・モムレル(vo)
トニー・レミー(g)
リチャード・ベイリー(ds)
マット・クーパー(key)
シドニー・ゴールド(tp)
ニコル・トムソン(tb)
アンディー・ロス(sax)
フランシス・ヒルトン(bs)
スペシャルゲスト
カーリーン・アンダーソン(vo)