GUITARS/GONTITI
今年結成30周年を迎えるギターデュオのゴンチチです。ゴンザレス三上とチチ松村の二人がアコースティック・ギターを奏でるとそこはゴンチチ・ワールドと呼ばれる地球一番快適音楽が生み出されます。随分前から好きなミュージシャンでしたが、最近の新作を聴いていなくて、ちょっと古いけどもう一度聴いててみたところまた惚れ直してしまった次第です。これぞゴンチチの真骨頂と思える作品の一つでした。僕はCDもそこそこ集めてるし、ライブも何度か聴きにきったことがあるのでわかってはいますが、ゴンチチ・サウンドの基本はギターだけでなく、厚みのあるリズムパートを含めたインストゥルメンタルです。初期の頃はアコースティック・ギターとリズムマシンの組み合わせ(デジタルとアナログの融合)の妙が売りでした。意外にもオール・ギターの録音はこの「GUITARS」くらいではないでしょうか。それゆえこのアルバムの魅力は他の作品と比べても群を抜いていると思います。ギターの演奏も上手いけど、それ以上に巧みなアレンジやクオリティが高い録音がピュアで透明感のある雰囲気を創り出しています。このアルバムでは一曲毎に適切なギターを使い分けて演奏されているところがユニークですね。CDジャケットの中身は使用したギターの写真がずらりと並び、まるでギターカタログのようです。総勢28本!全16曲にどのギターが使われているかわかるようになってます。ジャズ・ギター、ウクレレ、ソプラノ・ギター、12弦スティール・ギターなど多彩な顔ぶれでギターの音色サンプルとしても楽しめる内容です。ギター主体のナンバーなので、いつものゴンチチより落ち着いた印象のアルバムに仕上がりました。二人の指使いの温もりが感じるほどストリングスのリアリティが迫る面白さと、異国情緒たっぷりのメロディにうたた寝したくなる極楽気分が同時に味わえるアルバムです。何も予定を入れずに避暑地のヴィラで携帯電話の電源を切って、一人のほほんと過ごす時に聴いてみるのもいいけれど、逆にこのアルバムをヘッドフォンで聴きながら目を閉じて、自分が遠い旅先でヴァカンスを楽しんでいると思ってみる方が遥かに実用的かも知れません。2001年発表。
GUITARS
今年結成30周年を迎えるギターデュオのゴンチチです。ゴンザレス三上とチチ松村の二人がアコースティック・ギターを奏でるとそこはゴンチチ・ワールドと呼ばれる地球一番快適音楽が生み出されます。随分前から好きなミュージシャンでしたが、最近の新作を聴いていなくて、ちょっと古いけどもう一度聴いててみたところまた惚れ直してしまった次第です。これぞゴンチチの真骨頂と思える作品の一つでした。僕はCDもそこそこ集めてるし、ライブも何度か聴きにきったことがあるのでわかってはいますが、ゴンチチ・サウンドの基本はギターだけでなく、厚みのあるリズムパートを含めたインストゥルメンタルです。初期の頃はアコースティック・ギターとリズムマシンの組み合わせ(デジタルとアナログの融合)の妙が売りでした。意外にもオール・ギターの録音はこの「GUITARS」くらいではないでしょうか。それゆえこのアルバムの魅力は他の作品と比べても群を抜いていると思います。ギターの演奏も上手いけど、それ以上に巧みなアレンジやクオリティが高い録音がピュアで透明感のある雰囲気を創り出しています。このアルバムでは一曲毎に適切なギターを使い分けて演奏されているところがユニークですね。CDジャケットの中身は使用したギターの写真がずらりと並び、まるでギターカタログのようです。総勢28本!全16曲にどのギターが使われているかわかるようになってます。ジャズ・ギター、ウクレレ、ソプラノ・ギター、12弦スティール・ギターなど多彩な顔ぶれでギターの音色サンプルとしても楽しめる内容です。ギター主体のナンバーなので、いつものゴンチチより落ち着いた印象のアルバムに仕上がりました。二人の指使いの温もりが感じるほどストリングスのリアリティが迫る面白さと、異国情緒たっぷりのメロディにうたた寝したくなる極楽気分が同時に味わえるアルバムです。何も予定を入れずに避暑地のヴィラで携帯電話の電源を切って、一人のほほんと過ごす時に聴いてみるのもいいけれど、逆にこのアルバムをヘッドフォンで聴きながら目を閉じて、自分が遠い旅先でヴァカンスを楽しんでいると思ってみる方が遥かに実用的かも知れません。2001年発表。
GUITARS