スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

スローミュージック SELECTION Vo.57

2008年07月30日 | スローミュージック
GUITARS/GONTITI

今年結成30周年を迎えるギターデュオのゴンチチです。ゴンザレス三上とチチ松村の二人がアコースティック・ギターを奏でるとそこはゴンチチ・ワールドと呼ばれる地球一番快適音楽が生み出されます。随分前から好きなミュージシャンでしたが、最近の新作を聴いていなくて、ちょっと古いけどもう一度聴いててみたところまた惚れ直してしまった次第です。これぞゴンチチの真骨頂と思える作品の一つでした。僕はCDもそこそこ集めてるし、ライブも何度か聴きにきったことがあるのでわかってはいますが、ゴンチチ・サウンドの基本はギターだけでなく、厚みのあるリズムパートを含めたインストゥルメンタルです。初期の頃はアコースティック・ギターとリズムマシンの組み合わせ(デジタルとアナログの融合)の妙が売りでした。意外にもオール・ギターの録音はこの「GUITARS」くらいではないでしょうか。それゆえこのアルバムの魅力は他の作品と比べても群を抜いていると思います。ギターの演奏も上手いけど、それ以上に巧みなアレンジやクオリティが高い録音がピュアで透明感のある雰囲気を創り出しています。このアルバムでは一曲毎に適切なギターを使い分けて演奏されているところがユニークですね。CDジャケットの中身は使用したギターの写真がずらりと並び、まるでギターカタログのようです。総勢28本!全16曲にどのギターが使われているかわかるようになってます。ジャズ・ギター、ウクレレ、ソプラノ・ギター、12弦スティール・ギターなど多彩な顔ぶれでギターの音色サンプルとしても楽しめる内容です。ギター主体のナンバーなので、いつものゴンチチより落ち着いた印象のアルバムに仕上がりました。二人の指使いの温もりが感じるほどストリングスのリアリティが迫る面白さと、異国情緒たっぷりのメロディにうたた寝したくなる極楽気分が同時に味わえるアルバムです。何も予定を入れずに避暑地のヴィラで携帯電話の電源を切って、一人のほほんと過ごす時に聴いてみるのもいいけれど、逆にこのアルバムをヘッドフォンで聴きながら目を閉じて、自分が遠い旅先でヴァカンスを楽しんでいると思ってみる方が遥かに実用的かも知れません。2001年発表。

GUITARS
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市民水泳大会に出ません

2008年07月27日 | スポーツ
天気は快晴、真夏の太陽が照りつけると肌に痛みを感じるくらい暑い日でした。今日は地元の市民水泳大会の見学に出かけました。市民水泳大会とはいってもそれほど大袈裟なイベントではなく、自由参加のお気楽なイベントです。予定では僕も選手として出場するつもりでした。でも出ることは諦めました。理由は右肩の調子が悪いからです。自分で残念だとは思いますが、無理をして身体を壊すことになると更に大変なことになるので、治癒の道を選択しました。出場する選手には同じ中学校の水泳部の先輩や同級生が参加しています。僕にできることは応援することくらいです。昨日は、中学校時代の水泳部の仲間達と同窓会を開きました。懐かしい昔話に花が咲き、遅くまで騒いでいたものだからちょっぴり酔いが残ったままです。中学校の頃は何の疑いもなく泳ぎ続けていたはずでした。社会人になってしまうとプールで泳ぐなんて特別なことになります。わざわざ出かけなくてはならないし、何よりその先にはレースや大会などないので、目標と呼べるものがありません。個人記録だって更新することはまずもって不可能です。(もし水泳だけをするというなら或いは・・・・?)健康のためだけなら速く泳ぐ必要はありません。モチベーションを維持するには、強い動機付けとその意志の持続力が必要なのです。僕はどうして泳ぎたいのだろう?と考えることがあります。どんな内容であれ水泳大会があることはいいことです。今年から中学生以上の参加も認められて、20才以下、35才以下、50才以下という幅の広い年齢層のスイマーがぞくぞく集まって来ました。プールサイドに水着姿で準備する彼等彼女等を見ていると、泳ぐことに心を割いて生きている人達が僕の他にもいるんだと実感することができます。「仮面スイマーロミオ」と自ら名乗る覆面を被った選手もいました。彼は水泳チームを率いてこの水泳大会に臨んでいます。目立つよなあ。中学生達に手を振ったりして場内を盛り上げる役割は大きいけど、果たして教育には良くないんじゃないかと思ったりもします。まさか中学生が真似して水着に覆面が流行るとは思いませんが。いつものようにぐだぐだの進行で運営される市民水泳大会は無事に終了しました。エントリーコースナンバーは申し込んだ順番ですし、親も子も入り交じって速い人も遅い人も気兼ねなく泳げるなんて素晴らしいことじゃありませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諏訪 片倉館

2008年07月25日 | 温泉
暑い暑い暑い。と呪文を唱えるように口にするほど暑い日が続きます。松本は涼しいかと思ったけど、それなりに暑かったです。山に登ればそりゃ涼しいとは思いますが、街中では暑さは変わりません。流れる汗を洗い落としたくもなります。と、こうなることを予想していたわけではありませんが、温泉にでも寄って行こうと考え、上諏訪温泉に足を運びました。特急スーパーあずさに乗ってJR上諏訪駅を下車するとその周辺は温泉地でした。駅の中に足湯があって温泉の街であることをPRしています。今日は、歩いて数分の場所にある「片倉館」に行きました。ここは一見温泉には見えません。樹木に囲まれた洋風建築の建物は、レトロな面影を今も残す旧い図書館みたいな構えです。当時、地元で財閥を形成した片倉家お二代目兼太郎社長が、海外視察の折にヨーロッパの農村には保養施設が整っていることに感銘を受けて昭和3年に設立された温泉だそうです。現代でもほぼそのまま温泉施設としてちゃんと営業しているなんて、先見の明があったのは事実だと思います。入浴料は500円とお値打ちです。中に入ると洋館らしい佇まいで、温泉らしくないけど何だか落ち着きます。老朽しているところも目につきましたが、それがまたいい味を出している気がします。脱衣場は銭湯みたいでした。自慢の千人風呂はお世辞にも千人は無理だろうと思いますが、その気になれば50人から100人は入ることが可能でしょう。(身動きはとれないと思いますが。)真四角な浴槽は水深が1メートルほどもあってスイミング用のプールみたいです。泳ぎたくなる気持ちを抑えて入浴しました。底には玉砂利が敷き詰めてあって歩くと気持ちいいです。諏訪湖の辺りの温泉には以前にも訪れたことがありますが、その時も玉砂利が敷いてありました。この辺りの特長でしょうか。単純温泉ですが、湯の香りがほんのりあって少しぬめりも感じられるいい湯でした。温度は低く僕にはちょうど良い湯加減でした。人もまばらにやってきて空いていましたので、時間の流れがゆったりしていたような気分になれました。純和風もいいけどこんな「のすたるぢあ」な温泉も悪くはありません。

財団法人 片倉館 公式サイト
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワインの試飲会 夏のボルドー・ブラン

2008年07月23日 | 料理/グルメ
ワインの魅力は何であるのか自分でもよくわからないけど、このところワインを飲むことが多くなりました。しかし、ワインのボトルを開けると一本空けることになるので、そうそう何本も飲めるわけではありません。仲間がいたとしても限界があります。ワインの試飲会には興味があって今までに何度も行きたいと思いながらも、仕事の都合がつかず思いが果たせないでいました。やっと今夜は都合をつけて足を運ぶことができることになり、気分は高揚しています。名古屋駅前の「ワイン・ストリート」というワイン専門店で開催された「夏のボルドー・ブラン」に参加しました。ボルドー・ワインは僕にとっては教材にしているブランドなので、どうしても行きたかったのです。夏に合わせて白を中心とした試飲会でボルドー産白ワインを10本と赤ワインを3本試飲できて会費は2000円。とってもリーズナブルです。その他、特別にワンランク上のワインを追加料金で3本試飲できる企画でした。僕はワイン初心者なので標準の13本のアイテムにとどめておきました。正直言ってこれだけのワインを飲み比べしたことがないので、本当に味の違いがわかるのか不安でいっぱいでした。コの字型のテーブルに並べられたワインのボトルを好きなようにワイングラスについで、配布されたリストに自分なりにコメントを書いていきました。途中パンをつまんだり、水を含んで舌を浄化しながら飲み進みます。飲むにつれて酔いも回りますが、なるべく少量にしてニュートラルな気持ちで一本一本吟味してみました。以前から注目していた銘柄なども幾つか用意されていて、興奮を抑えながらテイスティングにチャレンジです。ワインの善し悪しを僕が評価できるわけでもないので、自分のわかる範囲で感想を書き留めることが精一杯でした。どれもいいワインだとは思いましたが印象に残ったワインをあげるとすれば、最初に「シャトー・レイノン ソーヴィニヨン・ブラン 2006」を推します。インパクトのある飲み応えとフルーティさと樽の香りが入り交じる絶妙な風味が印象深く、苦味も力強いパワフルな味です。それと「シャトー・カルボニュー・ブラン 2004」は見事なワインでした。辛口でありながら少し甘い香りが漂い、口当たりは重く奥の深いコクを感じます。果実の匂いと上品な余韻も充分にあってとても良い白ワインです。これはショッキングなワインでした。そして何より僕がワインの無知を思い知らされたのは「カルム・ド・リューセック 2004」です。甘口の貴腐ワインですけど、がつんと脳に響く衝撃を感じました。このワインだけで何杯もいけそうです。初めて飲んだ貴腐ワインは記憶に残るいい経験になったと思います。例えて言えば、魔性の女のような魅力があるワインです。甘えた顔が可愛いと思えて、怒った顔が綺麗に見えて、おねだりされると嬉しくて、突き放されると追いかけたくなる。そんなワインでした。それにしても空きっ腹にワインは効くねえ。貴腐ワインお代わり!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよドラゴンズ 中日対広島 ナゴヤドーム

2008年07月21日 | スポーツ
野球のチケットがただで手に入ったので観ておいで。と母親が電話をしてきたので、妻や娘達を誘ったらあっさり断られてしまいました。やれやれ。2枚の指定席なので避けられたような・・・・。結局自分の母親と野球観戦することになりました。高校生の時にクラスメートと行ったきり久しぶりです。野球にあまり関心がなかったんです。亡くなった父が大のドラゴンズファンだったので、地元ドラゴンズ贔屓ではあります。今年は交流戦以来、さっぱり勝てなくなったドラゴンズ。オレ流もここまでかと肩を落とすファンも多いことでしょう。レギュラー陣の故障の影響もあるとは思いますけど、阪神に10ゲーム以上離され優勝は無理じゃないかと僕も思うほどです。夏休みに入ったというのにスタンドの客席には空席もありました。応援も今一つ盛り上がりに欠ける始まりでした。が、しかし!今夜のドラゴンズは強かった。観ていて安心できる内容です。打線が湿っていたドラゴンズも梅雨明けなのか欲しい時にヒットが飛び出し、ファンとしては気持ちのよい試合内容でした。先発は山本マサ。今年200勝の大台を目指す最年長選手です。今日勝てば198勝し、残り2勝となる大事な試合でもありました。もはや球威は衰え130K台がやっとの山本マサには、110K前後のチャンジアップとコースの制球を組み合わせることで「打たせて捕る」投球で勝負していました。6回まで無失点は上出来です。ストライクをしっかり奪取して球数を抑える作戦も当ったようでした。山本マサの好調はチームにいいムードが出てきます。その6回の裏の攻撃では、ヒットが出れば9番に打順が回ることから、始まる前から代打の期待が高まります。5番和田がヒットで出塁し。6番中村ノリは送りバント。手堅い落合監督らしい試合運びです。小池、谷繁が連続ヒットで1点追加し、ランナーを残して代打立浪がバッターボックスに立つと、ドームの応援が一段と盛り上がります。ファンの願いを叶えるタイムリーヒットを立浪が放つと、場内は最高潮の歓声に包まれました。やったー!その後、森野のホームランなども出て、7回から浅尾、高橋、ネルソンの継投も成功し、終わってみたら8対0の快勝。役者が仕事をするとドラゴンズは強いんです。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬の誕生日

2008年07月19日 | ネイチャー/ペット
犬を飼い始めて犬のことが少しわかった気がしています。僕は猫が好きで犬が苦手という生活を送ってきたので、まさか犬を飼うとは思ってもみませんでした。ミニチュアダックスを室内で飼うなんてとても意外なことでした。子供の頃は犬にわんわんと吠えられるとおっかなびっくりで恐いと思っていたので、それが嬉しい時もわんわんと吠えると知った時は目から鱗が落ちるほどでした。あの威嚇と感じていた犬の鳴き声は、感情表現の一つだったんですね。今では家に帰ると僕に向かって全速力で走り寄りながらわんわん吠え立てます。そこがとても可愛いヤツだと思えるほど犬のことがわかったということです。今日は彼の誕生日です。満四才になりました。犬の年齢を人間の年齢に換算すると32才くらい。我が家のペットももう立派な成人の歳になったのです。しかも独身。最近ぎっくり腰を患って一ヶ月は鳴きもせず、餌もろくに食べず、弱り切ってしまったので本当に心配しました。ミニチュアダックスは腰を悪くする持病があると聞いていましたが、実際に歩けない姿を見ると胸が痛む思いをしました。動物病院へ連れて行き、注射を打ったり薬を投与したりして、それはそれは一家の一大事でした。幸い今では何事も無かったように元気に走り回っています。暑いとバテ気味で涼しい所でゴロゴロしてはいますけど。食欲もなくなってきているので大好物のササミスティックを買ってきました。どのわんこも大好きだとは思いますが、他聞にもれずうちのわんこもササミには目がないので、見せるだけでも(匂うのか)大騒ぎです。余程嬉しかったのか一本くわえると、喜び勇んで走り回ります。夕ご飯も特製のササミ(これは人様が食べる食材で)にレタスをまぶして与えました。よくわからないけどレタスも好きなんですよね。変な犬。普段はドッグフードしか食べさせていないので、今日は御馳走を食べて満足気でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋 愛知カンツリー倶楽部

2008年07月18日 | スポーツ
肩の調子が良くないけれど、お付き合いのことを考えると顔を出さないわけにはいかないこともあります。朝から雨の降る中、ここ「愛知カンツリー倶楽部」でゴルフをしました。朝の雨はすぐ止むような予報でしたが、ハーフは本降りの雨で久しぶりにずぶ濡れになってプレイしました。「愛知カンツリー倶楽部」は名古屋市内にあるゴルフコースで今ではこんな町中にどうしてゴルフ場があるの?と思うほどの立地にあります。昭和29年にオープンした当時は、人里離れた山の中だったそうです。住所も山ノ中ですしね。老朽化しているとは言え、コースの手入れはしっかりしているので、プレイヤーは満足できる立派なゴルフ場でした。ラウンドしてから気付いたのですがここはパーが74です。ロングホールが6つあってパー5の数が2つ多いコースでした。短いミドルがあると思えば長いミドルもありますし、ショートは161ヤード、181ヤード、188ヤード(整備のためフロントティー)、151ヤードと長めです。横幅は狭いので曲げるとO.B.に注意することはわっかているけど、やってしまうんですよこれが。雨や肩の調子ばかりではないと思いますが、午前中のハーフのスコアは滅茶苦茶に崩れました。最初の5ホールは特にひどかったです。5番ホールにいたってはO.B.を3発出して大叩きをしてしまいました。これでがっくりきたのか、開き直ったのか6番から8番までは3連続パーで上がることができて、午後のハーフは比較的安定しました。昼食後は空が晴れ上がり打って変わって夏の日差しが照りつけ、暑さと戦いながらのプレイになりました。決して難しくないコースだとは思いますが、ラフはしっかり伸びた芝がクラブにからみミスショットを誘いますし、グリーンはスネークしやすいアンジュレーションでラインの読み方を惑わせるところが厳しかったという感想です。終わってみるといつものスコアと変わりがなく、後半よかっただけに悔やむラウンドになりました。18ホールすべて集中してプレイすることは本当に難しいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御殿場 遊季庭 かわ嶋

2008年07月16日 | 料理/グルメ
昨日、京都へ行って「京都は暑いでっせえ。」なんて地元の人に言われて名古屋に帰ってきたら、名古屋もしっかり「暑いわ。」とぼやきたくなる気温でした。そんな中、今日は朝早くから御殿場へ向かいましが、同じ日本なのかと疑うくらいとても涼しいところでした。曇り空で日射が少ないこともよかったのか、標高が多少高いせいなのか、肌寒いくらいでした。ほっ!お昼になってお腹が空いたので蕎麦を食べたくなり、「遊季庭 かわ嶋」でランチにしました。わかりにく場所で、着いてみてもここが蕎麦屋なのかと尻込みしそうな構えです。「中学生以下のお子連れはご遠慮ください。」と但し書きもありました。ここは三千坪の庭園の中に蕎麦屋とダイニング(洋食屋)が点在するお店です。モダンなデザインと伝統的な和のテイストが融合する趣は、普通の蕎麦屋には見えません。庭を通り小川の橋を越えてお店の玄関に立つと、「鐘を鳴らしてお入りください。」と書いてあります。書いてある通りに鐘を鳴らして中に入ると、お店は忙しくされていて鐘の音に気付かなかったみたいです。ありゃ。それはともかく親切な店員に案内されて席に着くと、そこは庭が眺められてとても落ち着ける空間でした。夏とは思えない涼風の中でお蕎麦がいただけるなんて贅沢な気分です。初めてなので「せいろ」(900円)に「おかわりせいろ」(600円)を足して注文しました。大盛りは300円増しですが、それより多い2枚を平らげました。腹ぺこでしたからね。蕎麦つゆは辛めですがさっぱりした味で、香りが残る洗練された蕎麦が上品です。営業時間が11時から14時まで。夜は完全予約のみで5名以上。月、火は毎週休業日。無理をしないのか客数を絞っています。静かな場所にあるので隠れ家と呼ぶにふさわしいお店です。お腹が膨れると動きたくありませんね。くつろいでいると老夫婦の客がやって来ました。大きな犬を連れていました。どうするのかと思ったら、休憩所(?)につないで入店しました。この人達常連ですねきっと。気になったので犬に会いに行きました。大人しく主人の食事が終わるのを待っています。うちのわんこに爪の垢でも煎じて飲ませたくなるくらいお利口です。



遊季庭かわ嶋 公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アクリル製コーヒーミル

2008年07月12日 | アイテム
コーヒーを自宅で飲むときはヤカンでお湯を沸かして、ペーパーフィルターでドリップします。特にコーヒーにこだわりはありませんけど、いつもそうしています。いつもはコーヒー豆は挽いてあるものを購入して使っています。少し前のことになますが、挽いてあるはずのコーヒー豆を取り出したところ、豆粒のままのコーヒーを間違って買い置きされていることがありました。妻が勘違いして買ってしまったようです。となるとコーヒーミルの登場となります。我が家にはなんと未使用のコーヒーミルがありました。それは一年ほど前に上の娘から僕にプレゼントされたものでした。誕生日なのか父の日だったか忘れるくらいで、どこに保管してあるのか僕自身も知りませんでした。「ちゃんと使ってよねえええ。」と厭味たっぷりに口を尖らながら上の娘はつっかかってきます。放置していたことが気に触ったみたいでした。彼女の言い分を要約すると、人の好意を無視する非道な父親で、娘の話に耳を傾けない「わからず屋」といったところでした。コーヒーミルに何の興味もありませんでしたから、素直に顔に出ていたかも知れません。(反省)とにかくコーヒーを飲みたかったので、その場は上の娘にコーヒー豆を挽いてもらいました。そんな事件の後、今日は僕がコーヒー豆を挽いてみました。「タンザニア・キリマンジャロ山麓、ルカニ村産100%」なんていう変わったコーヒーです。アクリル製の洒落たコーヒーミルは見た目はいいけど、自分でやってみると案外手間がかかって大変でした。問題があります。まず挽いた豆が粉末になってあちらこちらの隙間からこぼれれます。新聞紙など敷いて挽かないと汚れてしまいます。コーヒー豆もスムースに落ちてくれないので時折揺ってやる必要があります。軽いので片手でしかり押さえていないといけません。何よりコーヒー豆を削る刃の高さをネジで固定するのですが、わずかでも合わないとうまく削れないので調整を何度も繰り返し難儀しました。段々汗が出てくるほどの重労働です。苦労が多い分だけ、コーヒーがいつもより美味しく感じたので納得しておきましょう。でも今度は挽いた豆を買ってきてよね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京 新宿 アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス

2008年07月10日 | 芸術/演劇
生きているうちに見ておきたいと思っていた絵があります。それは一つではありませんが、ゴッホの「ひまわり」はその中の一つです。いつだったかゴッホ展に行きそびれ(美術館とは行きそびれがちな場所です。)てしまい、そのうちにと思っていました。日本にはゴッホの「ひまわり」があることくらい知っていました。しかしそれが「損保ジャパン東郷青児美術館」に収蔵されていて、場所が新宿駅西口の損保ジャパン本社ビルの中だということと、常設でいつでも見られることまでは知りませんでした。新宿駅西口なんて何度も行ったことあるのに気付いていないなんて、僕には大きな発見でした。それなら閲覧すべしと決心し、仕事帰りに寄ってみました。ちょうど「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」という二人の画家の展示会も開催されていました。そんなわけでアンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼスは、名前も知らないのについでに見学することになりました。エレベーターで42階まで上がり、受付を済ませると入場者はそれほどいませんでんした。空いてる美術館ほど一人で行きたいものです。期待していなかったので簡単に印象を述べておきますが、素朴絵画と呼ばれ、いわゆる素人が趣味でこしらえたものです。ですから技巧的には間違いも多く、難しいことにも挑戦していません。細部は粗い所も見受けられます。ですが、ルソー以降ヘタウマ的絵画の認知もあって、独創的な世界観やヒューマニズムが強く印象づけられる力作でした。さて、「ひまわり」ですが、常設コーナーにはセザンヌの「りんごとナプキン」、ゴーギャンの「アリスカンの並木道 アルル」の間に飾られ、三枚の絵画はガラスケースに厳重に展示してありました。セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンが揃って展示してあるなんて珍しい美術館ですね。ゴーギャンは以前見たことがあります。タヒチ時代とは違ってゴッホと共同生活をしていた頃のゴーギャンはどこか陰鬱です。ゴッホがルームメイトじゃ当然でしょうか。セザンヌは初体験です。セザンヌらしい構図の絵でした。「ひまわり」の感想は、美しさもあるけれど、毒々しさも感じられてまるで妖怪かお化けです。勢いのある花から下を向いて元気のないものや花弁が落ちてしまった花などが描いてあります。無造作ではあるまいか?と思います。背景も花瓶もテーブルも黄色ですが、青の絵の具が混じることでコントラストを強調しています。これほど強烈な花の絵も他にないだろうと思います。一人椅子に座ってゆっくり観賞できました。美術館に来てもう一つ発見がありました。この美術館の名前にもなっている東郷青児の絵です。「超現実派の散歩」「火炎」の2点が展示中でした。東郷青児のことは詳しく知らなかったのですけど、宇野千代と関係したことで思い出しました。気に入ったので2点の絵はがきを購入してしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする