スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

裾野 手打ち蕎麦 ふかさわ

2014年10月27日 | 料理/グルメ
秋の色が濃くなってきました。気温もめっきり低くなり風が吹くと寒い気がします。富士山の麓、裾野を車で走っていると標高によっては紅葉が始まっていました。ちょうど雪が少しかかって富士山の山頂も見えました。国道469号線は富士山と愛鷹山の間を抜けるコースがあります。そして富士サファリパークと富士山こどもの国の間の林の中に蕎麦屋があります。こんな場所に蕎麦屋があったっけ?富士山周辺には美味しい蕎麦屋が多いので期待しました。「ふかさわ」は、四角い煙突がついた一軒家の蕎麦屋です。冬は寒いのでストーブを焚くのでしょう。店内には見事なストーブが置いてありました。お昼前に到着しましたが、人気があるようで次から次へとお客がやってきます。中には品川ナンバーのポルシェに乗ってふらっと入って来る人もいました。モダンでありながら和風のインテリアは清潔感と安堵感があって落ち着いたお店です。そりゃそうだ。ここは富士山の中といっても良い場所です。大きめのガラス窓からは色付いた木々に囲まれていることがよく分かります。別荘やペンションが点在しているところです。街の路地裏の蕎麦屋なら、お酒と肴のメニューが豊富なほうがいいですけど、車でわざわざ足を運ぶ蕎麦屋にはメニューは蕎麦だけで十分なようです。冷たい蕎麦はせいろのみ。大根おろしと天麩羅くらいはあります。悩むことなく、天せいろ(1400円)を注文し、蕎麦は大盛り(200円)にしました。新蕎麦の張り紙はありましたが、産地はどこだとか、醤油のブランドなど一切表記されていないので潔かったです。実にシンプル。運ばれて来た蕎麦の器もセンスが良くて好印象でした。せいろは色が白くて気品を感じられるけど、やや太めに切ってあり喉越しははっきりしています。エッジも鋭い方です。素晴らしいのは香りでした。新蕎麦だからというのもあるでしょう。香ばしい蕎麦の香りが立っていました。出汁は辛口。しかしながらすっきり。醤油の味が強く、ほんのちょっと浸けるだけでいいです。薬味はパーフェクト。白ネギは透明感があってどこまでもライトな苦味。大根おろしは、ピリッと辛いシャープな味。ワサビは使わなかったけど本物でした。マイタケの天麩羅も美味しかった。場所も良い。お店の佇まいも良い。蕎麦も良い。薬味も良い。天麩羅も良い。店員も愛想が良かったです。お気に入りになりそう。



住所 静岡県裾野市須山十里木高原10-75
電話 055-998-22060
場所
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Strings Concert 2014

2014年10月19日 | 芸術/演劇
今年は本当に忙しい年と言えるでしょう。娘の受験が終わるか否かで町内会長に就任することになり行事が増えたこともありますが、トライアスロンのリレーチームを組んで出場したことも重なりました。趣味の写真も何回か撮影をしては、補正、加工、プリント、配布とまるで家内制手工業を営む日々です。(ブログの執筆とは別に。)ヴァイオリニストである鈴木絢さんが自分の教室の生徒さんのお披露目コンサートを開催するので、写真を撮って欲しいと依頼が来たのはつい最近のことでした。時間が空かないかも知れないので一度はお断りを入れたのですが、台風も避けてくれて何とかこの日のスケジュールが確保することができたので、朝から岡崎市シビックセンターのコンサートホールに詰めてカメラマンを務めることになりました。前日、Gパンではいけないことが判明して急遽ドレッシーな服装を用意して駆けつけました。鈴木絢さんとは一度お会いしたことがあるので顔見知りでしたが、仲介してくれた友人もアシスタントとして手伝ってくれることになり、二人掛かりで生徒さんの演奏をカメラに収めてきました。30人以上出演するとあって半日みっちり撮影するのは大仕事になりました。この手の仕事は他でも経験があるので、容易いと踏んだのは間違いでした。まず、ヴァイオリンは意外に動きがあるということです。暗めの照明の下でストロボを使用せずに三脚だけでブレを抑える手段をとったために、シャッタースピードの範囲が狭く思うようにシャープな写真が撮れないのです。また、弓を引く時に顔にかかると台無しになってしまうので動きを見極める必要がありました。一人一人個性があるために、ぶっつけ本番の撮影では人に合わせてやりながら学習するしかありませんでした。また更に演奏者は年少者も多く、予想外の行動をとることもあり、普段大人の被写体ばかり撮っていた僕には神経を尖らせる羽目に陥ってしまいました。やれやれ。17時過ぎまでかかり、終わった時にはへとへとでしたが、記念撮影も含めノルマは何とかこなしました。とてもゆっくり奏でる音楽を鑑賞する余裕はありませんでしたが、喜んでもらえる写真ができたら嬉しいなと思っています。しかし、鈴木さんも大変だね。小さな子供達の面倒を見ながらヴァイオリンを教えるのも。お互い落ち着いて会話を交わす余裕はなかったよね。
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京都 味禅

2014年10月17日 | 料理/グルメ
京都へ来ることは多いけれど、四条烏丸界隈に来たのは久しぶりでした。阪急から地下鉄に乗り換えるタイミングでランチタイムだったのでお昼ご飯を食べることにしました。見慣れた風景の中に所々お店の看板が変わっていたので、きょろきょろしてお上りさん状態でした。東急ハンズっていつからあったんだ?飲食店に困らない四条烏丸ですけど、冒険も必要です。めっきり涼しくなって新蕎麦を出すお蕎麦屋さんが増えている季節です。京都にも美味い蕎麦を食べさせてくれるお店はあるので徒歩で行ける味禅というお店に行ってみました。新町通仏光寺通下るって分かります?都人は分かるんですねえ。もちろん僕はピンときません。いくらなんでも。大通りならいざ知らず。お店の前に石で組んだアーチが目印です。嫌でも分かる店構えでした。店の中に入るとこじんまりとして京都らしい佇まいです。品書きからすると夜がメインのお店のようです。お昼はランチタイムのみです。初めての訪問なので、ざるそば(880円)とミニかき揚げ丼(490円)をセットで注文しました。店内ではジャズが流れやや暗い照明に昼時とは思えない落ち着きを感じます。蕎麦は新蕎麦でした。このお店は信州蕎麦にこだわりがあるようです。純国産の信州蕎麦は入手が困難だそうです。北海道と比較すると生産量が少ないし、地元の消費も大きいので長野県外に出回る蕎麦粉が限られるからです。蕎麦好きを自称する僕ではありますが、産地に深いこだわりはありません。いただく方はそれで構わないでしょう。ですが、作り手にとっては蕎麦粉の性質によって味が変化するので、生産技術的な見地からも蕎麦粉を限定するのが望ましいはずです。味禅では、もう一つこだわりがあって、蕎麦粉を捏ねて伸ばす時に使う麺棒が特別です。麺棒を製作したのはミズノの野球バットを作るバット作り名人の久保田五十一氏の手によるものです。イチローのバットを提供しているあの有名な人です。それで蕎麦の味がどう変わるものなのか不明ですが、実に京都らしいこだわりですよね。前置きが長くなりました。出された蕎麦は、細切りのせいろ。癖の無いお蕎麦でした。洗練された上品な味です。出汁つゆは濃い口醤油のやや甘口。蕎麦の先にちょんと浸けていただくのが良いですね。過ぎないように抑えてあるのも品性があると思いました。気になるのは薬味です。関西なので青ネギを使っていました。多分、九条ネギ。でも蕎麦には白ネギが合うと思います。だから手はつけませんでした。街中の蕎麦屋は、お酒を引っ掛けるために行きたいですね。



味禅 公式サイト
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橿原 耳成山

2014年10月15日 | 文化/歴史/技術
近鉄大和八木駅は、近鉄大阪線と橿原線を乗り換えることができる連絡駅です。名古屋、大阪、京都、伊勢の交点になっています。仕事でもよく利用する駅でもあります。ここからは飛鳥地方の遺跡がごろごろしていて、立ち寄ることも楽しみの一つです。和歌にも出てくる大和三山の一つ耳成山(みみなしやま)には大和八木駅から歩いて行けると分かると行ってみたくてしょうがなくなりました。暑くもなく寒くもなくちょうど良い気候です。大和三山とは香具山と畝傍山とこの耳成山を差します。地元の人に言わせると一番綺麗な形をした山だそうです。麓の公園にある池から眺めると水面に姿が映り逆さ耳成を見ることができました。富士山のような円錐形です。それもそのはず実は火山なんです。奈良盆地に火山!もちろん活動はしていませんが。先日の御嶽山の噴火は衝撃とともに被害に遭われた方々には気の毒としか言えないほど胸が痛い気持ちです。自然は統御できないものだと痛感するし、僕達は何も分かっていないんだと思い知らされました。耳成山が噴火しないと言い切れる人はいないでしょうが、山の周囲に文明を築いてしまった以上、万が一の対策がいるのではないかと思ったりします。日本の歴史は2000年とみても地球の地殻変動は数万年から数百万年単位ですから計算に入らないくらいなんですね。来てみないと気付かないことはいっぱいあります。この山は標高130M以上ありますが、麓の標高が60Mもあるので登山としては80Mくらいです。本来はもっと高い山だったそうですが、地盤が下がってこの高さになったみたいです。八合目に耳成山口神社があるというので登ってみました。(畝傍山には、畝火山口神社もあるけど漢字が「火」になっている!果たして火山との関係はあるのか?)大した距離ではありませんが、山道には違いありません。少々運動になります。テニスコートくらいの小さな境内に出ると石階段の上に拝殿がありました。手水舎には水がありませんでした。そして黒い猫が待ち構えていました。さっき池の近くでも黒猫を見かけましたが、まさか追いかけて来たのか?と一瞬疑いました。違う猫でした。その証拠に片目に怪我がありました。場所が場所だけにゾッとする猫です。逃げようとしないので肝も座っているのでしょうか。一応声をかけて挨拶をし、参拝を済ませたらさっさと下山しました。山頂付近は、近寄らない方がいいと思って。

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オープンウォーター炬燵水練記 92

2014年10月13日 | スポーツ
台風19号が上陸しました。雨と風が強まっているため外出は控えてください。とニュースが流れているけれど水泳のトレーニングに行きました。昨日は、台風の影響が避けられたので町内の運動会が無事に開かれました。スタッフの僕は朝5時に起床して、備品の搬入から始まり後片付けまで一日中くたくたになりましたが、今日はやっと時間ができたのでどうしても行っておきたかったのです。まだ台風は九州です。今のうちなら移動ができます。雨はすでに降っていますが風はそれほどではありません。お昼時に最近会員になったスポーツクラブへ足を運びました。空は雨雲が広がっています。休日ですがそれほど混んでいなかったので、プールではコースを独占することができました。休憩時間もないため自分で練習メニューを組んでトレーニングができることに価値があります。このところ練習不足になってしまいました。サボっているというより、用事が多過ぎて時間がないのが一番の理由です。今年いっぱいはこんな調子が続きそうなので顔を曇らせています。久しぶりにクロールの練習をすることにしました。身体の調子からいって無理ができないので、軽いメニューにしました。アップ代わりにクロールで200Mをイージーで3本泳いでみました。インターバルは長めです。ストロークは大きめ。思った通り身体が重いと感じるし、息もすぐ荒くなりました。200Mが長く感じます。フォームはスプリントを意識してアメリカン・スタイルにしました。時間を空けていたけど忘れていたわけではないようです。筋肉の衰えもあるのでPKCも良かったけどスピードに乗って泳いでみたい気分でもあったので、クロールで50Mのハード&イージーを3本やってみました。こちらもブレスを整えるためレストタイムは十分にとりました。25Mのハードなら何とか泳ぎ切るコンディションはあるようです。ダウンは100Mで合計850Mで終了です。泳ぎ込みをしていないとすぐに身体は反応するものです。年齢のこともあるでしょうが、段々とコンディションを作るには多くの時間がかかるようになってきたことを実感しました。そう思うと大会やレースに参加することを決めれば、目標がはっきりしてトレーニングも具体的に考えられるようになるので意義はあると思えます。当面は来年のスプリントレースを意識しています。それと今年は初めてアイアンマンレースのリレーに参加して新境地も体験し、もう一度やってみたい気持ちもあります。
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キノコのガレット ~海の幸 ニース風

2014年10月11日 | 料理/グルメ
忙しく過ごしていたら、いつの間にか秋なんですねえ。今月も古田シェフのプロデュースによるフランス料理教室は開かれました。食欲の秋は実りの季節。本日のメニューは、「キノコのガレット」と「海の幸 ニース風」の二品です。キノコは五種を使い、秋の深みを十分に味わえるレシピでした。本シメジは、石づきをカット、マッシュルームはくし形にカット、エリンギは石づきをカットしてから食べ易い大きさになるよう縦にカット、シイタケは傘を薄切り、エノキダケはそのままですべてのキノコをバットに移したら、よく混ぜてフライパンでバターソテーします。火が通ってしんなりしたら塩・コショーを振って白ワインでフランベしておきます。ベーコンはみじん切りにしてバターソテーしておきます。ボウルに全卵を溶き、生クリームと白ワインを加えてハンドミキサーで細かい泡を出るまで撹拌します。次に小麦粉をふって軽くゴムベラで合わせたらソテーしたキノコとベーコンを混ぜて生地を完成させます。型枠にクッキングメーパー敷いて生地を流し込み、オーブンで180度Cから200度Cの温度で20分くらい焼き上げます。焼き色がしっかり付くくらいがちょうど良いみたいです。ソースはデミグラスソースと生クリームを合わせて煮詰めたものに塩・コショーとバターモンテで仕上げたものです。キノコに似合う色のソースになりました。キノコはたくさんの種類をミックスすると複雑な味になるし失敗も少ないので重宝しますね。「海の幸 ニース風」は、イカを皮を付けたままワタと背骨を取り去り、胴体は輪切りにしてゲソはぶつ切りにします。ムール貝はよく洗い、殻を開けてヒゲを取り去ります。小エビはそのまま使い、全てに塩・コショーで下味付けてから白ワインで蒸します。オニオンと赤ピーマンはペーザンヌにカットしたものをバターソテーしておきます。鍋でニンニクのみじん切りをバターソテーして、そこへ先ほどのイカ、ムール貝、小エビ、オニオン、赤ピーマンを入れて、水洗いした黒オリーブと種を取ったトマト煮を足し、そこへ白ワインを加えて10分くらい煮込みます。イカとムール貝と小エビをいったん鍋から取り出し、更に煮詰めて味を凝縮してから塩・コショーで味を調えバターモンテで仕上げます。食べる前にレモンを搾って酸味を引き立ててからイカとムール貝と小エビを戻し盛り付けをします。地中海の匂いってこんな風なんでしょうか。


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東京 有楽町 まんぷく食堂

2014年10月07日 | 料理/グルメ
自分ではこだわっていないつもりでも、意固地になって手をつけないものが誰にでもあります。以前はワインなんて飲むものじゃないと思っていたのに今では一番好きになりました。僕は、B級と呼ばれるグルメが大好きで、どこにでも行くくせにガード下で一杯やることができません。というか、自宅の近くも職場周辺にもガード下の飲み屋がないからです。いや、厳密に言えばガード下の飲食店は珍しくありません。だから憶えていないだけでどこかで利用しているでしょう。そうではなくて、仕事帰りに赤提灯というかスーツを着たままで道路にはみ出してほろ酔いになるあのサラリーマンになってみることなんです。それもできれば、新橋か有楽町辺りで。今日は出張先で一人ホテルに向かう途中、新橋から有楽町に向かって歩いていました。午後六時過ぎ、そろそろサラリーマン達がアフターファイブに一杯始める時間です。その気はなかったけど、羨ましいなあと思っていたら、急に気持ちが高まって、晩御飯は是非ともガード下でとりたくなり、レトロ感満載のまんぷく食堂に入りました。入った?いいえ。実際は道路に面した即席のテーブルの席に着きましたから店内ではなく店外です。ガード下ですが、通り抜けの道沿いあるお店で、壁には昭和の匂いがぷんぷんする古い映画のポスターが目一杯貼ってありました。お店のバスストップまで用意されています。外国人の観光客が写真を撮っているので観光スポットにもなっているようでした。24時間営業で居酒屋なのか洋食屋なのかよくわからないお店だと思ってください。夜でもランチメニューが頼めると聞いたので、スパかつカレーとトリスハイボールを注文しました。更によくわからないけどお通し代がついても全体で30%引きだったので、1400円かからない金額でした。オープンカフェのようなお洒落な雰囲気なら照れはないけど、人が行き交う道端に座っていると落ち着かないものです。食事が出てくるまでにトリスハイボールを飲み干してしまうと少し酔いがきました。スパかつカレーを頼んでいたのに、何を頼んだのか忘れていました。食べてみたけど、ご飯の代わりにスパゲティになっているカツカレーは特に変わった味ではありません。何故ここで一人きりで食べているのか不思議な気がしてくるものです。ともかく有楽町のガード下で一杯飲んで夕食をいただくことができました。



まんぷく食堂 公式サイト
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明石 十三味

2014年10月02日 | 料理/グルメ
明石には玉子焼きがあります。地元の人でない人は、明石焼きと呼んでいます。明石焼きは、たこ焼きと違って柔らかく出し汁を付けて食べるものです。なんて思っていました。間違っていないけれど、明石の玉子焼きをほとんどの人が誤解している気もします。新幹線が停車する西明石駅の近くにも玉子焼きを食べさせてくれるお店はいくつかあります。あか抜けた店構えの十三味(とみあじ)へ行って昼ご飯にしました。玉子焼きの生産工場の横に飲食スペースがあるような感じです。のれんがかかっていて、割烹料理屋だと言われたらそう思うかも知れないくらい品がありました。もう一度、呼び方を整理します。「玉子焼き」「明石の玉子焼き」「明石焼き」「明石風たこ焼き」くらいでしょうか。数が多いですね。ここ十三味さんでは「明石玉」と名付けていました。その昔、地元の工芸品であった「明石玉」を玉子焼きの名称に選んだそうです。登録商標を取得し、新しい呼び方を提案して一石を投じたことは評価したいのですが、更にややこしくなったのではないと危惧する僕です。それはともかく、たこ飯ランチ(850円税別)を注文しました。明石玉8個、たこ飯、わかめ煮、いかなご釘煮のセットです。このお店のユニークなところは追加料金で明石玉にバリエーションがあることです。「こだわり玉子の明石玉」「こだわり玉子で九条ねぎの明石玉」「大葉の明石玉」「海老すり身の明石玉」「プリプリ海老の明石玉」「焼き穴子の明石玉」。名前を読むだけで美味しさが伝わってきます。ランチでは、明石玉のプレーンをいただきました。焼きたてのふわふわが盛り付けられてきました。形はたこ焼きですが、玉子焼きに限りなく近いものです。球状の玉子焼きと言ってもいいでしょう。箸で挟む力加減は神経を要求されます。この焼き加減は、神業ですね。作り置きでは美味しくないと思います。お椀の中で崩すと、出し汁を吸い過ぎて細かくなってしますので、一度出し汁にダイヴさせたらすぐ救出してからいただくと形が崩れません。お椀の蓋をひっくり返して小皿に利用すると良いです。蛸も新鮮なものを使っています。たこ飯は、僕の好物でもあります。たこ飯の元を買ってきて自宅の炊飯器で作って食べています。明石の特産物は蛸ですからねえ。本場は美味い。蛸の共演といったところでしょうか。



明石 十三味 公式サイト
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