秋の色が濃くなってきました。気温もめっきり低くなり風が吹くと寒い気がします。富士山の麓、裾野を車で走っていると標高によっては紅葉が始まっていました。ちょうど雪が少しかかって富士山の山頂も見えました。国道469号線は富士山と愛鷹山の間を抜けるコースがあります。そして富士サファリパークと富士山こどもの国の間の林の中に蕎麦屋があります。こんな場所に蕎麦屋があったっけ?富士山周辺には美味しい蕎麦屋が多いので期待しました。「ふかさわ」は、四角い煙突がついた一軒家の蕎麦屋です。冬は寒いのでストーブを焚くのでしょう。店内には見事なストーブが置いてありました。お昼前に到着しましたが、人気があるようで次から次へとお客がやってきます。中には品川ナンバーのポルシェに乗ってふらっと入って来る人もいました。モダンでありながら和風のインテリアは清潔感と安堵感があって落ち着いたお店です。そりゃそうだ。ここは富士山の中といっても良い場所です。大きめのガラス窓からは色付いた木々に囲まれていることがよく分かります。別荘やペンションが点在しているところです。街の路地裏の蕎麦屋なら、お酒と肴のメニューが豊富なほうがいいですけど、車でわざわざ足を運ぶ蕎麦屋にはメニューは蕎麦だけで十分なようです。冷たい蕎麦はせいろのみ。大根おろしと天麩羅くらいはあります。悩むことなく、天せいろ(1400円)を注文し、蕎麦は大盛り(200円)にしました。新蕎麦の張り紙はありましたが、産地はどこだとか、醤油のブランドなど一切表記されていないので潔かったです。実にシンプル。運ばれて来た蕎麦の器もセンスが良くて好印象でした。せいろは色が白くて気品を感じられるけど、やや太めに切ってあり喉越しははっきりしています。エッジも鋭い方です。素晴らしいのは香りでした。新蕎麦だからというのもあるでしょう。香ばしい蕎麦の香りが立っていました。出汁は辛口。しかしながらすっきり。醤油の味が強く、ほんのちょっと浸けるだけでいいです。薬味はパーフェクト。白ネギは透明感があってどこまでもライトな苦味。大根おろしは、ピリッと辛いシャープな味。ワサビは使わなかったけど本物でした。マイタケの天麩羅も美味しかった。場所も良い。お店の佇まいも良い。蕎麦も良い。薬味も良い。天麩羅も良い。店員も愛想が良かったです。お気に入りになりそう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/9c/faf89d3c5e33da9159ef8b1240689984.jpg)
住所 静岡県裾野市須山十里木高原10-75
電話 055-998-22060
場所
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住所 静岡県裾野市須山十里木高原10-75
電話 055-998-22060
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