
秋深し。風が冷たくなってきました。木枯らしをコートでさえぎって歩くのも当たり前のことになってきました。今日はそれでも割と暖かい日ですけどね。天気も良くて清々しい気がするくらいです。移動の途中に熱海に立ち寄りました。JR東海道線と新幹線の駅があり、駅前が温泉街という立地はそうそうあるものではありません。最近、訪れる度に感じるのは熱海は日に日に活気が出ているのではないかということです。温泉だけでなく住居目的のマンションも増えて、観光客向けの商業施設だけでなく生活支援を対象とした商業施設も充実してきたようです。時間の都合で昼過ぎに到着したので早速日帰りの温泉に入ってきました。平日のこの時間帯は空いていることが多いので狙い目なんです。そう思って目当ての温泉宿に向かうと僕の先を行って入館するお客を発見してしまったので、急遽別の温泉に入ることにしました。できれば行ったことのない場所がいいなあ。とか。海が見えたらいいなあ。とか。そう思って選んだのは旅館立花です。海が近かったことと、露天風呂があるのでちょっと期待していました。入泉料は1000円。熱海では安い方です。玄関に入ると親切に案内を受けて、バスタイルとハンドタオルの貸し出しを手にします。サービス良いです。今の時間は誰もいませんから露天も内湯も入ってくださいということでしたので、最初に露天に入ってみました。ビルの屋上に造られたお風呂は誰もいなくて貸切でした。予想通り。熱海港の近くではありますが、建物の邪魔などで開いた景観ではありませんでした。だけど、所々に海が見えました。今日は本当にいい天気で海が眺められただけでも嬉しかったですね。弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム塩化物温泉で無色透明。風にさらされているためにやや温めでした。誰もいないとくつろげます。つい長湯をしてしまいます。目隠しの植樹が黄に色付いていて秋の匂いを嗅ぎながら、葉が風に吹かれているのをぼんやり見ていました。場所を変えて内湯も入ってみました。熱海の湯は熱いのでわざわざ低温にした浴槽が用意されていたりして、もてなし上手な旅館ではないでしょうか。もちろん熱くて塩辛い熱海の湯そのものを使用した浴槽もあります。熱海の湯は温泉らしい湯ですね。行き当たりばったりで訪れたわけですが来て良かったです。風呂上がりに熱海港の海を見に行ってみました。ヨットやクルーザーが増えた気がします。ちょうど黄昏時。いい感じ。ヨットハーバー熱海ってイメージ持っている人少ないでしょ。

旅館 立花 公式サイト

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のんびり湯につかるなんてすごく贅沢!
ヨットハーバーの風景って好きです。
これまた贅沢!