猛暑が少し和らいだような気がします。でも、まだまだ夏ですけど。しばらく外を歩いてから立ち止まると汗がこぼれます。横浜にやって来てもそれは同じです。曇り空の今日は、夕方になると少し涼しい風が吹いていました。少し時間があるので、汗を流しに銭湯へ出かけてきました。関内の近くにホテルをとったので、そこから歩いていける場所に温泉がある銭湯を見つけたのです。横浜は大好きな街の一つです。特に根岸線沿いの桜木町、関内、石川町と続く界隈は何度も足を運んでいる場所です。地元の人が通う銭湯があるのは不思議ではありませんし、温泉湯のある銭湯だって珍しくないのですが、横浜の繁華街にあるなんて想像していませんでした。きっと人情風呂に違いありません。暑い日に入るのもいいかも知れないと思って徒歩で向かいました。場所は地下鉄伊勢佐木町駅付近ですが、歓楽街の方ではなく、反対側の住宅地の中にあります。昼間なので気になることはありませんが、夜は近寄り難いところではあります。横浜は港側が観光地なので賑やかしい反面、山側は昔から住む人を含めて生活感のある地域ですね。レトロなタイル張りの外観の永楽湯は、入泉料470円で入れる下町の銭湯です。隣はコインランドリー、入口中央にタバコの自動販売機が置いてあり、地域密着タイプです。番台にはいくつか分からないお婆ちゃんが座り、天井が高くて広く、脱衣場を見渡すと古いマッサージチェアがあったりしてまるで時間が止まったような風景です。もちろん、お客も高齢者のみです。思いっきり入れ墨したお爺ちゃんがいましたが、昔堅気な人なんでしょうか。この銭湯には似合い過ぎです、風情といってもいいでしょう。白湯はバイブラ湯と超音波湯の二つ。熱くて入れません。温泉は、三浦半島から関東平野にまたがる例の黒湯でした。真っ黒!黒過ぎるでしょ!こちらも熱くて入れません。温度計を見ると、適温帯の上限ギリギリ47度C付近です。馬鹿な!江戸っ子だってびっくりします。しかも、ゆっくり浸かる人は誰もいません。チョロっと入っておしまい。誰も口を開かないので不気味です。僕は熱いの駄目だから膝から下までで限界でした。もちろん真っ赤っかになりました。隣の女湯はお婆ちゃん達の元気な声が天井に響いていましたので対照的です。サウナは別料金なので止めました。雰囲気は良いけど、湯が熱過ぎます。誰も文句言わないけどいいのかなあ?とりあえず汗は流せたので湯上がりはさっぱりしました。
銭湯 永楽湯 公式サイト
銭湯 永楽湯 公式サイト