スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

伊東 山喜旅館

2008年02月27日 | 温泉
昔懐かしい古い温泉宿で一人ひっそりと籠って泊まることができたら、さぞかしリラックスできるのではないと日本人だったら思うことでしょう。JR伊東駅を降りて徒歩数分。昭和15年に建造された趣のある建屋の「山喜旅館」にやってきました。入り口に雛壇飾りが据えてあって純日本という感じがします。でも着いてみると、決してべた褒めできる旅館というわけでもないなと思うところもあります。レトロな建物は、プレミアム感覚があるというより本当に老朽化していて、エアコンはうるさいし、畳の張替えだって最近ご無沙汰しているようです。みしみし音がする廊下や階段は最初は気分いいけど、他の客の気配が部屋にまで入ってくるので、簡単に言えばおんぼろ宿といった方が適切です。格安料金の設定のために利用者も多いようで、団体合宿客の用途に経営の方針を舵切ったみたいです。十坪(とっぽ)ジムと呼ばれる内装には似合わないトレーニングジムまであります。旅館の経営方針に口を出すまでもないことですけど、継続することは大変なことなんですね。とってもユニークです。温泉は内湯のみで24時間入れます。庭から湧き出る温泉は源泉かけ流しにこだわり、お湯は満足できました。ここでお湯の好みが問題になると思います。お湯の温度が低いのです。れっきとしたぬる湯です。僕は大好きなのですが、熱いお湯でホカホカになりたい人はちょっと不満に感じるかも知れません。海に近いので塩辛い味して無色透明、湯治向きの効能です。ユニークなことはもう一つあって全館無線LANが使えます。(隙間だらけなので当然か。)作家が執筆に専念するために温泉宿に停泊する土地柄か、仕事をするためにやってくる客もいるようです。無線LANは便利ですね。助かります。僕が泊まったこの日は、大学生の合宿ゼミが団体でやってきて賑やかしい日でした。僕はイヤースピーカーで音楽を聴きまくってシャットアウトしたから、別に気になりませんでしたけどね。夜は新鮮なアジの刺身が食べられたり、朝はアサリの御見附をいただいて、豪華ではない料理ですがすっかり「和」に染まることができました。そうそうコーヒーもサービスで飲むことができます。出迎えから見送りまで、心がこもった「もてなし」を受けるとハードウエア(施設)よりもソフトウエア(精神)が大事なんだと、つくづく思い直すことになりました。朝、オレンジビーチを歩いてみると、雲一つない真っ青な空と海がとても美しく感じました。海岸端には、魚の日干しを並べているお店が何軒かありました。天干しの干物は最近少ないと聞いていましたが、ここにくれば手に入るみたいです。伊東の海も歩くと気持ちいいです。

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ピクシーグランパス観戦記 VS FC岐阜

2008年02月24日 | スポーツ
2008年度のJリーグが始まろうとする中、プレシーズンマッチの名古屋グランパス(今期から呼称だけ変更)とFC岐阜との名岐ダービーが長良川メモリアルセンターで開催されました。観客動員は1万人を超える好カードです。名古屋グランパスはご存知ピクシーことドラガン・ストイコビッチが監督に就任して、選手も刷新され新生グランパスが始動しました。僕はストイコビッチの大ファンだったので、帰って来たきたピクシーの活躍に胸をわくわくさせています。対するFC岐阜は、ゴリこと森山泰行がコーチ兼任を返上して選手に専念する形で今期からJ2に昇格し、岐阜では初めてのプロスポーツ団体になったばかりです。FC岐阜は、大きな支持企業を持たずに「子供達に夢を」のスローガンをかかげて地元出身のフットボーラーを中心に活動する地域創出のサッカークラブです。ゴリのカリスマ性と地元の温かいバックアップを背後に、奇跡の昇格でJFLから今年J2にまで登りつめてきました。2005年は東海2部リーグにいたとは信じられません。ピクシーもゴリもかつて同じチームメイトとして活躍し、ベンゲル監督時代のグランパスでは本当に頼もしい選手でした。それが今、監督と選手。J1とJ2。立場が違う別チームの一員として同じピッチで戦うことが実現したのです。これだけでも熱くなりますよね。小雪が時折舞うほど寒い日でしたが、現役時代はピッチで雄叫びをあげたピクシーと燃える男ゴリの対戦にこっちもヒートアップします。僕のサッカー好きはJリーグよりも早く、ワールドカップでジーコが現役でプレーしていた頃からです。ここ長良川メモリアルセンターには、思い入れがあって、初めてサッカーの試合を観た場所でもあります。それはJリーグ開幕前のプレシーズンマッチで、グランパスとグレミオの対戦でした。その時、リネカーと共にFWで出場したのがゴリでした。ゴリのダイビングヘッドを目の当たりにして、カッコいいなあと素直に思ったものです。グランパス側はMFの主力がほとんど怪我で出場できず、若手のテストマッチになってしまいました。FC岐阜は、J2での厳しい戦いの前に自信をつけたいところで、ベストの布陣で臨んできました。試合の結果は0-1でヨンセンがPKを決めて終了しましたが、まずまずの試合内容でした。グランパスは攻撃の起点がヨンセンなので、玉田、杉本、巻との相性チェック。若手のMFは空回りしていいところなしでした。新加入のバヤリッツァは中々いい動きでした。守りの要になるでしょう。FC岐阜は、サポーターも選手も闘志が出ていました。ただ、グランパス相手では、格が違うのか雑なパス回しをことごとく摘み取られ苦戦していました。後半残り20分の時間帯でゴリが投入されると、観客のサポーターが浮き足立ってきます。ゴリの仕事場であるゴール前にボールが放り込まれる度に、ゴリにつながって欲しい気持ちが一つになって、緊張感が高まりました。FC岐阜のサポーターの中で応援していたので、ゴリゴールが観たいと僕も気持ちが高揚します。ゴリがワンツーで折り返して放ったシュートはインパクトが弱く、キーパーにキャッチされた時は群衆の大きな溜め息が漏れました。今年は面白くなりそうです。

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1000円ワイン通信 ~バロン・ド・レスタック・レゼルブ 2001年

2008年02月22日 | 料理/グルメ
昨年からワインを飲む機会が増えたような気がします。ワインだけでなくどんなお酒であれ、善し悪しだけは問わない人生を送ると決めてきたつもりだったのですが、ワインにはアタリとハズレが歴然とあることがわかってきたのでワインの勉強でもしてみようと思うようになりました。ボルドーワインはハズレが少ない。とフランスに滞在経験がある人から聞いて1000円くらいの安いボルドーワインを集中して飲むようにしています。とは言え、ただ酒屋やスーパーへ行ってエチケット(ラベル)をしみじみ眺めて適当に購入したものを家で飲むくらいのことなので、晩酌するときは葡萄酒を飲むようになりました。程度のことです。普段はお酒を飲まないので、僕には晩酌でもイベントになります。昨年、バロン・ド・レスタック・ルージュ2005年を飲んでみて1000円のワインでも結構美味しいものがあるんだな。と感銘を受けたこともあって今年になってから「バロン・ド・レスタック・レゼルブ 2001年」を980円で購入しました。ルージュの方は1000円前後でどこにでも売っている各安ワインとして有名ですが、レゼルブはちょと珍しいかも知れません。それに年代が2001年!早飲みワインの代表格で2006年ものまで店頭で見かけるのに2001年ものは奇跡です。実は正月の在庫一掃バーゲンでお店の人も「何故か売れ残っていたんですよ。」と首をかしげているのを見て、思わず入手した次第です。ですから1000円ワインではなくて2000円ワインくらいの品になるかと思います。コンセプトに合いませんが980円で買ったんですからお許しを。数年の熟成に耐えるワインという触れ込みですから、ちょうど熟成されたところです。飲んでみて独特のタンニンはしっかり感じられるし、軽くない味です。滑らかさや口当たりの良さは1000円ワインとは思えないほどです。もともとバランスが良いと定評があるワインですから飲み易いことは変わりありませんが、熟成すとこんなにも品質が変わるものなのかと驚愕します。チョコレートと合わせてみました。マリアージュを望むなら、ソーセージやロースト肉などの料理が合いそうです。でもどうしてチョコレートにしたのか。その訳は、バレンタインのチョコレートが食べきれないくらいあるので、傷む前に早く消化するために・・・・・なんて冗談です。

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守山 びわこキッチン

2008年02月20日 | 料理/グルメ
琵琶湖には冬の水鳥が群れをなして浮かび、雪化粧の比良山地の山々はその輪郭をくっきりと現していました。昨日よりは幾分暖かくて空は晴れ上がり、冬の休息日になりました。滋賀県の守山へ仕事でやってきてお昼を食べることになったので、美味しそうな匂いがする「びわこキッチン」へ行きました。場所は守山市役所の東隣です。1971年創業のこのお店は、気楽に洋食が食べられるとてもカジュアルな雰囲気です。というか喫茶店みたいです。メニューは組み合わせが多くて、何を頼んだらいいのかわからないくらいです。一番人気と思われる「ジャンボランチ」(1100円)を選んでみました。ランチは「びわこランチ」「スペシャルランチ」「お子様ランチ」の他に、定食、弁当、うどんに蕎麦に鍋料理、しゃぶしゃぶ、会席まで。これ以上何を求めるのかと言い出しかねないくらいにずらりと用意されています。メニューを見ているだけでもお腹が膨れそうです。「ジャンボランチ」の正体はハンバーグ・海老フライ・焼き肉・トンカツの4品が同じプレートに載ってくる欲張りメニューでした。サラダにハムにスパゲティも一緒ですから、洋食のオンパレードです。ライスは別のお皿に盛りつけてやってきます。俗称「大人のお子様ランチ」。幼少の気分でいただきましょう。何でもない料理ですが、すべて手作りなのが嬉しいです。今は安心も食卓の大事なファクターですからね。ハンバーグは新感覚のふっくらした食感で、どうやって捏ねたんだろう?と不思議な感じがしてとても美味しかったです。デミグラスソースはフレーバーで香りが違います。このハンバーグを食べるだけでも来てみる価値はあると思います。海老フライの海老は鮮度があって海老の旨味がきちんと楽しめます。焼き肉はなんと近江牛!国産ですよ。国産。トンカツもちょうど良い揚げ加減で専用ソースもかなりいけます。一品一品が個性的で、美味いと言っているうちに完食してしまいました。市役所が近いため、常連客は職員が多いようでした。それと作業服の人達。セレブな奥様はいないようでした。量だけじゃない。質もありますよ。奥さん。



びわこキッチン 公式サイト
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二宮町 吾妻山公園に咲いている菜の花

2008年02月18日 | ネイチャー/ペット
空気は冷たく空と海の青はことのほか色濃く感じます。今日は相模湾に面する町、二宮町へやってきました。仕事ですけど。外へ出ると身体が冷えるわけですが、JR二宮町駅の近くにある「吾妻山公園」へ出掛けてみました。北口を出てすぐそこにあります。ほんの時間つぶしのつもりで、ひょっこり向かったはいいけれど、これがとんでもないくらい大変でした。僕はてっきり駅前の公園と聞いて、小さな平地の場所だと思い込んでいました。吾妻山の「山」とは単なる地名に過ぎないと勝手に決め込んでいました。ところが現地に赴くと、いきなり急勾配の階段があり結構長かったのです。最初はコンクリートの階段を2段飛びで登っていましたが、出口が見えません。足が痛くなったところで1段づつ上がりました。老夫婦のカップルが何組も降りてきますが、皆トレッキングウエアです。何だかヤバいなあ。と思いながらもがんばって登りましたが、息が切れてきました。階段が終わると野道に入り、こりゃまるでハイキングだなあ。と少々後悔してくる始末です。だってスーツにコートを羽織って鞄まで持っていますからね僕は。それなりに人気があるスポットみたいで人はまばらながら居ますし、山頂付近には立派な管理棟がありました。子供が遊べるようなフィールド・アスレチックとジャンボ滑り台まであります。しかも有料。標準登頂時間が20分のところを10分で登り通すと、そこは開けた景色と芝生がある何とも綺麗な場所でした。標高136・2Mの展望台からは、相模湾と箱根の山など360度の自然の景観が眺められます。ここまで来ると、苦労して登ったかいがあると実感できます。やったあ!天気が良くて雲もないような晴れた空に冬の太陽が眩しくて、運動?もしながらやって来たので体中ぽかぽかして暑いくらいです。雪を被った富士山もよく見えました。相模湾の海も青くて吸い込まれるくらい綺麗です。ここには菜の花が群生していいるのが有名で、実はこれがお目当てでした。見頃を少し過ぎたばかりで実が成りし出したところです。それでも鮮やかに咲く菜の花を見ていると、嬉しくなってきます。あーあ。芝生の上で二人で大の字になっているカップルが羨ましい。一人でスーツ姿で立っている僕には菜の花の写真を撮るだけで精一杯でした。

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グリーン・エコー第51回演奏会「春の交響曲」

2008年02月17日 | 芸術/演劇
春にはまだ気持ち早く寒い一日でした。今日は、愛知県芸術劇場コンサートホールで開催された「グリーン・エコー第51回演奏会 春の交響曲」を聴きに行きました。グリーン・エコーは、名古屋の合唱団としては活動が長く1956年の発足です。演奏は小泉和裕氏を迎え名古屋フィルハーモニー交響楽団、独唱ソプラノ荻野佐和子、アルト竹本節子、テナー高橋淳、バリトン末吉利行、それに児童合唱に名古屋少年少女合唱団が加わる大所帯です。シベリウス「哀しきワルツ」の他の演奏曲は、前回に続き平和をテーマに選曲されたコダーイ「ミサ・ブレヴィス」とベンジャミン・ブリデン「春の交響曲」で、共に二次大戦の暗い時代を意識させる作品であり、両作家の平和への思いに触れることができます。グリーン・エコーの活動の歴史にも平和に対する願いが脈々と続いているようです。「哀しきワルツ」では名フィルだけの演奏となり、肩ならしかと思えばその思いは裏切られ、モチーフとなった幻の客人と踊る病床の婦人が、死に近づきながらも起き上がるあの重苦しい空気をたぐり寄せるように管弦が奏でると、ワルツとは思えない味わいがありました。「ミサ・ブレヴィス」の構成はコーラスを中心とした曲で地味な印象ではありました。「イントロイトゥス」から始まる冷たく深い渕から浮かんでくるような出だしから、後半「我らに平和を与え給え」「イテ・ミサ・エスト」まで段々と昇りつめる展開は、美しい合唱にソラリスト達の声が支えるようにして見事な共演になっていました。特に女性コーラスの鍛錬極まった声には注意をひかれました。大気圏外からやってきたような端麗なハーモニーに感激です。「春の交響曲」は、名古屋少年少女合唱団が加わり、管弦楽、コーラス、ソリスト等の複合演奏で構成され多様な12曲の大作です。内容が多いのに、40分の演奏時間が短く感じるくらいでした。こちらは終戦後に発表されただけあって、力強さと喜びを表現した明るい作品です。少年少女合唱団がフィナーレで全員揺れながら唱う姿も、清々しく晴れ渡る空のように春を思い出しました。こちらは器楽も足され、バスドラムの重量のある低音などがよく響き壮大さが強調されました。「朝の星」の鐘の音や「ようこそ清純なり乙女」のハーブの音も大変心地よく鳴り響き静粛な曲もあれば、大編成を包み込み地響きを与えるほどたくましい曲もあって簡単に言い表せない内容でした。アマチュアコーラスグループは、メンバーがそれぞれ職業を持つ人が多く練習時間も少ない環境ですが、舞台に立つと完成度が高い合唱を聴かせてくれるので驚きです。一人のオーディエンスとして拍手を贈らせていただきました。
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SANSUIのアンプに切り替えた

2008年02月16日 | アイテム
ONKYO製のプリメインアンプ「A-817XD」の調子が良くないことが判明して、アンプの入れ替えを決心しました。前々からセレクターをTONEに合わせると片側のスピーカーから音が出ないためにDIRECTでしか音が聴けませんでしたし、癖のない音作りはわかっていましたが、大人し過ぎる音色にも多少不満はありました。元々仲の良い友人がSANSUI製のアンプを購入したので、被らないようにONKYO製にしたので未練があります。予算の関係で中古の国産を物色し始め、DENON製かMARANTZ製を検討しましたが、SANSUI製「AU-α607i」を30000円で見つけてしまい、運命の再会を祝福するように購入することにしました。僕は本当はこちらが欲しかったのです。当時絶賛されたSANSUIブランドは、現在発売されていません。なので今でも愛好家が中古を売買していて流通はあります。オーディオアンプの進化は20年ほど前に到達点を通過したようで、故障さえなければ現役で活躍できるという考えもあります。メイド・イン・ジャパン伝説です。SANSUIの07シリーズは特に支持されていて、友の会まであります。凄いよね。早速、今日一日いろんなジャンルの音楽を聴いてみました。スピーカーケーブルを太いものにしたとか、スピーカー台のやレイアウトのこともありますが、音のグレードは上がったと感じました。調子の良いアンプだったみたいです。SANSUI 製のアンプは評判通り、力強さと澄み切った透明感が同居していて音の厚みがありました。感動です。高級オーディオには届きませんが、大音量で鳴らすわけではないので、これはこれで満足できます。スロヴァキア・フィルハーモニーのマーラー交響曲第1番「巨人」などは、今までとは全く印象が違いました。スケールが大きくても鳴らしきってくれます。山水電気ですが、もはやメーカーではありませんでした。有価証券報告書を見てみたら、海外資本の傘下に入り、工場は閉鎖。従業員は13名で補修が中心事業です。株価にいたっては8円です!一部上場企業の株価が8円。1000株単位なので一口8000円で購入が可能です。株価低迷時に100円近くに下落した山水電気の株を買った友人がいましたが、あれから10分の1以下になっていました。「100円均一で買ったの?」「下げ止まりだ。」と互いに笑っていましたが、まさかここまでとは。「良いアンプを作るためなら会社が倒産しても良い。」とオーディオファンなら昔から誰でも知っている会社で、経営危機の噂に慣れっこの僕でも驚きました。しかし、古いアンプを正規のメーカーで補修された中古品が新品価格と同額で売買されたりして、根強いファンはいます。当面アフターに心配はないことに加えて、07シリーズの生みの親である大島市朗氏が、地元入間市でアンプのメンテナンスを請け負う「アクア・オーディオ・ラボ」を立ち上げました。今なお熱いSANSUI製のアンプのユーザーになれて僕も嬉しい気持ちです。株も取得しようかな。いや、危ない危ない。
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スピーカーケーブルで音は良くなる?

2008年02月12日 | アイテム
オーディオマニアの世界は奥が深いと存じておりますが、お金がかかることでも有名なのです。そのお金をかける部分が興味のない人にとっては馬鹿馬鹿しく思えるので、煙たがれたり笑い者になったりするのです。僕も嫌いじゃないけれど、ハードウエアに投資するよりソフトウエアであるソースを増やそう。と思い立ってから月日が流れました。オーディオは若い時にそこそこのものを購入して、もうくたびれていますがグレードアップは考えませんでした。愛着もあって手放せないこともあります。最近、音楽を注意深く聴くようになったのでHi-Fiに気持ちが傾くことも感じ始めたところです。ここで、どかんとお金をかけてハイエンドなオーディオを揃えたいところですが、妻の了解を得ることは当分できそうもありません。となるとお小遣いを貯めてケチケチとやるしかないようです。そこで前から気になっているスピーカーケーブルの交換を試みました。いろいろと論議の分かれ所ですが、やってみる価値はあります。スピーカーを買い替えたいところですが、まずは小さいところからコツコツといきます。スピーカーケーブルはピンきりで種類も豊富です。ビックカメラへ行ってスピーカーケーブルを買おうとしたら、あまりに多くて選びきれませんでした。スピーカーケーブルについては右も左もわかりません。お店の人に聞くと「何種類も試されて自分の合ったものを探すのが楽しいんですよ。」と言われ悪魔のささやきにしか聞こえませんでした。冗談じゃないど付き合っていられません。れわかり易いところで図太くて、それほど値段が高くないもので、色のはっきりしたもの。えいっ。やぁ!で求めたのがSAEC社製「SPC-700」です。青くて存在感があります。4Mで6600円でしたが、2Mだけ買いました。1Mで1650円は高いのか安いのか。装着してみればわかります。プリメンアンプはONKYO製の「A-817XD」でスピーカーはDIATONE製「DS-500」とBOSE製「301 MM」です。「SPC-700」に変更したのは「DS-500」の方です。ついでといっては何ですが、スピーカーも直置きだったためにホームセンターで入手した木製の枠を履かせてみました。この台だけでも低音がしまり、音の変化がありました。ここまでは当たり前です。スピーカーケーブルの効果ですが、わずかに変化があります。表現するなら本来の音をより出すことができた。ということでしょうか。低音の量感が増えることもなく、高音の伸びが出るようになることはありません。フルオーケストラ、ピアノソナタ、ボサノヴァ、ファンク、テクノと聴き比べて、スピーカも2本同時に鳴らしたり、1本づつ鳴らしてみた結果、ジャンルにより鳴り方の違いがわかりました。これはびっくり。ノイズやセレクタースイッチによる音の劣化もはっきりと認知することになり、アンプの能力ががた落ちしていることが判明しました。これはショックです。アンプを交換しなければなりません。オーディオマニアの気持ちがほんのちょとわかるような気がします。とほほ。

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苺のムース

2008年02月10日 | 料理/グルメ
苺の季節は春だと学校で習いましたよね?苺狩りの季節はゴールデンウイーク前後だったような気がします。それも土の畑に実がなっているので、しゃがんで摘みましたよね?なんて言う人は古い人です。最近の苺は水栽培なので台に載せてあり、目の高さで苺を摘むことができるのでしゃがむことはありません。最盛期も旬ではありませんが、クリスマスのケーキ用の冬だったりします。苺は冬にも入手できる立派な味覚になりました。でもちょっと高いけど。昨日降った雪が積もり冬らしい寒い日ではありましたが「苺のムース」を作ってみました。何故ムースかと言えば、最近ミキサーを買ったからです。我が家にはしばらくミキサーがありませんでした。ずっと前にあるにはあったのですが、使うことがなかったのでいつだったか捨ててしまいました。料理をする時は、ミキサーを使うメニューを避けてきました。先日新しく購入したので使ってみたくなったのです。「苺のムース」は苺ピューレが必要なのでミキサーがあると便利です。材料はいたって簡単で、苺とグラニュー糖と生クリームと卵黄だけです。苺は愛知県産の比較的新鮮なものを選びました。苺ピューレはミキサーに入れてスイッチを押すだけ。グラニュー糖を入れて甘味を作ります。簡単簡単。生クリームはホイップします。ホイップは素手で作ります。どうしても機械が駄目で力仕事になります。それとメレンゲも作ります。二つホイップするといい筋肉トレーニングになります。開き直って左の腕も使ってバランスよく鍛えることにしています。苺のピューレは混ざりにくいので、少しずつ混ぜ合わせていきます。メレンゲは最後に混ぜますが、ダマになりやすいので丁寧に探し出して混ぜてやらなければなりません。ムースは口当たりが一番大切なので神経を使うところです。ムースが完成したら容器に移すのですが、これが最も難しい作業でした。最初、絞りに入れてワイングラスに入れようとしたら、絞りの周囲にムースがつくので思ったように絞れませんでした。ワイングラスも口が小さかったので、ガラスに着いたりして汚れてしまいます。諦めて大さじのスプーンで移すことにして乗り切りました。ムースは柔らかいので綺麗に盛り付けをするのも苦労します。冷蔵庫で冷やして夕食後にデザートとして家族といただきました。そうそう。食べる前にもう一度苺のピューレを作りました。ムースの上からかけるためです。やはり作りたての方がいいと思って、面倒だけど再度ミキサーを使いました。ムースはふわふわのままで、苺のピューレはほどよい甘さ。大成功でした。苺の味が損なうことはなく、素朴な風合いが楽しめるデザートになりました。ミキサー万歳!
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伊東 ウエルネスの森 伊東

2008年02月08日 | 温泉
最初部屋に入った時は、「広いなあ!」と思わず声が出るほどでした。JR伊東駅を降りて送迎バスで10分ほどで到着するここは「ウエルネスの森 伊東」というコンドミニアム型ホテルです。場所はJR伊東駅から少し離れた住宅街にあり、分譲マンションを改装してホテルにした施設です。もちろん住居区もあります。キッチンも洗面台もお風呂も家族仕様なのでゆとりがあります。間取りははどの部屋も120平米の広さに和室と洋室があり、マッサージ椅子と52インチの液晶テレビにホームシアターがセットになっていて、ゲーム機Wiiまで装備されています。僕が予約したのはビッグスウィートルームで、一人で泊まるには大き過ぎる部屋でした。温泉とクアハウス、テラピーサロン、レストランなどが併設されている「心と身体の健康づくりをテーマにしたリゾートホテル」がコンセプトです。ここまで紹介すればわかる通り、普通はグループでやってくるお客ばかりです。はっきり言って一人で来るところではありません。でも一人でゆっくり過ごすのも悪いことではありません。まるで別荘で籠る気分になれるからです。一つ残念なのは食事を持ち込めますが、近辺にお店がないことです。素泊まりのプランだったので食料を調達に出掛けましたが、コンビニくらいしかありません。業務用スーパーもありましたが、冷凍ものばかりなのでやめました。仕方なくコンビニのおにぎりを夕食にしました。温泉に入ってひと風呂浴びたら、お待ちかねの映画鑑賞です。この時のために自分で用意しました。ヴィム・ヴェンダース監督の「Radio On」とパトリス・ルコント監督の「橋の上の娘」の2本立てです。「Radio On」はデイヴィッド・ボウイ、クラフトワーク、DEVOと製作された1979年にはぶっ飛んでいた音楽を背景になんとスティングが出演しています。これだけでもしびれてしまいます。ヴェンダースの映画は観ている側に中々感情移入させてもらえません。ひらりとかわされ次のシーンに移ってしまいます。台詞が少ないのに不思議に魅力がある映像でした。ルコントは僕が一番好きな映画監督の一人で、この映画はいつものルコント節が展開される佳作でした。ヤバい女が現れ、男はその女に振り回されて破滅に向かう・・・。わかっているけど引き込まれます。偶然2本ともモノクロを選んでいました。この後はジム・ジャームッシュ作品を観るべきでしたでしょうか。マッサージ椅子で身体をほぐしながら、広い部屋で一人映画を観るのもたまにはいいでしょう。それと嬉しいのは夜中に「夜鳴きそば」というラーメンがサービスで食べられることです。それが美味しいのでまたびっくりです。朝は早起きしてクアハウスで泳ぎました。25Mの半分くらいの距離の小さなプールがあります。7時前から泳ぐなんて久しぶりです。朝早かったので人もほとんどいなかったので気持ちよく泳げました。ペットも連れて泊まれるので、家族を連れてくるのもいいかなあ。なんて考えたりしながら。



HOTEL&SPA 公式サイト
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