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スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

ヴォーリズを探せ! ~旧八幡郵便局

2011年11月24日 | 文化/歴史/技術
ウィリアム・ヴォーリズの建築物は日本に1000カ所くらいあるそうです。「旧八幡郵便局」は一粒の会というNPO法人によって維持管理を運営されていて、ここは内部の観覧が可能な建物で、常駐で案内係がいます。この案内係の人から聞いた話では、ヴォーリズが設計した建造物は1000以上あっても外観しか見学できないものがほとんどだそうです。軽井沢にもたくさんあると教えてくれました。ここ近江八幡市はヴォーリズのお膝元ですから、現存する作品も集中しています。「旧八幡郵便局」は1921年の竣工で、郵便局として使われなくなってからは、廃墟と化して忘れ去られかけていました。そこへ地元の有志が集まり、自分達で掃除や補修を続けて、今では観光スポットになったのです。このいきさつが凄いところです。市民活動は京都ではごく当たり前に行われているのですが、滋賀県も大人しくはないようです。僕も少ないけど募金をさせていただきました。資金調達など難しい面があると思います。木造二階建ての和洋折衷(屋根は瓦だったりする。)の様式は今でも存在感はあります。中に入ると一階は土産売り場になっていて、局長室にも入ることができます。二階にも上がることができたので見学してきました。元は電話交換室でかつては大勢の女性が働いていたそうです。今はヴォーリスの写真がイーゼルに飾られ椅子が並び、集会所のような趣です。ヴォーリズ夫妻の結婚式の写真が印象的でした。外に出て改めて外観を眺めると、まるでヨーロッパのどこか小さな田舎町の一角のような錯覚を覚えます。住宅や商店が密集した場所に所々にヴォーリズ建築は点在しています。ボランティアの方が道端で案内をされているし、学校帰りの子供達が何やらわいわいと勝手なことを言い合いながら歩いているし、バスでやって来た観光客もたくさん見かけました。とても賑やかです。活気も感じます。それにしても古い物を大切にする心は大切だって人は言うけど、やってみると大変なんですね。努力しないと。

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シャツのリフォーム

2011年11月23日 | アイテム
前々から思っていたことの一つに、なぜシャツのカラーとカフスは交換できないのだろうという疑問がありました。シャツが傷むのは決まってカラーとカフスだからです。もし交換できたら、シャツが長持ちします。シャツの歴史から考えると取り外し可能だったはずなのに、現代のシャツは脱着ができず、カラーとカフスのほころびを見つけては、ゴミ箱へ捨てていました。僕は仕事でスーツを着るのでシャツは必須です。お気に入りは鎌倉シャツで、基本的にはスーツには全部鎌倉シャツを愛用しています。その鎌倉シャツが自社製品限定でカラーとカフスの交換サービスを始めたので、捨てずにとってあったクレリックを引っ張り出して早速注文しました。関東圏のショップでないと対応してくれないので横浜ランドマーク店でお願いしました。価格は2500円です。2500円でシャツが新しくなるなら安いと思います。僕は人から爬虫類扱いされるくらい汗をあまりかかないし、クリーニングに出す時には、糊はソフトでハンガー仕上げにしているので、生地の傷みが少なかったこともあって新品同様になって返ってきました。店員の方にも大事にしていると褒められたくらいです。このサービスは当たりですね。鎌倉シャツの良い所はこうしたファンが喜ぶようなことを仕掛けてくることです。使い捨ての消費経済も見直す時がやってきたのだから、シャツはこうして着ることが普通になってもいいのではないかと思います。そのためにはちゃんと縫製してあるとか生地がそもそもいい物を使っていることが必要ですけどね。交換可能なシャツは、クレリックと柄シャツが基本ですが、無地の白生地でも交換可能です。織柄が入るとできないそうです。白の織柄は好きで何枚も買いましたが、残念ながら一度きりでゴミ箱行きになりそうです。(鎌倉本店では回収を受け付けている。)でもクレリックは他にも二枚持っているし、柄シャツもあるのでクレリックに変身させる楽しみができました。これからはリフォームするためにクレリックや柄物を中心にシャツを揃えたくなりました。
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スエード靴のリフォーム

2011年11月19日 | アイテム
世の中節約ブームです。経済の状況が世界規模でよろしくないことも無縁ではないし、今年起きた原発事故の影響でエネルギーの無駄を少しでも無くそうとする心理が芽生え、節約に火がついたのも自然の成り行きだとも言えます。エコロジーを理由に大威張りでケチを遂行できて嬉しい人もいるでしょう。そこで僕は古い靴をリフォームして、靴を一足甦らせることにしました。僕の持っている靴の中で一番古いのは18歳の時に渋谷のワシントン靴店で購入したスエードの靴です。値段は忘れましたがそれなりに高価だったはずです。考えてみるとかなり古い。でも型くずれはしていないし、靴底もハードなウレタンなのか減り具合も少なく、見た目のヤレと中敷きがボロボロなのを除けば捨てるのはもったいないと思わせる靴でした。リフォームはこんな手順です。最初に消毒・殺菌スプレーをかけて二日間陰干ししました。それから作業です。スエードの靴は手入れに専用の道具が必要です。汚れを取るブラシと毛を立てる針金入りのブラシを使います。ホコリや土などどうしてもまとわりつくので、まずそれを落としてやります。その上でブラッシングをしてスエードの持ち味を復活させます。中敷きははぎ取って、靴の中をクリーニングしました。ここがリフォームの分岐点で、あまりに汚れがひどいと履く気にならないので、念入りに掃除することが肝心です。ガムテープで表面ごと剥がすと案外綺麗になります。これはいいアイデアでした。気が済むまでガムテープで汚れを落とし、新しく活性炭の入った中敷きを詰めます。更に、かかとの内側もはげかけていたので補習用のパッチを貼りました。これで中は清潔です。スエードは色が落ちているところもあったので専用のスプレーで色を付けました。見栄えが良くなります。靴ひもも新品にしました。ほとんど履くことのない靴でしたけど、これでしばらくは履けそうです。新しい靴を買うのもいいけれど、古い靴を直して履くのも同じように新鮮な気分になれます。気に入っている靴なので嬉しいな。

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熱海 日航亭・大湯

2011年11月16日 | 温泉
秋も深まり寒くなってきました。そろそろコートが欲しくなる季節です。朝夕は冷え込んできました。そうなると身体を温めたくなりますねえ。だったら温泉ですね。始めから温泉へ行きたいだけだったろうって?まあそこはそういうことで・・・。出張でJR東海道線に乗ると、東京方面から熱海行きの列車があります。そのまま終点まで乗れば、温泉地熱海に到着します。時間あれば立ち寄り湯に寄って、新幹線に飛び乗ればそれほど回り道にはなりません。便利な場所なのでちょくちょく立ち寄ることが多くなりました。今日は「日航亭・大湯」でひと風呂浴びることにしました。駅から歩いて行けるところですけど、あまり目立たない温泉で、知る人ぞ訪れる温泉ではないでしょうか。ここは以前、温泉旅館だったところで、現在は日帰り温泉専用の施設になっています。古い旅館で中に入ると、そのまま宿泊部屋は残されていて、有料で休憩所として使用することもできるようです。入泉料は1000円でした。内湯の壁を壊して外湯をつなぎで改装した共同の露天風呂の他、貸切家族風呂もあります。空いていれば無料で入れることが嬉しいのですが、先客がいたので共同風呂に入りました。大風呂もありますが、最近こじんまりした風呂を好むようになったので、ずっと露天風呂にいました。お客は少なく、しばらく貸切状態だったのでゆっくりできたのが良かったかな。温泉は静かな方がいいですね。湯は100%かけ流し。ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉です。熱海の温泉は湯がいいので好きです。少し塩辛い湯で、無色透明です。香りは強くありませんが、温泉らしいミネラルの臭いがします。鄙びた温泉が良ければ気に入る温泉ですけど、熱海の栄枯盛衰を物語る寂しさを感じます。でも温泉はいいですね。肌も若返るように艶が出るし、血行が良くなって身体が軽くなります。さっぱりして気持ちもいいです。これからもっと寒くなるので温泉が恋しくなりそうです。

住所 静岡県熱海市上宿町5-26
電話 0557-83-6021
場所
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今年の新米

2011年11月13日 | 文化/歴史/技術
義理の父は今年、肺ガンの摘出手術を受けて自宅で療養を始めましたが体力的に弱っている様子です。玄米を精米して欲しいと依頼があったので、キャリングカートを持参して妻の実家へ行きました。30kgの玄米を一袋精米したいが重いものを運ぶのに自信がないからという理由でした。30kgは確かに軽いとは言えないなあと思いながら、用意してあった軽トラックの荷台に詰め込んで近所のコイン精米所に運びます。僕は生まれてこのかた精米をしたことがありません。以前からこのコイン精米所というのを不思議な目で見ていたので、使っているところを一度見てみたいと思っていました。義理の父は自分で食べる米を玄米で購入し、自分で精米して食べるのが習慣のようです。米の入手先までは知りませんが、地元で穫れた米らしいです。コイン精米所は目立つ存在ではありませんが、今日は先客もいましたし、後から待つ客もやって来るくらい繁盛していました。お米の収穫の時期ですから、新米を持って来るのでしょう。30Kgでは精米料が400円になります。米の重さによって料金が違います。袋から玄米を一気に投入したら、その袋を取り出し口にセットして、お金を入れてボタンを押すだけであとは待つだけです。簡単ですね。技術は必要ありません。精米された米が袋に戻ったら、裏に回って米糠を少しいただいて完了です。妻の実家に戻り、積み荷をどこに降ろそうか尋ねると、義理の父は「それは自分達で食べる分だ。」というので、ここで初めていただきものだと気付きました。少なくとも他に3袋まだ買い込んでいましたから。120kg以上新米を玄米の状態で購入していました。なんだ。手伝いって自分達の食べる分だったのか。そうか。そう言えば、義理の父がお裾分けで持って来てくれることがあったなあと思い出しました。そんなこんなで今夜は新米のご飯が食卓に上がりました。精米したての米です。ご飯の味は微妙なものですが、新米は美味しいですね。普段はスーパーで買って来る普通の米を食べているので、なおさら美味しく感じました。ところで、日本人は米を食べなくなったから食品自給率が悪くなっているだそうです。パンと麺が多い僕には後ろ指を刺された気分になります。これからもっとご飯を食べるようにしようかな・・・。

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カレイのポワレ ロワイヤル ~若鶏のクリーム煮

2011年11月12日 | 料理/グルメ
秋も深まり、食欲の秋になりました。いつものフランス料理教室では、古田祐二氏が僕等の食欲を満たしてくれるメニューを用意して待っていました。いつになく到着が早かったみたいです。魚料理は「カレイのポワレ ロワイヤル」。ロワイヤルというのは卵を使った料理のことを言うそうです。そして肉料理は「若鶏のクリーム煮」基本的なホワイトソースの料理です。カレイの下ごしらえですが、皮を剥くのが大変でした。ヒレと尾をカットしたら、ペーパータオルで滑らないように手で皮をはぎ取る作業が必要です。身を綺麗に残して皮を取り去るのは難儀でした。背の半分を先に剥がして尾から頭に向かって剥がしていくと綺麗に取れます。後は塩・コショーしてからオイルバターでソテーして、オーブンで二度焼きをします。ポワレですからバターとオイルは多めです。小エビは皮を剥いて背わたを抜き去り、3分割くらいにカットしてバターソテーします。火が通ったら白ワインで軽く蒸してから鍋から取り出しておきます。別の鍋で卵をスクランブルしながら火を入れてミルクと生クリームを足して、ふわふわのスクランブルエッグになったら先程の小エビを混ぜてスクランブルエッグを完成させます。盛り付けは、焼き上がったカレイの上にスクランブルエッグを載せて、ソースを周囲にかけたら完成です。ソースは、小エビの煮汁に生クリームを足して煮詰めたものに塩・コショーとバターモンテで仕上げたものです。小エビのソースはシンプルですがとっても美味しいです。絶妙。「若鶏のクリーム煮」は簡単なレシピです。若鶏のムネ肉を一口サイズにカットして塩・コショーで下味を付けてたらバターソテーします。鍋に移し白ワインで蒸し、オニオンのみじん切りをバターソテーしたものとシメジをバターソテーしたものを加えて、更に白ワインを足して軽く蒸しておきます。そこへ、ミルクと生クリームとブルマニエ(バターと小麦粉を混ぜたもの)を入れて煮詰めたら、塩・コショーとバターで味を調えて完成です。寒くなったらこんな煮込み料理が恋しくなりますね。本日は古田シェフがイタリア産のトリュフを一瓶持って来てくれたので、料理にトッピングしてみました。豪華でしょ。付け合せの野菜も彩りが美しい料理になりました。

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名古屋 ミクニナゴヤ

2011年11月10日 | 料理/グルメ
前から一度行きたかったお店「ミクニナゴヤ」でランチをとることができました。名古屋マリオットアソシアホテルの52階にあります。窓の外は眺めがいいです。実は昨年、このお店のオーナーである三國清三氏が名古屋にやって来て食をテーマにした講演会を開いた時に、観客として参加したことがあります。講演が終わった後に、一緒に参加した料理教室のメンバーと僕の師である古田氏で三國氏の楽屋を訪問し、名刺交換やら雑談やらお付き合いしていただき、記念撮影まで引き受けていただいたので、是非お店に立ち寄りたいと思っていました。彼も2ヶ月に一度くらいのペースでこのお店には来るようです。日本のフレンチで知らない人はいないくらい有名な方ですからね。お昼のコースは秋の食材を中心に食欲のそそるメニューが用意されていました。口取りにカニ身の入った冷たい茶碗蒸し?みたいなもが出て、始めから美食の極みのような品に期待値が跳ね上がります。さて、前菜ですが、「今が旬、真鯖のテリーヌ ほのかなスモークの香り フルーツトマトと彩り野菜マリネ レモン風味 トリュフヴェネグレット和え」です。タイトルが長いけど、代わりに説明は不要でしょう。テリーヌは真鯖の独特な個性をやわらげながらも、新鮮な風味を最大限に生かすテクニックに舌鼓を打つしかありませんでした。魚のプレートは「鱈のポワレ ブランダード和え 春菊のエチェベとそのスープと共に」です。鱈は火加減が素晴らしく、口に中でほわっと広がる淡白な味です。春菊のソースとの相性がとても良く、春菊の香りに魅せられました。彩りも綺麗です。それでも印象的だったのはメインデッシュの「オーストラリア産 子羊背肉と木の子のファルス クレピネット包み焼き秋野菜添え エストラゴンソース」でした。とっても美味しかったです。秋に子羊?と一瞬思いましたが、南半球は今が春なんですね。レア焼きの子羊背肉は食べた人にしかわからない柔らかさです。しかしこのソースどうやって作ったんでしょうか。何となく分かりますけど何か秘密がありそうです。デザートは豊富です。まず、「洋梨のワインコンポート そのジュレと粟シャッパーニュのソルベと共に」。さすがレストランメニューです。こんなの作れません。美しいデザートですねえ。もちろん絶品でした。シャンパーニュも贅沢な使い方があるんですね。特製デザートはワゴンで運ばれて来て11種類のケーキを好きなだけチョイス可能です。迷ってしまうけど、ミルフィーユとプリンとチョコレートケーキを選択しました。細かい説明がありましたが忘れてしまいました。どれも一工夫あります。ミクニナゴヤの料理を楽しませてもらって幸せな気分を味わいました。食べ終わって、思ったより食材を大事にしているなあと感じました。なるべく食材をいじり過ぎないようにしているというか、一つ一つ味わいを堪能しやすくまとめられている料理が多かった気がします。



名古屋ホテルアソシア 公式サイト
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1000円ワイン通信 ~ドメーヌ ラ・ボーム カベルネ・ソーヴィニヨン 2010

2011年11月09日 | 料理/グルメ
久しぶりにワインを飲みました。このところずっと微熱が続いて体調が思わしくなく、プールで泳ぐこともお酒も控えてきました。いまだに体調は完全ではありませんが、それでも今日は幾分良くなってきました。今日は僕の誕生日なんです。記念にワインの栓を開けてみたくなるというのもです。それで、いつものワインショップへ仕事帰りに立ち寄り、お勧めワインを購入してきました。「ドメーヌ ラ・ボーム カベルネ・ソーヴィニヨン 2010」は1470円で購入しました。この価格でボトルが重い。早飲みワインとは思えないほどまったりしています。というのがこのワインの特長だと言われて、即座に決めました。バースデー・ワインにぴったりです。僕はワイン選びにこだわりはありません。その時の気分で決めます。とにかく家に帰って早速ワインオープナーで栓を開けていただきました。グラスに注ぐと濃厚な香りが瞬時に漂い、期待が高まります。お勧めのポイントは1000円台のワインとしてはボディがしっかりしていること。タンニンのバランスよく非常に飲み易いことでした。飲んだ印象はミディアムボディからフルボディの間くらいでとても若いワインとは思えません。タンニンは気にならないくらいで酸味と苦味がシャープに感じました。いいワインだとすぐに分かります。これは凄い。まったり感はベリー系の味わいを強く感じ、少し重い料理に合うと思います。今夜の晩ご飯は、鶏肉とセロリのトマト煮、青じそとたらこのクリームパスタでしたが、とっても相性が良かったです。デザートに自家製のベイク・ドチーズケーキとも合わせてみましたが、大満足です。高級ワインと比べていけないのですけど、余韻も味わえるバリューワインの名に相応しいお買い得ワインです。口当たりも非常に良いので飲み過ぎ注意ですね。久しぶりにワインを飲んでみたら、こんなに美味しいワインに出逢うことができてハッピーでした。
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横浜 旧横浜港駅プラットフォーム

2011年11月05日 | 文化/歴史/技術
横浜は明治の始めに開発が進んだ港町です。そして、僕の好きな街でもあります。休日の朝、桜木町駅から汽車道を歩いて赤レンガ倉庫へ向かい「旧横浜港駅プラットフォーム」を見学してきました。横浜には、ふ頭の先端までかつて汽車が走っていたのです。調査してみると大正時代に入り、氷川丸に乗船して横浜から海外に向かう人のために、東海道から線路を引き込み、東京駅と横浜港駅を結ぶポート・トレインが運行されていたのです。引き込んだ線路は貨物線として1986年まで使われていたとか。汽車道はその線路の跡を利用して作られた遊歩道で赤レンガ倉庫へは近道となっています。前後左右どこを眺めても景観が良いので歩いていると時間を忘れさせてくれます。休日の午後、赤レンガ倉庫の前はイベントの開場前で人が多く集まりかけていました。そんなお祭りムードをよそに、地味な「旧横浜港駅プラットフォーム」を目指します。公園の休憩所という利用方法になっていますが、脇には線路跡も残しプラットフォームに立てば、当時の面影をひしひしと感じます。昔は、東京からやって来る蒸気機関車が発着し、向かいには四号上屋と呼ばれる出国手続きを済ませられる大きな屋根付きの建物があり、中には待合所やバーなどの飲食店もあったでしょう。クラシカルな洋装の紳士淑女や着物姿のままの人でごった返しだったのかなあ。そして四号上屋は、エプロンという橋渡しを伝って横付けされた氷川丸に乗り込むことが可能だったので、汽車の終着駅が海外の入り口だったわけです。現代では空港に電車が乗り入れている感じでしょうか。船の見送りは紙テープと汽笛が合います。なんてセンチメンタルな光景なんだろう。飛行機が無かった頃は誰もが船で海外へ旅立って行きました。当時の人達は、海外へ出かけるのはとても貴重な体験だったでしょうし、今生の別れを覚悟する人も多かったように思います。僕の夢の一つは、船で海外に渡ることです。できれば世界一周。蒸気機関車で客船に乗り付けるなんて今ではかなえられないものになりましたけど、船旅はやっぱり憧れます。トランクにコートに帽子もいるかな。
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ハロウィン的なロールケーキ

2011年11月03日 | 料理/グルメ
ハロウィンを迎えても、気持ちが高ぶったり何かしようと思わないのは世代のせいなのでしょうか。古い男は10月31日はただの月末に過ぎませんでした。子供が小さい時には何かとハロウィンで世話を焼いた気もしますが、そこそこ成長してしまうと父親はかまってもらえなくなります。昨日は上の娘の帰りが遅く、駅まで迎えを要求するので夜遅く車を出してやり、今朝は今朝で下の娘が早くから部活動の試合があるとかで車で現地まで送迎することになり、娘達は、タクシーの運転手ぐらいにしか思っていないのではないかと勘ぐるこの頃です。文化の日の今日は、上の娘が学校の友達とハロウインパーティを企画して、とっとと出かけて行きました。(この時も荷物が多いとかでタクシー運転手にさせられた!)それと引き換えか置き土産に手作りのロールケーキを分けてくれました。ハロウィンパーティのために上の娘が夜中にこしらえたものです。ロールケーキ作りが余程気に入ったのか、上の娘は何かイベントがあるとロールケーキを作っては大勢に振る舞うことが習慣になりつつあります。(どーせ、ボーイフレンドに餌付けする魂胆だろうが。)スポンジケーキを焼くのも手際よく失敗もしなくなり上手になりました。今回はハロウィン仕様なのでカボチャを使ったパンプキンロールケーキになったみたいです。カボチャを煮て裏ごしを施し、クリームを作っていました。ロールケーキに巻くパンプキンクリームは、カボチャの比率を高くしてバターを練り込み、やや堅め仕上げにしたとか。スポンジケーキにデコレーションするパンプキンクリームはホイップクリームの比率を高くして柔らかくふんわりさせ、クロームの使い分けまでしています。我が子ながら凝っていますねえ。チョコレートでお化けのイラストまで書いてあります。どうやら、お菓子作りは、僕以上のセンスを持っているようです。ジャック・オー・ランタンも無いし、仮装もしていないけど、甘さがうんと抑えられたパンプキンロールケーキを一人で食べながら、ハッピー・ハロウィン!
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