ここは知多半島にある山海海水浴場です。まだ海開きの前なので観光客がどっと押し寄せる時期ではありません。だけど海水温はずいぶん上がっているでしょうね。僕が参加している交流会が今年設立25周年となったので記念に打ち上げ花火を上げようという企画が持ち上がりました。長良川や諏訪湖の花火大会を請け負う小川さんの師事で、自前の仕掛け花火と自腹の玉で花火を打ち上げることになって、僕は3号玉銀牡丹を購入させてもらいました。この話を聞いた上の娘とその彼氏も同行したいというので、昼過ぎから一緒に仕掛け花火作りも手伝ってくれました。だけど、花火を打ち上げるって簡単じゃありません。安全の確保のために消防署の許可や地元観光協会などの承認が必要だったのでスタッフは苦労したようです。木枠を電動丸ノコでカットしたり、インパクトドライバーで金具を固定したり、それは大工並の仕事になりました。ランスという火薬と導火線は手作業です。花火の裏方の仕事をするのは初めてなのでちょっと面白かったですね。打ち上げも電気配線を使って点火するので準備作業は結構手間でした。ところで、打ち上げ前の食事の席ではアフィーファさんがベリーダンスを披露してくれて何だか妙な雰囲気になってしまったのも面白かったですね。彼女は、ラヤリ・エル・ウンスというグループを結成していて中東アラブを中心に音楽とダンスを教えています。僕は会うのは二回目です。せっかく目の前に素敵なビーチがあるし、日没前は特に雰囲気がいいと思い、写真を撮らせてもらいました。ベリーダンスと言えば砂漠とオアシスじゃないですか。海水浴場の砂浜は、砂漠のイメージと重なるので雰囲気はばっちりでした。彼女も海に合うように衣裳を着替えてくれましたがそれも大当たり。さて、日が暮れて準備に時間がかかってしまいましたが、何とか無事に花火を打ち上げることができました。まず、仕掛け花火ですが、浜に木枠を立てて置き、仕掛け花火の着火と同時にその後ろの海で海上花火を三発爆発させてる凝った演出を小川さんが考えてくれました。これは凄い。海が火の色に染まるんです。20発ほどの打ち上げ花火は、3号玉と4号玉ではありますが、至近距離ということもあって中々迫力がありました。しかし、写真撮影は手こずりました。オートフォーカスをオンにしたままなのに気付かず、シャッター降りなかったので失敗の連続。やっと原因を見つけて撮影したけど成功したのは数枚。トホホです。でも花火って一瞬だから情緒深く感じられますね。残り火って言うし。海と花火とベリーダンスの組み合わせはとってもイイと思います。
