スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

小山町 あしがら温泉

2012年10月31日 | 温泉
日が暮れると寒くなりました。秋ですもんね。富士山の山頂は雪が載っています。御殿場付近を車でうろうろしているとフロントウインドウ越しにどうしても富士山が目に入ります。足柄と言えば金太郎を思い出しますが、足柄山の周囲には金太郎伝説にあやかったものが数多くあります。小山町は静岡県ですが、足柄駅があって土地にはゆかりがあるみたいです。国道から外れ寂しい道路を抜けると「あしがら温泉」はあります。マスコットも金太郎です。小山町民いこいの家と名称についているので、町営なんでしょうか。入泉料も500円と安めの料金です。ユニバーサルデザインを強調するところを考えると、地元の人達に気軽に利用してもらえるように配慮された優しい温泉ですね。内湯に露天、休憩コーナーと食事ができるレストランにサウナ。必要なものは最低限あればいいといった風情が好きです。施設の外観もどこかヨーロッパの寒い地方の片田舎に建っているウイスキー工場みたいで、見ていても気持ちの良い風景でした。屋根の向こうには夕陽に照らされた富士の山頂が顔を出していて、思わず写真の構図を考えたくなるほどです。特に今日は富士山のシルエットが美しいので絵になりました。そろそろ紅葉の季節が近づいているので山にも行ってみようかなあ。さて、温泉の方ですが、湯はアルカリ性単純温泉です。はい終わり。特筆することは何もありません。おしまい。一番の売りは、露天から眺める富士山が最高です。富士山を見ていると時間がどんどん過ぎてゆきます。風にまかせて雲がかかるので、流れる雲を見ていると飽きがないです。しかし、一つ気になることがあります。それは車の騒音。この温泉は、東名高速道路に脇にあるのですぐ下を高速で車が通り過ぎています。この音は途切れることがありません。姿は見えませんが、ちょっとやかましいです。何とかして欲しいです。内湯に入っていれば聞こえないので解消されるんですが・・・。ガラス越しに富士山を眺めたらよいとは思いますけどねえ・・・。多分観光客が来ることはあまりないと思います。地元の人に愛されるべき温泉でしょう。優雅な景色。綺麗な設備。安い料金。良い所はあるのでいい温泉ではあると思います。今日は、富士山が眺められたので良かったということにします。

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御殿場 喬廬庵

2012年10月31日 | 料理/グルメ
秋が深まる中、お蕎麦が美味しい季節になりました。新蕎麦が出回るこの頃、一年のうちで一番蕎麦の状態が良いので気になります。仕事で御殿場へ来ました。富士山周辺には名の通る蕎麦屋が点在する場所なので、ここ御殿場にも美味しい蕎麦を出すお店があります。行きたいお店があったのですが、お店の前で定休日だと分かり、急遽別のお店を選ぶことになりました。よくあることなんですけどねえ。残念。しかし、今日出向いた「喬廬庵」(きょうろあん)さんも決して劣ることのない蕎麦を出してくれました。東名御殿場ICと御殿場プレミアムアウトレットの間にある真新しいお店で、シックな装いが似合う純和風な造りの一軒家です。内装も綺麗で清潔感があります。このお店、東京・国立から移転したそうで有名な蕎麦屋でありました。(あとでわかったけどね。)自家製粉、粗碾き手打ち蕎麦は筋金入りの職人が技の粋を極めたものであると感じました。始めに断っておくとこのお店、かけ蕎麦はメニューにありません。つまり暖かい蕎麦は用意していません。蕎麦好きならご存知だと思いますが、蕎麦は香りが命ですから、「ざる」でいただくのが最高です。だからといって「ざる」しか出さないお店はそうはありません。どうしても暖かいものが欲しいお客様には稲庭うどんをメニューに加えています。相当自信があるようです。使っている食器も販売していますしね。「辛味大根蕎麦」(1050円)に大盛り(300円)を注文しました。出てきた蕎麦は粗碾きそのもの。上品なせいろですが、蕎麦実が見えるほど素朴さを残した蕎麦でした。エッジの正確さからも包丁の入れ方もただ者ではないと思わせます。真っ黒な色の辛めの汁ですが、味が濃くてしつこいものではありません。辛味大根はあまり辛くありませんでした。量が少ないのが難点ですね。天ぷらや丼があるので一緒に食べた方がいいでしょう。それにしても周囲のお客は皆天ぷらを頼んでいて、美味しそうでした。蕎麦だけだと物足らないかも。ここまで来て蕎麦を食べたいのは相当な蕎麦好きしかいないと思われます。僕もその一人ですから満足できましたが、お腹を満たしたいだけの人は行かない方がいいと思います。値段は高いと思います。街中から御殿場に一軒家で店を構えるなんて、蕎麦ッ喰いにしか出さないつもりで蕎麦屋をやっているに違いありません。この場所で食べるなら納得し易いですものね。



住所 静岡県御殿場市東山288-3
電話 0550-82-8702
場所
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THE DUKES OF SEPTEMBER RHYTHM REVUE in Nagoya

2012年10月29日 | 芸術/演劇
ざでゅーくすおぶせぷてんばありずむれびゅう・・・長い長い。メンバーはこの三人。ドナルド・フェイゲン、マイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグスです。みんなとっくに爺になりました。でもこの三人がそろってライブをやるなんて神様に感謝しなくては!それも日本で行われるのですよ!雑誌で知った時にはすでに名古屋公演の指定席は売り切れでした。しかたなく立ち見席のチケットを購入しました。僕が14歳の時に初めて買ったアルバムがボズ・スキャッグスです。以来ファンを続けて今に至っています。一度ブルーノート名古屋のライブを聴いたことがあります。スティーリーダンもドナルド・フェイゲンも大ファンです。ドゥービー・ブラザーズはあまり聴きませんでしたが、同じメンバーが揃った1991年ニューヨークのライブ「THE NEW YORK ROCK & SOUL REVUE」のCDは発売当時から聴きまくっていました。(来日で再販されました。)どうやらここ最近、同じ企画で公演をしたら受けが良かったみたいで、調子に乗ってスティーリーダン・バンドとPAと中性脂肪を引っさげて日本までやって来たという訳です。会場のZEPP NAGOYAに入ると頭が白いか禿げたオッサンと説明したくないけどその同年代の女性が半々くらい大勢集まっていました。鮨詰め状態でほのかに加齢臭が漂う中、ライブがスタートしました。(僕はまだ加齢臭は出してないと思っているけど念のためにコロンはつけた。)さて、このメンバーで演奏される音楽は言わずと知れたリズム&ブルーズですが、泥臭くない洗練されたものです。ちょっとクールなグルーブ感。だけどブルージーさはたっぷりで、聴けばハートは熱くなるし、何より年季が入ったバンドのメンバーもテクニシャン揃いでビンビン感じまくりのショーでした。三人並べるとボズが一番黒いです、マイケルが白いかな。ドナルドが中間くらい。MCはすべてドナルドでした。このグループ親分は絶対ドナルド・フェイゲンです。AORという言い方が嫌いな僕は、このライブを聴いて確信しました。ソウル、ジャズ、ファンクの要素はふんだんに取り入れているにしろ、コイツ等はロックでもポップでもなく、やっぱりリズム&ブルーズをやりたいんだと。ボズは「シルク・ディグリーズ」から2曲、「ロウ・ダウン」と「リド・シャッフル」を取り上げていたけど、とにかく渋いしブルーズの匂いがプンプンします。ドナルドいたってはスティーリーダンの持ち歌しか歌わず、「ヘイ・ナインティーン」とか「ペグ」では興奮してしまいました。生ですよ。バードウォッチング用のスコープを持参していたので、しっかり歌う表情まで読み取ることができました。「リーリン・イン・ヂ・イヤーズ」は最近歌詞をコピーしてスマホに持ち歩くほど気になっていた曲だったので、演奏された時は最高!特にギターソロが素晴らしくダイナミックでした。ああ、言葉に表現することができない。感動をありがとう。もう書けない。ライブ盤出してくれ!
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シュークリーム外伝

2012年10月28日 | 料理/グルメ
最近、下の娘がなついてきたような気がしています。上の娘の外出が多くなり滅多に家にいないので、相手をしてやろうと心がけているせいなのかと思うけれど、多分僕の財布の中身に用事があるのだと決め込んでいるところです。前々から「シュークリームを作りたい。」と懇願していたのは、僕の指南を受けたいということではなく、材料費を負担して欲しいという意味なんでんすからね。まだ娘姉妹が幼い頃にシュークリームは二度焼いたことはあります。本人は食べた記憶がないと言い張るので、シュークリーム作りには僕も一枚噛んでやることにしました。昔のことだから忘れてしまっていることが多いけど、クックパッドをチラリと見ただけの我が子はきっと遭難するだろうと思えたからです。材料はいたって普通のものを使いました。レシピはその通りクックパッドから引用してノーマルなものを選ぶことになりました。シュークリームはシューを焼くことと、カスタードクリームを作ることが必要で2種類のお菓子を一度に作業するので面倒臭いお菓子でもあります。まずカスタードクリームですが、材料を計器で正確に計っているので、味は無事に着陸しそうだったので、あとは手順のミスを防ぐことができれば何とかなります。鍋で煮詰める時に焦がさないようにできるだけ早く木べらを動かすことが必要です。隣で質疑応答を繰り返しながら自分で作業を進めるので、全部任せてみました。でも少し焦げになったみたいです。手間がかかりますがスプーンですくって取り出すことにしました。やればできる。僕はもっぱら使った調理器具の洗い物を担当していました。シュー生地も練り具合が重要で、強火で一気に仕上げることがコツです。その後、溶かし卵を加えながら粘度を調節しますが、力強く掻き回さないとうまくいきません。さすがに助太刀しました。お菓子は腕力が必要な時があります。電子レンジのオーブン機能で焼き上げましたが、レシピ通りの時間では焼き加減が追いつかないので、様子を見ながら焼き時間を増やすことにしました。シューは焼いてみないと膨らんでくれるのかわかりません。緊張する作業です。初めてなので形は無骨で格好悪いシュークリームになりましたが、思っていた以上に良い出来になったのでホッとしました。でも疲れる。シュークリームはたくさんできてしまうので小さいのを家族で分けてあとは明日学校の友達に配るそうです。
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黄昏の東京駅舎

2012年10月24日 | 文化/歴史/技術
長い間工事中だった東京駅舎がようやく完成しました。東京駅は新幹線で東京へ行くと乗り換える駅なので住んではいない僕でも愛着の湧く場所でもあります。そう思っている人は僕だけじゃないみたいです。皇居を目前として丸ビルが建っている場所に住所を持つ人も天皇家以外にそうはいないと思いますので、東京駅に愛着があるのは千代田区にお勤めの方々と全国から上京してきた人達です。丸の内側の改札口に細長く低い赤煉瓦造りの駅舎は100年前の1914年に竣工した様子を甦らせてくれました。ホテルもオープンしました。一度泊まってみたいと思いますね。レトロな気分が満喫できそうです。当然ですがすでに観光地になってしまい、駅舎前では常に大勢の人で賑わっていました。皆、カメラで記念撮影をしています。考えてみるとこんなに立派に再建された駅舎は他にないような気がします。名古屋へ帰る前に立ち寄ったのですが、ちょうど夕暮れだったので日没を狙ってライトアップ直後の東京駅舎を撮影することにしました。周囲は高くそびえる高層ビルですから、その対比も魅力の一つです。近代的なタクシー乗場にありふれたタクシーが乗り付け、時代を感じる駅舎と高層ビルが一つの視野に入ってきます。少し離れた高い場所から撮りたいけど、そんな場所どこにあるのか見当もつかないので、しかたなく周囲をぐるぐる廻って撮りました。いい場所は人が集まっています。見どころは北口と南口の内部から見上げるドームでしょう。真下には天井にレンズを向ける観光客で歩きにくいくらいでした。褐色煉瓦と黄色い塗装に白は花崗岩を使用してビクトリア調のデザインなのだそうです。つい見上げたくなる綺麗な意匠です。外観も角度を変えて見学すると中々味わいがありました。赤煉瓦の建物はライトアップすると美しさが引き立ちます。少し待って黄昏の東京駅舎を見ることができて良かったと思いました。この改修工事のために空中権を費用に充てたと公表されていますが、左右にビルが建ち、その後ろから月が昇ってきたので、暗くなり始めた空の色とライトアップで浮かび上がるような東京駅舎の洗練されたデザインが妙に合うなと見とれていました。横浜もレトロな建造物が多い街で好きですが、東京駅も好きになりそうです。

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東京 日本橋 蕎麦たかね

2012年10月24日 | 料理/グルメ
ちょっと早い気がしますが、新蕎麦の季節が始まりました。東京へ出て来ると蕎麦屋が気になります。立ち食いでも美味いと評判のお店があると知り、ここは一つ自分の舌で確かめたくなりました。目当てのお店は日本橋ですから東京駅から歩いて行ってやろうと思い、秋晴れの中徒歩で向かいました。「蕎麦たかね」は証券会社が建ち並ぶ一画にあるので、サラリーマンの味方と言えるお蕎麦屋さんだと思います。何しろこの辺り蕎麦屋はたくさんあります。店の名前も変更したので僕は迷ってしまいました。(以前は「蕎麦まえだ」)たかが立ち食い蕎麦だとたかをくくるのは早いです。ここの蕎麦は違いました。自販機で食券を購入するシステムで、水もセルフサービスですが蕎麦は店内で打っています。僕は見ました。店内の壁には十割五立河漏蕎麦と書いてありました。簡単な話。中国の古い麺製法で、てこを利用して蕎麦生地をプレスして押し出しながら麺にして茹でるメカニズムを採用しているのです。狭い店内で挽きたての蕎麦粉から蕎麦を打ち素早く茹でる。単価の安い蕎麦を提供しながらクオリティを上げる離れ業をやってのけるお店だと分かりました。ざるも良さそうでしたが、僕の立ち食いのこだわりで天ぷら蕎麦(480円)を頼みました。天ぷらはかき揚げですから事実上かき揚げ蕎麦です。大盛りは100円増し。名物メニューのかき揚げは揚げたての上デカイです。蕎麦は太めで新蕎麦のおかげもあって蕎麦のいい香りがしました。ボリュームもあります。調べでは大盛りで350グラムです。出汁は薄味でしたが、関東らしい濁り汁で鰹の風味が力強かったですね。嬉しいのはトッピングです。温泉卵か生卵がどちらか一つ選べます。薬味は大根おろし、白ネギ、ワカメ、天かすと豪華です。関西ではよくあるサービスですが、東京ではあまり見かけないと思います。テイクアウトなる持ち帰りサービスまでやっていました。十割蕎麦。石挽き。当日打ち。注文が入ってから揚げる天ぷら。見かけは立ち食い蕎麦でも中身は立派です。今まで立ち食い蕎麦は別の蕎麦だと思っていましたが、こんなお店があると常識が崩れてしまいます。全国の立ち食い蕎麦を食べ歩いたわけではありませんが、僕の中ではナンバーワンです。そうそう蕎麦湯もポットに入れてあって飲めるんです。凄いでしょ。



住所 東京都中央区日本橋茅場町1-6-16
電話 03-3639-1007
場所
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1000円ワイン通信 ~ドメーヌ カイヨ ブルゴーニュ ルージュ 2008

2012年10月22日 | 料理/グルメ
ブルゴーニュの赤が飲みたくなりました。あのピノ・ノワール種だけで作られ、フランス屈指のワイン産地で醸造されたブルゴーニュをどうしても口にしたいと思いました。ボルドーもいいけどブルゴーニュも好きです。数少ない我が家のハウスワインをごそごそ探すと今年の始めに購入してとってあった「ドメーヌ カイヨ ブルゴーニュ ルージュ 2008」が出てきました。今飲んだって美味しいよね。って自分に言い聞かせて栓を開けることにしました。これは今飲むべきじゃないな。とか。どっちにしようか。・・・んー。なんて思い悩むのが楽しくてたまりません。ワインを購入するのもあれこれ悩むけど、ワインはいつコルクを抜くのか決めることも大事な作業です。何かの記念にはとびきりの一本にしたいしね。今回は何でもないので決断する理由がありません。だからブルゴーニュが飲みたいが理由になりました。三日に分けて少しずついただきました。ミディアムボディの口当たりはすっきりしていて、エレガントさを醸し出しています。香りはベリー系の甘酸っぱさを感じます。冷やし過ぎないように気を付けて飲みたいですね。初日は常温でしたが冷蔵庫で保存したために弾けてくれないと香りが立たず楽しめません。酸味は舌に少し残ります。でもとてもおしとやかな酸味です。苦味は強く感じないので飲み易くていいワインでした。ブルゴーニュワインらしさを十分味わえます。もう少し口に広がる奥行きとか芳醇なアロマが欲しい気がしますが、これはこれで味わうものなんでしょう。テーブルワインなんですから。お値段も1890円とブルゴーニュにしては安めでした。飲み続けるうちに淡白な赤ワインも悪くないなと思えてきます。いろいろ食べ合わせてみましたが、焼き魚でもいけますね。赤は肉。白が魚。が基本だと思いますがこのくらい爽やかで上品な赤なら塩焼きの魚だったら口に合います。これといってワインに合いそうなメニューが並ばなかったので、自分で豚ロー肉を香草焼きし、とろけるチーズを載せてオーブンで二度焼きしたものと合わせてみました。これは結構いけました。やっぱり肉料理の方が良かったです。気になったのでこのワインのことをちょっと調べてみたら、生産者は著名なロジェ・カイヨ氏から息子のミッシェル・カイヨ氏に引き継がれていました。白の方がお得意なのかな。損しないワインだと思います。
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牛肉のバター焼きのせバジルご飯

2012年10月21日 | 料理/グルメ
少し前のことですが、バジルの葉をいっぱいいただきました。某百貨店の屋上ガーデンで栽培されたものです。ガーデニングとは別に虫除けに植えたものだから、秋になると植栽されてしまうのでわけてもらいました。それを利用して自家製のジェノベーゼソースを作りました。エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルとピーナッツ粉とパルメザン・レッジャーノチーズを削ってジューサーで撹拌します。松の実は高いので永谷園のピーナッツ粉で代用しました。チーズはイタリア直輸入ですが、この時だけは円高に感謝します。ジェノベーゼソースはパスタに絡めればそれだけで美味しいので作って食べました。作り立てのソースだから本当に美味しかったのですが、食べきれないジェノベーゼソースがまだあります。そこで休日のランチのためにその使い道を考えました。それが「バジルご飯」です。僕のオリジナルレシピです。作り方は炒飯のイメージです。だから簡単です。ジェノベーゼソースはニンニクを入れなかったので、ニンニクの香り付けネギをまず作ります。太ネギを包丁で縦に切れ目を幾つか入れてから輪切りで刻み、中華風の薬味ネギにします。サラダオイルをフライパンで熱して潰したニンニクを狐色に揚げます。ニンニクを取り出しそこへネギを入れて焦げないように加熱して香りネギを作っておきます。一度皿に移しておくと予熱で焦げません。牛肉は焼肉で残った冷凍のカルビ肉を使いました。塩・コショーで下味を付けてオイルバターでソテーします。これも皿に移しておきます。フライパンは油を捨てて綺麗にして、冷凍で水分が無くなったご飯を解凍し、サラダオイルとバターでソテーします。少し火が入ったら、香りネギを加え、お好み焼き用の乾燥エビも入れます。最後にジェノベーゼソースを足して塩・コショーで味を調えたらバジルご飯の完成です。盛り付ける時に牛肉を載せます。自分で言うのもなんですが、久しぶりのヒット作でした。牛肉の代わりに鶏のモモ肉でも作ってみましたが、相性は良かったです。ご飯を炒める時に白ワインをふりたいところでしたが、あいにく赤ワインしか常備していなかったので省きました。「バジルご飯」と聞くと変な感じがしますが、一度お試しあれと勧めたくなるくらい美味しいです。ジェノベーゼソースを作るのは面倒臭いと思われるなら瓶詰めでも近い味になると思われます。いちゃもんの多い妻もこの料理は認めたようです。レパートリーにしよーっと。
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オープンウォーター炬燵水練記 32

2012年10月18日 | スポーツ
日が暮れるのが早くなりました。仕事帰りにプールへ行こうとすると真っ暗でした。それに今日は雨。地下鉄に乗って東山公園駅で下車し、傘をさしながら千種スポーツセンターへ向かいました。すっかり秋ですね。寒いとさえ感じます。そうだ台風も近くに来ているんでしたっけ。ちょっとブランクを空けてしまったトレーニングになりました。寒くなると水泳をする人も減って泳ぎ易いだろうなあと思っていたのですが、水泳教室が開かれていました。やれやれ。コースが限られ2コースしか利用できません。そこへ熱心なスイマーも結構いましたから、自分のペースで泳ぐことはあきらめました。僕も高いコンディションを維持するような練習をしなくてもいいので、軽いメニューにすればいいのですし。それにしても最近ブレストの泳法が変わってしまったことに気付いてショックを受けています。何気にネットでブレストのフォームについて調べていたら、ロンドンオリンピックで競泳の選手がこぞって採用しているフォームは新しいフラット型ばかりなんだそうです。薄々耳には入っていましたが、よくよく文献を読んでみると驚くことばかりです。常識っていつも覆されるんですよね。ブレストは一体何回変わったの?本当に。混んでいることもあって、最初のアップはブレストで300Mにしました。なるべく上下運動を避けてリカバリーは手を水面の上に出すことを止めて泳いでみました。なんかまだしっくりこないです。続けてスイム50Mを2本。プルとキックのタイミングがよくわかりません。リズムが狂ってきます。その後25Mのハードを4本泳いでみました。ピッチが上がってしまい、しっかり水をとらえられません。これでいいのか?次はビート板を使ってキック50Mを2本のドリルです。水面近くで膝から下を使いハーフキックで泳いでみました。上半身をフラットにして推進力を効率よく使うんですよね。って誰に向かって言ってるんだろう?最後はダウン100Mの合計700Mで終了しました。フラット泳法は中学校の頃はそうでしたが、高校生になって肩を上げろと指導され、その後ウエーブだのウイップキックだのキャッチにスカーリングにスナップ?ハイエルボと流行を取り入れてきました。今では立派なメチャメチャフォームが完成したところでした。ここにきて最初のフラット型ですからね。何でもやりますよ僕は。やればいいんでしょ。
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秋刀魚のソテー 野菜のマリネ ~野菜と豚肉の煮込み ベアルン風

2012年10月13日 | 料理/グルメ
久しぶりにフランス料理教室に参加してきました。秋が深まり出して急に寒くなり、味覚の季節でもあります。講師古田祐二氏は、旬の魚を使った一品と身体が温まる一品をメニューに選んでくれました。「秋刀魚のソテー 野菜のマリネ」と「野菜と豚肉の煮込み ベアルン風」です。秋刀魚は純和風食材のイメージがありますが、フレンチになるとどうなるかワクワクする料理です。秋刀魚は三枚におろし、フィレにカットしてから塩・コショーで下味を付けて小麦粉をまぶしオイルソテーします。(小麦粉を使うので調理方法ではムニエルになりますね。)焼き上がったら、バットに移し白ワインをふって軽くオーブンで加熱します。盛り付ける時に載せる野菜のマリネは、トマトを湯剥きして種を取らずくし形にカットしたものと、オニオンをスライスしてしばらく水に浸けておいたものと、セロリの皮を剥いてスライスしたものにドレッシングをかける簡単なものです。ドレッシングは特製。サラダオイルと酢と上白砂糖を3:2:1でホイップして塩とコショーで味を調えたらでき上がりです。上白砂糖と塩の加減で味がまろやかになります。イタリアンレタスを敷いて盛り付けると豪華なフレンチになりました。秋刀魚は、七輪の炭火焼だけではありません。「野菜と豚肉の煮込み ベアルン風」も男の料理とも言える簡単で無骨な郷土料理です。まず、豚バラ肉を塩・コショーしてからオイルバターでソテーして色を付けます。別にオニオンをスライスしてバターでしんなりするまでソテーしたものを用意して、先ほどの豚バラ肉と一緒に大きめの鍋に入れたら、ジャガ芋、ニンジン、セロリの乱切りを加え水で浸し、ローリエの葉を載せてしばらく煮込みます。ニンジンに串が通ったら、ソーセージとベーコンを適当な大きさにカットしたものとミックスビーンズを加え、更に煮込みます。火が通ったところで塩・コショーで味を調えます。塩は大めで少し辛いなと思うほどがちょうど良いです。最後にインゲンと生ハムをちぎって載せたら完成です。今回はジャガ芋の他にカボチャとサツマ芋も足して賑やかになっています。こちらも材料を入れて鍋で煮るだけですし、ブイヨンなど一切使わず野菜の旨味だけで充分美味しい料理なので、家庭でも簡単に作れるメニューだと思います。手に入り易いお馴染みの材料でも、ちょっと手間をかけるだけでワンランク上のご飯になちゃうんですよねえ。

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