スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

運動会の万国旗

2014年09月28日 | 文化/歴史/技術
昨日の、御嶽山の噴火には驚きました。山頂へ登山したことはありませんが、車で行ける範囲で岐阜県側にも長野県側にもこの数年の間に訪れているし、天気の良い日には自宅からも眺めることができる愛着のある山です。被害に遭われた方々の無事を祈ります。さて、久しぶりに晴天の週末となりました。絵に描いたような秋晴れです。そして運動会です。実は、小学校の運動会に呼ばれていました。もう、二人の娘は大きくなっているので自分の子供の運動会ではありません。今年は、自治会の町内会長を務めているので来賓として朝礼台のすぐ横のテントの下で椅子に座って観戦できるのです。やれやれ。敬老会のご老人達と市議会議員等にも囲まれ居心地が良いとは言えませんでした。お茶と栗きんとんがいただけるのは嬉しいけれど、身内が誰も出場しない運動会をどうやって応援したらよいのやら。僕が、子供の頃は運動会は10月でした。最近は9月の末か5月に開催する学校が多いようです。なぜ10月だったのか。それは東京オリンピックの開催日が10月10日だったからと習った気がします。そして、どこの運動会も今も万国旗を掲げるのです。雲のない深くて高い青空に万国旗とピストルの音が運動会のイメージと重なっています。オリンピックはこうしてリフレインされているのだ。定番のクラシック音楽、カバレフスキーの「ギャロップ」も健在でした。徒競走には欠かせません。これを聴くと運動会の雰囲気が盛り上がります。ヘルマンネッケの「クラシコポスト」もいいですね。好きです。ルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの休日」もよく憶えています。他人の子供達の走る姿が美しいと思えてきました。器械体操にいたっては何をするのか分かっているはずなのに感動したりします。時代は移り変わりますした。僕の子供頃は、クラシックしか流さなかったのに、今の先生は、子供受けするものや自分達の好きなものもかけています。低学年の表現では、流行の「妖怪ウォッチ」ですからね。徒競走に福山雅治の「ガリレオのテーマ」を使うまではセンスを感じるけど、ゴールデン・ボンバーの「女々しくて」のインストはいかがなものか?と思ってしまいました。ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」は個人的に大歓迎でした。サザンやB'zも流れていましたが、同世代の選街がいるに違いないと踏みます。昼食時間になったので退席しましたが、天気が良い日の運動会で良かったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オープンウォーター炬燵水練記 91

2014年09月21日 | スポーツ
泳ぎたくても時間がないこともあって最近泳いでいません。近くのスポーツクラブに入会したものの、いつでも行けるからという安堵感がかえって機会を減らしているのかも知れません。シーズンオフでもあり、レースに出るとしてもおそらく来年の話になるので、忘れないためにトレーニングをする時期なのでお気楽と言えばそれまでですが。今年は、9月に入って残暑がそれほど厳しくもなく涼しくて気持ち良いくらいです。空にも入道雲は現れなくなり、少し高い雲に移ってきたような気がします。屋外駐車場から空を見上げると秋晴れとはいかず、白い雲が広がっていました。日曜日の午後に身体を鍛えに来る人は余程暇に見られそうです。スポーツクラブのプールは空いていました。でも、泳ぎ易いプールというのはありがたいことです。ブレストの練習をすることにしました。ストレッチをすると身体が硬くなっていることがよく分かります。アップは、ストロークを大きくとって200M。その後、PKCをメニューに組みました。プル25M、キック25M、コンビネーション50Mを4セット。プルに無理があるかも知れないと心配しましたが、へこたれることなく力泳できたことに自信が湧きます。筋肉痛が起きるのも嬉しいくらい。ブレストのタイムは簡単に上げることはできないことは分かっているけれど、記録に挑みたい気持ちは残っているので、短水路でレースに参加できたらと密かに考えています。その後、ハード25Mを4本。インターバルは十分にとって体力を戻して泳いでみました。本調子でないとはいえ、スピードに乗ると気分がいいです。ダウンはクロールに切り替えて100M。合計800Mで終了です。少し息も切らしてダメージもあるため入念にボディケアしました。スポーツクラブの良い所はここです。まず、ジャグジーで足の裏や腰を癒し、シャワーを浴びて着替えてからマッサーッジ椅子で身体をほぐします。リラックスしたところでストレッチエリアに移りストレッチをしました。ストレッチボールを使うと局部的に筋肉を伸ばすこともできます。泳いだ後に、時間をかけてボディケアすると身体の負担が全然違いますね。年齢のことを考えると、運動するだけでは身体を痛めることになりかねません。運動の後のボディケアも同じくらいの時間をかけることが重要だと実感しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分でやれば

2014年09月20日 | 文化/歴史/技術
DIYなんて僕には似つかわしいと思っているけど「ドゥ・イット・ユアセルフ」と言われて「自分でやってみよう」と翻訳するのは推進派でしょう。それはさておき、車のヘッドライトのカバーが黄ばんで汚れていることが気になっていました。この汚れは簡単に取れるもんじゃないと思い込んでいたので放置。更にディーラーのダイレクトメールで、ヘッドライトカバーの内側のクリーニングの案内の料金を見てびっくりしたものだから、気にしなければ良いと自分に言い聞かせていました。でもあんまり汚いのでマジックリンで掃除してみたら、ほんのちょっと黄ばみが落ちました。これは何か方法があるのではないかとネットで検索してみたら、業者やクリーニングキットの広告もあれば、自分で何とかした人達の悪戦苦闘を動画で紹介するものまでありました。ホームセンターやカー用品ショップで手に入る道具と根気があれば、黄ばみが取れると確信しました。お金のある人は、ヘッドライトユニットそのものを交換すれば良い。その次にお金に余裕があるなら業者に頼んで磨いてもらう。そしてもっとも安上がりなのは自分でやることです。そもそもヘッドライトはガラスから樹脂に素材が変更されています。時間の経過とともに黄ばみが出るのは避けられないようです。つまり、汚れが付いているのではなく、部品そのものが劣化していく現象なので、磨いて削るしか解決できないものなんです。そこで僕が選んだやり方は、紙ヤスリと市販のクリーナーを併用することです。まず、マスキングテープをヘッドライト周辺に貼ってボディに傷がつかないようにします。水洗いをした後、耐水性の紙ヤスリ1000番、1500番、2000番を順番に使用して表面を磨きます。さっと水洗いすると黄ばみが取れたような気がしました。ここまでは順調です。なんだ簡単だと思っていたら、水気が引くと磨き痕が残り白く濁ってしまうのでそれを消すのに苦労しました。そこで活躍したのは市販のクリーナーです。こちらも液状のコンパウドで磨いて専用の仕上げクロスで拭き取る方法なのですが、最初は時間を置いて拭き取り作業をしたために効果がありませんでした。カー用品の店員に対応策を尋ねて、コンパウドで磨いた直後にクロスで拭き取るやり方に変更することにして、それこそ根気よく作業を続けてたら何とかクリアになってきました。新品同様にはなりませんが、やらないよりやる方が断然綺麗です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜松 手打ち蕎麦 一(いち)

2014年09月19日 | 料理/グルメ
ニホンウナギの保護のために今後は鰻の稚魚の漁獲数を制限するニュースが流れました、鰻ファンのみならず鰻専門店など心配していることでしょう。浜松へ来れば鰻といきたいところですが、もはや鰻は高級食。気軽にランチになりません。勢いがないと足が向かなくなりました。じゃあ最近人気の浜松名物の餃子はどうかとうと、人と会う前には躊躇します。で、結局、いつもの蕎麦。浜松駅から歩いて行ける蕎麦屋を発見しました。一(いち)は数字のイチ。シンプルを極めんとする料理である蕎麦にはぴったりの屋号ではありませんか。アクトシティが見下ろす浜松科学館のすぐ近くにあります。開店早々お客が入っていきます。このお店は蕎麦前が充実しているし、日本酒がバラエティに富んでいるので、一杯引っ掛けてから蕎麦をいただくスタイルが本来の楽しみ方だと思います。今年大人気の獺祭は一人一合までとなります。仕事の合間のランチでは寂しいところです。蕎麦は十割と田舎がありますが、何と田舎がないそうです。開店直後でないということは作ってない。はず。十割は作るのが難しく、限定販売のお店があるくらいなのに十割り一本で営業するなんて驚きました。もちろん十割(770円大盛り200円増し)を注文しました。サイドメニューにこちらは限定の栗ご飯(200円)も追加。蕎麦は北海道産と福井産を使い分けているそうで、本日は北海道深川産キタワセの新蕎麦でした。秋を感じますねえ。ちょっと早い気がしますが。笊に盛られた蕎麦は、見た目にも素朴な蕎麦でした。食べてみればとても十割だと思えない喉越しです。どうして?つなぎがないはずなのに。出汁は濃い口醤油の辛口。蕎麦は、ちょっぴり付けて江戸っ子のつもりになっていただきましょう。昆布は、北海道羅臼昆布。鰹節は、枕崎産遠赤外線焙煎。椎茸は、千葉県椎名農場産を使用しているそうです。こだわってます。薬味に白ネギと山葵が付きましたが、山葵は使いませんでした。ちょっともったいないかな。伊豆天城産の山葵は安くはないでしょうに。それにしても静岡は山葵の産地なので、蕎麦屋は本物の山葵を出さなくてはならないのも大変だと思いながらお蕎麦をいただきました。んー。いい蕎麦です。栗ご飯は、限定に間に合って良かったあ。秋の味覚を堪能することができました。一味違います。白胡麻を加えるだけでも自家製の栗ご飯がグレードアップできそうですね。



住所 静岡県浜松市中区砂山町333-10 ネットプラスビル 1F
電話 053-458-2110
場所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポワローとキノコと鶏肉の蒸し煮 ~海の幸のオムレツ

2014年09月13日 | 料理/グルメ
バーミキュラ鍋をご存知でしょうか。鋳造の鍋で水を使わなくても野菜の水分だけで調理ができるという人気の商品です。そのバーミキュラ鍋を使ってメニューを考案して欲しいと古田祐二氏に依頼してフランス料理教室が開かれました。今回は鍋を持ち込んでくれた人も含め、いつもより多い人が集まりました。「ポワローとキノコと鶏肉の蒸し煮」は文字通りの蓋をした鍋で煮込む料理です。鶏肉は筋をカットして塩・コショーして下味を付けて鉄のフライパンで皮からしっかり焼いて焼き色を付けておきます。ポワロー(白ネギ)は4センチくらいにカットし、オニオンはくし形に八分割にカットし、ズッキーニは拍子切り、エリンギは拍子切り、シメジはいしづきをカットしてばらしたものをまとめてオイルバターで軽くソテーします。バーミキュラ鍋の底に野菜とキノコを入れて上に鶏肉を載せて、ローリエ、パセリの茎、ネギもブーケガルニにして火をかけ、コニャックと白ワインの順で鍋に入れたらマッチで火を付けてアルコールを飛ばし、鍋で蓋をして20分から30分弱火で加熱したら、一旦鶏肉を取り出して塩・コショーとバターで味を調えて完成です。普通の鍋なら水を足して煮込めばいいはずです。簡単レシピなので家庭でも作れちゃう料理です。「海の幸のオムライス」は西洋料理の基本オムレツにチャレンジです。全卵はハンドミキサーで細かい泡が出るまでホイップしておきます。オニオンのスライスをバターソテーしたもの。シメジをばらしてからバターソテーしたもの。トマトは皮付きのまま種を取り去りコンカッセにカットしたものも用意します。小エビは背わたを取り去り、カニ身と一緒に塩・コショーで下味を付けてから鍋でバターソテーします。火が通ったら白ワインでフランベし、エビとカニ身は取り出して残った煮汁を三分の一になるくらいに煮詰めてから生クリームを入れて沸騰させ、火を止めてから弱火に切り替えて今度は三分の二になるまで煮詰めます。塩・コショーとバターモンテで味を調えてホワイトソースを完成させます。もう一つのトマトソースは、オニオンとニンジンとセロリ(余った物で可)をバターソテーしてからトマトピューレと水と砂糖を加えて10分ほど煮込み、濾してから塩・コショーとバターモンテで味を調えて完成させます。ホイップした全卵を一人分に小分けして、オニオン、シメジ、トマト、小エビ、カニ身の具材を入れて、フライパンでオムレツを作ります。オイルとバターの量とフライパンの温度と料理の腕によって様々なオムレツが焼けます。(古田シェフは当然上手でした。)ガロニはジャガ芋の粉吹き。ニンジンのグラッセ。セロリのブイヨン煮でした。ホワイトソースはオムレツの周りに、トマトソースは上からかけて盛り付けしました。これぞフレンチ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京 東陽 心厨房(まごころちゅうぼう)

2014年09月10日 | 料理/グルメ
東京にはひどい雨が降りました。危険なレベルの雨に今年はこれで二回も遭遇してしてます。宿泊先のホテルに到着した時には止んでくれたので一安心でした。遠くへ行きたくなかったので歩いていける近所のお店で夕食を済ませることにしました。東京湾に近い東陽町は東京の下町ですね。とても地味な印象です。もんじゃ焼きか蕎麦かな。と頭に浮かびましたが、すぐそこに結構美味しいラーメン屋があることに気付き、ちょっと寄ってみるかと軽い気持ちで入りました。心厨房と書いて「まごころちゅうぼう」と読みます。狭いお店でした。塩ラーメンが自慢の一品のようだったので「塩ラーメン」(750円)を注文することにしました。大盛りは100円増しです。塩といってもスウプは豚骨と鶏ガラのブレンド。こだわりが強烈です。豚骨8鶏ガラ5の割合が黄金比だと胸を張ります。それでも塩ラーメンというのはどういうわけだ?淡麗じゃないのか?大丈夫か?と心配になりますね。そしてこだわりの極めが塩です。揚げ浜式製塩法の大谷塩。奥能登産だそうです。麺は浅草開花楼特性麺。国産小麦100%。ここまでくると頑固オヤジのこだわりラーメンだと想像してみましたが、厨房の中の人はいたって親切で丁寧でした。一杯一杯、スウプの味見をしてから丁寧に出す。やるなお主。食べてみれば一口食べて分かる美味しいラーメンです!これは美味い。個性的なのにバランスの取れた味は称賛に値します。中華料理のような宮廷料理に逸脱することなく、あくまでも庶民的なラーメンに留まり、コピーやインスパイアでもなく新しい境地を生み出すなんて素晴らしいの一言。東京には底力を持ったラーメン店が数多くあるんだと感心します。スウプの出来が良すぎます。最後まで飲んでしまいました。どちらかというと濃い味なのに喉に絡んでこないすっきり感。よくある表現ですが、エッジが切れが違います。ダントツです。芸術品ですねえ。タマネギのみじん切りが何か秘密がありそうです。つけ麺の相性も良いと思います。昔ながらのラーメンと新世代ラーメン。どちらも美味しいものがあります。



まごごろ厨房
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪 カジュアルレストラン おおさかぐりる

2014年09月03日 | 料理/グルメ
大阪に来ると歩きにくいと感じてしまいます。看板や標識などはよく間違えます。絶対、地元の人々の都合に合わせて書かれているに違いない。エスカレーターもつい左に寄ってしまうので慌てて右に移動します。建物の入口と出口が多過ぎる。よそから来ると僕としては疲れてしまうんですよね。でも、楽しみもいっぱいあります。最近、新梅田食道街が気になってしかたありません。こういう所から大阪を理解した方が良いのかもしれません。梅田のホテルに宿泊することにしたので、お昼も夜も新梅田食堂街でいだたきました。僕は、夜の新梅田食堂街の賑わいが好きです。立ち飲みのお店もあって串カツ屋では仕事帰りに一杯やっているサラリーマンやOLでごった返しています。行ってみたいと思うものの、一人で入る勇気がまだありません。というか面白そうじゃありません。一人でも楽しめそうなもっとディープなお店もあるのでいつか行ってみたいと思います。今回は、どちらかというとガッツリいける洋食屋さんにしました。「おおさかぐりる」と平仮名の屋号は親しみ易いですね。カウンター主体の小さなお店です。前評判をいっさい知ることなく店に入りました。気になったメニューがありました。お勧めの「ボルカ定食」(830円)を注文しました。何が出て来るかわからないのもスリルがあります。注文して結構早く出てきました。ワンプレートにポークカツとオムレツとライスとキャベツの千切りにデミグラスソースがかかっている料理でした。定食なのでお味噌汁が付いてきます。洋食屋さんの基本メニューの組み合わせを変えたみた。ということみたいです。一見、オムライスにカツが載っているようなんですが、チキンライスじゃないんですよねえ。白飯なんです。だからオムライス用のオムレツは単体なんです。これはどういうことになるのか?白飯とデミグラスソースを口に運ぶと正統なハヤシライスになります。ポークカツはカリッと揚げてあるのでそのまま食べてもいいし、デミグラスソースでいただくとよりゴージャスです。オムレツとライスとデミグラスソースを一度に口に運べばオムライスぽい味わいが楽しめます。ボリュームもあるし得した気分にもなれました。ところでボルカって何だ?と思ったので調べてみたら、越前市ではボルカライスといってご当地グルメとして売り出し中でした。スタイルは同じみたいです。ロシアの川の名前らしいことはわかりましたが由来は謎だとか。



住所 大阪府大阪市北区角田町9-26 新梅田食道街 1F
電話 06-6311-3819
場所
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪 坐摩神社

2014年09月03日 | 文化/歴史/技術
「ざまじんじゃ」と読んでしまったのですが正確には「いかすりじんじゃ」と言うそうです。摂津の国の一宮は住吉神社ではなかったのか?実はもう一つ、一宮がありました。一国に一宮が一つではないことはよくあります。山城もそうですし尾張も二つあります。越中にいたっては六ヵ所あるのですから神話というのはややこしいものです。坐摩神社は通称「ざまじんじゃ」と呼ばれ、(大阪らしいなあ。)地下鉄御堂筋線本町駅から歩いてすぐ。伊藤忠ビルの裏と言ったほうがわかりやすいでしょう。大阪のオフィス街のど真ん中に鎮座する一宮です。僕はこの界隈をよく歩いていましたが気付きませんでした。日本一利便性の良い一宮ではないでしょうか。着いてみると人影も少なく、知る人ぞ知る神社の気配です。都会の神社にありがちなコンパクトな境内と正方形に近い敷地には拝殿と本殿の他に末社や摂社が綺麗に配置されています。入り口の鳥居が一つ。参道らしきものはありません。創建は古く、平安時代の書物に記され、秀吉の大阪城築城に伴い現在の地に遷座。渡辺という地名は苗字の渡辺の発祥となっているとか。社務所は複合ビルの一階にテナントとして入居しているし、手水舎はセンサーによる自動給水で経済面も大阪流です。神紋の鷺丸は、由緒によれば新功皇后が摂津国の鷺の群れが集まった場所に坐摩神を奉斎なされたことによるもので鷺にちなんでラン科の「さぎ草」を境内で栽培しています。ちょうど身頃でした。花の形状がまるで白鷺が飛んでいるかのようです。珍しい植物に出会いました。美しい。二礼二拍手一礼し、参拝を済ませて境内をうろうろしていると、石碑がありました。なんでも上方落語の発祥地なんだとか。初代桂文治がここで高座を開き、落語を屋外の大道芸から屋内芸能にした画期的な聖地なんだそううです。桂三枝(現文枝)氏の名義でコメントまで彫られています。更に驚くのは奥の末社か摂社で、陶磁器の灯篭がありました!鎮守の森はなく、日本庭園のような手入れされたガーデンの中では異国情緒さえ感じます。大阪府陶磁器商業協同組合の奉納だとか。更に更にその横の稲荷神社の配色は東南アジアの遺跡のようです。なんじゃこりゃ!いろんな神社を見て回りましたが個性的な神社と言えるでしょう。期待していなかった分だけ驚きが大きかったです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする