スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

神戸 生田神社

2012年01月31日 | 文化/歴史/技術
神戸に泊まることになり、ならば神社へ行って参拝しなければと思い立ち、真っ先に思いついたのが「生田神社」でした。で、どこだ?と頭によぎりながらホテルを探して歩いていたら、なんと宿泊するホテルは「生田神社」の隣でした。あれ?チェックインを済ませ、部屋の窓の開けたら「生田の池」が見下ろせまました。今はネットでホテルを予約して、スマホのナビゲーションに従っていけば辿り着ける世の中になりました。だから、自分が泊まるホテルの正確な場所を意識していなかったのでこんな偶然に出くわすことにもなるのです。でも東急ハンズの前にあるなんて知りませんでした。繁華街にも近く、三宮駅からも歩いてすぐです。イメージではもっと静かな郊外のような気がしていたので驚きは二重でした。こんな近くに「生田神社」があるのだから焦ることはない。翌朝、ホテルの朝食バイキングでお腹を満たし、移動の前に参拝してきました。朝の通勤時間、ここには通勤途中に立ち寄り参拝して行く人が数多くいました。近道をするために境内を通る人がいることにも驚かされます。近道のついでなのかな?ともかく「生田神社」には参拝客は平日の朝からひっきりなしのようでした。この神社も古くからあるようです。日本書紀に神功皇后が海外遠征の帰路で立ち寄り占うと、この神社が祀る稚日女尊(わかひるめのみこと)が現われたとされています。また、ここの神様を守護する家々が神戸(かんべ)の号を授かり、後に「こんべ」から「こうべ」に変化して、この地が神戸になったと言われていたり、ここで神酒を造っていたことから酒所となり、灘の酒を生んだとされています。なるほどねえ。歴史を紐解くと現代につながる話がたくさん出てきます。裏の鎮守の杜は「生田の森」として散歩ができるようになりました。意外や意外遊歩道があります。普通、鎮守の杜はその名が示すように人の出入りを禁じる人跡未踏だったりするんですが・・・。ここは源平や南北、戦国時代には合戦場になるなど他には無い歴史が刻まれているようです。しかし現代、狭い神戸の土地開発を進める中で、広大な鎮守の杜は縮小の一途となり、住宅地にうっそうとした茂みが残り、そこに人が入れないとなれば、治安の面からも解放した方が良いという判断に行き着くのは容易に想像できます。これも一つの守り方なのかも知れませんね。せっかくだから僕も歩かせてもらいました。都会のオアシスです。

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ヴォーリズを探せ! ~旧居留地38番館

2012年01月30日 | 文化/歴史/技術
神戸の市街地。それもど真ん中の元町の近くにヴォーリズ建築があります。大丸百貨店神戸支店はそれはそれでレトロで感じの良い建物ですけど、隣接する「旧居留地38番館」は一際古臭く、独特の趣が漂う建造物です。この界隈はお洒落なブティックやレストランも多く、ヴォーリズ建築のデザインと調和を心がけているのかレトロモダンな意匠の街並が続きます。元町へ来ると、すぐ中華街へ足を向けてしまい、食い意地を張ってしまう僕ですけど、今回はしっかりヴォーリズ建築を見学してきました。「旧居留地38番館」のエントランスにはSALEの文字が掲げてあります。でも売りに出ているのではありません。この建物は現在、現役のテナントビルでブティック、レストランが多数入居しています。今は、テナントで入居している店舗のバーゲンセール中なんです。「コム・デ・ギャルソン」に「アニエス・ベー」ですよ。んー。ギャルソンにアニエス・・・。さすが神戸ですね。ヴォーリズ建築は、ほとんどが老朽化していて、維持するにも未使用では経費だけが余計にかかります。このように家賃収入が発生すればメンテナンス費用も捻出できそうですし、何より使用者が掃除をしてくれます。立地条件が良いといいこともあります。神戸には旧居留地がいくつか残存していて、街の景観に大きな役割を果たしています。本来、神戸を開港して、そこに外国人の居留地を建てたところから近代神戸の歴史が始まったわけですから、旧居留地は神戸らしさの源でもあります。歴史から考えると、旧居留地の中には、二次大戦の空襲で焼け落ちたものがあり、阪神大震災で倒壊したものもあり、復興して建て直したものもあるので、神戸を語るにはこの旧居留地の運命に触れるべきではないかと思えます。その中にヴォーリズ設計のものがあるなんて、また感慨深いものを感じます。イオニア式の円柱が重厚なイメージを強調していて、頑丈で古風な造りだったために、以前はナショナル・シティ・バンクの神戸支店でもありました。日が暮れるとライトアップされ、窓から溢れる照明と合わせると綺麗なんでしょうね。「旧居留地38番館」を眺めていると、通り過ぎる歩く人もまるで映画のエキストラに見えてきます。

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オープンウォーター炬燵水練記 3

2012年01月27日 | スポーツ
寒い日が続きます。日本海側では大雪のために交通機関に支障が出たり、事故が相次ぐなどの被害が出ています。太平洋側は比較的穏やかですけど、寒さは身にしみるものがあります。東京・横浜と仕事で移動し、疲れもありますが新幹線に乗って帰る前に温水プールでトレーニングをしてきました。真冬に水着を鞄に入れて出張する輩は他にいるのだろうかと時々考えたりします。仕事帰りにプールでトレーニングする人は多いと思います。しかし、勤務地の近くか住居の近所で行きつけを見つけて、そこに通うことになるのではないでしょうか。温水プールを探してあちこち彷徨う人は少ないのではと思っています。最近、入手したスマートフォンのアプリには、レジャー用のプールガイドはあってもトレーニング用の温水プールのガイドは無いことに気付きました。需要が無いんですね。今日、利用したプールは横浜市営西スポーツセンターです。以前も利用したことがあるプールです。相鉄の天王寺駅から徒歩で行けますし、バスターミナルが隣接している立地で、帰りはバスで横浜駅に向かえば、バスの運行も多いので便利なところです。時間制ですが、一時間300円は安いですね。今日は、子供の水泳教室とフリースペースにコースをあてがっているので、遊泳コースは2コースしかなく、スイマーも多かったこともあり簡単な練習メニューにしました。水泳部の高校生らしきスイマーが幾人か来ていたし、一般のスイマーも若手が多く、今日の客層はレベルが高めでした。丁寧にストレッチングをしてからフリースペースで水に慣らし、軽く500Mをイージースイムで泳ぎました。インターバルを短くおいて更に500Mを泳ぎました。二本目はストロークを長めにとり、ペース配分を崩さず泳ぎ切ることに没頭しました。ダウンは、ブレスト100M、クロール100Mを泳ぎました。合計1200Mです。ブレストは忘れないように練習メニューに入れることがあります。ゆっくり泳げば、ブレスは乱れることなく楽々と泳げます。今のシーズンならこれくらいで十分かな。来月には少し距離数を増やして1500Mから2000Mくらいで練習量を組んでみるつもりです。予定では2kMのレースの出場を考えているので、トップシーズンには一日で2000M以上の練習量が必要になってくると思いますからね。オープンウォータースイミング協会からは2012年度の選手登録の手続きが完了した通知が届きました。ちょっとやる気が出てきます。
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新宿副都心の高層ビル

2012年01月25日 | 文化/歴史/技術
仕事で渋谷に来ました。セルリアンタワー東急ホテルの上階でフォーラムがあったのです。仕事の話は抜きで久しぶりに渋谷に来てみて懐かしさと同時に、様変わりが早い渋谷の街の変化にも新鮮さを感じます。渋谷は思い出の多い街です。若かりし頃、何度も何度も足を運び、それこそ何もすることが無いなら散歩するだけでもとよくぶらついたものです。僕にとって東京の入り口は、東急東横線の終点渋谷駅でした。渋谷で夜を明かしたことは何度あったのだろうか思い出すことも難しいです。一時期治安が悪いと聞いて立ち寄ることを避けてきましたが、今ではすっかり様子が変わり、明るいお洒落な街に戻ったような気がします。セルリアンタワー東急ホテルには初めて入りました。渋谷界隈では一番高い建物になるのかな。集合の時間に少し早く着いてしまったので、待ち時間に案内された控え室の椅子に座り、窓の隙間を覗くと東京の街が見えました。それは僕が今まで見たことがない東京の街でした。手前に明治神宮と代々木公園が楕円形の輪郭を見せ、その先には新宿副都心のビル群が整列するように建ち並んでいました。意外とこんな至近距離で新宿副都心を一望できる場所はないかも知れません。少し興奮気味でデジタルカメラで撮影してしまいました。高層ビルの一つ一つがよく見えます。生まれて初めてみた新宿副都心は中学校の修学旅行で宿泊したホテルの窓から見た夜景でした。「都会だ!」なんて指差していた奴がいたような気がします。その時ははるか遠くでした。神奈川県に住んでいた時は、寮の屋上で同僚と夢を語り合いながら、新宿副都心を眺めたこともありました。都庁が完成した後はプライベートでも仕事でもこの西新宿にはよく来ました。都庁のデザインに感嘆して、都庁を見るのも楽しみでした。近くで見上げる高層ビルも良かったし、中野辺りから建物の隙間から見える高層ビルも良かったし、高尾山から見えた高層ビルも印象的でした。だけど、セルリアンタワー東急ホテルから見る新宿副都心の高層ビルは別格です。僕にとっては新しい風景でした。空も晴れていて良かったです。夜景もきっと綺麗だろうな。
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湯河原町 ゆとろ嵯峨沢の湯

2012年01月25日 | 温泉
昨日は寒かったですね。都内は雪で人も車も往来に苦労したとか。今日は一変して天気は良くなり、晴れが広がりました。移動の途中ですが朝は時間を作ってJR湯河原駅で下車して温泉に入ってきました。日帰り専門の「ゆとろ嵯峨沢の湯」です。アクセスにはコミュニティバスが便利と案内があったので、バス停まで行くと運行の少なさに驚いてしまい、スマホのナビで計ると2キロくらいの距離だったので歩いていけるかもと考えました。ところが観光案内の人に尋ねると山の上の高台なので二時間はかかると言われ、あわててバスの利用を決断しました。質問してみるもんですね。案内所にあった割引券も利用することができたので1350円の入泉料が1215円になりました。コミュニティバスはJR湯河原駅とJR真鶴駅を結び、ゆうゆうの里で下車します。相模湾を臨むこの辺りの高台はミカンの木が多く、今の時期はミカンがたわわに実り、朝日を浴びてきらきらと輝いていました。バスの窓から見える相模湾の眺めはとても美しい情景です。僕は真冬の朝の相模湾を見るのが大好きです。晴れた日は特に空気が澄んで綺麗です。坂を登ると段々時間が経つ速度が遅くなりような気がします。門をくぐると旅館のような佇まいの玄関が待ち構えていました。「ゆとろ嵯峨沢の湯」は内湯と露天が楽しめます。適度な広さと言って良いのか、落ち着きのある雰囲気がこの温泉の良いところです。湯は無色透明無臭のようですが・・・いやミネラルの香りはほんのりします。海の近くなのに塩辛くありません。特徴のないお湯とも言えますね。湯河原温泉は熱海と箱根に挟まれた温泉で、目立たないところがいいと僕は思うので、湯も目立つ必要はないかも知れないと考えたりします。循環濾過はしていますが、泉源を持ち天然温泉は豊富で、湯に浸かれば温泉の醍醐味は感じられると思います。熱海も箱根も奥へ行けばしっぽりできる温泉はあります。湯河原温泉はいきなり奥に来たような感じですね。お忍び向けかも。「ゆとろ嵯峨沢の湯」は日帰り施設でありますが、休憩所の趣はとてもシックなインテリアだったり、露天風呂やテラスデッキから眺める相模湾の景色が素晴らしかったり、閑静な環境だったり、しっぽりするには十分な要素を持ってます。人に教えたくない秘密の温泉にしたいな。



ゆとろ嵯峨沢の湯 公式サイト
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三島 三島大社

2012年01月24日 | 文化/歴史/技術
日本は寒気に覆われ、強い冷え込みの朝を迎えました。僕は朝の移動で新幹線に乗り込み、三島駅に降り立ちました。東京では6年ぶりの積雪が観測されましたが、三島では雪は降っていませんでした。しかし曇り空です。少し早めに到着したので、歩いて「三島大社」へ行き、お参りをしてきました。これで二度目の訪問です。行く道で空lからあられが降ってきたので傘を差さなくてはなりませんでした。駅から歩いて来ると冷気が体に凍みてきて、震えを抑えながらの参拝になりました。大鳥居をくぐり、境内の中に入ると途中には池があり、その池には今やるべきことは何も無い様子の鴨の群れが水面にぷかぷかと浮かんでいたので、見ているだけでこちらも寒くなります。まあ、彼らには立派なダウン(羽毛)があるのだから平気なんでしょうけど。足元が悪くてもここは伊豆の国の一宮です。参拝客も祈祷を受ける人も熱心にお祈りをしていました。平日だというのに絶えず人がやってきます。三島大社は奈良・平安時代の書物に記されているほど古い神社です。いつからあるのかよくわからないらしいので古い神社の一つに違いありません。本殿、拝殿、舞殿は幕末に再建され、明治元年に落城した建造物で、重要文化財にも指定されています。総欅素木造り(そうけやきしらきづくり)という造りは、重厚であり、きらびやかな装飾をまとってしかるべき建築様式だと思いました。三島は富士山の湧き水が多く出る土地で、いい水が豊富に安定して得られることから、太古から住むには都合の良い土地だったのだろうと思います。古くから人が住む場所には大抵古い神社があるような気がします。市街地にありながら、広い境内を今でも維持しています。きっと地元の人達に昔から大事にされたんだろうと思います。こうして古い神社に参拝することが面白くなってきました。それと諸国の一宮を巡ることにも興味が出てきました。一体いくつ行ったかな一宮に。

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オープンウォーター炬燵水練記 2

2012年01月19日 | スポーツ
久しぶりに雨が振りました。乾燥しきった日本にはまさに恵の雨になりそうです。日が暮れてからの冬の雨は冷たくて、からだが冷えると思うと傘を差して歩くのも億劫になります。ですがですが。今年は早めにコンディションを整え、水泳のトレーニングをしたいので、寒いのも我慢して温水プールへ向かいました。仕事帰りだとこの時期は夜になってからの移動になります。名鉄東枇杷島駅から徒歩で行ける枇杷島スポーツセンターです。「温水プールで泳ごう!」という垂れ幕も雨に濡れ、物哀しい感じがします。年末年始の過食で太ってしまったし、運動不足で身体は硬くなってしまっているので、徐々にほぐしながらトレーニングをするのがベターだと思い、無理のないメニューにしました。焦らずストレッチも時間をかけました。今日の枇杷島スポーツセンターに集まったスイマーは多くなかったので泳ぎやすかったのですが、フリースペースがほとんどだったので遊泳コースも確保してもらいたいなと思います。そのフリースペースで軽く水浴びをしながらウォーミングアップして、まずはイージースイムで500Mを泳ぎました。コンティニュアスフォームです。ペースさえ上げなければ、このくらいは楽なもんです。時間はまだありましたが、フリースペースに再び戻り、けのびの練習をしながら休憩時間まで時間をつぶし、リスタートで今度はハードスイムで100M5本のインターバル(レスト10秒)を泳ぎ、その後ダウン代わりにフリースペースで10分間水中ウォーキングをして終了しました。本当は10本くらいやろうかと思いましたが、2本目で無理はしない方がいいと判断しました。トレーニングは始まったばかりですから、今から泳ぎ込みをする必要はないですし。疲れはありますが、息切れするほど運動するのは何ヶ月ぶりかだったので、気持ちは良かったです。筋肉痛だって嬉しくなります。ペースも感覚だけですが、それほど落とさず泳ぎ切れたような気がします。大会では2kMのレースを予定しているので40分くらいは泳げる力をつけなくてはなりません。まだまだこれから。
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京都 伏見神宝神社

2012年01月18日 | 文化/歴史/技術
2012年の干支は辰ですね。運気が昇るといいなと初詣をしながら願ったりします。龍の神社ってないのかな。と、ふと考え探してみたら、ちゃんとありました。場所は、なんと京都の伏見稲荷大社の奥にあるんです。伏見稲荷大社は稲荷山の麓にある神社で、登山道というべき道が山頂まで延々と続いています。その道を伝う途中に「伏見神宝神社」(かんだからじんじゃ)があります。早速参拝してきました。わかりにくい所です。そして、ここへ辿り着くには少しコツが必要です。というのは後からわかったのですが、「伏見神宝神社」は伏見稲荷とは別の神社なんです。てっきり伏見稲荷大社の末社か摂社だとばかり考えていたので、現地の案内図に従って行けばよいだろうと高をくくっていました。ところが、案内板をいくら探してもどこにもありません。しかたなく、伏見稲荷大社の境内でスマートフォンにマップを表示させ「伏見神宝神社」をプロットし、現在地と比較しながら歩いて向かうことにしました。勘を頼りに千本鳥居を抜けて奥の院を左に曲がり、少し登ったところで脇道に入り、しばらく山道を歩いたところにありました。辺りは静謐で伏見稲荷大社の賑やかさとは別世界です。とてもこじんまりしています。こんなところでも(失礼かな?)人はいるようです。ここの狛犬はわんこじゃありません。龍です。そう辰年にぴったりの神社とは狛犬ならぬ狛龍なんでんす。ちょっと珍しいです。右が天龍。左が地龍。厳密な説明では天龍が辰で地龍が巳なんだそうです。辰年と巳年が並んでいるんですね。めでたい。それと、ここはかぐや姫の伝説もあるとかで、絵馬にはかぐや姫が描かれていました。神社の裏は杜ではなく、竹林になっていて「竹之道」と称する歩道がありました。不思議な神社ですねえ。ひっそりしていて僕は好きですけど。中日ドラゴンズのファンはやって来ないのかな。でも阪神ファンに阻止されそうです。

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多賀町 多賀大社

2012年01月17日 | 文化/歴史/技術
滋賀県北部には「お多賀さん」と親しみこめて呼ばれる神社があります。僕が「多賀大社」へ参拝したのはこれが初めてです。今までどうして行かなかったのだろうと自分でも不思議です。この近辺は相当昔からうろついていたんですけどねえ。寺社仏閣に興味を持つようになったのは最近のことですから、仕方がない気もしますけど、それにしても遅い参拝となりました。三ヶ日から時は経ち、一月とは言え平日でしたから、人手はそれほど多くありませんでした。駐車場も空きは少なかったけど、何とか車を停めることができたので幸運でした。まばらながら、参拝者は途切れることなく続き、この神社の人気ぶりが伺えます。人が写らないように写真を撮るびは大変でした。実は、同行の若い社員がおみくじを引いて御守を買いたいと言うので、だったら仕事ついでに立ち寄って行くことにしようと意見がまとまり、ここ「お多賀さん」へやって来たのです。境内に入ると境内は広く、拝殿と本殿が並んで建ち、その奥の鎮守の杜が大きくて、神聖な趣を強く感じられます。同行者はパワースポットが良かったらしく、中に入るなり少々興奮気味でした。延命長寿、縁結び。厄除けのご利益があるとされ、古事記に記載されるほど古くからあるとされる由緒もパワースポットらしいのでしょう。最近は若い人にも神社に参りたがる人が現われました。僕が若い時とは違うなあ。作法は知らなかったみたいだけど。「お伊勢参らばお多賀も参れ。お伊勢お多賀の子でござる。」なんて言葉もあります。「お多賀さん」は昔から厚い信仰を受けていた神社なんですね。さすがに「寿命そば」はいただきませんでしたが、家族の健康をお祈りしてきました。いつかは立ち寄ってみたいと思っていた場所だったので、参拝することができて良かったです。

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1000円ワイン通信 ~ラ・パッション グルナッシュ 2009

2012年01月15日 | 料理/グルメ
大体において、ワインのエチケット(ラベルのこと)のデザインを見て選ぶ時は、気品のある高級そうなものを選ぶといいなんて言います。逆に消費者に媚を売るような可愛い絵柄のものは騙されることが多いので注意する必要があると僕は思っていました。「ラ・パッション グルナッシュ 2009」のエチケットを見てください。可愛らしい御婦人らしき二人が口笛を吹きながら二人乗り自転車に乗っているイラストと画家が描いたようなカラフルなロゴの組み合わせです。葡萄摘みの帰りでしょうか。後方の婦人の背中には籠の中に葡萄がどっさり積まれています。2009年を表す数字のゼロは葡萄のイラストになっていて、見ているだけでも楽しくなるエチケットです。僕一人で判断するならこれは「騙し」に違いないと思って買わなかったでしょう。いつもいくワインショップの店長は、これは美味しいですよと勧めてくれたので、疑いもなく入手しました。購入価格は1200円。1000円ワインに相応しい価格です。南仏ルーション地方のワインで、品種はその名の通りグルナッシュ。パンチ力はミディアムボディとあって決してライトな口当たりではありません。グルナッシュのワインは数が少なく、お目にかかる機会があまりありませんが、僕は割合好きな品種です。このワインは香りを楽しんでもらいたいですね。甘酸っぱいというか、ベリー系の果実を思わせるキュートなアロマを感じます。ラ・パッションを翻訳するなら、ああ、情熱。それとも情熱の味わい?グルナッシュ特有の苦味と酸味。タンニンは強く感じません。程よく舌にからむ飲み応え、飲み干した後に残る香りなどワンランク上のワインだと確信しました。するする飲み干せるので飲み過ぎ注意です。よく見るとエチケットのデザインはセンスが良くお洒落じゃないかと思えてきました。これが飲む前にわかればいいんですけどねえ。エチケット買いは正しい。なんて言えるのは散々飲んで失敗した人だから言えるのでしょう。僕は、まだまだ修行不足です。
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