Sightsong

自縄自縛日記

メアリー・ハルヴァーソン『Paimon: Book Of Angels Volume 32』

2018-04-01 11:44:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

メアリー・ハルヴァーソン『Paimon: Book Of Angels Volume 32』(Tzadik、2017年)を聴く。

Mary Halvorson (g)
Miles Okazaki (g)
Drew Gress (b)
Tomas Fujiwara (ds)

想像以上なのか想像通りなのか判断できないのだが、確かに面白い。クレズマーや中東の音階で、メアリー・ハルヴァーソンが過激に周波数をぐいぐいずらし、時空間を歪ませる。マイルス・オカザキとどっちがどっちだという時間もあり、かれらが確信犯的な追いかけっこをするのも運命的というか悪夢的というか。

トマ・フジワラのドラムスにジョーイ・バロンを感じてしまったのだが、よく考えてみると、マサダの記憶に引きずられてのことか。

●メアリー・ハルヴァーソン
トム・レイニー・トリオ@The Jazz Gallery(2017年)
トマ・フジワラ『Triple Double』(2017年)
メアリー・ハルヴァーソン『Away With You』(2015年)
イングリッド・ラブロック、メアリー・ハルヴァーソン、クリス・デイヴィス、マット・マネリ @The Stone(2014年)
『Illegal Crowns』(2014年)
トマ・フジワラ+ベン・ゴールドバーグ+メアリー・ハルヴァーソン『The Out Louds』(2014年)
メアリー・ハルヴァーソン『Meltframe』(2014年)
アンソニー・ブラクストン『Ao Vivo Jazz Na Fabrica』(2014年)
イングリッド・ラブロック(Anti-House)『Roulette of the Cradle』(2014年)
『Plymouth』(2014年)
PEOPLEの3枚(-2005、-07、-14年)
トム・レイニー『Hotel Grief』(2013年)
チェス・スミス『International Hoohah』(2012年)
イングリッド・ラブロック(Anti-House)『Strong Place』(2012年)
イングリッド・ラブロック『Zurich Concert』(2011年)
メアリー・ハルヴァーソン『Thumbscrew』(2013年)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Mechanical Malfunction』(2012年)
ステファン・クランプ+メアリー・ハルヴァーソン『Super Eight』(2011年)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Electric Fruit』(2009年)
アンソニー・ブラクストン『Trio (Victoriaville) 2007』、『Quartet (Mestre) 2008』(2007、08年)

●ジョン・ゾーン
ジョン・ゾーン『Interzone』 ウィリアム・バロウズへのトリビュートなんて恥かしい(2010年)
クリスペル+ドレッサー+ヘミングウェイ『Play Braxton』(2010年)
ジョン・ゾーン『Spy vs. Spy』(1988年)
ミッキー・スピレイン、ジョン・ゾーン(1987年)
ブッチ・モリス『Current Trends in Racism in Modern America』(1985年)
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』(1985年)
『Improvised Music New York 1981』(1981年)
ロイ・ローランド『Mickey Spillane / The Girl Hunters』(1963年)


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