Sightsong

自縄自縛日記

ロイ・ローランド『Mickey Spillane / The Girl Hunters』

2014-11-09 09:28:09 | 北米

ロイ・ローランド『Mickey Spillane / The Girl Hunters』(1963年)を観る。

何しろ、パルプ・フィクションの原作者ミッキー・スピレイン自身が、探偵マイク・ハマーを演じているというのだから、好奇心を抑えないほうが難しい。そんなわけで、ついDVDを入手してしまった。

題材として冷戦を取り入れてはいるものの(スピレイン本人も共産主義の脅威を喧伝する人だった)、映画の99%は、妄想的なフッテージが寄せ集められている。

夜の街。酒場のチンピラ。残酷な殺し方。簡潔でぶっきらぼうな話し方(最後に「Why not?」が大好き)。男性至上主義。お色気シーン(いまいち、スピレインに「lovely girl」と言わせる割には魅力的でもないが、趣味の違いか)。ああ、アホらしい。

それにしてもスピレインはガッチリした体格をしているな。本人もパルプを地で行くような生活をしていたのだろうか・・・そんなわけはないね。

あれ?ジョン・ゾーンがスピレインに捧げた連作のジャケットは、この映画のスチル写真?

●参照
ミッキー・スピレイン、ジョン・ゾーン


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