ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ひと月前のハノイの思い出

2011-09-16 05:13:45 | Weblog

9月16日はれ

残暑が厳しく、熱中症のニュースが一番に報道される毎日、しかも昨日は地震があったし、新聞を広げれば気分が沈むような記事ばかり。

そんな日本に住んでいて嫌かな?…と思うと…どうもそうではないらしい。

というのは、先月のハノイ行きはエイヤ…っと、腰をあげ、やっと気分を変えてのことであった。

やっぱり日本はいい、すべて自分でやれるので、気兼ねがないし、車でも自転車でも時間を気にせずに出かけられる。

青い空、澄んだ空気、はねるようなお日様の光に反射するすべてのものが美しく愛しい。

でもオットが待っているし行かなくては…で、すぐに馴染むのがどうも私らしい。

空は白いけれど美しい街路樹が大きく道路を覆い、木陰をあたえ憩いのスペースを作ってくれる。

民家の横の梢には鳥籠が掛けられている、ハノイの人は鳥が好きみたい、家の軒先や電線などどこにでも鳥籠が下がっている。

闘鶏や鳴き声の品評会みたいなのもやっているようだが、通常は小鳥が多い。

それと健康志向が強いのもこの街、日が昇る前の時間に湖や公園に集った年齢相応のグループで、好みの運動をしている。

エアロビ集団は音が大きく賑やか、音楽にのせて体を動かし楽しそう、そういえば太極拳もエアロビも女性ばかり。

男性はこっそりと一人歩きや歩道の端で体操をする程度、でもみんなムキムキが好きで筋肉トレーニングにはげみ、裸をみせて歩く姿は好きになれない。

ハノイのじっとりと重い空気の中での街歩きは適当にすませ、余った時間はゴルフ場通い。

蒸し暑いけれど日差しはそんなでもないとたかをくくっていたが、東京に戻ってみればみんなに黒いと言われる。

昨日も隣の団地とのテニスの定期戦ではじめて会った人に、「黒いですね」といわれたが、これはテニス焼けではないので上手ではありませんよと牽制しなければならない。

東南アジアの国を廻ると必ず現地の言葉で話しかけられる私は、現地に馴染んだ黒さにすぐなるらしい。

せめて肌の色くらいは日本人でありたいと願っているのだが…

これが一番のおみやげだったみたい。


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