亀戸天神の藤

5月２日　雨

桜が終わり、次は…藤の花、ということで、我が家から近い、藤の花の名所、亀戸天神に行ってきた。

亀戸天神の藤は、約350年前の神社創建当時から植えられたと伝えられ、今では都内随一の名所として新東京百景にも選ばれているらしい。

今は藤祭りの最中ということだったが、少し早かったようだ。

ところどころで花房をみることができたが、全体はもう少し、しかし、花房が垂れ下がる薄紫色の藤は優美そのもの、どうしてこんなに美しい花がうまれるのだろう。

　　　　　　　

藤棚の向こうに見えるスカイツリーもまた風情があり、東京らしい。

　　　　　　　

降っていた雨もやみ、池には亀がのんびり泳いだり、日向ぼっこをしたり…、雨上がりのひと時、私も一緒にのんびり過ごしたかったけど、人が多くてそうもいかない。

　　　　　　　

東京だなあと思うことは、お社はびっしり建物に囲まれ息苦しい、歌謡ショーの準備で大きな音楽がながれている、参道や境内に食べ物屋が並びお祭り気分をあおっている。

子供の頃は、お祭りはにぎやかでわくわくして嬉しかったけど、今は、音と臭いに陰が薄くなった藤の花に同情してしまった。

私は静かなところでゆっくりのんびり花と向き合いたいけど、東京では少し難しいかな？