5月9日
散歩でホテルの近くの公園を歩いてみた。
早朝にもかかわらず、大勢の人でにぎわっていたがのんびりとゆったりしていると思えたのは、年配の方がたくさんいらしたからかな。
遊具はあるのだが、子供用はなくて、年配者用の運動器具ばかりで日本の公園みたいだととオットがいう。たしかに、利用者はこんな人。
あちらこちらで音楽に合わせて体操しているグループがあるが、広い公園なので、お互いの音楽はかぶらないようだ。
しかも、老人福祉施設と解釈してよい建物まで公園の中に建っている。
タイ王国の面積はベトナムのおよそ1.5倍、人口はベトナムの8400万人にたいして、6400万人。国土がゆったりしているので、公園もたくさんとれるのね。ハノイでよくみる子供の姿はない。
ベトナムの平均年齢がまだ20代なのにたいして、タイは何歳なんだろうと思った。
タイでの高齢者とは、60歳以上をさし、この国でも高齢化が進み全人口にたいする高齢者の割合は、2000年は9.4%だったのが、2007年は10.7%、20年後の2027年には30%に達すると予測されているらしい。
全人口に占める比率が14%以上を「高齢化社会」ときめられているので、タイも10年後には完全な高齢化社会となっていると想像できる。
公園の周囲には食べ物屋や、市場が店開きしているし、出前もしているようだ。朝早に公園にきて、友達とおしゃべりしながら朝食をとり、ゆっくりと時間の過ぎるのを楽しんでいるのだろう。
ベトナムは、30年前まで戦争をしていたのでいま、少し前の日本のベビーブーム時代を走っているといえるが、タイは占領されたことがない国なので、人口の推移もなだらかとなっているのだろう。
そして医療水準が高い。ベトナムで病気になるとバンコクに搬送されて治療を受けることになっているくらいだから。
公園を歩きながらも「高齢化」というお国事情がみえてきたりして、ちょっと面白かった。
思いきや のどかな公園もあるのですね。
私はここ3年の間ベトナムのテト休みには
バンコクを経由していた。旅行内容は小さな子供中心となるので、のどかな公園には気づかなかった。
今度行く機会があれば教えて下さい。
外を歩くのは、暑いし、排気ガスがひどいしでお子様づれにはお勧めできないかもしれません。第一、遊具もみあたらなかったし。
空調のなかで快適な時間を過ごすのが、バンコクらしいかもしれません。