9月7日 雨 24℃
もう一週間以上、雨ばかり降っている、それもかなりな量の雨、鉛色の空が頭の上にかぶさってうっとうしい毎日が続いている。
ベトナム語の先生に、どうしてこんなに毎日雨なの?気分が暗くならない?と聞くと、
秋だからとあっさりしたもの、しかも食事がおいしいから食べ過ぎて太って困るとの返事、暑くなくなったからねー。
運転手にきいても9月いっぱいこんな天気だよ、とそっけない、この天気がふつうと頭を切り替え、平常心で過してゆくことにする。
さて、ミャンマーの食事は、カレー味ばっかで、なんだかめりはりがなかった印象が強い。
初日、ヤンゴン在住の方との食事は、おもむきある古民家だった。
青パパイヤのサラダとかは東南アジアではふつうだが、メニューにTENPURAとあるのでオーダーしてみると
野菜のフリッターみたいなのをタマリンド味の甘いソースをからめていただくもの、ふーんっ!
カレーは、ポーク、ビーフ、野菜の3種類オーダーして、おすすめのココナッツライスにかけていただく。
カレーのイメージとかけ離れ、思わずアレッ!…薄いカレー味の煮込み料理で、ちっとも辛くなく微妙。
おまけにはなしにきいていたとおり、非常に脂っこく、写真でも油が浮いてみえる。
次はもう少しカジュアルな古民家レストランで、再度挑戦。
最後のスーチンさんのお父さんが秘密の部屋として使っていた建物を使ったレストランで再々度挑戦。
素材は違ってもいつでもどこでもカレー煮込み。
そうは言っても、多少味の違いがあり、わたしには、2日目に行ったレストランのカレーがおいしかったかな、という印象。
ハノイに戻りミャンマーに住んでいたことのある友達に、ミャンマー料理はなんだかめりはりがなくて、いつもお味が一緒で詰まらなかったというと、
タイ料理とかインド料理とか、おいしいレストランがたくさんあるのになんで行かなかったの?…といわれても
初めての場合、ごあいさつ代わりに、まずは、ご当地料理でしょう、次回チャレンジさせていただきます。
ミャンマーはイギリスの植民地になる前、東南アジアのリーダーシップをとっていた歴史がある国で、建物とか、人とか、レストランの食器とか、ベトナムと比べると、スマートだったように思える。
東南アジアのどこの国に行ってもヨーロッパ諸国の植民地だったということがついて回り、日本の国に生まれ育ったわたしは、しあわせだったとつくづく思う。