9月18日 はれ 31℃
明日は仲秋節、日本でもお月見の日だが、ベトナムの風習は日本と、中国とも少し風習が違う。
ベトナムは「子供の日」として、この日夜になると、手、星やランタンのような飾りをもってパレードをしたり、ゆらゆら光るランタンを空に飛ばしたり、お祭り気分の大事な行事の日となる。
夏以来、街中にあふれかえっていた、月餅屋さんの路上店も今日で店じまいになるらしい。
ベトナムでは、旧正月と中秋節が日本の盆暮れのようなものか、贈答品をお配りするしきたりがあって、中秋節には月餅と決まっているようだ。
近所のホテルに月餅を単品で買いに行ったら、箱売りしかなくて、単品では売ってくれないという。
豪華な箱に洋酒と月餅の詰め合わせとか豪華で高価で、とても私が自分用に買えるものではなかった。
街中が黄色と赤色に様変わりするほど、月餅屋さんが並ぶ、これって、なあにとびっくりするほど。
今年、オットの会社もご挨拶に月餅をお配りするので、値段とか、どれくらいのものが好まれるか調べて…といわれ、いつになく気になった。
ベトナム語の先生に聞くと、ここが有名と教えてくれたお店がある通りはこの季節、月餅を買う人の列で、道路が渋滞する。
不思議なのは、けっして順番を守らないベトナム人が列を作っておとなしく並んでいること。
何件かお店が繋がっていているのだが、あるお店は売り切れとでているのに、すでに午後分を待って列ができている。
お客の少ない店もある
そんなにみんなが買うものならどれだけおいしいだろうと、ハーさんに、買いたいというと、ハノイで一番おいしいお店があるからと連れて行ってもらった。
普段は自転車の部品やさんのようだが、期間限定店頭販売中の店先。
先代のおとうさんが有名なつくり手で、その子供たちが味を受け継いでいるらしい。
通常、白いのと焼いたのとをセットにするというので、わたしも買ってみたが…
白いのは、外側はす甘みたいにほの甘く、中は白あんにアヒルの卵の塩づけがはいっていて、微妙。
やいたのは、いろいろ混ぜ合わせたのがいいというので、はすのみとかかいてあったのを買ってみたげど、鶏肉やナッツやなんだかいろいろしかも独特な香料も使っていて、これも微妙。
たしか前の駐在の時も、買ってみたくて失敗したのを思いだし、やっぱり無理、日本のような月餅はここにはないんだと再度確認した。
しかもオットもその日会社でもらったと持ち帰り分もある。
わたしが買ったのとオットのと…冷蔵庫にいれないで一週間持つといわれても、食べ切ることは、おそらく無理。
テーブルの上において毎日眺めている。