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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

文化の違い

2008-01-07 15:08:58 | Weblog

1月7日

 三寺参りで自信がついたのか、気持のよい日だったからか、オットがホーチミンさんから、文廟まで散歩しようといいだしました。

日曜日の午後、ホーチミン博物館は、閉鎖されています。とりあえず周辺をまわり、守衛さんに聞くと、指を2本たてます。2番の入り口は閉まっているし、もしかして2時開館? よおくみると、何人もの人が待っているようです。入り口には1月から休館日なし、月曜と金曜の午後はクローズとあります。昼休みも閉めてるじゃん、博物館なのにこんなことあり?信じられない。で、内容は、……?

 次の行程もあるので、トイレを使いに行きました。1メートル位の仕切りを立て、扉も無しでトイレが並んでいます。丸見えじゃん、これじゃあ、使えない。

街にでて、トイレを使うのは、ホテルとかに決めていますが、まさか、国の威信がかかっているような、外国人の訪問も多い博物館のトイレがこんななの?と少しがっかりしました。

 レストランのサービスも、納得いかないことが多いです。ワインやビールは言わないと冷えていなかったり、いっせいに料理を出し、あっという間に片付ける、まだ食べているでしょう。ゆっくり、料理を味わう、楽しむなんてことはしないのかしら?

クリスマスイブにいったレストラン。接待で使うところだけど、博物館の中で食事をしているような気分が最高だし、オットのいう汁かけご飯(ご飯に煮込んだスープをかけて食べる)が美味しいからと行ってきました。

セットメニューは量が多くて食べられないから、単品でとマネージャーさんと相談するけど、ふかひれスープといえば、あわびも加えないか、いらないといえば、つばめの巣のスープは?とか、普通に取り合わせて食べたかったのに、高級なものばかりを勧めてきます。うまく言葉が通じずに、オットはいらいらしてくるし、いろいろ興味はあったけど、結局、すったもんだで、揚げ春巻きと、生きたロブスターのみになりました。

 このロブスターは、わざわざ席まで運んで来るし、体長が50センチは超えていて、みたことがないほど大きかったし、面白そうだったので、きめました。身は生でたべ、頭の部分をスープにするからといっているようでした。

お会計はセットメニューよりずっと高くなり、これだったら黙ってセットメニューにすればよかった、とくやみ、帰り道、しまった、おいしいプリンを食べるのもわすれた、と再度くやんでいました。

 社会主義だし、国が違うんだし、文化もちがうんだから、仕方ないよ、だんだんサービスも欧米化してくるよ、と私はいうけど、オットは、サービス業が何なのかわかっていないと憤慨しきりでした。

たしかに、これだけ外国人が入ってくるようになって、高い金額を取ろうとするなら、気持よく支払いをしたくなるようなサービスを学習してもらいたいもの、とは思います。

 まあ、わたしとしては、こんなロブスターが食べられて、ラッキーではあるのだけど。