四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

文月に咲く月下美人

2019年07月10日 20時01分55秒 | 日々の歩み
昨日我が家の月下美人が咲きました。

細君の丹精ゆえか、昨年の開花時期九月に比べ二か月も早く、四輪咲いてくれました。

昨日は13夜でしたから晴れていれば月光も降り注ぐ中での開花でしたが、
花の鉢は夕刻部屋に取り込みましたので電灯の光の下での開花となりました。
例年ですと21時頃より花弁が開き始めるのですが、今回は18時頃から開き始め
21時頃には既に満開状態となっていました。

この花は毎年眺めているのですが、見る度にその花の優雅さと、艶やかさの裏にある、
どこか寂しげな儚さに惹かれます。そんな花に向けて、夢中でシャッターを切っている
自分に、どこかあきれてしまう状態です。

ここから、今回咲いた月下美人の花の姿を掲載します。
なお花の大きさは「ほろ酔い」と比較するとお分かり頂けるかと思います。



この花の雅な姿を短歌に表現する。その挑戦を全うする力量の無さに、いまさらながら
打ちひしがれる想いですが、あえて詠んでみました。
  ☆ ひと日にも満たぬ命の月下美人 極限の美を凛と秘めいる
  ☆ 文月の淡き月影纏い咲く 月下美人の深き静寂
  ☆ あでやかな花の秘めたる儚さを いのちで示す月下美人よ




なお、7月9日ジャニー喜多川氏の訃報に触れ、在りし日の彼を偲んで哀悼を込め
一首捧げます。
  ☆ いつわりの笑い排したジャニーさん エンタの神髄 極め旅立つ
コメント
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