四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その124)

2024年03月20日 06時05分54秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その124) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める 椿」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が
  沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は
  源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・
  単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻
  名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・9澪標(みをつくし)
  歌の背景
  光源氏二十九歳。源氏が住吉神社に参詣したとき、明石の君の参詣も
  偶然重なってしまった。源氏の君の一行の素晴らしさに気おされて
  しまった明石君に、源氏は歌を贈る。
 〇みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも
          めぐり逢ひける えには深しな 光源氏
 〇数ならで 難波のことも かひなきに 
          などみをつくし 思ひそめけむ 明石君
「返歌」
☆めぐり逢い 深いつながり そこはかと 惹かれあうこそ 心許して
☆恋ごころ 出会いの不思議さ 深い縁 愛おしく思う 相手のすがた
  名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)紫式部集・9
 〇あらし吹く 遠(とお)山里の もみぢ葉は
          つゆもとまらむ ことのかたさよ
「返歌」
☆もみぢ葉は 秋を急いで 散りてこそ 遠山里の 名残惜しくも
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回取り上げて頂いた、光源氏と明石君との和歌のやり取りは源氏物語で
 最も美しい返歌と言われてきましたが、私も改めてそのように感じます。
 源氏が送った歌は、「この身をつくして恋するしるしに、ここでも
 めぐり逢うことができました。私達の縁は深いのですね」との歌ですね。
 この歌を受けとった明石君の返歌は「数にも入らないわたくし。何に
 つけても甲斐のない身なのに、どうして身をつくして、あなたを
 思いそめてしまったのでしょう」と詠っています。
 それぞれの歌への返歌として、作者の詠まれた二首の歌は、想いも籠り、
 素敵な表現と感じます。
 二首目の明石君の歌を、明石君本人の立場に立ち光源氏への想いを
 直截に詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★甲斐もなき吾が身なれども君ゆえに 愛しさ募り思い溢るる
 三首目の「あらし吹く…」の歌意は、「激しい風が吹く遠い山里の
 もみぢ葉は、ほんの僅かの間も枝にとどまることが難しいものですよ」
 と解釈できますね。友が都を去るのを嫌がっても、友の夫の意思が
 強ければ「とどまることが難しいものですよ」、つまり、夫の意思に
 従わざるを得ませんねと詠っていますね。これを踏まえた作者の返歌には
 想いが篭もり「名残惜しくも」の結句が効いていると感じます。

【詞書】北陸新幹線について詠ませて頂きました。
☆新幹線 敦賀までの延伸は 震災復興 希望のレール
【詞書】国税庁について詠ませて頂きました。
☆国税は確定申告出せと言い 国会議員の裏金黙認
【詞書】裏金問題について詠ませて頂きました。
☆裏金は国の議員である以上 被災地宛てに寄付できぬものか
                         西BOOさん
【解説】
 今回も、「北陸新幹線」「裏金黙認」「被災地宛てに寄付」と今日的な
 時事にふれ、その核心に切り込みつつ的確に詠んで
頂きました。
 一首目、3月16日に開業した北陸新幹線は敦賀まで延伸され、北陸の地に
 暮らす皆さんの、かねてからの悲願が、ようやく実りましたね。

 折からの能登地震に襲われた皆さんにとっても、復興への一筋の光明に
 なったのではないかと思っています。
 そんな想いのこもった「希望のレール」の表現がいいですね。
 二首目、今回は衆議院に続き、参議院でも政倫審が開催されましたが、
 対象議員は一貫して「知らぬ」「記憶にない」「その立場にない」との
 言い訳に終始し、政治と金の闇がさらに深まったとの印象が
あります。
 そんな事態には財務省の出番でもありますが、詠われているように
 庶民と議員への対応に落差があり、疑問、さらに怒りが湧きますね。
 せめて三首目の提案のような、心ある対応を望みたいと思います。

【詞書】きゅんとするような春の恋、三首を詠んでみました
☆あと一便 君を待つ駅 春風の きらり光れば君来る合図
☆靴紐を結びくれしは 早春の ぶきつちよなりし 君の指先
☆追ひつかぬやうに君追ふ 鬼ごつこ 春の雲まで 君と走らむ
                         みっちっちさん
【解説】
 詞書にも記されているように、三首いずれも「胸キューン」の
 「アオハル」の歌。懐かしくトキメキとともに鑑賞させて頂きました。
 二首目の歌は、季節の移り変わりと共に、君の手の動きを通して
 感情を繊細に表現し、「靴紐を結ぶ」というさり気ない気遣いの
 一コマを取り上げながら、新鮮な感触を連想させます。
 また、「君の指先」という言葉によって、作者との関係性や芽生えつつ
 ある愛情の、さらなる深まりも感じられます。
 全体として、この歌は繊細で情緒豊かなイメージを表出しており、春の
 訪れとともに、恋の深まりをも予感させる爽やかな詠歌と
なっています。
 三首目の「春の雲まで 君と走らむ」の、下の句の表現が印象的です。

【詞書】避難先の寒い廊下で毛布を被って受験勉強をしていたあの子の
  結果はどうなったのか気になります。
☆能登の子よ 大きな試練は君たちの未来にきっと役立つものと
【詞書】山崎貴監督の「ゴジラー0・1」がアカデミー賞視覚効果賞を
  受賞しました。雪の降る大涌谷の観光客の震える映像を見て・・
☆大涌谷の温泉卵胸に抱き われは二匹のゴジラを生まむ
【詞書】いつもはパン食ですが、お漬物がおいしく漬かった日は
  さらさらとお茶漬けが美味しいです。
☆薄氷割りて取り出す京壬生菜 けさのお茶漬け喉もと清し
                         夕庵さん
【解説】
 一首目の歌は、能登地震で厳しく、苦しい状況にある受験生に寄り添い、
 励ましと、応援の想いを篭めて詠んで頂きました。

 家屋も含めて壊滅的な被害を受け、途方もない困難に直面しながらも
 未来への希望を失わずに勉強を続ける受験生。その強さと、彼らを
 支えようとする作者を始めとした周囲の人々の温かい心、さらに、共に
 あろうとする想いが集まり生まれた歌とも感じます。
 「大きな試練は君たちの未来にきっと役立つものと」という言葉は、
 読む人に勇気と力を与え、励ましの言葉として機能していると考え
 ます。また、深い思いやりと強いメッセージを秘めております。
 このような歌の励ましも、復興への力強いエールと考えます。
 三首目の「喉もと清し」の感覚表現がいいですね。

     「咲き競う オキザリス」
 
【詞書】残梅花
☆あわれ知る人の為にや
    残る花
  昨日の風も
    今朝の寒さも
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 正岡子規が、古今集を否定して以来、古今調の短歌を作る者はいなく
 なりました。
 誰も作らないものを、個性だと思いますので、古今調で作ってみました。
 本歌は、こんな歌が確かあったはずとは思いましたが、新幹線の中で
 作ったので、ちょっと思い出せませんでした。
 梅は、厳しい寒さの中、蕾を脹らませて徐々に開花し、途中、春一番の
 風や寒の戻りにも耐えて、貴方が元気になって、共に観られるのを
 待っていたのですよ、と言う公園へ行こうと言うお誘いの意です。
                         自閑さん
【解説】
 「古今調の短歌を…」との説明がありましたが、私のかつて所属した短歌会も
 「アララギ系」ではありませんでしたが、「古今調の短歌」に対する否定的な
 風潮と言うかアレルギー反応がありました。従って、正岡子規の歌論の影響は、
 かなり根強く歌壇に浸透し、長い事残っていたと実感しています。
 今回の詠歌は、自由律ではなく正に「古今調」で詠って頂きました。

 上の句では、花が散っていくことを「あわれ」と表現し、人の心と想いを
 ふるわす美しさがあることを示唆しています。

 下の句では、「昨日の風」と「今朝の寒さ」という具体的な言葉を用いる
 ことで、時間の流れと自然の厳しさを合わせて表現しています。

 この歌は、花が散っていくという自然の営みを詠みながら、その儚さ
 中にこそ美しさを見出すという、幽玄さを感じさせる歌と感じます。

 韻律も整った正統の短歌を、感動とともに味合わせて頂きました。

【詞書】13日の午前に和歌山県串本のロケット発射場から打ち上げられた、
  民間会社(スペース・ワン社)が初めて手掛けたロケット「カイロス」
  初号機が発射直後に爆発し、打ち上げは失敗しました。前回「打ち上げ
  出来ず」だったこともあり、地元の住民の方々のみならず近場、遠方
  問わず発射に期待を掛けた見物客の人達も、残念!という面持ちでした。
  JAXAだけでなく、民間が人工衛星を積んだロケットを
飛ばすというのは
  「夢あるなあ~」と思ってました。「和歌山から
上がったら、この辺(宇治)
  から見えるやろか?」なんて気もしてて、
結構楽しみだったんですが…。
  “カイロス”は何かギリシャ神話で
見たような…と、大学の時に趣味と
  実益(ゼミの参考書ってか教科書)
を兼ねて買ったギリシャ神話の本を
  見ても載って無かったので、
ネットを頼りました。それによると「時間」を
  司るクロノス
(主神ゼウスの父)とは別の「時」の神でゼウスの末子の
  “カイロス”
という神が居て、“時刻”や“瞬間”という“時”の神なんだとか。
  で、ラテン語では“機会”という意味を持つのだそうです。その姿…特に
  頭が特徴的で後ろ頭が禿げていて前髪を垂らしている
とか。…そうです。
  “チャンスの前髪”という言葉の由来なんだ
そうです。そういう縁起の良い
  名を持つ“カイロス”だったら、
後に控える2号機、3号機はきっと成功!!…
  だといいなと切に願います。

☆名が体を表すのなら 「カイロス」は
         “チャンス”の神よ きっとまた翔ぶ
【詞書】3月18日、世界ラリー選手権連覇(’91、’92)、パリ・ダカールラリー
  日本人初の総合優勝(’97年)を果たしたラリー・ドライバーの
篠塚建次郎
  さんが膵臓がんで死去された、とのニュースを見ました。

  ’90年台前半ぐらいにテレビでたまたま見て、「何やこれ?!砂漠走ってんの?!
  面白っ!」と見出して、何回かはテレビで見てました。

  パリからセネガルのダカールまで、とんでもない距離、砂漠など過酷な環境を
  走るコース、紛争がある地域の近くも通ったり(確か、紛争地帯を
走って
  スタッフかが撃たれた例もありましたが)…篠塚氏は日本人
ドライバーと
  いうことで注目していました。

  私はその時初めて見た車種“パジェロ”も気に入って、篠塚氏、三菱のチームを
  応援したりしてました。見ていた年にリタイア(砂漠で丘を
パーンと飛び
  出したら急に下がっていて砂に車の頭を突っ込んだ…
なんて場面も見たり
  しましたが…)されたりもあったりでしたが、
トップのチームがゴールする
  まで見てましたね。ゴール地点が近づくと
“ラック・ローズ(バラ色の湖)”と
  呼ばれるピンク色した不思議な
湖の岸辺を走る風景が見られました。後に、
  コースが変わってしまい、
地上波でも放送されなくなって、見なくはなり
  ましたが、篠塚氏は
ラリードライバーを続けておられるんだなあ,と思って
  ました。

  ’97年の優勝は新聞かの記事で読んだんやったかな…と記憶しております。
  あんまり篠塚氏が乗る“パジェロ”が気に入って、
買ったトミカのミニカーは、
  居間の弾かないアップライトピアノの
上でちょっと経年劣化して何となく
  砂漠を走ったあの頃みたいな
感じになってます。しばらくはこれを見ながら、
  今に続く“ラリー”
の功労者である篠塚氏を偲びたいと思います。(数年前に
  タレント
さんが清里の篠塚氏の奥様が経営されてるペンションを訪ねて、
  篠塚氏の写真やトロフィーが並ぶ部屋を見て驚いてたのが妙に可笑し
  かったなあ…。奥様の弟さんの三浦友和さん、追悼のコ
メント出されて
  ましたね)

☆パジェロ駆り
   砂塵巻き上げ「パリ・ダカ」の
      “シノケン”の勇姿瞼に留(とど)めん
【詞書】3月10日にイラストレーターの いのまたむつみさんが自宅で亡くなった
  ことを、本人の妹さんが18日にいのまたさんのX
(エックス)で公表なさった
  んだそうです。(私はネットニュースで
知りました)1984年ぐらいから
  カドカワノベルズの「宇宙皇子
(うつのみこ)」という、脚本家の藤川桂介氏が
  書かれた、飛鳥時代
の日本を舞台にした歴史伝奇ファンタジー小説の表紙
  イラストや
挿し絵などを手掛けられていました。(劇場版アニメも観に行き
  ました)他にもアニメやゲーム(「テイルズ・オブ~」のシリーズの何作か。
  私はゲームはしませんが絵は見たことありました)の
キャラクターデザイン
  などもされていて、’80~’90年代はすごく
人気があったなあという記憶が
  あります。

  その中に小説「ドラゴンクエスト」のイラストもあり、訃報を知った
  「そういえば…!」という感じでした。ゲームのキャラクター
デザインは
  鳥山さん、その小説版のイラストはいのまたむつみさん
と、たて続けに亡く
  なるなんて(お二人とも60代!)、「ドラクエ」
関係者やファンは辛いだろうな…
  と…。今「ガンダムSEED  
FREEDOM」が上映中ですが、テレビの“SEED”その
  続編の“~
DISTINY”のキャラクターデザイン協力として、いのまたさんは
  名前を連ねています。2002年頃~、「SEED」にハマった私には、最近は
  その魅力的なキャラクターの元を造られた方、というイメージの方が強い
  です。女性だというのは知っていましたが、
小説「ドラクエ」の表紙や
  「宇宙皇子」のキャラクターの目の力強さや
美しさが印象的でした。
  ご冥福をお祈り申し上げます。

☆鳥山氏に続き いのまたむつみさん
         ドラクエファンはさぞ辛かろう
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も、「カイロス」をはじめ、「篠塚建次郎氏」さらに、
 「いのまたむつみさん」をテーマに、作者の想いの溢れた歌を詠んで頂き、
 新たな視点に気付かせて頂きました。

 一首目、「チャンスの神様は前髪のみしかない」と言われてきましたが、
 おっしゃるように、古代ギリシャ神話に登場する「カイロス」という
 神様からきており、その姿は前髪が長く後ろ髪がない美少年として
 描かれていますね。チャンスが目の前に現れたら、その瞬間に前髪を
 掴むように、
しっかりと行動することが重要であると理解しました。
 詠まれていますように「きっとまた翔ぶ」を信じて、エールを篭めて
 見守っていきたいと思います。
 二首目は“シノケン”氏への、作者の尊敬の想いのこもった何よりの挽歌で
 あり、力強さ、躍動感、さらに
韻律も整い作者の哀悼の想いが滲む優れた
 歌と
なっていると感じます。また、「パリ・ダカ」での総合優勝は後世にも
 語り継ぐべき、まさに金字塔と
考えます。
 三首目で詠まれた、「いのまたむつみさん」と共に、心からのご冥福を
 お祈りしたいと思います。

☆胸ゆするG線上のアリア聴き 鬱(ふさ)ぐ季節を 凌ぐエールに
                         ポエット・M
【解説】
 彼岸入りとは言え、夏日に近い日から、いきなり冬日に変わる激しい気象
 変化故でもありましょうが、能登地震、ウクライナの惨状、
さらにガザの
 状況を見るにつけ心痛む日々が続きます。こんな日々に
自閑さんのブログの
 記事で紹介されたバッハ作曲G線上のアリアの曲を
ユーチューブで視聴
 させて頂きました。

 改めて、そのアリアの優雅な、そして、切なげな旋律が鬱々とした想いを
 和らげ、励ましを込めた力強いエールとして響いてきました。

 そんな想いを詠んでみましたが…、歌としては推敲途上です。ご意見を
 頂ければ幸いです。 
 
     「咲き初める こぶしの花」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(31)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。に
     
12.「短歌の章」 古希の歌(1)

   歳月の早きを言ひて桃節句
           ひいな取り出す妻も老いたり
            
   落ち葉たく煙は細きひと筋に
           未だ芽吹かぬ木の間にのぼる

   古希となる実感なけれど越し方を
          今日は静かに想ひ見るべし
  
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 文字数制限により、今回は割愛させて頂きます。


     「咲き競う ミモザ」

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字程度にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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18 コメント

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Unknown (みっちっち)
2024-03-20 06:23:59
おはようございます

クリンさんの記事で、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」を読ませて頂いて、又コメント欄での朗読の紹介から、佐野史郎さんの朗読を聞きまして、その世界に惹かれました。

又、亡き母は押絵とか陶器、掛軸、色々なものを残しており、いつまでも捨てられずにおります。

そのことで三首出詠いたします。

⭐️不可思議な押絵に生くるおもひびと 妖しき乱歩の世界に惹かる

⭐️妣(はは)作の押絵の女(ひと)の白き顔 たおやなる目は何語らむや

⭐️断捨離の最中なれど妣(はは)のもの しばし眺めて 又箱の中

よろしくお願いいたします
Unknown (西BOO)
2024-03-20 06:29:25
おはようございます。
早速ですが、三首出詠させて頂きたいと思います。

春の到来を詠ませて頂きました。
お水取り過ぎて 春の温かさ 桜開花はもう目の前に

南天を植えたことを詠ませて頂きました。
枯れかけた白南天を庭に植え 気分は正に花咲か爺さん

卒園・卒業シーズンを詠ませて頂きました。
弥生月 卒園・卒業 別れ月 金沢発の特急のごと

よろしくお願い致します。
短歌投稿 (knsw0805)
2024-03-20 08:25:30
おはようございます。
24年3月20日5時54分「ネット歌会124回」に短歌投稿致しました。よろしくお願いします。
今週の詠草です。 (夕庵)
2024-03-20 10:30:43
おはようございます。
寒の戻りで寒い朝です。

詞書
松花堂には竹林が多く、水琴窟の音と竹の葉ずれが、絶妙のバランスで楽しませてくれました。

☆ひそやかに水琴窟は音澄みて 地底の楽も春を奏でる

詞書
食事の後片付け 春のやわらかい水で洗っていると何だか気持ちがほぐれて楽しい気分になります。

☆ほとばしる水に茶碗を濯ぎつつ 裡なる鬱もさらり流して

詞書
サツマイモを見ると子供の頃母がよく作ってくれたお粥にサツマイモを入た甘みと塩味を懐かしく思い出します。

☆早朝の厨に甘藷の粥を炊く 亡母の味して腹満ち足りぬ

よろしくお願いします。
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-20 17:05:29
こんばんは。

☆枯れかけた白南天を庭に植え 気分は正に花咲かじいさん      西BOOさん

★黄の花を四方に咲かせ葉は紅く 触れれば鋭しヒイラギナンテン   夕庵

☆弥生月 卒園 卒業別れ月 金沢発の 特急のごと         西BOOさん 

★卒園のわが子と手つなぐ晴れの日よ よくぞこの日をママの感涙   夕庵

よろしくお願いします。
浅間山明鏡止水さんへの返歌です (夕庵)
2024-03-20 17:09:45
こんばんは。

☆めぐり逢い 深いつながり そこはかと 惹かれあうこそ 心許して   浅間山明鏡止水さん

★恩讐の彼方となりて巡り逢う 非情なるかや恋というもの        夕庵

よろしくお願いします。
みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-20 17:19:24
こんばんは。

☆断捨離の最中なれど妣(はは)のもの しばし眺めて 又箱の中       みっちっちさん

★断捨離はユニクロ設置の箱の中 役立つものと思(も)えば 軽し      夕庵

☆妣(はは)作の押し絵の女(ひと)の白き顔 たおやなる目は何語らんや   みっちっちさん

★白き顔伏せて車窓に映る女(ひと) 答え探しの旅は辛きに         夕庵

よろしくお願いします。
ごめんなさい (夕庵)
2024-03-20 20:13:07
こんばんは。
返歌を一部に投稿してしまいました。
西BOOさん、浅間山明鏡止水さん、みっちっちさんの返歌3件です。

お手数ですがよろしくお願いします。
世の動き (チョウキチ)
2024-03-21 09:25:11
歌にも世の動きを取り入れると生き生き感が出て新鮮に感じます。
Kenさんへ (ポエット・M)
2024-03-22 19:58:07
Kenさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

今回は「明石の母、尼君」「紫式部の友」が詠まれた歌への返歌を、
それぞれ一首詠んで頂きました。

一首目は、明石君の母、尼君の歌ですが「尼姿となって一人帰ってきた山里に
明石の浦で昔聞いたことがあるような松風が吹いている」と、娘の光源氏を
待つ寂しく辛い想いを、思いやりながら詠っていますね。
その歌へのKenさんの返歌は「こころ届ける」として、娘を想う母の心情が
表れているとも読めますし、光源氏が、明石君を思いつつ「訪ねてきましたよ」
とも解釈できますね。
いずれの解釈でも、明石君への思いやりが滲む温かな歌と考えます。

二首目の元歌は、紫式部の友の詠んだ歌ですが「紅葉を誘う嵐は激しいけれど、
この都ではないところに行く気にはなれません」と解釈できますね。しかし、
この歌への返歌として、Kenさんは「街並みは秋の風情も華やいで」と友の
意図をかわして詠んでいますね。
友の想いをおもんばかり、「木の下=都」で、もみじ葉を眺めたいとのあなたの
思いは私も同じですよ、との返歌として見ましたが、いかがでしょうか。
★もみぢ葉を木の下でこそ眺めんと 君の想いは吾の思いに
これからもよろしくお願い致します。

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