四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その135)

2024年06月05日 05時59分02秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その135) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され依然として避難を余儀なくされている皆様に
     お見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「紫陽花 汐音」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏
  物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や
  自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から
  2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・20行幸(みゆき)
  歌の背景
  光源氏三十六歳。大原野への行幸で、冷泉帝の姿を目にして感銘する
  玉鬘に、源氏は宮仕えをすすめる。
〇うちきらし 朝ぐもりせし 行幸には さやかに空の 光やは見し 玉鬘
〇あかねさす 光は空に 曇らぬを などて行幸に 目をきらしけむ 光源氏
(返歌)
☆自らが 出仕の気持ち 見せるのは 出過ぎたことと 思われもする
☆源氏から 内大臣に ありのまま 打ち明けること 思いめぐらす
註)紫式部集・20
〇三尾の海に 網引く民の てまもなく 立ち居につけて 都恋しも
(返歌)
☆琵琶湖では 漁師の姿 忙しく 恋しい都 離れて行くも
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 玉鬘の歌は、「霧がかかったように、朝方空一面が曇って雪が降りました
 ので、はっきりと空の日の光を見ることができたでしょうか。いや、
 できませんでした。行幸で帝のご尊顔もはっきりと拝することは
 できませんでした」と意訳出来ます。それに対して光源氏の歌は、
 「日の光は空に曇り無く照っておりましたのに、そして帝は光るような
 美しさでいらっしゃいましたのに、あなたはどうして雪に目を曇らせた
 のでしょうか」と、意訳できますね。
 光源氏は、この返歌で帝の光り輝くばかりの美しさを強調し、玉鬘に帝の
 もとに早く宮仕えに出るように勧めています。作者の一首目の返歌は玉鬘の
 立場に立って「慎ましい」気持ちをおもんばかって詠み、二首目は玉鬘の
 実の父・内大臣に事情を打ち明け入台を進めようとの思惑を詠んでいます。
 従って、何れも返歌として理にかない、歌としても適切に詠まれていると
 考えます。
 三首目の紫式部の歌は、越前の国司となった父藤原為時と共に船路にて
 琵琶湖の湖西を通り越前に向かう際に詠まれています。途中、高島の
 三尾崎の浜辺で、漁をする人々の網を引く見なれぬ光景に、都の生活を
 恋しく思い出して詠んだとのことですね。作者の返歌はこの想いを
 「恋しい都」と端的に表現しています。紫式部の都への思いをさらに
 強調して詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★三尾の海  網ひく漁師のふるまいに 離れし都さらに恋しき

【詞書】夏暁(なつあけ)は夏の朝、白南風(しらはへ)は初夏の気持ち
  いい風、そして梅雨入りももうすぐですね。この三つの季語で短歌を
  詠みました。私は俳句ももよく詠むのですが、短歌にも情報を伝え
  やすいと感じ、季語を入れて詠むことが多くあります。俳句から
  短歌を詠むこともよくあります。
☆夏暁(なつあけ)の小鳥の声に目覚む丘 君と生きぬくために来し街
☆三千のたましひ眠る異人墓地 白南風(しらはへ)の海はるか望みて
☆刻々と伊根の舟屋に灯ともれば 舟帰り来る梅雨入りの夕
                         みっちっちさん
【解説】
 作者も記されていますように、俳句の季語を短歌に取り入れる発想は
 結社によっては種々御説はありますが、私は是としたいと思いますし、
 表現の幅や、深さを追求できる技のひとつと考えています。
 元々俳諧は、短歌や連歌の「上の句」が独立して築かれてきた歴史を
 もっていますので、作者の言われる「俳句から短歌を詠む」ことも、
 また、その逆もありと考えています。西行と芭蕉の関連は有名です。
 歳時記的に、今の季節を表す季語を詠み込んだ三首の歌は、何れも
 季語の存在が歌を引締めていると感じます。
 特に、一首目の歌は、自ら選んだ自然と作者の結びつき、そして生活
 の営みを詠み、それへの決意と、深い想いを伝えています
 小鳥のさえずりが丘に住む人々を目覚めさせ、美しく広がる風景や
 緑豊かな自然。そこは君と将来を築く場所であり、お互いの豊かな
 明日を保証してくれる街でもある。そのことが季語とともに希望を
 込めて詠われ、心地よく心に響く歌になっています。
 三首目の歌は、「梅雨入りの夕」が一幅の水墨画として浮かび上がって
 くる描写力が秀逸です。

【詞書】衣替えをしたことを詠ませて頂きました。
☆日長し照りの厳しさ耐え切れず 布団とともに今日更衣
【詞書】神社へお詣りしたことを詠ませて頂きました。
☆今日カメラ持たず神社へ参拝す 祈願集中「かしこみかしこみ」
【詞書】25日の楠公祭(なんこうさい)を詠ませて頂きました。ちなみに
  家の神棚は崇敬神社に守口市の高瀬神社とその境内社の楠稲荷神社
  を祀らせて頂いております。
☆正行と生き別れして湊川 楠公祭の供養に合掌
                         西BOOさん
【解説】
 一首目の歌、今年の五月は、全国的に真夏日になる日が多く異常気象
 極まった感があります。更衣も六月を待たずに多くの方が行った
ことと
 思います。作者もその一人で「照りの厳しさ耐え切れず」
更衣した旨が
 詠われています。「照りの厳しさ」と詠んだところに
作者の工夫を感じ
 ますし、歌のリズムも良く共感を呼ぶ歌と考えます。

 三首目は、楠木正成の遺徳を称える楠公祭について詠まれています。
 正成公は湊川の戦いで足利尊氏と激戦の末、弟の正季卿と「七生賊滅」
 誓って殉節されました。詠歌はその歴史を踏まえています。未だ
正成公の
 至誠を崇敬される方は多く、作者の歌にもその想いが
滲んでいると考えます。

【詞書】季節の移ろいの速さ、卯の花の揺れる公園です。
☆卯の花の白き花びら風を呼び 古墳の丘は夏間近なり
【詞書】旅行で訪れた場所が少しづつ復興するのは嬉しいことです。
☆白米の千枚田にもボランティアの復興掛けた田植え始まる
【詞書】終日降り続いた日のこと
☆眉も引かずアリバイなき日暮れんとす 雨は終日降り止まずして
                         夕庵さん
【解説】
 「卯の花」「千枚田」「終日の雨」について、三首それぞれに詩情を
 込めて詠んで頂きました。

 一首目の歌、白いウツギの花びらが風を呼ぶかのように舞い散る様を
 詠い、ゆく春の季節感と風のささやきを爽やかに表現して
います。
 また、古墳の存在感をさりげなく詠み、その丘が
季節と共に移ろう、
 その穏やかな変化を詠う手並みは流石と思います。

 二首目の歌、「白米千枚田」は「日本の棚田百選」にも指定されて
 いる日本海を背景とした棚田の絶景でもあります。1004枚もの小さな
 田にボランティアの方も集まり、詠まれているように「復興掛けた
 田植え」が正に始まっていますね。復興がなかなか進まない中で
 「心の復興」にも取組んだボランティアを始め地元の方々の心意気に
 エールを送りたいと思います。この歌も力強いエールとなっていると
 感じます。

 三首目の、「眉も引かず」の表現に、作者の独自の視点も感じられ、
 女性ならではの繊細な表現と感じました。

     「孔雀サボテン」

【詞書】YouTube短歌:唱歌
☆消えつつある歌を口づさみ
        遠い昔
   アフタヌーン・ティーを淹れて
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 文語だから、音階が難しいから、小さな子どもには難しすぎる
 からと、徐々に消えつつある日本の歌。
 でも、昔も意味なんか分かっていませんでした。「うさぎ美味し」
 と思っていました。何十年も経ってから、意味が分かった歌も
 あります。美しいメロディとともに、歌っていた頃を思い出します。
 短歌のイメージを掴む為に、近所の廃校を探し、いつもの思いつきで
 出かけました。木造だが、地域の住民が、多くの寄付をして完成した。
 日本中どこでも古い小学校はそうです。
 下記URLに日本の歌メドレー1【全16曲】、2【全16曲】を貼付して
 おります。私は、からたちの花が好きです。歌詞だけ読むと、詩の
 深さを感じます。是非お聴きになり、思い出して、口ずさんで
 みて下さい。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/599b7b064795e4d03e65b5f07fcc3197
                         自閑さん
【解説】
 紹介頂いたYouTubeで唱歌を視聴させて頂きました。早春賦、故郷、
 浜辺の歌等々の唱歌は、そのまま子供の頃の情景と重なり、懐かしさと
 ともに望郷の思いをかき立てられました。作者が詠われているように、
 現在、唱歌は「消えつつある」ようで残念な想いがします。
 「イメージを掴む為」にと、現地に赴き検証を重ねる作者の姿勢には、
 いつも頭が下がります。
 詠まれた歌は「アフタヌーン・ティーを淹れ」ながら、唱歌を口ずさみ
 「遠い昔」の
子供の頃を懐かしく思い出した…と、素直に解釈させて
 頂き
ました。
 廃校となっている多くの校舎は、かつて自治体の厳しい財政の中で、
 住民総出の労働支援と寄付等によって造られたものが多かったと
 史実からも明らかです。木造校舎も唱歌も多くの庶民の厚い想いと
 物語を
秘めつつ今日に至っています。作者の歌は、そんな事柄と
 歴史をも
掘り起こす力を持っていると考えます。

【詞書】5月29日(水)の朝日新聞朝刊より。
  世界初の「木の人工衛星」“Ligno Sat(リグノサット)”が完成したそうです。
  (京都大学と住友林業が28日に発表、公開)今日、6月4日に
JAXAに
  引き渡されるとか。一辺10㎝の立方体の超小型衛星で、
モクレン科の
  ホオノキ(食器とかに使われている印象が…)が
使われているんだそうです。
  9月に米国スペースX社のロケットで
ISSに運ばれて10月中に日本の実験室
  「きぼう」から宇宙空間に
放出されるとのこと。昭和の木の外観のラジオの
  ようなちっちゃな
人工衛星が宇宙(そら)へ上がるのを楽しみにしています。
  (新聞に
載っていた写真、水色のラジオのつまみのようなのがかわいい…)
☆ちょっと見は「昭和レトロ」なラジオのよう 木のぬくもりの人工衛星
【詞書】6月2日にメキシコで行われた大統領選挙で、初めての女性大統領として
  クラウディア・シェインバウム前メキシコ市長が当選しました。

  「マチスモ(男性優位主義)」が根強いメキシコに於いて横行する「フェミサイド
  (女性であることを理由にした殺人)」の捜査する機関の
立ち上げや女性たちの
  避難所の開設などを打ち出していたことが
支持を集めたと思われますが、
  様々なそういう事例に苦しむ女性たち
や、助けたいと願う人々にとって
  大きな希望となることを祈ります。

  移民に対する壁の建設を進めたアメリカに対しては、「両国関係には壁よりも
  橋を架けたい」と主張されたとか。どうぞその理想が叶う
ように…と
  思わずにはいられません。

☆メキシコの“フェミサイド”の闇吹き飛ばせ 新大統領 女性のリーダー
【詞書】5/26放送の第21回では、清少納言(ドラマでの名はききょう)が「枕草子」を
  「春はあけぼの…」と書き綴っていく様子が描かれて
いましたが、その前の
  まひろ(紫式部のドラマでの名)とのやりとりで、
中宮の兄から帝に献上された
  紙に「(帝は“史記”を書かれたなら)
“史記“は”敷き”だから中宮さまは“枕”を
  お書き(描き?)に
なったら?」と言ったのよという話があって、まひろが
  「では“しき”
なら(ききょうさまは)“四季”をお書きになったら?」と、言葉遊び
  というか洒落のような会話をするシーンがありましたが、清少納言が中宮定子
  と交わしたくだりはどうやら「枕草子」にも出て来る
エピソードらしいです。
  その後のまひろのアドバイスはフィクション
としても、この話の運びは
  なかなか楽しかったです。

  平安時代も洒落があったんやね~!と妙な感心してしまいました。
  (きっと“駄”の付く親父ギャグ的なのも…)それと「なるほどそれで“枕”なんや」
  と。…学生時代「枕草子」も習ったはずなんですが、
冒頭数行以外ろくに記憶に
  無いという…。6月2日からの“越前編”
も、(「ブギウギ」にも出演されてた
  浩歌さん演じる)朱仁聡という
実在人物と、架空の人物の周明という青年を
  藤原為時、まひろ父娘に
どう絡んでいくんやろ?と わくわくしてます。
  やっぱり大石静さんの
脚本は面白いですね…。
*脚本に程良く史実とフィクションが
        フュージョンしている「光る君へ」よ
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も、「木の人工衛星」「メキシコで初めての女性大統領」「春はあけぼの…」と、
 今日的な新鮮なテーマについて深堀しつつ、調べも良く詠んで頂きました。
 一首目の歌、LignoSatは、人工衛星における構体系を完全に木造化することを
 目指していると言われています。このプロジェクトは、持続可能で革新的な
 宇宙技術の可能性を象徴しており、エコ意識の高い宇宙探査や宇宙ごみ
 管理戦略の新たな時代を切り開くことになるかもしれませんね。下の句の
 「木のぬくもりの人工衛星」は、まさにこのプロジェクトの本質を象徴的に
 歌って、歌の持つ本来の力を遺憾なく発揮しています。
 二首目の歌、メキシコに根強く残る「“フェミサイド”の闇」が新たに就任する
 クラウディア・シェインバウム大統領によって払拭されることを祈りたいですね。
 メキシコに芽生えた新たな貴重な一歩をエールを込めて見守りたいと思います。
 三首目の歌、詠まれていますように「程良く史実とフィクションが」交錯する
 大河ドラマをワクワク感をもって視聴していきたいです。
 ただ、源氏物語に描かれている「光の君」は、「伊勢物語」の主人公とされる
 在原業平との説は根強くありますね。

☆波しぶき浴びても凌ぎ 紫陽花は 海と競いて藍深めゆく
                         ポエット・M
【解説】
 三浦半島東端に位置する観音崎公園の海辺の周回道路には、藪椿と紫陽花が
 海を縁取るかのように群生しています。海からの強風で、時には
波しぶきに
 晒される場所であり、植物にとってはかなり過酷な状況と
感じられます。
 その紫陽花が今咲き初めて日々、藍色への変化を
深めています。まさに、
 海の色と競い合って藍色を磨き深めるようにさえ
感じ、その藍色の深みに
 感動することがあります。そんな紫陽花に
寄せて詠ってみました。


     「咲き初める 紫陽花」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(42)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
23.「短歌の章」 梅雨(2)

   年毎にふくろうの声減りて行く
           開発進む森に かかる月しろ
            
   から梅雨に夏ならんむとする陽射しありて
             夾竹桃の群れ咲く小路

   夾竹桃の白き花群に射す陽射し
           見つつ歩むも小さき幸
 
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】

 チョウキチさんからのコメントです。
  光源氏の歌は、「この篝火とともに立ちのぼる恋の煙こそは、
 いくつになっても燃え尽きることのない私の恋の炎だったのです」。
 玉鬘の歌は、
 「そんな煙のような恋ならば、空にあとかたもなく消し去って
 くださいませ」。
 幾つになっても成長しない光さんより、玉鬘の方が1枚も2枚も
 上手ですね。状況を理解しつつ見事な詠歌に私も感心です。

 ポエット・Mの返答
  光源氏と玉鬘との歌のやり取りは、二人の人柄と思惑が交錯し、
 読み応えのある物語になっていると考えます。
 玉鬘はかつて光源氏が思いを寄せた夕顔の娘でしたが、その娘を
 光源氏は養女とし、その娘に隙あらばセクハラまがいの行為を
 繰り返していました。その背景を踏まえてこれらの歌を味わうと
 別の想いも湧きますね。
 おっしゃる様に「玉鬘の方が1枚も2枚も上手」と感じますし、
 女性は幼くても男心を操るすべを身につけていると思わされます。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字以内にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その135)ネット歌会

2024年06月05日 05時46分42秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その135)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「ガクアジサイ」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆卯の花の白き花びら風を呼び 古墳の丘は夏間近なり
                         夕庵さん
★自宅傍(そば) 古墳削りし跡があり 古人(いにしえびと)に言い訳できぬ
                         西BOOさん
★葺き石のカラト古墳はわが街に 躑躅が咲きて古人慰さむ
                         夕庵さん

☆日長し照りの厳しさ絶え切れず 布団とともに今日更衣
                         西BOOさん
★扇風機とガスストーブが同居して 気温の変化についていけない
                         夕庵さん
★春までに引き落とされた電気代 せめて今だけ節約節約
                         西BOOさん
★この夏も酷暑の予報あるからに クーラーの始動ギリギリまで待つ
                         夕庵さん

☆夏暁(なつあけ)の小鳥の声に目覚む丘 君と生きぬくために来し街
                         みっちっちさん
★この街もやっと基盤が整いて 病院 スーパー徒歩圏内に  
                         夕庵さん
★坂多き街に車は必須だが たまには鍛へるために歩かむ
                         みっちっちさん

☆坂道は膝に悪いと言われしも まだ大丈夫負荷と思いて
                         夕庵さん
【詞書】卓球を頑張ってるので右腕は左腕より太くなるばかりです
★負荷かけて筋トレすれば右腕が ますます太くドレス似合はぬ
                         みっちっちさん

     「紫陽花 薄紅」

☆三千のたましひ眠る異人墓地 白南風(しらはへ)の海はるか望みて
                         みっちっちさん
★比良 伊吹に 琵琶湖は抱かれ鎮もれる 「就航の歌」今に伝えて
                         夕庵さん
★六甲に抱(いだ)かるる街 見はるかす 須磨のさざなみ 関空はるか
                         みっちっちさん
★関空へ孫の一家を見送りぬ 白雲ながく点となるまで 
                         夕庵さん
★流れ雲 二本交差し朝練の 空に大きくVサイン見ゆ
                         みっちっちさん
★朝練の少年らが駆けてゆく シャツに汗して青き息吐く
                         夕庵さん

☆白米の千枚田にもボランティアの復興掛けた田植え始まる
                         夕庵さん
★倒壊の家屋の梁の黒々と 公費解体やうやう始まる
                         みっちっちさん
★解体の費用がかさむ親の家 想いで毀す決心つかず
                         夕庵さん
★近隣の解体の音 ばりばりと 時代の波に寂しさ募る
                         みっちっちさん
★シニア犬 仲間に入れてとドアを掻く 音バリバリと夜更けに響く
                         夕庵さん
★膝に来て 黒き瞳で我を見る 子犬可愛ひや ふはふは撫でる
                         みっちっちさん
★ふわふわのシュークリームのシューが好き 大きいという口コミの店へ
                         夕庵さん
★プール友と女子会 今日は 思ひ切り泳ぎし分の苺のケーキ
                         みっちっちさん
★ふつふつと 苺のジャムを煮てをりぬ 終日止まぬ雨の厨に
                         夕庵さん

☆ハマの灯は闇をつらぬき輝ようも 色それぞれに たつきも滲む
                         ポエット・M
★大阪を一望できる峠あり 映える夜景にたつきも眩し
                         西BOOさん
★峠より眺める街の遠あかり それぞれ愛し たつきの色よ
                         ポエット・M

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「アジサイ うす紅」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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