四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その98)

2023年08月30日 05時12分19秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その98)  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 残暑お見舞い申し上げます。
 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「タイタンビカス」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】前回に続き花火大会の短歌を投稿します。8日は琵琶湖、19日は山形赤川の
  花火大会をBSで見ることが出来ました。そして19日長野県佐久市花火大会は生で
  見ることができました。その感動をそのまま短歌にしました。なお赤川は嫁さんが
  「ポインセチアのように綺麗」の一言がヒントになりました。
 註)23年琵琶湖花火大会8月8日テーマ
☆シガリズム湖畔に轟くハーモニー 復活にかけた人との絆
 註)8月19日山形赤川記念花火大会
☆花火こそポインセチアの華麗さが 宇宙の舞に心酔いしれる
 註)8月19日長野県佐久市花火大会
☆夏の日に部屋から望む大玉は 夜空を焦がす夢物語
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今年は、コロナ禍で今まで自粛されていた「花火大会」が、五類移行に伴い各地で
 一斉に盛大に開催されていますね。
 「琵琶湖花火大会」、「山形赤川記念花火大会」、「佐久市花火大会」等も圧巻
 であったことと思います。
 三首目の、「佐久市花火大会」は、約 3,000発の花火を生で見た臨場感と共に、
 格別なものがあったことと思います。私もしばらく見ていませんが千曲川河川敷で
 行われる花火大会は規模もさることながら、ワイドスターマイン等々諸々趣向も
 凝らされいつも感動ものでした。詠まれているように「夢物語」が展開されて
 いたことと思います。
 二首目の歌、奥様のおっしゃった「ポインセチアのように綺麗」は実感であった
 と思います。ポインセチアの花言葉はいくつかありますが、「私の心は燃えて
 いる」と言うものもあります。作者と共に眺めた花火に触発されて、胸の高鳴りや
 幸福感を感じて思わずつぶやいた言葉とも考えます。奥様も参加して頂きご参考
 として詠んでみましたが…。
【ご参考】
★妻の言うポインセチアの華麗さよ 闇空おおい はじける花火

【詞書】夜なのに冷房をつける日常ではあるが、コオロギの音に癒しに駆られた
  気持ちを、詠ませて頂きました。
☆夜なれど 冷房つける日頃とて
      コオロギの音に 癒されにけり
                          西BOOさん
【解説】
 昼間は相変わらず炎暑が続き夕刻になっても冷房が必須の日々が続きますが、
 夕闇と共に、そこかしこにすだく虫の音が響き渡る季節になってきましたね。
 そんな季節の移ろいを詠まれた一首ですが、下の句の「コオロギの音に 癒されに
 けり」に、去り行く季節への哀歓と共に、コオロギの音に癒される実感が詠われて
 いて、しみじみとした良い歌と思います。また調べも工夫され朗詠に耐える歌と
 考えます。

【詞書】気だるい夏の夕暮
☆からみつく潮風
  パナマ帽
   モヒート
    ケサディア
  気だるいゆう暮
                          自閑さん
【説明】自閑さんご自身の説明です。
 8月11日は山の日 ということですが、 猛暑日が続いていたのでどこへも行かず、 
 いつも行く 居酒屋へ 行きました。 熱中症に対応するために、パナマ帽子を
 かぶって行ったが 、モヒートに合うなあと。そこで、海に行ったつもりに
 なって短歌を作ってみました。
 初案が出来、これに合う音楽を探し、ドビッシーの牧神の午後への前奏曲と言う
 気だるい雰囲気の曲がぴったり。いつもは曲を聴いてイメージを作るが、今回は逆。
 モヒートは、キューバのハバナ発祥のバカルディ・ラム酒をベースに、ミントと
 ライムで味を調えたカクテル🍸️。文豪ヘミングウェイが好んだ事でも有名。
 ケサディアは、アステカのトウモロコシを使ったパン、トルティーヤのスナック。
 初案は、とても辛いハラペーニョだったが、気だるさを表すには刺激が強すぎる
 ので不適とケサディアに推敲。
 下記URLに、ドビッシー「牧神の午後」への前奏曲を貼付しておりますので、
 気だるい夏の午後を感じて頂ければ。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/3bc37b6ffcd310e024875f6c9996fb07
【解説】
 「気だるい夏の夕暮」にパナマ帽をかぶって居酒屋に赴くなておしゃれですね。
 しかも、ライムやミントの爽やかな味わいのモヒートを呑むなんて、ヘミング
 ウェイ以上に決まっていますね。そばにいたらいい絵が撮れそうです・・・。
 五句の「気だるいゆう暮」は、夏の日が暮れる頃の熱気や疲れを感じさせまが、
 この言葉には、思う人と過ごす甘やかな時間や切ない思いも滲んでいると感じ
 ます。このような歌で表現する非日常の世界もありと感じます。
 また、おっしゃるように「ドビッシーの牧神の午後への前奏曲」も、この歌の
 雰囲気にマッチしていると感じます。歌の作り出す世界観と曲とをコラボさせる
 と言う試みも良いものと考えます。


     「東京湾の碧と蒼の差

【詞書】今回は、反戦への思いを社会詠に込めて、2首詠みました。
☆心打つ「はだしのゲン」よ 反戦よ 核廃絶よ 世界へ届け
【詞書】2首目は、ポエット・Mさんの
 ☆空と海 両断するや水平線 改めて知る碧と蒼の差
  の本歌取りです。
  引き揚げで帰って来れた人々、帰って来れなかった人々の差は紙一重です。
  戦争は残酷で許されるものではありません。
☆舞鶴の引き揚げの碑に佇みて碧と蒼との狭間を眺む
                          みっちっちさん
【解説】
 「反戦への思いを社会詠に込めて」とありますように、今回の2首の社会詠に、
 改めて今の社会情勢の底流をなす「戦前へ」とも言える動きを、注視する
 必要性を感じました。
 そんな想いが滲む2首から学んで参りたいと思います。
 一首目、被爆した人々の苦しみや平和への願いを伝える漫画「はだしのゲン」
 を「心打つ」と表現し、作者自身の思いも鮮明に表明されています。
 「反戦」や「核廃絶」への動きが、さらにうねりとなって世界に広がることを
 求めていることは分りますが…。ただ、「世界へ届け」という言葉には、
 どのようなメッセージや、行動を求めているのか明示されないもどかしさも
 一方では感じます。そこは読者の判断に委ねるとの解釈をさせて頂きました。
 「詩人は半歩先の社会情勢と予兆を見通す」との言葉がありますが、庶民の
 目線から研ぎ澄まされた感性で世情を見据える目と、確かな洞察力が今必要と
 感じます。
 このような視点から、私たちも社会詠にも挑戦して参りたいと思っています。
 なお、2首目の本歌取りは見事と思います。「舞鶴の引き揚げの碑」にまつわる
 多くの悲しく、酷い歴史と事実を改めて想い起したいと思います。

【詞書】蝉三首  夏の終わりに・・・
  朝早くから賑やかだった蝉の声も気がつくと聞こえなくなり、ツクツクボウシ
  の声が時折聞かれるようになりました。朝の散歩では蝉の亡骸は白い腹を見せ、
  手に取るとその軽さに哀れを感じたものです。
☆最後にはきっと見ただろう青空を 蝉は腹みせカラカラと鳴る
☆鳴きつかれ命果たせし蝉あまた 朝の葬列みな空を見て
☆油蝉ミンミン蝉の声も果て 風いずくより吹く古墳の丘に
                          夕庵さん
【解説】
 あれほど響いていた蝉時雨も、ヒグラシの鳴き声とともに聞こえなくなって
 きましたね。季節の移ろいはどんな炎暑の中でも、着実に行われていくものと
 改めて感じて居ます。
 そんな移ろいの象徴でもありましょうか、「蝉の亡骸」に悲しさを感じます。
 蝉の終焉に寄せた三首の歌は、作者の深い想いが詠われ哀しみを誘われます。
 小さな、そして短い命を懸命に生きる、生きとし生けるものたちに寄せる温かな
 眼差しと想いは、今の時世の中で尊いものと考えます。その想いの深さが、
 歌の品格を支えていると考えます。
 一首目の上の句「最後にはきっと見ただろう青空を」と、二首目の下の句
 「朝の葬列みな空を見て」の視点と、詠いぶりはいずれも秀逸で、学んで
 行きたい表現です。

     「ミンミン蝉」

☆他愛なきことであれども嬉しかり孫の系列高校優勝
☆鬱わすれしばし応援できたこと喜ぶわれをわれは喜ぶ
【詞書】「夜咲く花」は月下美人を詠わせていただきました。
☆きつかけが何でありてもこの鬱が消えればよろし夜咲く花よ
                          suisenさん
【解説】
 一首目、二首目は、夏の甲子園で107年ぶりに全国制覇した慶應義塾高等学校
 野球部はお孫さんの学ばれている大学の系列高校とのこと。自由な髪型や
 エンジョイベースボールなど、これまでの高校野球の常識を覆し、高校野球に
 新しい歴史を刻んだ森林貴彦監督の指導の在り方にも学んで行きたいと思います。
 私事になりますが、私も20数年にわたって、業務の傍ら地域の少年野球リーグに
 監督や、運営理事の立場で関わったことがありましたが、指導の在り方に隔世の
 感との想いが致しました。子供たちの自主性を尊重し、個性を見出し伸ばす指導
 の困難さは筆舌に尽くしがたいものと思っています。それを貫き結果に結び
 つけた森林貴彦監督に敬意を表したいと思います。
 頂点を極めた野球部の奮闘を讃え、喜ぶと共に、この大会に参加した3486校の
 それぞれの選手と関係者、さらにはその家族、親族の悲喜こもごものドラマが
 あったことを思い起こしたいと思います。その一つとしてこの二首を味わうと
 叉格別な想いも湧いてきます。決して「他愛なきこと」では無いことも…。
 三首目は、ブログに掲載された「月下美人」の画像にふれ、鬱が和らいだ歌との
 ことです。花にはその美しさや、健気さ、懸命さ、凛々しさ等を示しながら

 私たちに話しかけてくる言葉があると感じます。そんな言葉の存在に私たちは
 耳を傾けられれば癒しや、励ましを受けることが可能なんだとの想いを歌から
 学びました。

     「酔芙蓉 八重」

【詞書】昔なら「おっしゃー!優勝やーっ!!」って言えたんですけどねえ…。2008年で
  したか、終盤に負けが多くなってマジックが無くなった“悪夢”があったのは?
  まあまだまだ試合は残っていますから、油断は禁物ですし、今は“クライマックス・
  シリーズ”がありますから、たとえ“1位”になっても、ひっくり返される可能性は
  無いとは言えない…。…早く“決して口にしてはいけない”扱いの?“アレ”を手放
  しで“ゆう●ょう”と口にできるようなりたいもんです…。しかしもうネタです
  よね“アレ”(笑)。
☆タイガース アレよアレよとマジックが減っているけど まだ「アレ」ですか?
【詞書】世界陸上の投擲競技槍投げで、北口榛花選手が金メダルを獲得しました。
  以前から、テレビの前の声援だけではありますが応援していたので、凄く嬉し
  かった~!一人チェコに渡って頑張ったのが報われましたね。(彼女自身が出した
  日本記録はこの記録よりもっと長い!凄い!!)もっと多くの日本の女子
  アスリートの方達があとに続きますように。
  テレビで言ってた北口さんの名前の由来の話はちょっと微笑ましかったです。
  パティシエであるお父さんが、お菓子に使う“榛(ハシバミ)=ヘーゼルナッツ”
  からつけたという…。
  あと、陸上以前にやっていたバドミントンの試合で、今や世界ランキング1位や
  2位に位置する女子シングルのトップ選手山口 茜さんと対戦していた、という
  エピソードも何か凄いなあって思ったりして…。来年パリ五輪もありますし、
  ますますのご活躍をお祈りしています。
☆はるかなる ハンガリーでの金の花
    咲かせた槍投げ選手の笑顔よ
【詞書】近頃は、好きな俳優とかアイドルとかミュージシャンとかを“推し”という
  みたいですが、今一つ好きな表現ではないので、こうなってしまいました。
  “推し”を使えたらもう少し表現は変わったかもなんですが…。えーと、「50年」
  でも今年は“結成”で、“デビュー”は来年なんですけどね。何にせよ、もう70近い
  彼らが現役でステージに立ち続けているのが一番嬉しい…。
  ライブには数年行けてませんが…、“一番好きな人達”なのはずっと変わって
  ません。
☆8月の25日で50年 私の好きな3人グループ
                          ちがやねこさん
【解説】
 今回も「阪神タイガース優勝へ」「世界陸上の投擲」さらに、「THE ALFEE結成
 50周年」と、今日的なホットなテーマをいきいきと詠って頂きました。
 一首目は、フアンの方にとっては「今年こそは」と期するものがあり、そんな
 期待が歌に溢れています。昨夜マジックが消えてしまいましたが、再び点燈する
 ことを祈りたいですね。

 二首目、北口榛花選手の金メダル獲得は、今回の世界陸上での最初の金メダルで
 あり、日本のフアン待望の快挙でもありましたね。その快挙を讃えつつ「笑顔」
 にフォーカスし爽やかな歌になっていると考えます。
 三首目は、具体的には明示されていませんが、「THE ALFEE」を詠っていると
 解釈させて頂きました。
 1982年の所沢航空記念公園での初野外ライブ以来「夏イベント」を続けていますが、
 今年も「風の時代★夏」と題して07.29、07.30と二日間にわたって横浜アリーナで
 開催されましたね。
 年齢を感じさせないエネルギッシュなコンサートは「推し」たくなるのは分かり
 ますし、「好き」なグルーブであり続けるのも当然と思います。そんな想いの
 滲む歌でもあると思います。
 このようなフアンの多いのも「THE ALFEE」の強みと思っています。

  
     「西洋アサガオ」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆からみつく潮風
  パナマ帽
   モヒート
    ケサディア
 気だるいゆう暮
                         自閑さん
★パナマ帽と開襟シャツの好きな亡父  丸いめがねのあの遠き日よ
                         夕庵さん

☆油蝉ミンミン蝉の声も果て風いづくより吹く古墳の丘に
                         夕庵さん
★天高く古墳の丘にあまた立つ埴輪の穴はおのころを見ゆ
                         みっちっちさん

☆舞鶴の引き上げの碑に佇みて碧と蒼との狭間を眺む
                         みっちっちさん
★舞鶴はレンガの倉庫が立ち並び海軍名残のカレーは美味し
                         夕庵さん
★ スパイスの効きたる君のカレー食べ いざ卓球の試合勝ちとる
                         みっちっちさん
【詞書】すこし飛躍しすぎの感がありますが。
★カレーパンふたつに割れば美しきタージ・マハルが立ち上がりくる
                         夕庵さん
★白鳳てふ桃をふたつに割り君としゃぶれば甘き汁口に満つ
                         みっちっちさん
★手に触るれば傷つきやすし白桃よ 少女のように和毛ひかりぬ
                         夕庵さん
★手の平を桃の形に丸くして包めばほのと光る白桃
                         みっちっちさん
★差し出した手相を見るのが好きな人120才(ひゃくにじゅう)まで保証するよと
                         夕庵さん
★shimaさんは手相見ずとも保証する 120まで絶対に生く
                         みっちっちさん
★shimaさんの手を離さずによろよろとついて行きましょ120まで
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆

☆蝉時雨 移ろいゆくやひぐらしに さらに闇には虫しぐれして
                         ポエット・M
【解説】
 この歌は「蝉時雨」と、「虫しぐれ」という俳句の二つの季語を使って、夏の
 終わりから秋の始まりにかけての自然の移ろいを表現してみました。俳句を
 詠まれる方には「季重なり」等でご批判もありましょうが、覚悟して季節の
 移ろいを象徴的に表現してみました。
 「移ろいゆくやひぐらしに」という句は、確かな季節の移ろいと七日間という
 蝉の命の儚さも表現できればと詠ってみました。
 また、ここでは、季節の移ろいを「蝉時雨」「ひぐらし」「虫しぐれ」という、
 蝉や虫たちの鳴き声で表現し、心境や感情を暗示的に伝えることに挑戦して
 みましたが、皆様にはどう受け止めて頂けたでしょうか。

 
     「マンデビラ」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(6)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選されものを集めた著書です。つまり著者の個人的な
  好みが濃厚に反映された著作渾身の著書でもあります。
  私の短歌の師の一人で人間的にも尊敬する方でもありましたが、その著書から、
  短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
2.「短歌の章」 浅間山(1)

   雨すぎて秋深まれる朝の路
           火の山は静かによな降らすなり ※
            
   劫初よりよな降らす山に目かげして
           いにしへ人はつつしみにけむ ※

   夕しじま浅間は燃えてあはれなり
           あめつちは移らふ この時の間も

   註) よな: 火山の噴煙とともに噴き出される灰
       目かげ(まかげ): 遠方を見るとき、光線をさえぎるために、
                 ひたいに手をかざすこと。


      「宗旦むくげ」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 ブログの文字数制限(ソースコードレベルで30,000文字)により割愛致します。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
    字数制限(コード30,000字)によりコメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


コメント (42)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二度目の月下美人 咲く | トップ | 炎暑の8月を凌ぎ »
最新の画像もっと見る

42 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (1948219suisen)
2023-08-30 06:06:15
素敵な解釈をつけていただき、ありがとうございました。
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2023-08-30 06:51:47
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」23年7月31日より「フレンチローズとエコルド・パリ」を掲載しています。前回は「キース・ヴァン・ドンゲン」「マリー・ローランサン」「アメデオ・モディリアーニ」を投稿しました。拙くて恥ずかしいですが引き続きエコルド・パリ派の画家たちを詠んでみました。ご指導願います。

「モーリス・ユトリロ」
「風景は不思議な詩情静謐さ 独特の白印象的も」

「マルク・シャガール」
「愛の画家妻への敬愛一途にて 愛や結婚作品数多く」

「アンリ・ルソー」
「いつの世も戦争体験悲惨さで 画家の感性影響受ける」
返信する
Unknown (西BOO)
2023-08-30 11:27:25
おはようございます。
出詠させて頂きたいと思います。

夕立で 冷房つけず 寝室へ
網戸より来る 秋の涼風

夕立が降って、冷房をつけずに寝室へ行ったところ、網戸から秋の涼風が入ってきて。気持ちよく眠れたことを詠ませて頂きました。
返信する
Unknown (西BOO)
2023-08-30 18:06:30
申し訳御座いません。
また、訂正させてください。

夕立で 冷房つけず 寝室へ
網戸より来る 晩夏の涼風

夕立が降って、冷房をつけずに寝室へいったところ、網戸から晩夏の涼風がはいってきて、気持ちよく眠れたことを詠ませて頂きました。

よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-08-31 11:29:07
こんにちは
酷暑が続きますが、空を見上げると秋が来たのかなと感じる時があります。二首詠んでみました。

⭐️新涼に机の向きを少し変へ 松の上枝(ほつへ)に鰯雲見ゆ

丘に登れば、目の前に淡路島、その左の彼方に関西国際空港が見渡せます。
秋空はるかに発着の飛行機雲の筋が長く続いて見えます。

⭐️須磨浦を見下ろす丘に おのころの 天高くなほ機雲はるかに

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (1948219suisen)
2023-08-31 14:48:40
こんにちは

みっちっちさんの出詠歌に返しをつけさせていただいてかまわないでしょうか?

⭐️須磨浦を見下ろす丘に おのころの 天高くなほ機雲はるかに  みっちっちさん

★須磨浦に住みゐし過去のあるわれは須磨浦詠ふ歌に返しを  水仙

思いつきで詠いましたので、来週の水曜サロンに入れていただかなくても結構でございます。つい懐かしくなり詠わせていただきました。
返信する
Unknown (西BOO)
2023-09-01 06:27:49
度々申し訳ございません。
もう一度だけ、訂正させて下さい。

夕立で 冷房つけず 寝室へ
網戸からくる 涼風やんわり

よろしく、お願い致します。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-09-01 09:40:12
詞書
長らく続いてきた兄妹5人の旅もコロナと高齢になったため、今は誰からもお誘いの連絡はない。
3首は能登半島巡りの最後の旅行にの時に詠んだもの

☆カニの身を取りだし兄の取り皿に今日だけ私は母さんになって    夕庵    
☆足重き遅れがちなる兄の背に手を添えのぼる社寺の階(きざはし)  夕庵  
☆夏帽子とれば白髪波うちて兄は静かに笑顔かえしぬ         夕庵

よろしくお願いします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-09-01 10:37:14
Kenさん こんにちは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

エコルド・パリ派の画家たちは、何れも個性豊かで時代を切り開く活気とエネルギー、さらに
夢を持つ方が多かったとの印象を持っています。「モーリス・ユトリロ」「マルク・シャガール」
「アンリ・ルソー」も、その優れたメンバーの一人でしたね。

二首目の、「マルク・シャガール」は、詩情あふれる世界を幻想的で色彩豊かに描いた作品を
数多く残していますが、生涯、妻ベラ・ローゼンフェルトを一途に敬愛し、ベラへの愛や結婚を
テーマとした作品を数多く製作していることから、詠われているように、別名「愛の画家」と
呼ばれていますね。彼と妻ベラとを入れ、こんな視点で詠んでみましたが、いかがでしょうか。
 ★生涯をベラへのまこと貫きて シャガールの愛 絵にも溢れて
これからもよろしくお願いいたします。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-09-01 10:40:00
西BOOさん おはようございます。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
また、熱心に推敲頂き感謝致します。訂正の件了解いたしました。

あれほど暑かった炎暑も夕立の後は気温も下がり、これなら冷房もいらないかなと呟く。
西BOOさんの、そんな姿が思い浮かびます。その映像と、晩夏の涼風が無理なく詠われ好感の
もてる詠歌となっています。
なお、「網戸からくる」がリアリティーを添えています。
これからもよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

短歌」カテゴリの最新記事