蓮 ・・蓮華
蓮畑 ・・・
撮影していると、管理している方が見えられました。
立ち話 ・・
・「この蓮は、なのが目的で栽培しているのですか?」
・「盆の飾りだよ」
・・・・・・
盆飾りの「蓮の葉」
お盆は、もう直ぐです。
お盆は旧暦の7月15日頃、新暦では8月15日前後になります。
お盆の意味付けは、「ご先祖様が我が家に帰ってくる」ことだと親から教わりました。
・・・「迎え火と送り火」は、道案内です。
八月の月明りも、盆提灯も、赤いホウズキも道案内に関係しています。
精霊馬(茄子(牛)やキュウリ(馬))を乗り物に見立てて足を付けるのも、
墓から我が家までの道のりを”難儀しない”ようにという心遣い。
だから、迎えの時は、墓から我が家に向き、送りの時はその逆で・・
眞子(まこも)のゴザの上の精霊棚は、ご先祖の霊への供応だそうです。・・・
盆飾りの「蓮の葉」は、お皿替わりで、水の子という食べ物を盛りつけました。
・水の子 ・・きゅうりと茄子を賽の目に切り、洗米を振りかけます。
お盆は、本来仏教の供養行事ではありません。
盂蘭盆会(うらぼんえ)は、釈迦の教えの感謝儀式で、祖霊供養ではないのです。
・江戸時代に、盂蘭盆会と祖霊供養を一体化して広めた宗教政策で、仏教を体制内化して一向宗などの反抗を鎮めました。お盆と先祖供養の読経はこの時から・・
仏教は転生ですから、生まれ変わってしまい祖霊は存在しません。
どちらかといえば神教の儀式っぽいのですが、それとも、少し違うみたいで、
”連綿と続く家父長制度”の名残で、おそらく神仏習合の意味の後付けでしょう。
失礼しました。「家父長制度」は封建制度の遺物で”死語”ですね!