ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

R・6116 病窓から・story Ⅴ

2017-09-21 22:16:21 | 日記

R・6116 病窓から・story Ⅴ

story Ⅴ :入院の日常生活?

・退屈な話が続きます・-----

・睡眠から目覚めます・・am5:00~7:00

 <湯呑:画>


・朝食前に、3種の儀式:体温測定、血圧測定、血中酸素濃度検査(指先にクリップを挟む)
・温かいお茶が配られて、少しして「朝食」・・am7:30~8:30
・症状検診:am9:00~:担当医がいない場合は、他の先生になります。問診と患部診断。
・検診以後~昼食までの間(約am9:30~11:30)比較的自由時間

 <体温計:画>


・昼食前に、3種の儀式:体温測定、血圧測定、血中酸素濃度検査(指先にクリップを挟む)
・温かいお茶が配られて、少しして「昼食」・・am11:30~12:30
・昼食以後~夕食までの間(約pm12:30~6:00)比較的自由時間

・夕食前に、3種の儀式:体温測定、血圧測定、血中酸素濃度検査(指先にクリップを挟む)
・温かいお茶が配られて、少しして「夕食」・・pm6:00~7:00
・夕食以後~睡眠までの間比較的自由時間
・1日に内で、小水と排便の回数チェックが入ります。

入院生活というのは、、このように、時間帯ブロックで分割され、
   ある程度フォーマットされた生活と検査で構成されているようです。
 ・ここに記録される、3種の儀式:体温測定、血圧測定、血中酸素濃度検査の
 ・日々の暫時的な数値的な改善(あるいは悪化)が、次の手法への手掛かりになるわけです。
 ・もちろん悪化という数値が出れば、処置法の変更:薬の変更とかリハビリとか再手術とか・・
 ・もちろん数値が良くても、スムーズな日常生活が送れるような、体力・筋力などの改善が指示されます。
 
・文字に起こせば、かなり退屈な話なのですが・・
・この「3種の儀式」の数値は、手術前、手術中、手術後、そして手術後の療養の時と
    ・・・まさに、劇的な変化があるそうなのです。
    ・考えてみれば当たり前の話なのですが、手術で、「血が流出」すれば血圧が下がり、
       ともなって、体温が下がりそうだし、血中の酸素濃度も変化しそうです。
    ・ということは、診断というのは、ここ部分に数値管理が”肝”ということなのでしょうね!

患者の症状の経過管理は、
  「ナースステーション」の機器を眺め,医師・看護婦さんの動き方を見ていると、
      「データベース」化されているのが分かります。


  ・公立の病院を「企業」と呼んでいいのかどうかわかりませんが、
      いわゆる、「企業内:ラン・システム」というやつです。
  ・「データベース」に中には、入院日や手術日や、日々の体温の記録や血圧の記録、体重の推移、
   ペットやMRIなどの画像診断などが不足なく記録されており、
   データの共有化により、看護婦や医師が休日や休憩をしても、代替の仕組みが発動して、
   均質な管理が出来るように、仕組みを作っているように思えます。
   
さて、筆者の「患者」体験は、
  ・手術直後の異様体験は、切開部分縫合のところの痛み、は、
       ---・あるにはあるが、体を捻じ曲げなければ耐えられるレベル。

  ・小水の管外し、自力トイレ、は
       ---・たれ流れ、みたいな違和感と気持ち悪さ、とトイレ回数(約15回/1日)の多さ。
  ・大の方、5日間ぐらいの便秘症状。もっとも「食べなきゃ出ないわけで」すが、
       ---・薬のお世話になりました。
  ・睡眠は、唾液が激しく出ていた手術直後は、ほとんど眠れませんでした。
     こんな日が、3,4日ぐらい続き、唾液を飲み込む工夫をしてから、睡眠が出来るようになりました。
       ---・昼間は、四六時中用事がある訳でなく、間で睡眠が取れます。
       ---・手術直後は、何時も起きてて、いつも寝ているような、変な時間帯を過ごしました。
  ・唾液の飲み込みコントロールが出来るようになると、俄然自由時間が出来てきます。
  ・自由時間の使い方は、目や耳や手足は不自由ではないので、パソコンで「ブログ」でも書きたいのですが、
     入院する前に確認したら、ひたすら病気治癒に専念するため、禁止だそうです。
  ・そこで、出てくるのが、「散歩」「読書」「TV]。
  ・「散歩」 ・・毎日30分から1時間ぐらい歩きました。運悪く雨続きになり、もっぱら館内中心・
  ・「カード」を差し込むタイプ。定時のニュース中心。
  ・「読書」 ・・家から持ってきた本2冊。外出許可を取り、買ってきた本3冊。
       <ヒマワリ文庫マーク>

         
       ---・「ひまわり文庫」というのが、各フロアーに書庫を設置してあります。
          小説、紀行文、漫画、などなど ・・・久しぶりに漫画を読みました。
          一定期間で、各フロアーごと入れ替えのローテーションということだそうです。
          ◇書籍は、全て寄贈品ということのようです。
       
       


R・6116 病窓から  ・view Ⅵ

2017-09-14 22:42:41 | 日記

R・6116 病窓から・view Ⅵ

view Ⅵ

”無線山”界隈・

・”無線山” ・・何か意味ありげ・なので?・
・病窓から俯瞰すれば、眼前に「馬場」が広がり、「馬場」の先に高層のビルが”存在”を誇る。下地が、緑の木立ばかりなので、かなり目立つ。そして、「高層ビル」の建物には、「日本薬科大学」とあるのが判読できる。思うに、すごく自然豊かな環境の”大学・学園”なのだろう。


・”無線山”は、「無線山・KDDIの森」という「緑のトラスト」になっている。
・このばあいの「トラスト」は「信託」という意味らしく、検索しても、埼玉県の例しかヒットしないので、独自の方法と思われる。
・-----さいたま緑のトラスト運動の仕組み  ---・(有名なのは「トトロの森」(=狭山丘陵)のトラスト)
緑のトラスト運動は、県民の皆さんから広く寄附を募り、それを資金として土地等を取得し、埼玉の優れた自然や貴重な歴史的環境を、県民共有の財産として末永く保全していこうという運動です。昭和59年に県民主体の運動の推進組織として「さいたま緑のトラスト協会」が発足し、翌60年には、運動の資金となる「さいたま緑のトラスト基金」が県に設置され、現在、この両者が一体となって運動をすすめています。-----・
・「無線山・KDDIの森」という、冠の名称がついた・緑の保全地域・なのです。「日本薬科大学」は、むかしKDDIの研究所があったところ・・1993年より国際短波通信の受信所があったので”無線山”(=俗称)となっていたようです。そんなに古い話でもないようです。
・「日本薬科大学」の設立: 2004年4月とありますから、この大学も歴史は新しいようです。

・”無線山”は、桜の名所・・

      ・伊奈町・広報・写真借用・

・「無線山・KDDIの森」は、「SCC」と「日本薬科大学」の間の「ゾーン」になるようです。

 

・”無線山” ・・何か意味ありげ・なので?・ >>
 ▶:こういうのを”穿る”のが好きなのです。
 :TVの普及していなかった時代、ベルリンからの短波を受信したのが、ここ:「小室受信所」・・
 :ここから、ラジオにのせて・「前畑ガンバレ!」の放送が流れたそうです。 --・聞いた話で、真偽は確かめていません。
 :今では、パソコンで、海外からのデジタル通信を”音声”に変換する・かなり簡便になったので、

 :”国際短波受信”など不要になったので、時代の役目は終わったのです。 ---:という逸話。


R・6116 病窓から・story Ⅳ

2017-09-12 14:16:17 | 日記

R・6116 病窓から・story Ⅳ

story Ⅳ :No-smoking

「タバコ」と癌の関係?・

・入院する前に、入院生活の”概要”を説明してくれる看護婦(看護師)さんに、「タバコ」を吸っているかどうか聞かれた。正直に、「ヘビースモーカー」であることを伝えた。
・長年、自他ともに認める「ヘビースモーカー」であることは確かである。
・そして手術を終えて、入院してから1ヶ月以上過ぎ、退院してからも2週間が過ぎた。
・いま「タバコ」は吸っていない。

  

           禁煙マーク:喫煙所マーク

・負け惜しみではないが、喫煙者と「癌」と関係性があるとは思っていない。--・本音で。
・実は、私の出身県の長野県の、成人男子の喫煙者率は全国で2番目に高いが、
    癌での「死亡率」は全国で2番目に低いそうで、
       記憶だから、何年度のデータで、今でもそうかどうかは分からないが、
          体に悪そうな「煙」だからといって、直接「癌」に結び付けようたって、
             すこぶる説得力はないわけで ・・・


             ・円グラフ:図

・武田邦彦先生によると、「タバコ」と「癌」を無理やり関係ありとする派は、都合のいいところだけ繋ぎ合わした論理の組み立てをするらしくて、事実関係が疑わしい、と論破しています。
・しかしながら、「癌」との関連が薄くても「煙」や「ニコチン」が体にいいわけはないので、
    さらに年金生活者ともなれば、経済的な理由でも、出来れば「禁煙」の方向が良いわけで・
       と、きっちり理詰めに決断したわけではないのですが、
          しばらく、病院の”健康な生活”に馴れ親しんでいたら、
             「タバコ」のない生活が続いているような次第です。
             
・せっかくなので、
   武田邦彦「人の健康をダシに??政策に絡む研究のいかがわしさ
        △:上記の論文  詳しくは・クイック・して読んでみてください
   


    
・最近人気のアイコス!図


R・6116 病窓から・view Ⅴ

2017-09-10 14:45:20 | 日記

R・6116 病窓から・view Ⅴ

view Ⅴ

テラス & 散策道


after surgical operation :その後の「ロードマップ」は、日常への回帰が課題になります。


・機械的な、そして人的な援助がなくても、通常生活が出来るようになるかどうかです。
・介護なしの日常生活が可能ということが判断されれば、退院ということになります。
・退院可能かどうかの判断は、主治医を中心とする担当医が判断するようです。
・最近の「大病院」は、チームを組み,チームとしての判断をするところが多いみたいで、
   個人の思い込みや見落としや判断ミスを極力減らすようにしているようです。
・手術が大きければ大きいほど、ベッドから離れることが出来なくなり、筋力も衰えます。
・これに年齢が重なると、手術後の最初の歩行は、ふらつきやすく、傍からはかなり危険に見えるそうです。
・しかし、「小水の管」を外せば、自力でトイレまでいかねばなりません。
・従って、看護婦さんの管理下での、病棟敷地内の「散歩」が奨励されるわけです。

・コンビニ、ロビー、回廊、図書館、テラス、散策道・・・これらが「散歩道」になるわけです。
・写真は、1Fのテラスです。勿論穏やかな日和のテラスは、柔らかい風が心地よいのですが、
・テラスは、庭園・林間の遊歩道へ通じています。

・この林間は、どうやら植樹されたようで、新館完成時に植えられた模様です。
・植樹者の「名前」記載のプレートもあれば、「名前と目標」が書かれたプレートも掲げられています。
・たまたま見つけましたが、私の主治医:B教授の植樹のプレートもあり、
   そこには「東洋一の頭頸部外科をめざして」とありました。かなり格調の高い目標です。
・調べたら、B教授は日本の頭頸部外科の第一人者で、前身は有明の「癌研」の医師だったそうで、
   S県立CCが新築される時、引き抜かれて、ここに来たとのことです。--・その道の有名人。
・また、調べたら「頭頸部外科」の手術のできる設備を持った病院はかなり少ないようです。

・動きまわると、筋力回復になったり色んなことに気づいたり、前向きに退院に近づきます、なんて・・


R・6116 病窓から・  story Ⅲ

2017-09-07 22:17:52 | 日記

R・6116 病窓から・story Ⅲ

story Ⅲ

 浦和レッズ ローズ

・SCC 4Fコミュニティラウンジ・テラスに「薔薇」が寄贈されています。
・名前が、「浦和レッドダイヤモンズ」。なんか、花の名前ではないような、、奇妙な・・

写真:「浦和レッドダイヤモンズ」:実は、薔薇の名前なのです・

「Reds Rose」誕生 ◅:クイックすると「浦和レッドダイヤモンズ」rose生誕の秘密が・・

・なぜ、この場所にあるか、というと、「Reds Rose」誕生・秘話の ---・
「・さいたま市、埼玉県の主要場所に展示、植栽予定」の文章、から読み取れます。

 

・4Fコミュニティラウンジは、患者家族や見舞客との・・まさに・「コミュニティラウンジ」。
・病棟・各階層にも「コミュニティラウンジ」はあるのですが、4Fのは規模が大きく景観もいいのです。
・自販機もあり、缶コーヒーやカップコーヒーやラテなども揃っており、
    4Fにも小さいながら「コンビニ」もあって(1Fにもコンビニはあります)、ここで軽食もとることができます。

 ・拡大図


・思いのほか癒し空間の多い・・進化型病院なのかもしれません・・・


R・6116 病窓から・view Ⅳ

2017-09-06 22:16:25 | 神社・仏閣

R・6116 病窓から・

view Ⅳ

 ”ニューシャトル”って?

<概要>・
・ニューシャトルは、大宮・上尾・伊奈の3地域に、新幹線が建設されるに伴い、その沿線地域住民の足として導入された新交通システムの旅客輸送機関です。
・昭和58年に開業。新幹線高架軌道の張出し部分を活用して、大宮と内宿の間12.7kmを走ります。

◇ニューシャトルの特徴
・駅はバス停並みに概ね1kmごと。
・電車はワンマン運転です。コンピュータシステムによる自動列車制御装置や自動進路制御装置を採用。
・車両は小型軽量でゴムタイヤのため騒音・振動は少なく、冷暖房も完備しており、乗り心地は快適です。
・列車は6両編成(乗客360名程度)で中量輸送機関の交通機関。最高速度は60km/h、表定速度は31km/h。


◇ニューシャトルの名称
・"ニューシャトル"の名称は、大宮と内宿の間をシャトルのように往復する意味、の愛称です。

 

ふむふむ・--・
”ニューシャトル”って? ・・
 ・・ゴムのタイヤで走る「バス」のような、電気の供給を受けて軌道上を走る「電車」のような、
 ・電車とバスの良いとこ取り、の交通機関ってことか?でもあんまり速くないね!
 
 ・上尾と蓮田の中間ぐらいで、
    大げさには「陸の孤島」のように交通の便が悪かった伊奈町・大宮台地、
      この台地の上を、最新の新幹線が走っても、
        ちっとも最新ではない田舎の風景の地域が広がっているわけで、
          それはそれで、全く悪いことではないのだけれど、通学通勤の利便のために、
             新幹線の軌道を少し拡張して、交通機関を造ったら、こうなったという。
               ・”ニューシャトル”

 ・”ニューシャトル”は、大宮駅の次の駅が「鉄道博物館駅」で、「鉄道博物館」があり、ここは人気です。
 ・鉄道を利用して、「鉄道博物館」の来られる方は、ほぼ利用するのではないかと思います。
 ・「鉄道博物館駅」は、別称:大成駅とも言います。
 ・この町に住んでいる私は、不思議と、一回も「ニューシャトル」に乗ったことがありません。


R・6116 病窓から・story Ⅱ

2017-09-05 16:12:30 | 日記

story Ⅱ

    

 ・1F外来:受付:玄関付近・・in SCC 見ての通り、明るく清潔で・

 

唾液の分泌が異常なくらい・・

・口腔部分の手術をすると、唾液の分泌が”半端ない”ぐらい活性化するらしい。
・「口腔部分」すなわち舌、歯茎、喉など、口の内部にある部位を指す。
・人間の体の”不思議”で自然治癒の力らしいが、「唾液は凄い!ツバで傷も虫歯も治る!風邪もエイズもガンも予防しダイエット効果もあるらしいし、殺菌抗菌作用のある免疫グロブリン、ラクトフェリン、リゾチームなどのが含まれているそうで・・・・・」、そんな唾液が、手術後には溢れて出てきます。
・最初はびっくりしていて、唾の飲み込みもうまくいかず、ベッド脇に備え付きのチューブで吸い取り(・あるいはこのチューブのことを”バキューム”と呼ぶのかもしれない?)、さらに溢れ出た唾液を、”ティッシュ”でふき取っていたのだが、----・
・夜の睡眠時間の時に、枕を低くすれば唾液分泌の量が減り、枕を高くすれば唾液が溢れるということも知り、そんなこんなんで、手術後の睡眠時間は極めて短かった。--・要は、唾液で、あまり眠れなかったという話。
・唾液は、何種類もの薬を飲んだと同じ効用で、どんどん出してどんどん飲み込むことが”傷回復”の早道ということを看護婦さんに教えられて、チューブで吸い取ることより、なるべく飲み込むことへ方針を変えました。
・すると、唾液が溢れ出る具合の調整ができるようになり、咽ることも少なくなりました。
・それと同時に、”重湯”みたいな流動食から、米粒が目立つ”おかゆ”が流し込めるようになっていきました。

・健康な時には、考えもしなかった、「唾液・万歳!」です。


R・6116 病窓から・  view Ⅲ history Ⅱ

2017-09-03 14:51:21 | 日記

view Ⅲ history Ⅱ

綾瀬川 ・綾なす川の瀬の記憶

>「たたらの遺跡」なりけり・

たたら模型 in 県立歴史博物館 画

 旧・県立がんセンターの敷地内・地籍:伊奈町大字小室字大山とか?

・大山から類推すれば、昔から「山あるところの木立・山林」で、緑は深かったようです・
大宮台地の小室・舌状台地西縁の斜傾地に「大山遺跡」はあった。
発見は、偶然!!1974年「県立がんセンター」の建設現場で発見・・16基の製鉄炉が発見されて以来、県内屈指の古代製鉄遺跡であることが確認された。年代鑑定では、平安時代のものと推定されたという。
要するに「たたら」の遺跡である。これほどの大規模の「たたら」は、付近の河川が豊富な含有の砂鉄を含んでいることを意味する。
「大山遺跡」を発掘調査したチームは、発見した埋蔵品と「たたら」の炉などを県立歴史博物館で陳列しました。

・参考:大山遺跡 | 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団 クイックすると明細が見えます

旧・県立ガンセンター 画


・「砂鉄の川」・・近くには、綾瀬川が貫流する。そして、その支流と思われる原市川も流れる。伊奈氏の「丸山陣屋(=丸山城)」は、かって水堀(=原市沼?)に囲まれていたらしい。

・「大山遺跡」の鉄鋼炉の原料の砂鉄が、綾瀬川かその支流と思われる原市川から採取されたことは確かとして、砂鉄の含有の多い砂礫は、どのあたりから流下しものだろうか、興味を惹かれる。
・おそらく、弥生期以降の急速な農耕文化の発展に寄与し、富と権力の源泉になった、つまり武力の源泉になった”鉄”というものは、古代文明の大いなる「ロマン」なのだ。

・綾瀬川とは?
・今の荒川の西遷前、江戸時代初期以前には、荒川は大宮台地の東縁を流れていたり、大宮台地の中を、浸食谷に削って流れていたらしい。今でもこの痕跡水路のことを、「元荒川」と呼んだり、「綾瀬川」と呼んだりしている。どうも、大宮台地は強固な岩盤を持った台地ではなく、浅めの浸食渓谷を幾筋も持った台地であることが地形からうかがい知ることができる。---・幾筋もの水路を持った昔の荒川・---だったがゆえに、「綾瀬川」という名が付いたのではないか?

大宮台地 画

・砂鉄は、磁鉄鉱、チタン鉄鉱よりできるが、もともと花崗岩に含有していたものが風化してできる場合が多く、どこにでもある場合が多いが、採算点というコストパフォーマンスのスウィッチをオンにしなければ、「たたら」までは成立しないわけで・・。荒川河原には、確かに砂鉄はあるが、どうもこの採算点をクリヤーしているとは思えないわけで・・。荒川源流は、秩父山系であり、かって確かに良質な「金鉱」や「銅鉱」が存在したのですが、鉄鉱山はあまり聞いたことがない。

・とすれば、綾瀬川の水脈に、昔の荒川をはめ込んでみても、砂鉄の源流は見えてこないわけで・・
・「大山遺跡」の鉄鋼炉の原料の砂鉄は、どこから来たのか?・・気になるところである。
・「大山遺跡」の綾瀬川の下流に川口があり、鋳物の街として有名だが、この川口の河原に、江戸時代に砂鉄堀小屋があったことが、「木曽海道六十九次」・浮世絵の中に描かれている。
・また、---窪田蔵郎氏は、入間川上流の加治丘陵を形成する豊岡礫層に良質の砂鉄あり、その総鉄量は鎌倉砂鉄の約二倍あると ... しかし、やがて、高技術を持った川口の金山衆(河越一族)に”たたら”と”鍛冶”は集約されていき、入間・飯能の鍛冶文化---という記録が残り、豊富な砂鉄の含有の証をしめしている。

大宮台地・拡大図 画
・綾瀬川がの上流が、むかし入間川だったという可能性はなくはなさそうだが、その道の学者ではない筆者が証拠立てる術もない。
・ただ、想像だが、水流が強ければ、水路は無理に曲がるよりも、直線的に大宮台地に抉り込んでいく方が自然の流れとも取れるわけで・・・そのように考える方が、砂鉄集積の河床を考える上では、合理的だと思う。


R・6116 病窓から・  story Ⅰ

2017-09-02 14:58:34 | 日記

story Ⅰ

after surgical operation

画:手術室

・麻酔から目覚めると、どうやら翌日になっていたらしい。
・「operation・room」へAM9:00頃入室したのを覚えているので、24時間以上経過したようだが、ほとんど時間の経過の意識はない。
・徐々に確認できるのは、、身体にいろんな管が繋がっているようだ。
・まずは、「しゃべれない」のに気づく。
・「口腔底」の部分切除だから、舌が痺れたような感覚・。
・舌が自由でないことは、「しべれない」「呑み込めない」に通じるようだ。
・しばらく「呑み込めない」ということは、栄養補給が「点滴」ということになる。
・小水も管が通じていて”違和感”。案外気持ちの悪いものである。

・「operation・room」は3F. 手術室の数は10以上、思いのほか多い。
・主治医は、B教授。担当医はO医師。担当看護師はIさん。
  --・最近は、看護婦とは言わないで、看護師というらしい。


・病室の雰囲気は案外明るい。主治医、担当医、看護師ともに信頼に足る。
  ・遠い記憶で  --・
  ---・昔50年弱前に、今井澄さんの考えに共鳴した友人後輩が、諏訪の病院(確か、諏訪中央病院?)へ医師として行ったが、
   あのとき理想と語っていた病院の雰囲気に似ていると思った。-・細かい部分は覚えていないが・