ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

地域高規格道路 ・・新四号国道(R4)

2014-07-31 23:47:50 | 建造物

  地域高規格道路 ・・新四号国道(R4)

  昔の通称は、日光街道。日光街道は、続いて、宇都宮以降は奥州街道となる。

否、日本橋から宇都宮までは、日光・奥州の街道の共用である。この街道は、国道四号線として整備されたが、渋滞が常態化された、かっては最も走りぬくい国道であった。
東北自動車道が開通してからは、小山北部から宇都宮以降のアクセスはずいぶん改善されたが、野木、間々田駅、古河、幸手辺りは、高速の恩恵に与っていないそうである。

で、渋滞の四号国道に、新四号のバイパスが出来た。

このバイパスは、実に五つのバイパスを連結している。
越谷春日部バイパス+ 春日部古河バイパス+ 古河小山バイパス+ 小山石橋バイパス+ 石橋宇都宮バイパスがそれである。
越谷で旧道四号と分離し、庄和(現・春日部)でR16をクロスし、幸手を通過すると三県(埼玉・茨城・栃木)の県境を出入りしながら栃木・小山を通過して宇都宮・旧四号へと合流する。今未完ながら、地域高規格道路だ。
”今未完ながら”とは、地域高規格道路の定義に、アクセスのスピード化、区間60Km/時速以上を保持できる片道二車線以上の道路にそぐわない箇所が、あるからだ。

走ってみると、庄和(春日部)を過ぎると幸手、五霞、古河の辺りが、片側一車線(両側二車線)で、ここが通勤時間帯詰まって渋滞を引き起こしている。

古河を過ぎて、栃木県に入ると道路事情は一変する。片側三車線(両側六車線)の高架道路で、交差する道路は、全部ではないが立体に交差するのでほとんど信号がない。さすが、金持ち栃木県?かどうか知らないが、見通しは良いし快適である。

これぞ、地域高規格道路 ・・・のモデル。


今日走ってみたら、この未完の区間の複線化の工事が急ピッチで行われ始めたようである。
併せて、五霞のところで、”圏央道五霞IC”の工事も急ピッチ。
最近、圏央道を含めて道路の工事がやたらと目に付く。これも、アベのみく○というやつかも知れない。

体験的ルート別計測値、大宮←→野木駅前(宇都宮線)・・車で ・・・ アバウト
①大宮←→大宮栗橋線←→R125←→R4(旧)←→野木 ・・・約1.5時間
②大宮←→岩槻IC←→東北自動車道←→久喜・R125・R4・野木 ・・・約1.2時間
③大宮←→R16庄和IC←→新R4←→野木 ・・・約1.2時間
地域高規格道路の完成時、両面四車線化が成れば、大宮←→野木間、一時間以内も可能になるのかも知れない。

 

 


夏の風物詩 さいたま市花火大会

2014-07-30 20:44:35 | 日記

平成26年度 さいたま市花火大会


9:30~;  開催場所: 大和田公園周辺 ... 打ち上げ数: 約5000発; 昨年の人出: 10万人;交通: 東武鉄道大宮公園駅または大和田駅から徒歩15分;

 

 

 

7/30 in 大宮第二・第三公園は敷地面積はそれぞれ23.5haと9.8ha を誇る広大な公園 ・・・

 


木瓜(ボケ)の実を見つけました

2014-07-30 11:35:14 | 草・木・花 風に吹かれて

木瓜(ボケ)の実を見つけました

↓ 弥生三月、木瓜の花咲く頃 ・・・・・・ (当ブログより)

あの時期、花が咲き ・・ 葉がないので目立ちました ・・が
今は、葉や藪に実を隠して、目立ちません。

食用果実、とのことですが、・・・・ ”堅くて、酸っぱくて”、そのままでは食用にはなりません。
大抵は、果実と同じ分量の砂糖を加えて、ジャムにするそうです。
すると ・・・ 酸味のある、”清々しい”ジャムに変わるそうです。 

 


公園のひまわり・・開花前

2014-07-29 20:59:21 | 草・木・花 風に吹かれて

公園のひまわり・・開花前

↑ ひまわり・・開花前

↑ やっぱ!ひまわり

↑ ひまわりの蕾?フォーカス

夏の公園の木陰 ・・ 油蝉 と ミンミン蝉 が鳴きだした。

蝉時雨というのであろうか。


天使の階段

2014-07-27 20:32:53 | 草・木・花 風に吹かれて

天使の階段     

・・・・7/27PM4:30

遠くに雷が鳴って、にわかに薄暗くなった、と思ったら、

激しく降り出した。
30分もしたら雨は止み、
雲が破れて日が射した。そのとき、見たのだ。


旧約聖書創世記28章12節

「雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見た」

天使の階段 ・・・・ 層積雲の隙間から光が差し込み、まるで天と地を結ぶ階段のよう。


雨上がりによくあらわれる。天使の階段 天使のはしご 光芒 などとも


時の鐘

2014-07-27 14:52:23 | 建造物

時の鐘

    

時の鐘は、寛永四年から十一年(1627~1634)の間に川越城主酒井忠勝が、城下多賀町(幸町)に建てたものが最初。
現在の鐘楼は、明治二十六年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたもの。
三層構造で、高さ約16メートル。創建の江戸時代初期から、 「時」を告げてきた川越のシンボルです。
現在も 鐘の音を響かせています。

in KAWAGOE

 


羅漢たちの音楽会

2014-07-26 13:57:07 | 史跡

羅漢たちの音楽会

in 喜多院・五百羅漢

穏やかな表情である。

打ち鳴らすのは、鐃祓と銅鑼? 詳しくないので間違っているのかも知れない。
仏教に、音楽はつきものだが、打楽器に偏っている。
梵鐘は、時刻を告げるが、その響きを聴く者は一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳があるとされる。
木魚は、読経をするときに打ち鳴らすことで、リズムを整える。あるいは、眠気覚ましの意味もあるのかも知れない。
鈴もある。縁を棒で打ち鳴らす。勤行の際に、経典などの読誦の開始・区切り・終了の合図として打つらしい。
不思議なことに、旋律を奏でるものがない。
仏教発祥の印度では、梵鐘がない代わりに角笛(ホルン)のようなものを見たことがあった。
羅漢らの姿がかっての日常とすれば、あながち陰気くさくないのかも知れない。

 鐃祓・・ニョーハチ(シンバル)、銅鑼・・ドラ(太鼓

 


ガマズミ

2014-07-22 11:25:03 | 写真と詩歌

ガマズミ

ガマズミ ・・・漢字で書くと「莢」

分類 スイカズラ科ガマズミ属 (落葉低木)
葉の形状は、のこぎり葉。

果実は、9~10月には赤くなる。まだ甘味が少なく、渋みと酸味が強い。
初冬になると、深紅になり、甘味が増す。この頃生食もOKだが・・・・・・。
秋も深まると、実に遅れて葉も赤くなる。
果実酒にするときれいな深紅の色になる。昔から天然の着色料だった。
・・・小鳥たちの主食の一つ。鳥を愛する人は取りすぎないように。

↓がまずみ・・・星野富弘

霜の朝
鳥が よつづみを
食っていた

うまそうだから
鳥のつぎに
私も
食った

・・・星野富弘

*よつづみ・・・ガマズミの別名

 

参照-----富弘美術館と日光への道----------
富弘美術館は、あの公害で有名な足尾銅山の近くにあります。
R122を、桐生を過ぎ大間々を通り越して、
渡良瀬川をひたすら駆け上がっていくと、
渡良瀬渓谷鉄道の駅に、駅の中に温泉がある水沼駅があります。
勿論、鉄道は「トロッコ列車」。
左手は、赤城の山。スキー場はこちらの斜面。
終点は、神戸駅・・・”こうべ”ではなく”ごうど”です。
美術館へは、バスで。
草木湖畔の自然の静寂の中に富弘美術館があります。
日光へのルートは、高速道路もありますが、
時間が許せば、この道は”味わい”があります。
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まゆみの実

2014-07-21 13:57:25 | 写真と詩歌

まゆみの実

 

真弓、檀、まゆみなどという。

この実もやがて色づくのだろうか。調べてみて、真弓と比定するまでに時間が掛かった。
理由は、図鑑の絵柄の真弓の実の色は、熟れた赤色ばかりであったため。

材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になった。
この木で作られた弓のことや、単なる弓の美称も真弓という。
古来の和紙の材料だが、楮にとって代わられた。現在では印鑑や櫛の材料。

”檀れい”という女優がいる。本名を”まゆみ”というらしい。女優になる時の芸名は、本名”まゆみ”を、木の真弓のこと、檀に置き換えたという。
こういう言葉遊びは、個人的には嫌いではない。

 


伊勢物語の原文

昔、男、片田舎に住みけり。
男、宮仕えしにとて、別れ惜しみて行きにけるままに、三年来ざりければ、待ちわびたりけるに、
いとねむごろに言ひける人に、「今宵あはむ」と契りたりけるに、この男来たりけり。

「この戸開け給へ」とたたきけれど、開けで、歌をなむよみて出だしたりける。

○あらたまの三年をまちわびてただ今宵こそ新枕すれ

と言ひ出だしたりければ、

○梓弓ま弓槻弓年を経てわがせしがごとうるはしみせよ

と言ひて、去なむとしければ、女、

○梓弓引けど引かねど昔より心は君によりにしものを

と言ひけれど、男、帰りにけり。
女、いとかなしくて、後に立ちて追ひ行けど、え追ひつかで、清水のある所に伏しにけり。
そこなりける岩に、指の血して書きつけける。
あひ思はで離(か)れぬる人をととどめかねわが身は今ぞ消え果てぬめる
と書きて、そこにいたづらになりにけり。

この伊勢物語は、よく試験に出たところ。
①「わがせしがごと」のせしの意味
②「え追ひつかで」の意味
③「いたづらになり」の意味
の三カ所が、繰り返し出題されていたのを思い出した。

*槻の木はケヤキの古名

梓弓ま弓槻弓は、何れも神事で使う。ま弓=真弓以外は、実際の弓には不適 。
現実の”弓”は竹を籤化して集積し、紐と漆で固めて一本として作る、という


木立の木の実

2014-07-18 19:31:21 | 草・木・花 風に吹かれて

公園に、木槿・むくげや他の花が見えなくなったと思ったら、
木立は、葉陰に実をかくして確実に次代を画策し始めている・・・・・・

木立の木の実


ユズリハの実↓


葉が入れ替わる順序・・・
ユズリハの名は、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから。
その様子を、親が子を育てて家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、正月の飾りや庭木に使われる。

参考:『ゆずり葉-君もまた次のきみへ-』は、2009年の日本映画。
ろう者の苦悩と恋愛を描く映画「ゆずり葉」。「ぴあ」で観客満足度1位。

ただし、アルカロイド系の毒を持つ

○楪(ゆずりは)や暖簾を守る四代目   裕

 

エゴの実↓

歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するちさの木(萵苣の木)はこれである

*伽羅先代萩の伽羅はこの場合”めいぼく”と読ませるらしい。
伽羅は”きゃら”で、香木のこと、それも最上級のもの。

伊達騒動・・・巷説の物語。

仙台伊達家の3代藩主・伊達綱宗は吉原の高尾太夫に魂を奪われ、廓での遊蕩にふけり、隠居させられる。これらはお家乗っ取りをたくらむ家老原田甲斐と黒幕である伊達兵部ら一味の仕掛けによるものだった。甲斐一味は綱宗の後を継いだ亀千代(4代藩主・伊達綱村)の毒殺を図るが、忠臣たちによって防がれる。忠臣の筆頭である伊達安芸は兵部・甲斐らの悪行を幕府に訴える。酒井雅楽頭邸での審理で、兵部と通じる雅楽頭は兵部・甲斐側に加担するが、清廉な板倉内膳正の裁断により安芸側が勝利。もはやこれまでと抜刀した甲斐は安芸を斬るが自らも討たれ、伊達家に平和が戻る。

逆の立場で書かれた原田甲斐を主人公にした「樅の木は残った」・・山本周五郎も面白い。  果たして、どちらが真実の物語であろうか!?

石鹼の木としても有名。中学の時、この実で泡立てて洗濯実験した記憶がある。