ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

12月の水仙・・

2015-12-24 11:03:13 | 草・木・花 風に吹かれて

12月の水仙・・

早咲きの水仙が咲いていました・

ここはサッカーの聖地・「埼玉スタジアム」に隣接する公園です。
サッカーが開催されない日は閑散として、広い芝生は”日向ぼっこ”には恰好の穴場!
”浦和レッズ”の事務所もここにあります。


正面の、メタセコイヤの杉並木・・・
   紅葉する杉は、既に半分以上落葉しています。

その中に、バラ園の薔薇が、僅かに”残花”・・・

公園を、選手がランニングしています。レッズの選手なのでしょうか?!


ドクターヘリ

2015-12-18 11:17:36 | 建造物

ドクターヘリ

家族の手術入院で、埼玉医大総合医療センター(川越)に時々行っている。
ここは、埼玉県の県内の拠点病院である。
何が、拠点を意味するのかは詳しくないが、少なくとも以下の4つの機能を備えている。
 ・がん診療連携拠点病院
 ・高度救命救急センター指定
 ・埼玉県災害拠点病院指定
 ・総合周産期母子医療センター

最近、「埼玉医大総合医療センター」は、増築を重ねて、かっての様相から様変わりし、レイアウトが変わった。
使い勝手と意味不明な料金体系の有料の駐車場は不評だが、外部の人にも利用可能なカフェテラスやコンビニの新設は大いに歓迎で、そのコンビニの奥手に、「ヘリポート」が新設された。


ドクターヘリ」のプール場・ヘリポートである。

 「ドクターヘリ」は、埼玉県内では、ここが唯一であるそうである。

おそらく、
 ・高度救命救急センター指定
 ・埼玉県災害拠点病院指定
の意味合いであろうか。
勝手な想像であるが、外秩父山系を超える場所のある秩父地方は、高速な道路や高速な鉄道では繋がっていない。
したがって、車で秩父に向かえば、1.5時間から2時間は掛かってしまう。

埼玉の「ドクターヘリ」の項目を見つけて調べると、

・・・出動指令が下ってから出動までが約5分、20分で埼玉の何処へでも到着可能・・・
という表現に出会う。
憶測であるが、この「ドクターヘリ」は、主として秩父に顔を向けているのではないかと思う

「ドクターヘリ」

それにしても、「恰好」がいい。
働く「乗り物」は凛々しい。


岩殿観音の銀杏落ち葉・・

2015-12-12 08:45:06 | 神社・仏閣

岩殿観音の銀杏落ち葉・・


承前・・岩殿観音 梵鐘、懸崖仏、そして紅葉(前回)

訪れたのは、12/9 ・ 今年の銀杏の色付きは少し遅いようですが、例年のごとく今年も”見事”です・


 紅葉と銀杏の、”色のコントラスト” ・・絶妙

 前から、黄金色の銀杏が何故?に”銀”の文字が使われるのか、不思議に思っていました

 

その日は、風もなく ・・ 銀杏の葉の、”降るさま”、が見られなかったのは、少し残念だったのですが、
地面に敷き詰められた、”黄色の敷物”のような落ち葉は、やはり見ごたえがあります

銀杏の葉は、油分と水分の含有が多く、比してかなり重いようです。
その為、少しの風では、風に舞い散ることがなく、銀杏落ち葉は積み重なり、敷き詰められた絨毯状になると言われています。
この状態は、銀杏風景に独特の風情を生み出します。


 ○その墓へ銀杏落葉の道しるべ 吉屋信子

 

 銀杏の”銀

銀杏は、旧を辿るとどうも実のことのようです。あの強烈な臭いの果肉の中の種らしきは白ですが、これが”白銀色”だと言われれば、無理矢理そうとも見えるので・、その殻を割れば、薄黄緑の実が出てきます。これを杏に見立てて、”銀杏”となった・・・? なんだか、相当な”無理筋”のようにも思えるのですが・ 他に説は見当たりません。
その”銀杏の木”を”いちょう”と呼ぶようになったのも、かなり安易な”妥協”がありそうですが・
とにかく名前の由来は、不思議がいっぱい。
・*”いちょう”は中国が原産。銀杏の葉が、鴨(水鳥)の水掻き足に似ていることから”鴨脚”が”中国名。”鴨脚”の中国語の発音:拼音: yājiǎo イアチァオ。


岩殿観音 梵鐘、懸崖仏、そして紅葉

2015-12-11 04:50:11 | 神社・仏閣

岩殿観音 梵鐘、懸崖仏、そして紅葉

ときどりの鳴く喫茶店」2013-12-05 12:03:13 より


この寺を有名にしているのは、岩殿山中腹を堀崩して平坦にし、寺院を建立した。
堀崩した時、寺院の背後は岩壁が顕わになり、そこに多くの懸崖仏が彫って奉納安置された。
それが物見山の風光と相まって、山寺の雰囲気を醸しだし、地元の尊敬を集めている・・・

中腹の谷側にせり出して建つ、梵鐘建屋・

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梵鐘・・
梵鐘の知識がそんなにあるわけではありません。聞いた話の寄せ集めです。
越中・高岡は青銅器製品の産地だそうで、日本の梵鐘のほとんどが高岡で造られています。

梵鐘の鐘の音は、本来は仏教宗徒の生活を律するもので、起床や睡眠の時間の案内だったようです。
この生活規範の梵鐘の律は、大乗仏教でこそ忠実に守られて、日本にも渡ってきたという歴史があります。
小乗仏教の寺院は、日本の寺と違ってほとんどが梵鐘を持っていないようです。

「梵」はサンスクリット語の「神聖・清浄」を意味する言葉で、
朝に夕べに打ち鳴らす梵鐘の響き渡る範囲は、およそ2Kmの半径に及び、
この範囲が梵鐘の音で清められると信じられて今日に至りました。
今では、日常では忘れ去られて、ようやく年の暮れの晦日にだけ、思い起こされる事実になりましたが・・・

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岩殿・薬師堂と懸崖佛

 

中腹の山側は、山塊を剥ぎ取って岩肌を剥き出しにしています。

その岩肌に窪みを作って、石仏が安置されています。その数は50前後かと・・・
いつの頃からか、四国巡礼の礼拝仏の代わりだといわれるようになりました。


越辺川の片羽の白鳥

2015-12-09 01:22:26 | 草・木・花 風に吹かれて

越辺川の片羽の白鳥

もうぼつぼつ増えたかと思い、訪れてみました。
しかし、・・
越辺川の水門前には、白鳥が一羽だけ泳いでいました。


川の畔の「三井精機」のブログでは、数日前に三羽を確認したと報じています。
その一羽は、あの片羽の白鳥です。
参照:以前のブログ 

白鳥はかなしからずや、川面の青にも、染まずただよふ

白鳥は、渡り鳥です。
本来の生息地は、シベリアと聞きます。
厳冬のシベリアは、氷雪に大地を閉ざします。
”餌”の植物を禁じられた白鳥は、氷雪が溶けるまで、日本に越冬します。
漂泊の詩人が”白鳥”を愛する気持ちが少しだけ判る気がします。


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1 白鳥(しらとり)は かなしからずや

  空の青 海の青にも
  染まずただよふ

2 いざ行かむ 行きてまだ見ぬ
  山を見む このさびしさに
  君は耐ふるや

3 幾山河(いくやまかわ) 越えさり行かば
  寂しさの はてなむ国ぞ
  今日も旅ゆく

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旅と酒を愛した漂泊の詩人・若山牧水の歌唱の詩です。
昔の歌手・藤山一郎が歌ったと記憶にあります。
何かのドラマの主題歌だったような・・・
よく見ると、五七の韻を踏んでいます。和歌なのですね。

その旅の鳥の白鳥が、片羽を野犬にやられて、今年も留まっています。



越辺川・畔の駐車場に、曙杉(メタセコイヤ)が美しく紅葉していました。


ベランダの団栗の紅葉・

2015-12-07 15:26:29 | 日記

ベランダの団栗の紅葉・

公園で拾ってきた団栗を植木鉢に落として・ 何年経ったのだろうか?
僕ではなく、妻の仕業なのだが・
大きくなったものだ。
今いろを染めている。紅葉・・

”生きとし生けるもの”は、みな終(つい)の時を迎えるというのだが、
樹木の葉は、年ごとに、”生まれ育ち、紅葉となりて、朽ちて葉を散らす”。
樹木それ自体の終(つい)の時は、何時なのだろうか?

○霜月の末 兄みまかりて、紅葉降る  ・・庄

諸行無常。