ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

花の色は移りにけりな・・(2)

2019-04-23 08:48:17 | 草・木・花 風に吹かれて

花の色は移りにけりな・・(2)


つつじ」は、漢字で「躑躅」と書く。
「薔薇」と同様に、読めても書くことの難し字として有名でもあるが、最近はパソコンなどの普及で、ワープロ機能を使えば、かなり苦がなく表現できるようになった。便利といえば便利な世のなかになったが、すこし味わいが薄れてきたのも事実。
「躑躅」の語彙は躑も躅も「足」編が使われていて、両方とも「踏みとどまる」とか「足踏みをする」とかいう意味だそうです。これは、葉などの植物を食用とする鹿や馬の様子で、どうも人間の様子ではなさそうです。「躑躅」には、「グラヤノトキシン」という毒が含まれていて、つつじの葉を食べた鹿や馬が、もがき苦しんだというところから名付けられたそうで、猛毒ではないんで死ぬまでには至らないそうです。そういえば、「馬酔木」もつつじの仲間で、「馬酔木」の葉を食った馬が「酔った」ようにふらつくのでつけた名前だそうです。ちなみの、「馬酔木」の毒は、「アセボトフシン」というのだそうです。


過日物見山(東松山)へ行ってきました。ゴールデンウィークの一週間前が見ごろと覚えておりました。


物見山のつつじ・・・


 


花の色は移りにけりな・・

2019-04-19 15:18:34 | 草・木・花 風に吹かれて

花の色は移りにけりな・・


4月も下旬を迎えるころになると、染井吉野は花を散らして、葉桜に変わりつつあり・・


 ☆ 咲くもよし 散るもまたよし 花いかだ   ・(庄

 

八重さくら・・


御衣黄・・(俗称:右近の桜/黄桜)

 

代わって、八重などが咲き始め・・つつじの時期になる。
いつもの散歩道に、紅白の桜が点在する。紅白は、梅かと訝しがってよくよく見ると、太い幹に桜の枝が張り、紅白の花をつけている。木の肌目が、下が梅で、上の枝が桜のようで、花はたしかに桜であり・・さてさてこれが*挿し木というやつかと一人で得心する。

*挿し木

後日談:どうやら間違いです。
正しくは「接木(=つぎき)」です。接木は、
---・2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。
このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。
通常、遺伝的に異なる部分から構成されている個体を作る技術として用いられるが、
果樹等の育種年限の短縮化、接ぎ木雑種の育成などの目的---・


 ☆ 紅咲いて、梅の香を嗅ぐ 柴がおり   ・(庄


紅白 さくら



桜の咲く時期は、菜の花もまた賑やかになり、、「からし菜」もまた菜の花の仲間なり・・


 ☆ からし菜を 生垣にする 散歩道   ・(庄
 ☆ からし菜を 垣外とかこむ 大やしろ   ・(庄


からし菜 の 垣