岩殿観音 梵鐘、懸崖仏、そして紅葉
「ときどりの鳴く喫茶店」2013-12-05 12:03:13 より
この寺を有名にしているのは、岩殿山中腹を堀崩して平坦にし、寺院を建立した。
堀崩した時、寺院の背後は岩壁が顕わになり、そこに多くの懸崖仏が彫って奉納安置された。
それが物見山の風光と相まって、山寺の雰囲気を醸しだし、地元の尊敬を集めている・・・
中腹の谷側にせり出して建つ、梵鐘建屋・
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梵鐘・・
梵鐘の知識がそんなにあるわけではありません。聞いた話の寄せ集めです。
越中・高岡は青銅器製品の産地だそうで、日本の梵鐘のほとんどが高岡で造られています。
梵鐘の鐘の音は、本来は仏教宗徒の生活を律するもので、起床や睡眠の時間の案内だったようです。
この生活規範の梵鐘の律は、大乗仏教でこそ忠実に守られて、日本にも渡ってきたという歴史があります。
小乗仏教の寺院は、日本の寺と違ってほとんどが梵鐘を持っていないようです。
「梵」はサンスクリット語の「神聖・清浄」を意味する言葉で、
朝に夕べに打ち鳴らす梵鐘の響き渡る範囲は、およそ2Kmの半径に及び、
この範囲が梵鐘の音で清められると信じられて今日に至りました。
今では、日常では忘れ去られて、ようやく年の暮れの晦日にだけ、思い起こされる事実になりましたが・・・
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岩殿・薬師堂と懸崖佛・
中腹の山側は、山塊を剥ぎ取って岩肌を剥き出しにしています。
その岩肌に窪みを作って、石仏が安置されています。その数は50前後かと・・・
いつの頃からか、四国巡礼の礼拝仏の代わりだといわれるようになりました。