武蔵一之宮 一章・茅の輪潜り・・
6月28日は、6月30日より少し前だが、氷川神社の「茅の輪・神事」に行くことにした。
6/30:は病院に行かねばならないので、一足先に」ということである。
実のところ、「茅の輪・神事」のことは、数年前に飯能の「竹寺」(=医王山薬寿院 八王寺)に行くまでは、詳しく知らなかった。「スサノウ」と「牛頭天王」がどうやら同一人物らしい」とも知らなかった。「牛頭天王」はどうやらインド仏教に由来するようだ。つまり、大陸の習俗らしいということが分かった。
「茅の輪・神事」は「蘇民将来」という逸話から、「厄・回避」の風習らしい。「素戔嗚尊=スサノウ/牛頭大王」は疫病をもたらす神であると同時に、疫病を防ぐ力も持っている、ということらしい。「茅の輪・神事」は、お祓いの儀式である「夏越の祓」ともいい、天皇家の「神事」でもあるわけで、「茅の輪くぐり」とは別の儀式だという説もある。
6/30は梅雨の時期で、食物が腐り易い「高温多湿の時期」で、食中毒は、昔は、「厄」の代表格であった。この時期的な背景は、「厄・回避」の儀式があるということは辻褄が合う。「理に適う」ということだ。
それに、今年は「新型コロナウィルス」の流行り・・、
で、初めての、「茅の輪・神事」という訳である。
氷川神社・三の鳥居の近くの太鼓橋に「茅の輪」があります。
本来は、「茅の輪」を8の字に潜るのですが、今年は、「三密」を防ぐということで、勝手が違うようです。
茅の輪を潜って、桜門を入ります。
左手に、紙人形があり、自分の名前を書き、紙人形に息を吹くかけ、
「人形収め」に奉納します。
息を吹きかけるのは、自分の「厄」を紙人形」に移して、
身代わりになってもらうのだそうです。
拝殿で、参詣してから、「東門」から出ます。
「車のお祓い所」の方へ戻るところに、二つ目の「茅の輪」があります。
8/29:記
こちらでは塩竈神社に茅の輪がみられます。
先日、私も疫病終息を願い茅の輪くぐりを試みました。外国人も珍しがってくぐっていました。
俳句では名越の祓とも言い夏の季語となっています。
「神妙に異人くぐれる大茅の輪」裕