さきの県知事選挙で第3の候補者が出るなどしたこともあって絶対得票率はもちろん相対得票率でも過半数を割り込んだばかりか西部地域以外では全敗した鈴木康友新知事が初の県議会に臨んだ。
しかし、得票率の低さやドーム球場に反対した候補者を支援した県議会多数派の自民党や東部中部の県民を意識してか、本心の全面ドーム球場(開放型ドーム球場は選挙用で光や音漏れを理由に自分以外に否定させる目論見)は隠し、球場問題は今後県議会で説明していくとして慎重な物言いに終わった。
とはいえ、今後は川勝一期目同様、主義主張ではなく利益誘導で切り崩しに弱い自民党の姿を我々は目にすることとなるのだろう。(これが知事選でも自民党が信頼されない所以であるのだが。)
リニアについても当初危惧されていたほどイケイケドンドンでもなく慎重に進めている印象、それ以外の県政運営についてはまだ抽象的表現ばかりで準備不足の感は否めないのが現状だ。国政・市政と県政は全く守備範囲が違い注目度(監視度)も違うため本人も苦慮しつつ、裏工作の道を探っているのではないだろうか。
ただ、個人的には、新型コロナ以降全く運行していないにもかかわらず、中・韓航空会社4社(北京首都航空、中華航空、中国東方航空、チェジュ航空)に、就航復帰を期待してか1便も飛ばずとも毎年毎年県が補助金を垂れ流し続けている呆れた実態をなんとかして欲しいと思ってはいるが、議会も知事も国民よりも中国寄りとあっては期待薄か。