震災から2か月が経過したが、福島原発の放射性物質の拡散はいまだ継続している。
1号機へのアプローチについては進展が報道されているものの、肝心の3号機にあっては逆に事態が深刻化しているなど、遠く静岡県内にあっても安心できる状況ではない。
その一つが食の安全であるが、今日大きく報じられたのが一昨日9日に検査した神奈川県南足柄産の茶葉から、国が定めた飲食物摂取制限に関する指標である暫定基準値(※この基準自体信じていいのか疑問)を上回る放射能(570ベクレル/kg)が検出されたことである。
問題は静岡県にあっても(暫定基準値を下回るとはいえ)5月2日の茶葉の調査ですでに過去の変動幅を上回る放射能が検出されていたことを今日になって発表したことである。
<記者提供資料から抜粋>(カッコ内は過去の変動幅でNDはゼロレベルの意味)
「4.茶葉【御前崎市内、5月2日採取】
セシウム134 最大値:41.3Bq/kg生(ND)
セシウム137 最大値:41.6Bq/kg生(ND~0.19Bq/kg生)
ヨウ素131 最大値:1.51Bq/kg生(ND)」
また、これ以外にも「たまねぎ」や「しらす」からも過去の変動幅を上回る放射能が検出されている。
この結果を受けて7日に菊川市内の茶葉などを検査したそうで、以下も併せて発表したのであるが、なぜ初めに分かった段階で公表しなかったの、意図が不明である。
しかも相変わらず、どこでどのように検体を採取し、何検体を検査したのかも全く不明である。
<記者提供資料から抜粋>
「上記の結果を踏まえ追加調査を行いました。
【菊川市内、5月7日採取】
(茶葉)
セシウム134 50.15Bq/kg生
セシウム137 60.85Bq/kg生
ヨウ素131 1.73Bq/kg生
(飲用茶)
セシウム134 2.43Bq/kg
セシウム137 1.89Bq/kg
ヨウ素131 0.02Bq/kg
【磐田市内、5月6日採取】
(飲用茶)
セシウム134 0.62Bq/kg
セシウム137 1.31Bq/kg
ヨウ素131 0.04Bq/kg
※飲用茶:製茶した茶葉10グラムを430mlの湯で90℃、60秒間浸出した。」
県は、一応検査はしている姿勢は見せてはいるものの、発表の遅さ、検査対象の少なさ、検査状況の不明などから見て、消費者の安全は二の次になっていると推量される。
しかも、安全性をアピールするあまり単品ごとの放射線と一人当たりの年間被ばく線量限度を比較しているが、茶だけを飲むわけでもないし「しらす」も食べれば「たまねぎ」も食べるわけで、さらにレントゲンやCTの健診を受ければ被ばくするのであって、その全体量との比較が問題になる。
ゆえに、他の多くの食品についても検査する必要があるといえる。
検査をしない(見ない、見ようとしない)ものがどうして安全なのか。
県は「健康への影響を心配するレベルではありません」と強調するが、子どもを含め、それはあくまで「人によっては」の話でしかないことに留意しなければならない。
繰り返し言わせてもらうが、
「真実と真摯に向き合わずに得られる信頼が今の静岡県にあるとでもいうのだろうか」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/768.html)
1号機へのアプローチについては進展が報道されているものの、肝心の3号機にあっては逆に事態が深刻化しているなど、遠く静岡県内にあっても安心できる状況ではない。
その一つが食の安全であるが、今日大きく報じられたのが一昨日9日に検査した神奈川県南足柄産の茶葉から、国が定めた飲食物摂取制限に関する指標である暫定基準値(※この基準自体信じていいのか疑問)を上回る放射能(570ベクレル/kg)が検出されたことである。
問題は静岡県にあっても(暫定基準値を下回るとはいえ)5月2日の茶葉の調査ですでに過去の変動幅を上回る放射能が検出されていたことを今日になって発表したことである。
<記者提供資料から抜粋>(カッコ内は過去の変動幅でNDはゼロレベルの意味)
「4.茶葉【御前崎市内、5月2日採取】
セシウム134 最大値:41.3Bq/kg生(ND)
セシウム137 最大値:41.6Bq/kg生(ND~0.19Bq/kg生)
ヨウ素131 最大値:1.51Bq/kg生(ND)」
また、これ以外にも「たまねぎ」や「しらす」からも過去の変動幅を上回る放射能が検出されている。
この結果を受けて7日に菊川市内の茶葉などを検査したそうで、以下も併せて発表したのであるが、なぜ初めに分かった段階で公表しなかったの、意図が不明である。
しかも相変わらず、どこでどのように検体を採取し、何検体を検査したのかも全く不明である。
<記者提供資料から抜粋>
「上記の結果を踏まえ追加調査を行いました。
【菊川市内、5月7日採取】
(茶葉)
セシウム134 50.15Bq/kg生
セシウム137 60.85Bq/kg生
ヨウ素131 1.73Bq/kg生
(飲用茶)
セシウム134 2.43Bq/kg
セシウム137 1.89Bq/kg
ヨウ素131 0.02Bq/kg
【磐田市内、5月6日採取】
(飲用茶)
セシウム134 0.62Bq/kg
セシウム137 1.31Bq/kg
ヨウ素131 0.04Bq/kg
※飲用茶:製茶した茶葉10グラムを430mlの湯で90℃、60秒間浸出した。」
県は、一応検査はしている姿勢は見せてはいるものの、発表の遅さ、検査対象の少なさ、検査状況の不明などから見て、消費者の安全は二の次になっていると推量される。
しかも、安全性をアピールするあまり単品ごとの放射線と一人当たりの年間被ばく線量限度を比較しているが、茶だけを飲むわけでもないし「しらす」も食べれば「たまねぎ」も食べるわけで、さらにレントゲンやCTの健診を受ければ被ばくするのであって、その全体量との比較が問題になる。
ゆえに、他の多くの食品についても検査する必要があるといえる。
検査をしない(見ない、見ようとしない)ものがどうして安全なのか。
県は「健康への影響を心配するレベルではありません」と強調するが、子どもを含め、それはあくまで「人によっては」の話でしかないことに留意しなければならない。
繰り返し言わせてもらうが、
「真実と真摯に向き合わずに得られる信頼が今の静岡県にあるとでもいうのだろうか」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/768.html)