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「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

福岡線満席のからくり

2010-02-17 23:09:00 | 静岡空港
この週末に福岡線の満席が相次いでいる。
なぜか?
8千万円JAL支援キャンペーンが功を奏したから?

実は8千万円とは別の税金を使ったキャンペーンのおかげだ。
2月19日から21日まで福岡で行われる「ふじのくに しずおか 福岡キャンペーン」に約130名が派遣されるのである。
実施主体は「静岡県大型観光キャンペーン推進協議会」だが、富士山静岡空港利用促進協議会と同様に税金放出のためのトンネル団体だ。
内容は、観光説明会、商談会、交流会とふじのくにしずおかフェア。
観光目的の予算で空港名目の予算ではないが、実質空港のための事業だ。
これ以上見込み違いでしたとは言えまい。もう、なりふり構っていられないというところだろう。

同じ構図は来年度の予算にも見て取れる。
昨日紹介の約6億円の空港利活用支援とは別に、観光振興室所管の予算として「ふじのくに海外誘客推進事業費」約1億、観光キャンペーンなどの予算「ふじのくに観光ブランド創出事業費」約2億が来年度予算に計上されている。
いわゆる、潜り込ませだ。
もっと目に見えないのが、職員の出張要件を作るとか、団体助成の中の事業で空港利用事業を対象とするような誘導だが、ここまでくるとチェックしきれない。モラルに頼るしかないが、・・・

最新の県政県民世論調査では、防災対策の推進に代わって福祉対策の推進が5ャCント以上も差をつけて県に望む政策の第1位となっていた。防災に次ぐ第3位には保健医療で、川勝予算の重視した文化・観光を望むこえは少ない。
ハコモノ重視から文化・観光重視では県民の生活実感は良くなることはないだろう。
天下りも健在。役人天国、県民苦悶はまだまだ続く。