「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

他人事の県、我が道を行く

2008-04-15 23:19:37 | 日記
今日から後期高齢者医療費の天引きが始まった。
制度を作った厚生労働省、徴収を担う市町村、議決した政治家達にも見放され伴にサンドバック状態だ。
そんな中、我関せずというのが県だ。
特に静岡県。東部に第二グランシップを、旅行好きの空港利用者には税金投入でゆとりの旅行にと、金持ちしか相手にしない県政運営に特化しつつある。

あの後手後手の厚生労働省が今年度「新型インフルエンザ対策推進室」を設置し、今日は世界初という事前接種による臨床研究を打ち出すなど前進が見られる中、静岡県はといえば昨年まであった「新型インフルエンザ対策費」は今年0円、新設の室はおろか専任の職員さえもつけていない。すべきことは多いにもかかわらずにだ。
危機管理は国任せで、韓国、中国、台湾向けの空港需要喚起などには部長級の職員を複数配置。
まるで国民の苦しみなど異国の出来事のような雰囲気。
今後ますます医療環境は悪くなっていきそうだ。今でも県外、特に東京の病院に通院している人は多く、交通費がかなりの負担になっているが、いずれそれもままならず途方にくれる人も増えるだろう。
国民生活から遠く離れ現場感覚を失った役人に任せていたら好転はない。
政治家はもっと現場の声に耳を傾け上と下から改革を進めていくべきである。
この混乱はそのいい機会でもある。