わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

インディアナ州でも化石

2015-08-22 | 田舎暮らし
残暑お見舞い申し上げます。

 日本では大型台風が来たり、猛暑が去ったと思えば、急に寒くなってしまったりというニュースを見ますが、ここ、アメリカ中西部の街では、ここ暫くの間に、朝夕は少し冷え込むほどになりました。暗くなると虫の声も聞こえます。日中は気温が上がるのですが湿気は低く、とても過ごしやすい。週末には何処へ出かけようかとワクワクします。とはいえ、未だ節約月間中ですので、おやつと水筒持ってハイキングが、お金は余り使わない、犬が嬉しい、少しは運動不足の解消になるような気がする、しかも、この夏の個人的大ブーム、化石探しも出来て大変よろしい。そこで今日はお隣、インディアナ州のWhitewater Gorge Parkを訪れました。お隣の州とはいっても、住んでいるのがオハイオ州の西の端なので、車で20分ほどなのですが。

 この公園は、インディアナ州の東端、リッチモンド市を南北に流れるWhitewater Riverに沿った市の所有地です。急流川という勇ましい名前は、誇大広告で消費者庁に怒られそうな小川なのですが、昔、まだ貯水池がなかった頃には、白く泡立つ急流だったのでしょうか?この川沿いの滝が水遊びにぴったりな上、化石ザクザクという、お子様連れにも、私にも素敵なオアシス…なのに、滝エリア以外のNature TrailはしっかりNatureに打ち負かされて、遊歩道は蜘蛛の巣だらけ、倒れた木が何本も道を阻み、とうとう途中で消滅。もったいない~

 この滝、Thistletwaite Fallsは、市のサイトの説明によると、古代の滝の名残で、ナイアガラの滝同様に上流に向かって少しずつ峡谷が移動して形成されたのだそうです。初めて白人の開拓民が足を踏み入れた時には、滝の周りにポタワトミ族のティーピーが沢山あったそう。ポタワトミ族は主にグレートレイク周辺の中西部に住んでいましたが、御多分にもれず18世紀から19世紀に白人に追いやられてしまい、今では28,000人ほどがミシガンからオクラホマ州にかけて点在する集落で居住しているそうです。

 滝の側にある記念碑には、1854年、この滝に、その名前の由来であるスゥィスルスウェイト氏(面倒な名前だなぁ)が、農耕用水確保のために川を堰き止め、川底に石を敷いて岩棚を作って水路を変えたことによって滝ができたと説明してあり、微妙に市のウェブサイトと違うこと言ってるんですが、元から滝っぽいところに更に人の手が加わって今みたいになりました、ってことかな?この滝の付近には、スゥィスルスウェイト氏の建てた水車小屋があったそうですが、今は回転輪のあった場所に凹みが残るだけ。
  
スゥィスルスウェイト滝 二景

      
嬉しい犬と滝の記念碑(上記)


 滝を始点に、遊歩道なんだか獣道なんだか判明不能な道を進んでいくと、対岸に地層の露出した崖が見えました。
 _人人人人人人人_
  > 化石の予感 <
  ̄^Y^Y^Y^Y^ ̄
(*゜∀゜)=3 ムッハー!!
飼い主の無茶っぷりに呆れた犬を残し、ジャブジャブと川を渡って(心地よい水温でした)見れば、足元も崖も化石だらけ!イイヨ、イイヨ!!写真撮りまくり。
  
渡ろうかと思っけど、やっぱ、ここにいるわ~、お母さん、無茶やわ~(浅いって!)

  
足と比較(ちなみに21.5cm)


 とうとう道がなくなってしまったので引き返してみたら、午後になって気温も上がり、滝で家族連れやティーンエージャーが水遊びをしていました。この滝の下のエリアも、化石ザクザク地域。いろんな化石を見つけては写真に撮ります。楽し~!小学生低学年くらいの兄弟に貝の化石を見せてあげて、ここで一杯見つかるよ、と、言えば、さっそく興味津々で地べたに座り込んでいましたが、一番真剣に探してるのはお母さんだった。化石掘り仲間を増やしたかもしれないw
  
こんなん見つけました。左は何だろう?三葉虫?


 しっかし、人にとって気持ちいい気候は、蚊にとってもヒャッハー!なコンディションらしく、虫除けスプレーをを振りまくって挑んだにも関わらず、あちこち刺されちゃいましたよ。ホント、蚊って一体何のために地球上に存在してるんだろう…

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