わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

IT/イット“それ”が見えたら、終わり。

2017-11-23 | 映画・ドラマ・本
 観ました。昔、TV版観てトラウマなったのに、劇場で予告観てトラウマ蘇って怖かったのに、あんまり評判いいんで、つい観てしまった。冒頭で殺されちゃうジョージーくんが可愛すぎて辛い。こんなに可愛いお兄ちゃん大好きっ子が犠牲になるなんて…

 昔のTV版では、現在と過去が交差しながらお話が進むのですが、映画では1988年の子供時代だけで、批評や映画感想でよく言われている「ホラー版スタンド・バイ・ミー」が、正にその通りだと思いました。しかし、この映画では、殺人ピエロより、完全にイッちゃってるいじめっ子とか、ベバリーのお父さんのほうが怖かった。いじめっ子とか傷害罪で捕まるレベルでしょ、って思ったら、こいつの父が警察官で、この子にしてこの父有りなイッてる警官でした。ホントに逝ってしまわれましたが。

 下水!怖い絵!廃屋!地底!という定番の恐怖要素に、虐待、いじめ、家族の死と、不幸要素がてんこ盛りなルーザーズ(負け犬たち)の血生臭い、ひと夏の成長物語には、「グーニーズ」と「スーパー8」を彷彿させるほろ苦さも。女の子が他の男の子たちより少し大人で、一番、肝が座ってるのも、実は現実的だと思う。


スーパー8みたいね


 結局、ペニーワイズは殺る気満々の武装した子供たちに、これでもか!これでもか!と、やられて退散し、皆で集まって、今度ヤツ(It)が現れたら、ここに集まろうと団結して終わるのですが、ここで終わっても綺麗にまとまってるのにな、むしろ、その後の彼らは想像に任せてほしいような… でも、第二章、見に行くけど。

 ところで、このItって、「それ」じゃなくて、「You are It!」のオニごっこのオニな意味のほうが雰囲気近いようなきがするんだけど… 昔のTV版と区別するためなのかもしれないけど、「それが見えたら終わり」って邦題は、もうちょっと何とかならなかったの…orzって、思っちゃうよね…

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