また一つ、好きな映画に出会いました。時代劇が観たくてネットで探していたのですが、好みの映画が見付からず、ふと目に付いた「むさいおっさんが東京を散歩するだけ」と紹介されている邦画を見てみることに。10年以上前の作品で、前知識はゼロ。後から調べると「時効警察」ってドラマを知ってると、内輪ネタが色々と楽しめるそうですが、このドラマのことを全く知らなくても楽しかったです。
この「むさいおっさん」は三浦友和さんとオダギリジョーさん。大変に失礼ながら、私にはいつまで経っても三浦友和さんは「山口百恵さんの旦那さん」なのですが、あの爽やかさが売り物だった三浦さんが、むさいオッサンになってしまったのかと思いながら観始めたら、本当にむさいオッサンだったわ(T▽T)
あらすじは「大学8年生の竹村文哉。借金を抱えており返済の当ても無い彼に、借金取りの福原が、「借金をチャラにする代わりに自分の東京散歩に付き合って欲しい。」と持ち掛ける。更に、その報酬として100万円を貰えると言われ、胡散臭さを感じながらも福原の提案を受け入れ、2人の散歩が始まる。」
小泉今日子さんは、かつて親族の結婚式に出席する際、福原を伴侶の代わりに雇ったことのあるスナックのママ、まきこさん。相変わらず可愛い女性でした。その姪で不思議ちゃんなふふみちゃんは、吉高由里子さん。私は「蛇にピアス」でしか知らなかったので、この映画で魅力再発見です。なにしろ、「きれいで品のいい人なのに、ロマンポルノの女優さんかな」とか思ってましたから顰蹙ものです。あの映画は「ピンポン」で透明感溢れるスマイル役だったARATAさんの変貌ぶりに驚いたわ。
二人が警視庁に向かってゆるりと散歩していく途中の東京の街は、昭和の頃を思い出させる、レトロで懐かしい感じ。実は、撮影は東久留米市で行われたそうですが、実在の東京の街を舞台にして、ランドマークが度々登場するので、二人の散歩道の界隈を知っている人が、ちょっと羨ましい。こんな懐かしい街を何日か掛けて、ゆっくり散歩したい。途中、純喫茶でコーヒー飲んだり、金物屋さんで商品を眺めたり、公園のベンチで自販機で買ったお茶飲んだり、街角の猫に、にゃ~ん、と言いながら近づいて逃げられたりしながら。
アメリカに住んで30年、私の中の日本は80年代のまま凍結しているのかもしれません。育った街の市場はもう何十年も前にマンションに変わり、商店街は若い人向けの飲食店ばかりで、知っている文房具屋さんや本屋さんは全部無くなってしまったのに、未だに日本に帰ったら、狭い両側にお店の並ぶ通りがあるような気がしてしまう。公園には錆びた遊具と、大きなコンクリートのすべり台があり、暗い商店街の路地は、夜にはスナックやバーの看板に明かりが灯り、そこには子供は入っちゃいけない異世界がある。
見終わった後に「いい映画を見たな」と、満足感のある映画でした。こういう幸せな気持ちは、「海街ダイアリー」、「大阪ハムレット」、「セトウツミ」を見た後も同じで、自分は、こういうユルい映画が好きなんだと思う。でも、同じような雰囲気やテーマの映画でも、ハリウッド映画では同じような気持ちにはならないので、私は懐かしさを感じる世界が好きなのでしょう。そして、懐かしさに幸せを覚えるってことは、それだけ歳をとったってことね~(T▽T)
この「むさいおっさん」は三浦友和さんとオダギリジョーさん。大変に失礼ながら、私にはいつまで経っても三浦友和さんは「山口百恵さんの旦那さん」なのですが、あの爽やかさが売り物だった三浦さんが、むさいオッサンになってしまったのかと思いながら観始めたら、本当にむさいオッサンだったわ(T▽T)
あらすじは「大学8年生の竹村文哉。借金を抱えており返済の当ても無い彼に、借金取りの福原が、「借金をチャラにする代わりに自分の東京散歩に付き合って欲しい。」と持ち掛ける。更に、その報酬として100万円を貰えると言われ、胡散臭さを感じながらも福原の提案を受け入れ、2人の散歩が始まる。」
小泉今日子さんは、かつて親族の結婚式に出席する際、福原を伴侶の代わりに雇ったことのあるスナックのママ、まきこさん。相変わらず可愛い女性でした。その姪で不思議ちゃんなふふみちゃんは、吉高由里子さん。私は「蛇にピアス」でしか知らなかったので、この映画で魅力再発見です。なにしろ、「きれいで品のいい人なのに、ロマンポルノの女優さんかな」とか思ってましたから顰蹙ものです。あの映画は「ピンポン」で透明感溢れるスマイル役だったARATAさんの変貌ぶりに驚いたわ。
二人が警視庁に向かってゆるりと散歩していく途中の東京の街は、昭和の頃を思い出させる、レトロで懐かしい感じ。実は、撮影は東久留米市で行われたそうですが、実在の東京の街を舞台にして、ランドマークが度々登場するので、二人の散歩道の界隈を知っている人が、ちょっと羨ましい。こんな懐かしい街を何日か掛けて、ゆっくり散歩したい。途中、純喫茶でコーヒー飲んだり、金物屋さんで商品を眺めたり、公園のベンチで自販機で買ったお茶飲んだり、街角の猫に、にゃ~ん、と言いながら近づいて逃げられたりしながら。
アメリカに住んで30年、私の中の日本は80年代のまま凍結しているのかもしれません。育った街の市場はもう何十年も前にマンションに変わり、商店街は若い人向けの飲食店ばかりで、知っている文房具屋さんや本屋さんは全部無くなってしまったのに、未だに日本に帰ったら、狭い両側にお店の並ぶ通りがあるような気がしてしまう。公園には錆びた遊具と、大きなコンクリートのすべり台があり、暗い商店街の路地は、夜にはスナックやバーの看板に明かりが灯り、そこには子供は入っちゃいけない異世界がある。
見終わった後に「いい映画を見たな」と、満足感のある映画でした。こういう幸せな気持ちは、「海街ダイアリー」、「大阪ハムレット」、「セトウツミ」を見た後も同じで、自分は、こういうユルい映画が好きなんだと思う。でも、同じような雰囲気やテーマの映画でも、ハリウッド映画では同じような気持ちにはならないので、私は懐かしさを感じる世界が好きなのでしょう。そして、懐かしさに幸せを覚えるってことは、それだけ歳をとったってことね~(T▽T)
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