前作「北極圏1万2千キロ」に続き文春文庫の植村直己氏の作品
「北極点グリーンランド単独行」
この本もamazonで2006年8月に古本を買っています。
(記録が残っていた)
ここのところ続けて読んでいた文春文庫の植村直己氏の著作の最後の一冊です。
北極圏1万2千キロの旅の2年後、犬橇での単独行、北極点挑戦後グリーンランド縦断の記録です。
前回の「北極圏1万2千キロ」の旅との違いは、電通やら何やら大資本がバックについて厚いサポート体制の元でのチャレンジということ。
食糧やら何やら必要なものは飛行機で補給を受け、犬も途中交代あり、NASAのサポートで位置情報も確認してもらえるという体制での挑戦。
なんだか「非現実的な」旅であった前回の旅に比べぐっと20世紀チックかつ21世紀も見えてくるような体制です。
そのおかげもあり、前回数えきれないほどのアザラシやらカリブーやらが食糧、犬の餌、として狩られ、犬もたくさん死んでいきましたが、今回死んだのは白熊2頭と犬1匹とずいぶん進歩(?)しています。
相当楽になっていると思うのですが、読んでいるとサポートが厚くなっていろんな人を巻き込んでいる分、植村氏がかなりのプレッシャーを感じているのが伝わってきます。
特に北極点チャレンジでは、ほとんど同時期にチャレンジしている日大隊との競争になっていて読んでいて痛々しいほどです。
「何が何でも」というようなかなり危ない言葉も出ており、そのプレッシャーからかなり危ないことをしていたりしています。
グリーンランド縦断の方ではかなりリラックスしている感じが見受けられる文章になっていますが、最初の氷河を登っていくところ以外の氷床縦断以外はそれほど難所もなく、本人もちょっと拍子抜けだったのかも??というような感じも受けました。
そうはいっても北極点近くで、氷がダイナミックに動く場面やら、グリーンランド内陸部の氷が標高3000m以上の高さにまでなっているということなどはなんだか想像を絶する情景で面白く読めました。
植村氏の冒険はこのグリーンランド縦断後、南極にもなかなかチャレンジできず、冬季エベレスト登頂失敗等暗転していくわけですがその分岐点にある記録かと思うとそれもまた感慨深く感じました。
でも、私的には「極北に駆ける」「北極圏1万2千キロ」の方が生々しい感じで好きですね~。
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北極圏1万2千キロの旅の2年後、犬橇での単独行、北極点挑戦後グリーンランド縦断の記録です。
前回の「北極圏1万2千キロ」の旅との違いは、電通やら何やら大資本がバックについて厚いサポート体制の元でのチャレンジということ。
食糧やら何やら必要なものは飛行機で補給を受け、犬も途中交代あり、NASAのサポートで位置情報も確認してもらえるという体制での挑戦。
なんだか「非現実的な」旅であった前回の旅に比べぐっと20世紀チックかつ21世紀も見えてくるような体制です。
そのおかげもあり、前回数えきれないほどのアザラシやらカリブーやらが食糧、犬の餌、として狩られ、犬もたくさん死んでいきましたが、今回死んだのは白熊2頭と犬1匹とずいぶん進歩(?)しています。
相当楽になっていると思うのですが、読んでいるとサポートが厚くなっていろんな人を巻き込んでいる分、植村氏がかなりのプレッシャーを感じているのが伝わってきます。
特に北極点チャレンジでは、ほとんど同時期にチャレンジしている日大隊との競争になっていて読んでいて痛々しいほどです。
「何が何でも」というようなかなり危ない言葉も出ており、そのプレッシャーからかなり危ないことをしていたりしています。
グリーンランド縦断の方ではかなりリラックスしている感じが見受けられる文章になっていますが、最初の氷河を登っていくところ以外の氷床縦断以外はそれほど難所もなく、本人もちょっと拍子抜けだったのかも??というような感じも受けました。
そうはいっても北極点近くで、氷がダイナミックに動く場面やら、グリーンランド内陸部の氷が標高3000m以上の高さにまでなっているということなどはなんだか想像を絶する情景で面白く読めました。
植村氏の冒険はこのグリーンランド縦断後、南極にもなかなかチャレンジできず、冬季エベレスト登頂失敗等暗転していくわけですがその分岐点にある記録かと思うとそれもまた感慨深く感じました。
でも、私的には「極北に駆ける」「北極圏1万2千キロ」の方が生々しい感じで好きですね~。
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