思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ノット・東響の【エレクトラ】=凄まじいカタルシス。私の71才の誕生日にサントリーホールで。写真

2023-05-15 | 芸術
以下は、昨日のfbです。

今日は、71才の誕生日でした。
サントリーホールに行き、凄まじいカタルシス=ノット・東響の【エレクトラ】を堪能しました。全編がクライマックスのような強烈な1時間半。最後の復讐が成就した場面では、全身に鳥肌が立ち、絶叫が最強音のオケと共に鳴ると、あまりの感動で力が抜けた。

ギリシャ悲劇を見事に音化したリヒャルト・シュトラウスの力量に感嘆すると共に、絹ずれのように美しい東響ヴァイオリンの強奏に見合う木管・金管・7台のティンパニーの正確で激しい演奏、ノットのこれ以上はない見事な指揮、内容はもちろんのこと、抜群の運動能力=身体の柔軟性と鋭敏さと指先までの繊細さには、惚れ惚れする。

凄い演奏会で、恐ろしいほどのカタルシス!!

※「エレクトラ」は、サルトルの最初の戯曲「蠅」でもあり、ドイツ軍の捕虜となった体験から創られました。
また、1914年雑誌「白樺」の1号2号で、ドイツで初演後まもなく好意的に紹介ー! 彼らの慧眼にもかつて驚きました。

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余談ですが、チケットの座席番号が、5列14番なのには唖然!!
さらについでに言うと、わたしのもっとも敬愛する20世紀最大の指揮者・オットー・クレンペラーも5月14日生まれ。
浄土真宗の開祖・親鸞も当時の世界暦=ユリウス暦で5月14日生まれ。縁があるでしょ(笑)親鸞は今年生誕850周年です。









 
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