視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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ドレスデン交通博物館

2009-03-13 13:41:53 | 2009ドイツ旅行

ドレスデンの交通博物館内部です。以前神田にあった交通博物館くらいの規模でしょうか?小生のお目当ては右側のカラフルな乗用車数台です。これらは旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)で生産されていた主に東ヨーロッパを走っていた乗用車たちです。もともとは第2次世界大戦前のドイツで生産されていたアウトウ二オン社のホルヒ、ヴァンダラー、アウデイ、DKWが東西ドイツ分割後、東ドイツ側にあった生産工場が中心となって開発した乗用車たちです。戦前のドイツ自動車工業の高水準な技術がまだ継承されていた1960年代にはアメリカ等にも輸出されていました。しかし1970年代になって排ガス規制の技術開発の遅れから、世界市場から忘れさられていった乗用車たちです。

小生が一番視たかった車、トラバント!
旧東ドイツ時代に製造されていた空冷2サイクルエンジンの乗用車で、排気ガス規制のため2008年からベルリンでは走行禁止とか?ボデイがダンボールで作られていたという噂もあります。いずれにせよ社会主義体制になって競争原理が働かなくなった結果の産物といわれています。
粗悪自動車の典型のように言われるトラバントですが、その格好がかわいいと、機構部分は現代の車にして形はそのまま残して再生産(?)を狙っている企業もあるとか?
乗用車というコンテンツが一筋縄でいかない例かもしれません。

2009/3/23 追記
こんなトラバント・ツアーもあるようです。
知っていれば乗りたかった!
http://www.tram-magazin.de/article/115610777.html

ヴァルトブルク
DKWの系統を引く前輪駆動の2サイクルエンジン乗用車です。
1960年代にはアメリカにも輸出されていたとか?

ヴァルトブルクのクーペのカタログ絵。
メルセデスベンツ300SLを彷彿させるクーペですね。

小生が街で見かけた唯一の旧東ドイツ時代の現役自動車、バルカスB1000
1991年に製造中止になっているのですでに18年はたっていますか!?下水道、水周りの工事屋さんの作業車のようです。ボデー横に持ち主の好みか(?)仕事関係とはいえ日本ではチョッと考えられないようなポスターが貼ってあります。
持ち主はこの車へ相当なこだわりを持っていると思われます(笑)。

小生が見かけて嬉しくなった車。
そう日本の軽バン(スバルサンバー)です。座席が3列、6人乗りになっていました。左ハンドルです。欧州ではスバルリベロ、1リッターエンジンなのですね。

 

これから朝食をとって列車でベルリンにむかいます。

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