視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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京都大学 花山天文台

2009-04-29 04:23:11 | 放送大学


先週末、放送大学の面接授業で京都大学の花山天文台(京都東山)にいきました。
講座は元花山天文台長だった黒河先生による「太陽コロナの神秘に迫る」でした。
この花山天文台での面接授業、大変人気があり、小生もやっと3回目(3年目)の抽選で受講できました。受講者17名の中にも小生と同じように落選続きの方もいましたが、この講座が京都学習センター主催のせいか、京都学習センター所属の学生さんは割りとすんなり1回で受講できたようです。
 あいにくの春の嵐で太陽観測は出来なかったのですが、講義は準備されたデータによる太陽の自転速度の測定、望遠鏡の見学、7月22日の皆既日食情報の紹介など大変興味深い内容でした。

下は花山天文台の口径45cm屈折望遠鏡。
一見反射望遠鏡のように見えますが屈折望遠鏡だそうです。
詳細は下記サイトを見ていただきたのですが、鳩時計のような分銅の落下による赤道儀駆動装置などレトロな機能いっぱいでした!?
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/general/facilities/45cm/index.html



70cmシーロスタット(太陽望遠鏡)の内部です。
後ろの丸いものがコリメーター鏡です。
詳細は下記サイトをご覧いただくとして、この部屋(望遠鏡内部)に写真のような大きさで太陽スペクトルが映し出されるそうです。
壮観な光景でしょうね!?Hα輝線も右側の赤部分に視えてますね。
左後方の黄色いトレーナーの方が説明してくれた研究者です。
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/general/facilities/taiyoukan/index.html




そして今回の面接授業で一番ビックリしたもの!

それはこの本館の建物です。
1929年に開設された花山天文台ですが、アールデコ様式というよりは流線型様式の建物でした。
設計したのは京都を中心にして活躍した建築家大倉三郎(1900-1983)。
大倉三郎が京都帝国大学営繕勤務時代に設計しました。28、9歳の頃ですね!?
1922年、ドイツ・ポツダムに作られたアインシュタインタワーの流線型様式の影響が観られると個人的には思います。



半円形の給水タンク部です。


図書室前の踊り場です。
手すり下の隙間のデザインにこだわりを感じます。
窓枠のデザインはアインシュタインタワーの窓枠のデザインと同じです。


1階から踊り場を見上げてた写真。踊り場のカーブが魅力的です。


この建物、建築遺産として京都市に登録しようとしたら、さすが1000年の歴史がある古都、相手にされなかったそうです。
昭和初期の流線型様式モダニズム建築としては貴重だと思いますが・・・?

1922年、ドイツ・ポツダムに作られたアインシュタインタワー


参考サイト:近代建築ゼミ Modern Architecture


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本当は法隆寺を視に行く予定だった

2009-04-28 05:20:44 | 星望★雨読
放送大学の授業で京都にきたのですが、せっかく関西まできたのだからと最初は阿修羅展繋がりで法隆寺にいこうと思っていました。
しかし放送大学で同席した方から京都御所が特別公開されていることを教えてもらい、急遽京都御所を最初にいくことにしました。

9時開門を5分早めて8時55分の開門となりました。20名くらいのグループで誘導の係員にくっついて見学します。なかが広いのにびっくりした次第。


いろいろと建物を視てまわったのですが、御所で一番印象的だったのは庭の木々の手入れが行き届いていること。


最初は京都御所を朝一で視て法隆寺にいこうと考えていたのですが、京都御所の向かいの同志社大のバス停の表示に「銀閣寺行き」の文字を見て、昨年暮れの沖縄旅行中、機内で読んだドナルド・キーンの「足利義政と銀閣寺」を思い出しました。

その本で記憶に残っていたフレーズ。
~むしろそこに見ていいのは、自分を取り巻く終わりのない紛争に解決を見つけることを断念した一人の教養人の姿である。~

急遽行き先変更、銀閣寺にむかいました。

いってみるとご覧のように解体修理中で、これはこれで面白い。
さらに池大雅と蕪村の襖絵が特別公開されていました。

ラッキー!

公開されていた蕪村の鳥が飛び立って飛行する様を描いた襖絵は以前どっかで視たような気が・・・?
エティエンヌ=ジュール・マレーの鳥の飛行の高速写真を思い出しました。



銀閣寺まできたのだからと詩仙堂にむかいました。
徳川家の家臣であった石川丈山の隠居場所「凹凸窠」です。



59歳で隠居し90歳で天寿をまっとうした丈山の生き様に惹かれます。

丈山の角ばった隷書体の書も好きです。

写真は"月見"のための部屋です。
天文ファンにはたまらない造りです!



詩仙堂を後にして、近くの芸大付近で昼食をとろうと思っていたのですが、バス停にいくと京都駅行きのバスがきてました。

また急遽変更!飛び乗りました。

四条河原町で下車、錦市場の野菜の兼松で、京野菜弁当を昼食にしようと思ったのですが結構待ちそうなので、傍のもちつき屋の錦市場弁当にしました。


今回の旅もいきあたりばったりの旅となりました。

P.S.
法隆寺はつぎの放送大学の面接授業が大阪、四天王寺であるのでそのときいってこようと思います。
四天王寺、曽我氏、聖徳太子繋がりでちょうどよいでしょう。


足利義政と銀閣寺 (中公文庫)
ドナルド キーン
中央公論新社

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表象と倒錯―エティエンヌ=ジュール・マレー
松浦 寿輝
筑摩書房

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艶隠者―小説 石川丈山
中薗 英助
新潮社

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東本願寺

2009-04-27 07:02:08 | 星望★雨読
今朝5寺過ぎ参拝にいってきました。
小生の家は浄土真宗です。でも別に信者らしいことはなにもしていません。
今回京都駅横の安ビジネスホテルに泊まっていたので、久しぶりに参拝にいった次第。
本堂は工事中でした。
境内、さすがに人気はなく講堂?にあがってボーッとしていました。

いい時間をすごしました。

これから宿をチェックアウトして京都駅で朝食をとったあと、一般公開されている京都御所にいってこようとおもっています。

京都、寒いです。
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夜の観光バスツアー

2009-04-26 22:46:19 | 星望★雨読
放送大学の二日目の授業終了後、京都の夜のお寺を視に出かけました。
いったのは青蓮院門跡と高台寺。約3時間の観光バスツアーです。
少し前までは観光バスツアーなんて老人の旅行と思ってバカにしていましたが、還暦を過ぎると、その気楽さに惹かれるようになりました。
今回の参加者は12名。若いバスガイドの後についての見学です。
それが心地よいと思える心境です。

写真はライトアップされた庭園。高台寺です。
昼間とはまったく違った表情をみせます。
小堀遠州の作といわれますが、きっと小堀遠州も想像できなかった美を見せていると思います。
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花山天文台(京都東山)にきています。

2009-04-25 18:31:47 | 星望★雨読
放送大学の面接授業です。
晴れていれば太陽観測だったのですがご覧のように春の嵐(悲)。
建物は80年前の建築で、望遠鏡もレトロでいいのですが....
唯一の救いは放送大学の募集ポスターに出ているモデルさんも一緒に受講していること。
鼻の下を伸ばしています(嬉)!

明日は晴れるとイイな。
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