小生は広島県三次で開催されたロードスター20周年ミーテングにあわせて四国ツーリングにいってしまった為、開催されていた講演会、カフェ等を覗くことが出来ませんでした。
やっと先週の土曜日(9/26)星と風のカフェで開催されていたイベントをふたつ覗くことが出来ました。
「モグラカフェ」と「『顔の見える宇宙図』ビー☆入門編&星と風のカフェ後夜祭」です。
「モグラカフェ」は科学プロデューサ養成コース修了生の保谷彰彦さんが企画した「身近な生きもの-サイエンスカフェ」の最終回です。
「身近な生きもの-サイエンスカフェ」は東京国際科学フェスティバル参加企画の3つのサイエンスカフェです。
① 9月12日(土) 蛾 カフェ
② 9月12日(土) タンポポ カフェ
③ 9月26日(土) モグラ カフェ
タンポポカフェだとブラッドべりの「タンポポのお酒」に絡んだカフェか?とも思えますが、蛾カフェやモグラカフェとなると一般の人には(?)なネーミングでしょうか?
でも(?)を頭に思い浮かべさせることも、認知の第一歩ですのでネーミングとしては成功でしょう。
(昔、新宿に"青蛾"という渋い喫茶店があったな?)
以前、保谷さん自身がレクチャーされた「タンポポカフェ」は参加したことがあります。東京の西北部で生まれ育った小生にとって、いつも身近にあったタンポポが、いつのまにか外来種に覆われている状況に気がつかさせてくれたカフェでした。
モグラカフェ~見えないものへの好奇心~
国立科学博物館研究員の川田伸一郎さんと国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータの蓑田裕美さんのトークの形でカフェは始まりました。モグラは日本に8種、世界中に40種くらいいるそうです。川田さんは世界各地のモグラを捕獲しにあるいているそうです。途中参加者からの質問も多く、それに丁寧に答えている川田さんが印象的でした。
モグラは自宅の庭でもモグラの掘った穴の土が盛り上がったところや、モグラの死骸などを見かけたものですが、いつごろからか見かけなくなりました。(見かけなくなったというより、気にしなくなったということが正確かも?)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b4/64bb9caf3918ca7d8e69ae873d0f6c01.jpg)
モグラの剥製。"ユルキャラ"のカワイイ動物ですね。特にほとんど見えない目と手爪のアンバランスがカワイイ!
ミミズを主食とするモグラ1匹は地下50cmを直線距離で400mのトンネルを掘るほどの生存圏が必要とは驚きました。
地中という海中よりさらに視えない、知らない世界に生息する生き物への関心が向いたカフェでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/b3/8c6f9cb2bd90a5d47afc521dbdf09618.jpg)
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「『顔の見える宇宙図』ビー☆入門編&星と風のカフェ後夜祭」はアスメンのカンガルーさんが企画しました。
2007年に天文学とプラネタリウム(通称:天プラ)の皆さんが国立天文台に企画提案して製作した「一家に一枚、宇宙図」について、
"「宇宙図」を勉強してて解らないところを「宇宙図」の製作者に直接みんなで聞いちゃおう!"
という大胆なコンセプトで企画実現してしまったカフェです。
レクチャーというか参加者の質問を受けたのは「宇宙図」製作者のおひとり、国立天文台で高梨直紘さんです。
カフェの詳細はカンガルーさんのブログをご覧ください。
http://kangaroo-moon.cocolog-nifty.com/blog/uchuzu.html
高梨さんが参加者の質問を「宇宙図」を使いながら説明しているところ。結構突っ込んだ質問が多かったです。
後半は親睦会になりましたが、質問し足りない参加者が高梨さんの前に並ぶという光景も見られました。もうひとり質問に答える先生がいてもよかっかかも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/13/47cf60cfe1f6e21ecc03deb0faa0661d.jpg)
午後6時半すぎ、国際宇宙ステーションが三鷹上空で視えるというので、星と風のカフェ反対側の歩道で参加者全員で観望。木星より明るく輝いて飛行していました。
カフェ参加者への思いがけないプレゼントとなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b8/fceed6f26f78e12067b39a85179c1808.jpg)
小生の今回の収穫。
カンガルーさんがみんなの手拍子に合わせて歌いながら書き上げた、国立天文台の"スーパーてるてる坊主☆ハレアガッタくん"。
ビデオを持ち合わせなかったのが非常に残念に思ったパフォーマンスでした。
次回はビデオで記録したいと思います(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/65/cde7fcff520f642d1d368e80e727daca.jpg)
ふたつのカフェとも企画者の斬新なアイデアと熱意が感じられ、還暦すぎの小生には企画できそうもない、まぶしいほど魅力的なカフェでした。
小生も参加された皆さんも充分満足されたふたつのカフェだと思います。
次回も期待します。