視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

初歩からの微積分(放送大学講座)

2006-12-31 18:02:53 | 放送大学
2006年大晦日。
いつものように海外にも行かず自宅におります。
「何をしているかって?」
今年10月から科目履修した放送大学講座「初歩からの微積分」を勉強をするためです。来年1月28日が試験日です。
昨年からぐんま天文台にかよったりして天文の趣味(?)を再開しはじめましたが、数学の知識不足を感じ微積分の初歩を勉強しようと思った次第。
しかし数学なんて、文系の小生にとって高校2年以来の勉強です。数ⅡBは履修していたものの微積分なんてほとんど記憶がない。
「この授業科目では,高校で微分積分を学んでいることを前提としないで,大学レベルの微分積分を展開する。」と「初歩からの微積分」のシラバスには書いてあります。
10月開講から年末までで13章が終わりました。そして講義では「2階の斉次線形微分方程式」とか「δ-N論法」とかいう言葉が飛び交っております。

実際とても敷居が高い状況です。

年末休み、朝でないと眼が利かないので朝5時前に起きて講義ビデオを見直したりテキストを読んだり、設問に挑戦したりの毎日です。
でも15分もやっていると眠くなる。そのときはさっさとベッドに横になってしまいます。5分でも10分でも仮眠をとります。
「そんなことやっていたらちっとも進まないじゃないか」って?
そのとおりです。でも来年は59歳。定年後時間はたっぷりあります。「今」はそのときの予行練習のつもりでやっています。(と、強気?)
そして飽きたら近所のコーヒーショップにテキストとビデオ講義をminiSD-CARDにいれたW-ZERO3es(最近職場の後輩から譲りうけた)を持っていって続きをやっています。
このコーヒーショップには試験勉強の学生風の人も多く、皆1~2時間以上ねばっているみたいです。小生も気楽に長居しております。
一杯160円のコーヒーで2時間も居座られちゃ、店には迷惑な客ですが・・・・
1月の試験では合格点はとれないかなと少々弱気になってきています。7月の再試験目指しての勉強かな?

今年1年視人庵BLOGを見ていただいてありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。



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師走の京都

2006-12-29 16:17:12 | 
12月27日「師走の京都を見たい」ということで、いつもの日帰りツアーでいってきました。
朝6時前に家を出たときは真っ暗。しかし前日の豪雨のせいか空は珍しく星がきれいにみえていました。
京都にいくといっても、いつもの行き当たりばったりの行程です。
9時過ぎ京都駅について市バスの一日乗車券を買いにバスセンターにいくと泉涌寺のポスターがありました。
「40年くらい前にいったっきり」ということでまずは泉涌寺に決定。
大門から坂下に位置する仏殿はかすかな記憶がありました。昨日の豪雨での落葉を踏みしめながら境内を歩いていきました。ほとんど見学者はいませんでした。
少しは師走の雰囲気をということで次に八坂神社にむかいました。境内は初詣の準備で大忙しです。人は結構出ていますね。
ふらふらと丸山公園のほうにむかうと、いもぼう平野家本家がありました。
だいぶお腹もすいてきたので少しはやいがここで昼食としました。とろろ海苔巻が美味でした。

食事後新京極にむかってぶらぶらとお店を覗きながらあるいていきます。
新京極というと、小生のイメージでは修学旅行生相手のおみやげ屋の店並みでしたが、若者向けの古着屋やシルバーアクセサリーのお店でいっぱいでした。ジーンズの若者だらけでした。
そして足は錦市場にむかいます。ここはまさに師走の賑わいでいつも以上に混んでいます。師走の風物詩でしょう、ラジオの生中継なんていうのもやってたりして・・・・
錦市場にいくといつもよる創業明治15年という老舗青果店[かね松]。(上写真)正月むけの野菜でいっぱいです。2階で野菜中心の昼食を出すようになっていました。今度食べてみようと思います。
そしてもうひとつ、錦市場でよる店、錦もちつき屋。ここでぜんざいを食べて一服するのが慣わしなのですが、昼食がボリウムがあったので今回は断念しました。
さらにぶらぶらと歩いているとくずきりで有名な鍵善にきました。ここで一服。正月限定の七寿づくし(下写真)も購入。

そしてぶらぶらと東本願寺まで歩いて参拝。
京都駅でいつもの鶴屋吉信の柚餅と駅弁、ビールを買ってのぞみに乗り込んだのでした。
途中、名古屋手前から東京までいい気持ちで寝ておりました。

久しぶりにフィルムで写真を撮ろうなんてオールドライカを首からぶら下げていたのですが結局一枚も撮らず。
いつものいきあたりばったりの旅でした。


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サンタさん追跡

2006-12-23 14:15:13 | Weblog
ことしも始まりましたね。

Norad Tracks Santa 2006
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12/16 大佛次郎研究会他

2006-12-17 08:45:04 | 文化
横浜、港の見える丘公園内の神奈川近代文学館ホールで開催された大佛次郎研究会第8回発表会を聞きにいってきました。
お目当ては
①『鞍馬天狗とは何者か』を書き終えて――戦時下の大佛次郎
講演=小川和也 (第1回河上肇賞奨励賞受賞、一橋大学大学院在学)
戦前から戦後を通じて絶大な支持を受けた「国民作家」大佛次郎。だが、戦時下において何を考え、どのように行動したのか。これまで空白であった領域に挑み、戦後の立脚点を明らかにする。
です。
「鞍馬天狗とは何者か」は以前ブログにも書きましたが、
この本は従来あまり眼にすることのなかった,大佛次郎の戦中時の思考や行動、そして小生にとって一番新鮮である終戦直後、東久邇宮内閣に乞われて内閣参与になったときの行動が考察されています。

今回の講演の論点は
1 著書の簡単な紹介
2 大佛次郎の戦争協力と特攻隊の評価
3 「乞食大将」はどのように書かれたか?
でしたが、
特に3の「乞食大将」はどのように書かれたか?
は著書にも書かれておらず、大変興味深いものでした。
「乞食大将」は朝日新聞に連載された小説ですが、1944年9月14日執筆決定ころからの大佛次郎の日記から「レイテ戦、および、特攻隊関連」、「乞食大将」の執筆過程、執筆した「乞食大将」の内容を時系列に表にして、戦争の情報・報道が大佛次郎の心境にいかに影響し、それが「乞食大将」の内容にどのように反映されていったかを分析したものでした。
そこには大佛次郎の戦争観や国家観、あるべき「国民」像とは別の、日々刻々の"当時の日本"の状況に翻弄される大佛次郎の姿が見えてくるようでした。
ぜひこの時代を含め、終戦後の大佛次郎の時代に翻弄される姿をまとめていただきたいものです。

その後、鎌倉へ出て、年内は明日まで開いているという大佛茶廊を訪ねてみました。
大佛次郎が来客用に用意していた家だそうです。大佛次郎の猫好きは有名ですが、さすがに猫の居る家でお客を招くのはチョットということのようです。ここにも猫の置物等が一杯飾ってありましたが・・・・・
土日の昼間しかやっていないのですが、小生が訪ねたときは、案内された部屋にはお客は誰もおず、のんびりと研究会でいただいた資料を読み返していました。
そしてコースターをお土産に買って家をあとにしました。

夜は三鷹ネットワーク大学のアストロノミー・パブに出席。
14日の井の頭公園でのふたご座流星群観望会、(残念ながら雨で観望出来ず)参加のアスメンメンバーとまた飲んでしまいました。(飲み疲れ!)


コメント (1)
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望遠鏡使用資格取得講習会 (65 cm望遠鏡 )

2006-12-07 05:27:06 | 天文関係
12月3日、ぐんま天文台の望遠鏡使用資格取得講習会(65 cm) にいってきました。今回の受講者は4名でした。
昨年同時期、冷却CCDカメラ講習会を受講した時は雪が途中から降ってくるという最悪のコンデションでしたが、今回も上越の山々は雪が降っているようです。(下写真)
今回、使用資格を受講する65cm望遠鏡は一般市民が関東で占有観望出来る公開望遠鏡としては最大級の望遠鏡だとおもいます。(関西では美里天文台の101cm望遠鏡が使用できます)
65cm望遠鏡のスペックはぐんま天文台のホームページをみていただくとして、上写真をみていただくと判るように15cmの副望遠鏡、5cmのガイド望遠鏡が装着されています。
右下の横に伸びている筒はワンダーアイという眼視のための接眼部です。
フレキシブルに動かせるので、観望時に妙な姿勢をとって、腰や首に負担をかけないのはいいですね。
左下の方の頭部の上にある小さな黒いボックスにはフォーカス調整、ワンダーアイを覗いての位置微調整用のボタンがついています。
右上のドームに付いている白い円盤はフラット画像取得用の被写体です。


※ 65cm望遠鏡の操作手順ですが、ほとんどすべての操作はドーム隣の部屋のパソコンからおこないます。

1.sakura(ノートPCの時刻設定ソフト)が駆動中であることを確認(写真なし)

2.望遠鏡駆動システム(Cosmic croser)を起動(下写真)
 スイッチを指さしているのは今回の講師の長谷川さん。
 机上のパソコンは右側がCosmic croser操作用、左側がCCD操作用です。赤いボタンは緊急停止用の非常ボタンです。


3.Cosmic croser操作用パソコンの画面。
 ほとんどすべての望遠鏡操作がここから出来ます。
 カーテンの隙間から65cm望遠鏡が見ています。


4.ドーム操作1
 ・ドームの除湿機をOFFにします。(スイッチはドーム西扉)
 ・ドーム東西にある扉を開放して外気をいれます。
 ・ドーム外の回廊に出てみると快晴です。講習会で晴れたのは初めてです。
  それにしても寒い!


5.ドーム操作2
  ・ドームスリットの開閉はリモコンのハンドセット(下写真)でおこないます。
  ・(注意)ドームスリットをあけるまでは望遠鏡ふたは閉めたままにしておくこと!
6.天体導入
 ・Cosmic croser操作用パソコンの画面でおこないます。
 ・「自動導入」を選択
 ・座標を入力しての導入
  「標準データ」リストから基本的な天体も選択できます。


 
7.フォーカス
 望遠鏡の鏡筒についているハンドボックス(黒い箱)でワンダーアイを覗きながら操作。
 望遠鏡の鏡筒についているボックス(下写真)にフォーカスのデジタルカウンター(下写真では見にくいですが手前のトグルスイッチの横にあります)がついていますので操作は楽です。
 

8.CCDカメラ (CCD camera) AP8
視野 10分角 (0.6"/pixel) 画素数 1024 × 1024 です。
(フィルター U, B, V, R, I (Bessel), g', r', i', z' (Gunn), ND, Hα, Hβ HeII, [OIII], [SII], 他,彗星輝線に対応するもの。)

水冷です。冬であれば-45℃、夏であればー38℃くらいまで下がります。


9.バランスウエイト調整
 CCD撮影装置や分光器を付け替えるときは、バランス用ウエイトを移動します。
 (赤、緑のボタン)現在はワンダーアイにセットされています。


10.CCD PC起動
 このパソコンですべての操作をおこないます。
 フォーカスの調整は天頂方向に望遠鏡を向けてRバンド、Iバンドでフォーカスあわせの撮像。最低3点(星)のフォーカスを確認すること。
 取得したデータはサーバーに送ってそこから他メディアに移動とのこと。
 実際に天頂方向の星を撮像してフォーカスを合わせています。


小型低分散分光器 (GCS)です。これを使用しての観測に期待しています。


講習を受講した後の操作検定に合格すると下写真の使用資格証がもらえました。
実際に借用するには観測計画書を提出して、審査で合格しないと借りられません。
でもこれだけの環境を一晩(22時ー30時)2000円(平成18年度現在)で使用できるのは魅力です。
さて、観測計画をたてなければ・・・・


(参考)
ぐんま天文台の「深夜の占有利用」についてはここをご覧ください。
「平成18年度望遠鏡使用資格取得講習会 実施要領」についてはここをご覧ください。

(参考 受講記録)
観察用望遠鏡A講習会(2005/07/10)

観察用望遠鏡B講習会(2005/09/02)

観察用望遠鏡C講習会(冷却CCDカメラ講習会)(2005/12/05)


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